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17.ヒート ※
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「はぁっ……はぁ……」
熱い。身体が猛烈に熱い。
熱にやられて頭がクラクラする。もうベッドから起き上がることは困難だ。
夕方くらいから熱が上がっていることには気がついていた。そのため動けるうちに湯浴みして身体を綺麗にして、ベッドで巣作りを始めたのだ。
でも服を集めている途中からダメだった。きちんと作らないと赤ちゃんが安心しておりて来ないと頑張ろうとしたのに、結局ぐちゃぐちゃのまま、ヒートに突入してしまった。
「助けて……!」
シグルドの服の山の中に身を潜めて、どんどんと湧き上がってる劣情に必死で耐える。
焼けるように熱い下半身の欲望を発散させようと勝手に腰が揺れる。自慰しないようにと思っても、身体が刺激を求め、自然と前の昂りをベッドのシーツに擦りつけてしまう。
「あっ、あっ……」
じわぁ、と下着とズボンが濡れるのがわかった。無意識のうちに下から愛液が漏れてしまったのだ。
漏らしてしまったことが恥ずかしい。こうならないように事前に下半身裸になってそこに汚してもいいタオルを当てておいたり、下着とズボンの替えを近くに置いておかなければならなかったのに。
びしょ濡れになった下半身をなんとかしなきゃと思うのに、うまく身体が動かない。本能は次に前で達することを求めていて、今すぐ射精したくてたまらない。
「はぁっ……ふぅ……あっ、ぁぁん……っ」
ダメだ。我慢できない。手が下着の中、自分の昂りに伸びていって、そのまま握り込む。そこへ刺激を与えたくて仕方がない。
「あっ、あっ、出ちゃう、出ちゃう。いっ、いくぅ……っ!」
達してはダメだ、さらに周囲を汚してしまうと思っているのに抗えない。
シグルドの服を汚すことだけはなんとしても避けなければならないと、昂りを握る手とは反対のもう片方の手でベッドのはしっこへとシグルドの服を乱雑に追いやっていく。
「やだぁ……やだぁ……っ」
涙目になって、頭を左右に振って嫌だ嫌だと抵抗しても、昂りの先端からは透明な液が溢れてきて、後ろからもまたじんわり愛液が出て、また下着が汚れた。
「リオルっ!」
勢いよく寝室のドアが開けられると同時に、リオルが待ち望んでいた人の声が聞こえた。ドアのほうを振り返る余裕もないが、この声をリオルが間違えるはずがない。シグルドの声だ。
「リオル、大丈夫かっ?」
シグルドはベッドに駆け寄ってきてすぐにリオルの頬を撫でた。
「これはすごい……オメガのヒートを初めて見た……」
「しっ、しぐっ……シグルド……っ」
リオルの目の前にいる人はアルファだ。シグルドからアルファのフェロモンを感じて、それだけでリオルの腰が揺れる。
「はぁっ、はぁっ、すぐに挿れて……欲しい、今すぐ欲しい……っ」
すがるようにシグルドに訴える。体裁なんて繕っていられない。早くこの苦しみから解放されたくて仕方なかった。
「これは想像以上だ……すごいオメガの匂いがするし、リオルが、こんなに乱れて……」
「シグルドの服っ……どかしてぇ……汚れちゃう、僕の汚いもので汚しちゃうのやだぁ……っ」
リオルはジタバタしてオメガの巣をめちゃくちゃに破壊していく。こんなみっともない巣を見られるなんてオメガの恥だが、そんなことはどうでもいいと思うくらいに身体が熱くて仕方がなかった。
「大丈夫、大丈夫だから。そんな小さなことを気にするな。俺の服なんてどうでもいい。いくらでも汚してくれていい」
「やだぁっ……やだ……あっ! 出るっ、出るっ、見ないで! シグルドみないでぇぇ……」
シグルドが来たことで、アルファのフェロモンを感じとり、本能がアルファを求める。アルファの雄の匂いを嗅いだだけで達してしまいそうになる。
「ダメっ、いっちゃう、いっちゃう、あぁぁぁっ!」
シグルドの目の前で自慰なんてしたくないのに、リオルは盛大に白濁を放った。
