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4.きっぱりと
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高月の地元の駅で待ち合わせをして、高月の家に行く約束だったので、宮咲は駅で高月を待っていた。改札前は混雑が酷いので、少し離れた割と人の少ない場所で。
ぼんやりと人の流れを眺めていた時に、見覚えのある人を見つけてしまった。
唯香だ。しかも目が合ってしまった。唯香がこちらにやってくる。
こっちに来ないでくれと思うのに、唯香は遠慮なしだ。
「宮咲君だよね?」
「あー、どうも」
「高月と待ち合わせ?」
「まぁ、そうだけど」
ここは高月の地元の駅だ。それに言い訳する必要もないと思った。
「ねぇ。もしかして高月と付き合ってる?」
思いもしないひと言に、目を見開き驚いてしまった。咄嗟の誤魔化しができなかった。
「やっぱり。友達なんて嘘でしょ。インスタ見てて怪しいと思ってて、こないだ会ってわかっちゃった」
宮咲が固まって何も言えずにいると、唯香は嫌味な笑みを浮かべた。
「お願いだから高月と別れてよ。私の方が長く高月のこと好きなんだから。高月と会うために高月お気に入りのカフェにも通ってんの。やっと会えたと思ったら邪魔な奴と一緒だったし、ムカついちゃった」
唯香こいつ、高月のインスタを逐一チェックして、カフェにも通って、軽いストーカーだろ。
「でもあんたなら、勝てそう」
勝つとか、負けるとか、そんなものはない。
(わかった。こいつ、高月と俺が付き合ってるって知ってて張り合うために、俺の前で高月にベタベタしたり、あんなインスタ投稿したんだろ!)
初対面だった唯香の宮咲を見る視線は冷たかったし、言葉も辛辣なものばかりだった。その理由はきっとこれだと宮咲は合点がいく。
「高月もそろそろあんたに飽きたんじゃない?」
まさか、高月に限ってそんなこと……。
「なんとか言ったら?」
このクソアマ……。
「宮咲と唯香?! 偶然会ったのか?!」
そこに高月がやってきた。高月は二人が一緒にいる状況を見て驚いている。
「あ! 高月ーっ!!」
唯香は馴れ馴れしく高月の腕をポンと叩いた。
「昨日は楽しかったね! ごめんねー、高月んちに朝まで居ちゃってさ」
超笑顔。さっきまでブッサイクな顔でこっちを睨んでたくせに。
「いーよいーよ、親が旅行でいなかったから丁度よかったし」
「ありがと。高月の寝顔可愛かったぁ」
「そういうこと言うのやめろ」
「照れないでよー」
なんなんだこの二人の会話……。高月は俺の恋人なのにとイライラがつのる。
「今度は逃げないでキスしてねっ」
高月に顔を近づける唯香。
「するかバカ!」
高月はそれを制する。
んー? 二人は昨日キスしようとしたのかな……。これは、一体何を見せつけられているのだろう。
「昨日のことインスタにあげたらね、友達に高月と付き合ってるのって言われちゃった!」
昨日のインスタ。森田が教えてくれたあの高月&唯香のツーショット写真のことだろう。確かにあれを見たら皆そう思うだろう。
「は? なんで?」
「えー、わかんない」
高月は即座にスマホを取り出して、インスタを見始めた。
「おい、唯香。なんだよコレ」
高月の声色が変わった。もしかして怒ってる……?
高月は、今初めて唯香のインスタを見たようだ。
「え? なに……?」
「これ、今すぐ消せ」
高月の低く冷たい声。
「え……」
「こういう投稿するのやめろ。お前のせいで間違った噂が立つだろ」
「いいじゃん、インスタぐらい好きにさせてよ」
「昨日は俺らの他にあと四人いただろ? なんでそいつら一緒に載せないの?」
同窓会の後、高月の家に来たのは唯香だけではなかったのか。
「なんとなく他にいい写真なくて……」
「わざとだろ。はっきり言うけど、俺、お前とは付き合う気なんてねぇから。高校の頃も俺、言ったじゃん。お前に興味ないって」
唯香は高校の頃、高月に振られてたのか。
「それでも友達でいたいっつーから、友達続けてたけど、無理ならやめようぜ」
「高月、そんな……」
「今度やったら許さない。もうやめろよ」
「う……」
「それから、宮咲にウザ絡みすんなよ。また何か言ったのか?! ほんと最低だな。お前のせいで俺が宮咲に嫌われたら一生恨むからな!」
唯香は泣きそうだ。それなのに高月は「宮咲っ、行くぞっ」と唯香をひとり置き去りにして、歩いていく。
(高月。お前、俺のために怒ってくれたのか……?)
