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2.こんなところでダメだよ ※

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 次の日の放課後。僕は体育倉庫で体操用のマットの上に転がされ、縄跳びで後ろ手に両腕を縛られていた。
 もちろん下半身はいつも通りすっぽんぽん。しかも今回はそれだけじゃない。意地悪な鈴木は変なオモチャを持参してきて、僕のアナルの中へとそれを突っ込んだ。

「やだ、抜いてよ、何コレっ」
「大丈夫。気持ちよくなるだけだから」

 両手が使えないから、自分で引き抜くことができない。鈴木がその変なオモチャのスイッチを入れるとヴィーンとそれが僕の中で振動し始めた。
 そこからジワジワと妙な感覚が広がっていく。

「佐藤のいいところ、ここかな」
「あぁっ!」

 鈴木がオモチャをグリグリ動かす。どうやら僕を気持ちよくさせようとしているみたいだ。
 振動するオモチャが、ぼくのいいところに当たってる。ぐわーっと快感の波が押し寄せてくる。やばい。絶対にやばい。

「んうっーっ!!」

 僕はガクガクと足を震わせて果てた。すごいよこれ、中だけでイった。すごく気持ちいい。

「どう? 女の子になったみたい?」
「はひっ……?」

 鈴木は女の子が好きなのかな。だったら僕なんかセフレにする必要ないのに。

「こっちも出してって言ってるみたい。可愛い」

 鈴木は僕のモノに手を伸ばしてきた。限界まで張りつめていたからちょっと刺激を受けただけでイってしまいそうだ。

「あっ、だめだよ、そんなことしないで、やめてって!」

 鈴木が僕のモノを咥えて唇で扱くから僕はたまらず声を上げた。鈴木の綺麗な唇が僕で汚れてしまうなんて申し訳ないと思ったからだ。

「こら、静かにしろ。声出すな、バレるだろ」

 僕のモノから一旦唇を離して、僕を注意してから鈴木はまたフェラチオを開始した。

「んっ、んんっーっ!!」

 鈴木の言うとおりだ。体育館では部活動が行われており、まさかこんなところで鈴木と僕がヤッてるとは誰も思うまい。
 だけど僕があんあん声を出してしまったら台無しだ。変な声が聞こえてしまったら鈴木とセックスしていることがバレてしまう。

 やばい。鈴木のフェラが気持ちよすぎる。さらに後孔にはオモチャがブルブルと振動を続けている。こんな状況耐えられそうにない。このままじゃ僕は鈴木の口の中に……!
 それが嫌で身を捩るけど、縛られた腕では抵抗しようにもない。

「ん~~~っ!」

 やってしまった。鈴木の中に白濁を放ってしまった。

 鈴木はゴクリ、と僕の放ったそれを飲み干す。それを見て僕は驚愕する。

「すっ、鈴木、そんなものを……。ダメだよ吐き出して」
「佐藤の出したものだから美味しいよ」

 いや、断じてそんなことはない。

「ごめんね,これ、引き抜くね」
「あああっ」

 じゅぽんっと、僕のアナルからブルブル振動していたものが取り出されたと思ったら、今度は鈴木が自分自身のガッチガチに屹立したものを差し込んできた。
 僕の中はさっきからイき続けておかしくなっているというのに。

「鈴木っ、やばいよ、気持ちいい、あっ、頭おかしくなるっ」
「可愛いな、佐藤は」
「あっ、あっ、激しっ、もう壊れるっ、壊れちゃうよ!」
「壊れない。ちゃんと大事にするから」

 そうして鈴木の激しいセックスが終わったあと、いつもどおり丁寧に処理される僕。でも両腕を縛っている縄跳びだけは外してくれなかった。

「鈴木、これも取って」
「んー? なんのこと?」

 鈴木は意地悪だ。なんのことってわかってるクセに。

「佐藤。キスしていい?」
「えっ、ダメだって!」
「フェラしたあと、ちゃんと綺麗にしたから」
「違うよ、そういうことじゃなくて!」

 抵抗したのに鈴木にキスされてしまった。そのまま鼻をつままれ、息が出来なくなって僕が口を開けると中まで蹂躙された。
 クチュクチュといやらしい音を立てて、鈴木の舌で汚される。

 あ。僕の唯一のプライドが……。

 キスだけはちゃんとした恋人とだけしようと思ってたのに……。

 悔しくて、情けなくて涙が出てきた。こんな僕の小さなプライドすら、鈴木に犯されてしまった。

「えっ? 佐藤? 泣いてる?」

 僕の異変に気がついた鈴木がキスをやめた。慌てて僕を縛っている縄跳びも解いてくれた。

「酷いよ……嫌だって言ったのに……!」
「何が嫌だったの? フェラ? それともオモチャ?」

 鈴木は的はずれなことばかり言っている。

「キスに決まってるだろ? 僕はずっとキスだけはちゃんとした恋人としかしないって決めてたのに!」
「えっ……」

 鈴木が固まっている。こんなに青ざめた顔をする鈴木を初めて見た。

「なのに、鈴木が……ヒクッ。嫌だって言ったのに……」

 僕はしゃくりあげながらも鈴木に訴える。

「ごめん。俺、そんなこと知らなかったから……」

「ばか! 鈴木のばか!」

 僕はたまらず体育倉庫から走り出した。
 まさか体育倉庫に人がいるなんて思わなかったらしく、バレーボール部のみんなは僕を見て目を丸くしていたけど構わない。

 とにかく鈴木から離れたかった。
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