こんな恥ずかしいところをシグルドに見られてしまった。こんな卑猥な妻を見て、シグルドは嫌悪感を抱くに違いない。
熱い。身体が猛烈に熱い。
熱にやられて頭がクラクラする。もうベッドから起き上がることは困難だ。
夕方くらいから熱が上がっていることには気がついていた。そのため動けるうちに湯浴みして身体を綺麗にして、ベッドで巣作りを始めたのだ。
でも服を集めている途中からダメだった。きちんと作らないと赤ちゃんが安心しておりて来ないと頑張ろうとしたのに、結局ぐちゃぐちゃのまま、ヒートに突入してしまった。
「助けて……!」
シグルドの服の山の中に身を潜めて、どんどんと湧き上がってる劣情に必死で耐える。
焼けるように熱い下半身の欲望を発散させようと勝手に腰が揺れる。自慰しないようにと思っても、身体が刺激を求め、自然と前の昂りをベッドのシーツに擦りつけてしまう。
「あっ、あっ……」
じわぁ、と下着とズボンが濡れるのがわかった。無意識のうちに下から愛液が漏れてしまったのだ。
漏らしてしまったことが恥ずかしい。こうならないように事前に下半身裸になってそこに汚してもいいタオルを当てておいたり、下着とズボンの替えを近くに置いておかなければならなかったのに。
びしょ濡れになった下半身をなんとかしなきゃと思うのに、うまく身体が動かない。本能は次に前で達することを求めていて、今すぐ射精したくてたまらない。
「はぁっ……ふぅ……あっ、ぁぁん……っ」
ダメだ。我慢できない。手が下着の中、自分の昂りに伸びていって、そのまま握り込む。そこへ刺激を与えたくて仕方がない。
「あっ、あっ、出ちゃう、出ちゃう。いっ、いくぅ……っ!」
達してはダメだ、さらに周囲を汚してしまうと思っているのに抗えない。
シグルドの服を汚すことだけはなんとしても避けなければならないと、昂りを握る手とは反対のもう片方の手でベッドのはしっこへとシグルドの服を乱雑に追いやっていく。
「やだぁ……やだぁ……っ」
涙目になって、頭を左右に振って嫌だ嫌だと抵抗しても、昂りの先端からは透明な液が溢れてきて、後ろからもまたじんわり愛液が出て、また下着が汚れた。
「リオルっ!」
勢いよく寝室のドアが開けられると同時に、リオルが待ち望んでいた人の声が聞こえた。ドアのほうを振り返る余裕もないが、この声をリオルが間違えるはずがない。シグルドの声だ。
「リオル、大丈夫かっ?」
シグルドはベッドに駆け寄ってきてすぐにリオルの頬を撫でた。
「これはすごい……オメガのヒートを初めて見た……」
「しっ、しぐっ……シグルド……っ」
リオルの目の前にいる人はアルファだ。シグルドからアルファのフェロモンを感じて、それだけでリオルの腰が揺れる。
「はぁっ、はぁっ、すぐに挿れて……欲しい、今すぐ欲しい……っ」
すがるようにシグルドに訴える。体裁なんて繕っていられない。早くこの苦しみから解放されたくて仕方なかった。
「これは想像以上だ……すごいオメガの匂いがするし、リオルが、こんなに乱れて……」
「シグルドの服っ……どかしてぇ……汚れちゃう、僕の汚いもので汚しちゃうのやだぁ……っ」
リオルはジタバタしてオメガの巣をめちゃくちゃに破壊していく。こんなみっともない巣を見られるなんてオメガの恥だが、そんなことはどうでもいいと思うくらいに身体が熱くて仕方がなかった。
「大丈夫、大丈夫だから。そんな小さなことを気にするな。俺の服なんてどうでもいい。いくらでも汚してくれていい」
「やだぁっ……やだ……あっ! 出るっ、出るっ、見ないで! シグルドみないでぇぇ……」
シグルドが来たことで、アルファのフェロモンを感じとり、本能がアルファを求める。アルファの雄の匂いを嗅いだだけで達してしまいそうになる。
「ダメっ、いっちゃう、いっちゃう、あぁぁぁっ!」
シグルドの目の前で自慰なんてしたくないのに、リオルは盛大に白濁を放った。
こんな恥ずかしいところをシグルドに見られてしまった。こんな卑猥な妻を見て、シグルドは嫌悪感を抱くに違いない。
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