「あー! ムカつくなあの女っ!」
高月は家へと向かう道すがら、まだ唯香のしたことを怒っている。
「今度また嫌がらせされたら俺に言えよ? 我慢するな。さっきのお前、あんな辛そうにして……」
高月は気づいてたのか。高月が来てくれたから良かったものの、さっきのはさすがに耐えられなかったかもしれない。
「決めた。唯香が来る同窓会には俺はもう行かないっ」
「高月……」
「俺もうあいつに会いたくないし、また面倒に巻き込まれたくない。あんな投稿を宮咲に見られたら……。てか、もしかして唯香のインスタ、宮咲も見たのか?」
心配そうな高月。
「うん。見た。森田が『高月の彼女じゃないか』って俺に見せてきて……」
宮咲は頷いた。嘘をついても仕方のないことだ。
「マジか。あんなの見たら宮咲、誤解するよな……。俺、唯香とはなんでもないから」
「わかってるよ」
唯香となんでもないことはわかった。あれは唯香の「高月は私の彼氏匂わせ投稿」だろう。だって高月はこんなに怒ってくれて、唯香と縁を切ろうとしてくれているのだから。
「あの……さっきの唯香って子に『高月と付き合ってるのか』って言われて、急だったから否定出来なかった。ごめん……高月」
二人が付き合っていることは誰にも内緒にしているのに、宮咲は誤魔化しきれなかった。そのせいで唯香にバレてしまったことを高月に謝った。
「あー、それでいいよ。あいつ、しつこいから俺には恋人がいるって知っててもらいたい。つーか、あいつ、知っててあんなことしてたのか?! マジ最低だな」
高月は宮咲を責めてこなかった。それどころか『それでいい』なんて優しい言葉をくれた。
街の喧騒から離れ、辺りはもう暗い。
「あの、ありがとう。高月」
そっと高月に手を伸ばしてみる。小指で、高月の小指を突っついてみる。
高月は、小指を絡めてきたあと、そっと手を繋いできた。
初めてだ。
高月とこんなことするなんて——。
高月の手はとても温かくて心地よい。
しばらく二人、無言のまま手を繋いで歩いていく。
「あ、あのさ、そういえばお前に言い忘れてたんだけど……」
沈黙の後、高月がぽつり話しだした。
「うん。なに?」
「今日……というか昨日からウチの親父達、旅行に行ってて家に居ないんだよ」
ああ。そういえばさっき唯香と話をしている時にもそのような話をしていたなと思い出した。
「あの……だから……ウチに泊まってく?」
「えっ?」
どういう意味だ……?
泊まったら、まさか高月と一緒に寝ることになるのか?!
忘れかけていた宮咲の妄想が迷走を開始する。
「お前に悪いことはしないからっ。す、少しでも長く一緒にいられたら嬉しいなと思って」
そういうことか。あの高月が宮咲を何かをしようなんて思うわけがない。
「いいよ、俺も高月と一緒にいたいから」
「マジで? ありがとう……」
高月は喜んでいるが、宮咲も同じくらい嬉しい。
なんでもなくたって、高月と過ごす初めての夜になるのだから。
ぼんやりと人の流れを眺めていた時に、見覚えのある人を見つけてしまった。
唯香だ。しかも目が合ってしまった。唯香がこちらにやってくる。
こっちに来ないでくれと思うのに、唯香は遠慮なしだ。
「宮咲君だよね?」
「あー、どうも」
「高月と待ち合わせ?」
「まぁ、そうだけど」
ここは高月の地元の駅だ。それに言い訳する必要もないと思った。
「ねぇ。もしかして高月と付き合ってる?」
思いもしないひと言に、目を見開き驚いてしまった。咄嗟の誤魔化しができなかった。
「やっぱり。友達なんて嘘でしょ。インスタ見てて怪しいと思ってて、こないだ会ってわかっちゃった」
宮咲が固まって何も言えずにいると、唯香は嫌味な笑みを浮かべた。
「お願いだから高月と別れてよ。私の方が長く高月のこと好きなんだから。高月と会うために高月お気に入りのカフェにも通ってんの。やっと会えたと思ったら邪魔な奴と一緒だったし、ムカついちゃった」
唯香こいつ、高月のインスタを逐一チェックして、カフェにも通って、軽いストーカーだろ。
「でもあんたなら、勝てそう」
勝つとか、負けるとか、そんなものはない。
(わかった。こいつ、高月と俺が付き合ってるって知ってて張り合うために、俺の前で高月にベタベタしたり、あんなインスタ投稿したんだろ!)
初対面だった唯香の宮咲を見る視線は冷たかったし、言葉も辛辣なものばかりだった。その理由はきっとこれだと宮咲は合点がいく。
「高月もそろそろあんたに飽きたんじゃない?」
まさか、高月に限ってそんなこと……。
「なんとか言ったら?」
このクソアマ……。
「宮咲と唯香?! 偶然会ったのか?!」
そこに高月がやってきた。高月は二人が一緒にいる状況を見て驚いている。
「あ! 高月ーっ!!」
唯香は馴れ馴れしく高月の腕をポンと叩いた。
「昨日は楽しかったね! ごめんねー、高月んちに朝まで居ちゃってさ」
超笑顔。さっきまでブッサイクな顔でこっちを睨んでたくせに。
「いーよいーよ、親が旅行でいなかったから丁度よかったし」
「ありがと。高月の寝顔可愛かったぁ」
「そういうこと言うのやめろ」
「照れないでよー」
なんなんだこの二人の会話……。高月は俺の恋人なのにとイライラがつのる。
「今度は逃げないでキスしてねっ」
高月に顔を近づける唯香。
「するかバカ!」
高月はそれを制する。
んー? 二人は昨日キスしようとしたのかな……。これは、一体何を見せつけられているのだろう。
「昨日のことインスタにあげたらね、友達に高月と付き合ってるのって言われちゃった!」
昨日のインスタ。森田が教えてくれたあの高月&唯香のツーショット写真のことだろう。確かにあれを見たら皆そう思うだろう。
「は? なんで?」
「えー、わかんない」
高月は即座にスマホを取り出して、インスタを見始めた。
「おい、唯香。なんだよコレ」
高月の声色が変わった。もしかして怒ってる……?
