28 / 69
九月 親衛隊はひとりしか推せないルール
5.
しおりを挟む
「なぁ、安居院はどんな人がタイプなんだ? 安居院の好きになったのはどんな感じの人?」
こんなすごい男は一体どんな人に惹かれるんだろう。
安居院に「俺の好みなんて興味あんの?」と前置きされたが、安居院は笑顔で答えてくれる。
「俺が好きな人は、目が合うと少し俺に笑ってくれるんだ」
安居院はその場で足を止め、真正面から吉良の目をじっと見つめてくる。
「身長は、そうだなぁ……俺より10センチは低いから、172センチくらいかな」
安居院は吉良の頭をぽんぽんと優しく叩く。
「見た目は、すごく平凡だ」
安居院は吉良の頬をそっと撫でる。
「そしてすごく優しい。誰も彼も傷つけないようにして生きてるのかな」
安居院は吉良の顔を見て微笑んだ。
「でも、そろそろ周りを傷つけることになっても、一人を『選んで』もいいんじゃないかなとも思う。吉良も誰も好きにならないって予防線を張ってるの?」
「いや、俺は別にそんなつもりはなくて……」
安居院の好みの話をしていたのに、いつの間にか吉良の話にすり替わっているような……。
「じゃあ好きな人、いないのか?」
吉良は少し視線を落とす。自分の気持ちがまだはっきりとわからないから、安居院の質問にうまく答えられない。
「だったら、今日だけ。いや、今だけ、俺と恋人ごっこしないか?」
「恋人ごっこ?! なんだよそれ……」
恋愛できない奴が慰め合おうって話か?!
「吉良がやめろって言ったらやめるから」
安居院はそう言い、不意に吉良を抱き締める。
「おいっ……!」
咄嗟に抗おうかと思ったが、吉良を抱き締めている安居院はどこか必死で、苦しそうにも思えてきて突き放せない。
「吉良。ありがとう。俺、今日のことずっと忘れないから。俺が俺らしくいられた一日のこと、吉良と二人で笑い合えた今日のこと、こうして吉良をぎゅっとできた今この瞬間のこと、全部忘れない」
安居院は抱き締める手に少し力をこめてきた。吉良を離すまいとするかのように。
「吉良のこと、忘れたくない……」
安居院はすごく苦しそうだ。
重圧に押し潰されないように頑張ってきた安居院を励ます気持ちで、安居院の背中をぽんと優しく叩いてやる。それに呼応するように安居院は少し身体を離して、吉良の顔を愛おしげな目で見つめてきた。
すごく緊張する。安居院との距離が近すぎる。この距離って、このシチュエーションって、恋人同士だったらロマンチックに見つめ合ってキスするくらいの距離感だ。
「もう少しだけ、恋人ごっこを続けてもいい?」
耳元で囁くように言われ、安居院はそのまま唇を吉良の唇へと近づけて——。
その瞬間。吉良のスマホがポケットの中で振動する。
その振動にビクッと身体が反応し、安居院から離れる。鳴り止まない振動に、吉良の視線は安居院からすっかりポケットのスマホへと移る。
「ごめん、電話だ」
スマホを取り出す吉良の手を、安居院は「でるなよ、無視しろ」と咄嗟に掴んできた。
「た、楯山だ。すぐ終わる、どうせ大した用事じゃないから」
安居院から距離をとり、「もしもし」と楯山からの電話に出る。
『吉良。久しぶり』
いや、昨日会ったばかりだろとツッコミを入れ、楯山と話しながらも、さっきまでのことで吉良の心臓は高鳴ったままだ。
楯山からの電話がなかったら、俺はあのままどうなっていたんだろう。
安居院を跳ねのけられたのかな……。
恋人でも、なんでもない奴とただのごっこ遊びで俺は——。
『吉良? どうした?』
会話がうわの空になっていたのに気がついたのか、楯山が訝しがっているようだ。
「ごめん、まだ部屋に戻ってなくて……」
『え?! こんな時間までどこで何してんだよ!』
「もう戻る。もう帰るとこだから」
楯山との会話を早々に終わらせる。そして安居院の姿を探そうとすると、安居院は吉良のすぐそばにいた。
「俺、寮に帰るまでは吉良の恋人だ。だから、嫉妬してもいいか?」
嫉妬……?
「他の男と話すのは許せない。雰囲気をぶち壊されてマジで楯山が許せない。吉良、お前には一体何人親衛隊がいるんだよ……」
学校一の親衛隊数だと噂される、さらには許婚候補が三人もいる安居院が何を言うか。
「お前を攫さらって、吉良と二人でこのまま遠くへ逃げたいよ。お前さえ手に入るなら、俺は全てを捨ててもいいのに」
やめろよ、そういうこと言うの! ドキドキするから!
「そうだな。恋人だったらそんなこと言われたらきっと嬉しいはずだな」
安居院は何がしたいんだ?! こんなに恋人ごっこに張り切ることもないだろ。
「吉良は俺のこと、どう思う?」
「どうって……」
「俺は、お前の一番になれる? それともまるで俺に興味はない?」
「バカなこと言うな」
安居院は何を言い出すんだ。これじゃまるで——。
「吉良は俺のこと、好き?」
安居院の真剣な眼差しにとらわれ、動けない。
これは、告白か——?!
吉良は慌てて安居院から目を逸らす。安居院の言葉が本気に思えてしまう。恋人ごっこをしているだけなのに。
「あ、安居院の恋人になる奴は幸せだな」
「え……?」
「許婚候補の三人も、お互いの家のためってこともあるんだろうが、今どきそれだけじゃ結婚なんて決めないよ。きっとお前に惚れたんだろ」
「まさか」
まさかなんて謙遜か? お前はかなりの男前だろ。
「間違いないよ。だから、同じくらい安居院も好きになれるといいな。その許婚候補のこと」
吉良が安居院を見ると、安居院はすごく複雑な表情をしていた。
「それが吉良の答えか」
安居院はうなだれ、「わかってたよ」と小さく溜め息をついた。
「吉良がそう言うなら、俺、結婚を決めようかな……」
なんで安居院はそんな寂しそうな顔をするんだよ……。
はぁ、もう真剣に恋人ごっこをするのはやめてくれ。無駄にドキドキするから!
◆◆◆
安居院と別れて、楯山のいない寮の部屋にひとりきり。吉良は安居院のことをなんとなく思い出していた。
安居院は密かに好きな人の親衛隊に入ったと言っていた。そして今日、吉良に向けられた安居院からのたくさんの好意。
もしかして、安居院は俺の親衛隊なのか……?
まさかとは思う。でも勘違いしてしまうくらいだ。だって嫌いな奴を抱き締めたり、あんなことまでするはずはないんじゃないか。
思い出しただけでドキドキしてくるから、吉良はかぶりを振ってそんなわけないよなと気持ちを切り替える。
本当に俺に親衛隊がいるのかな。だとしたら。俺が誰かを好きになって、その人が俺の親衛隊だったなら——。
何の気なしに吉良は親衛隊サイトを開いてみる。いつも信じられない数字が示される。その中のひとりはもしかしたら安居院なのか——。
吉良 琉平 親衛隊 0人
……だよな。やっぱり今までのは何かの不具合だったんだ。
安居院が吉良の親衛隊なわけがない。安居院は恋人ごっこだと言っていたじゃないか。それを本気にして勝手にドキドキして、バカみたいだ。
平凡な俺に親衛隊なんている訳がないよな……。
こんなすごい男は一体どんな人に惹かれるんだろう。
安居院に「俺の好みなんて興味あんの?」と前置きされたが、安居院は笑顔で答えてくれる。
「俺が好きな人は、目が合うと少し俺に笑ってくれるんだ」
安居院はその場で足を止め、真正面から吉良の目をじっと見つめてくる。
「身長は、そうだなぁ……俺より10センチは低いから、172センチくらいかな」
安居院は吉良の頭をぽんぽんと優しく叩く。
「見た目は、すごく平凡だ」
安居院は吉良の頬をそっと撫でる。
「そしてすごく優しい。誰も彼も傷つけないようにして生きてるのかな」
安居院は吉良の顔を見て微笑んだ。
「でも、そろそろ周りを傷つけることになっても、一人を『選んで』もいいんじゃないかなとも思う。吉良も誰も好きにならないって予防線を張ってるの?」
「いや、俺は別にそんなつもりはなくて……」
安居院の好みの話をしていたのに、いつの間にか吉良の話にすり替わっているような……。
「じゃあ好きな人、いないのか?」
吉良は少し視線を落とす。自分の気持ちがまだはっきりとわからないから、安居院の質問にうまく答えられない。
「だったら、今日だけ。いや、今だけ、俺と恋人ごっこしないか?」
「恋人ごっこ?! なんだよそれ……」
恋愛できない奴が慰め合おうって話か?!