高月は、今初めて唯香のインスタを見たようだ。
「え? なに……?」
「これ、今すぐ消せ」
高月の低く冷たい声。
「え……」
「こういう投稿するのやめろ。お前のせいで間違った噂が立つだろ」
「いいじゃん、インスタぐらい好きにさせてよ」
「昨日は俺らの他にあと四人いただろ? なんでそいつら一緒に載せないの?」
同窓会の後、高月の家に来たのは唯香だけではなかったのか。
「なんとなく他にいい写真なくて……」
「わざとだろ。はっきり言うけど、俺、お前とは付き合う気なんてねぇから。高校の頃も俺、言ったじゃん。お前に興味ないって」
唯香は高校の頃、高月に振られてたのか。
「それでも友達でいたいっつーから、友達続けてたけど、無理ならやめようぜ」
「高月、そんな……」
「今度やったら許さない。もうやめろよ」
「う……」
「それから、宮咲にウザ絡みすんなよ。また何か言ったのか?! ほんと最低だな。お前のせいで俺が宮咲に嫌われたら一生恨むからな!」
唯香は泣きそうだ。それなのに高月は「宮咲っ、行くぞっ」と唯香をひとり置き去りにして、歩いていく。
(高月。お前、俺のために怒ってくれたのか……?)
「あー! ムカつくなあの女っ!」
高月は家へと向かう道すがら、まだ唯香のしたことを怒っている。
「今度また嫌がらせされたら俺に言えよ? 我慢するな。さっきのお前、あんな辛そうにして……」
高月は気づいてたのか。高月が来てくれたから良かったものの、さっきのはさすがに耐えられなかったかもしれない。
「決めた。唯香が来る同窓会には俺はもう行かないっ」
「高月……」
「俺もうあいつに会いたくないし、また面倒に巻き込まれたくない。あんな投稿を宮咲に見られたら……。てか、もしかして唯香のインスタ、宮咲も見たのか?」
心配そうな高月。
「うん。見た。森田が『高月の彼女じゃないか』って俺に見せてきて……」
宮咲は頷いた。嘘をついても仕方のないことだ。
「マジか。あんなの見たら宮咲、誤解するよな……。俺、唯香とはなんでもないから」
「わかってるよ」
唯香となんでもないことはわかった。あれは唯香の「高月は私の彼氏匂わせ投稿」だろう。だって高月はこんなに怒ってくれて、唯香と縁を切ろうとしてくれているのだから。
「あの……さっきの唯香って子に『高月と付き合ってるのか』って言われて、急だったから否定出来なかった。ごめん……高月」
二人が付き合っていることは誰にも内緒にしているのに、宮咲は誤魔化しきれなかった。そのせいで唯香にバレてしまったことを高月に謝った。
「あー、それでいいよ。あいつ、しつこいから俺には恋人がいるって知っててもらいたい。つーか、あいつ、知っててあんなことしてたのか?! マジ最低だな」
高月は宮咲を責めてこなかった。それどころか『それでいい』なんて優しい言葉をくれた。
街の喧騒から離れ、辺りはもう暗い。
「あの、ありがとう。高月」
そっと高月に手を伸ばしてみる。小指で、高月の小指を突っついてみる。
高月は、小指を絡めてきたあと、そっと手を繋いできた。
初めてだ。
高月とこんなことするなんて——。
高月の手はとても温かくて心地よい。
しばらく二人、無言のまま手を繋いで歩いていく。
「あ、あのさ、そういえばお前に言い忘れてたんだけど……」
沈黙の後、高月がぽつり話しだした。
「うん。なに?」
「今日……というか昨日からウチの親父達、旅行に行ってて家に居ないんだよ」
ああ。そういえばさっき唯香と話をしている時にもそのような話をしていたなと思い出した。
「あの……だから……ウチに泊まってく?」
「えっ?」
どういう意味だ……?
泊まったら、まさか高月と一緒に寝ることになるのか?!
忘れかけていた宮咲の妄想が迷走を開始する。
「お前に悪いことはしないからっ。す、少しでも長く一緒にいられたら嬉しいなと思って」
そういうことか。あの高月が宮咲を何かをしようなんて思うわけがない。
「いいよ、俺も高月と一緒にいたいから」
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