「吉良がやめろって言ったらやめるから」
安居院はそう言い、不意に吉良を抱き締める。
「おいっ……!」
咄嗟に抗おうかと思ったが、吉良を抱き締めている安居院はどこか必死で、苦しそうにも思えてきて突き放せない。
「吉良。ありがとう。俺、今日のことずっと忘れないから。俺が俺らしくいられた一日のこと、吉良と二人で笑い合えた今日のこと、こうして吉良をぎゅっとできた今この瞬間のこと、全部忘れない」
安居院は抱き締める手に少し力をこめてきた。吉良を離すまいとするかのように。
「吉良のこと、忘れたくない……」
安居院はすごく苦しそうだ。
重圧に押し潰されないように頑張ってきた安居院を励ます気持ちで、安居院の背中をぽんと優しく叩いてやる。それに呼応するように安居院は少し身体を離して、吉良の顔を愛おしげな目で見つめてきた。
すごく緊張する。安居院との距離が近すぎる。この距離って、このシチュエーションって、恋人同士だったらロマンチックに見つめ合ってキスするくらいの距離感だ。
「もう少しだけ、恋人ごっこを続けてもいい?」
耳元で囁くように言われ、安居院はそのまま唇を吉良の唇へと近づけて——。
その瞬間。吉良のスマホがポケットの中で振動する。
その振動にビクッと身体が反応し、安居院から離れる。鳴り止まない振動に、吉良の視線は安居院からすっかりポケットのスマホへと移る。
「ごめん、電話だ」
スマホを取り出す吉良の手を、安居院は「でるなよ、無視しろ」と咄嗟に掴んできた。
「た、楯山だ。すぐ終わる、どうせ大した用事じゃないから」
安居院から距離をとり、「もしもし」と楯山からの電話に出る。
『吉良。久しぶり』
いや、昨日会ったばかりだろとツッコミを入れ、楯山と話しながらも、さっきまでのことで吉良の心臓は高鳴ったままだ。
楯山からの電話がなかったら、俺はあのままどうなっていたんだろう。
安居院を跳ねのけられたのかな……。
恋人でも、なんでもない奴とただのごっこ遊びで俺は——。
『吉良? どうした?』
会話がうわの空になっていたのに気がついたのか、楯山が訝しがっているようだ。
「ごめん、まだ部屋に戻ってなくて……」
『え?! こんな時間までどこで何してんだよ!』
「もう戻る。もう帰るとこだから」
楯山との会話を早々に終わらせる。そして安居院の姿を探そうとすると、安居院は吉良のすぐそばにいた。
「俺、寮に帰るまでは吉良の恋人だ。だから、嫉妬してもいいか?」
嫉妬……?
「他の男と話すのは許せない。雰囲気をぶち壊されてマジで楯山が許せない。吉良、お前には一体何人親衛隊がいるんだよ……」
学校一の親衛隊数だと噂される、さらには許婚候補が三人もいる安居院が何を言うか。
「お前を攫さらって、吉良と二人でこのまま遠くへ逃げたいよ。お前さえ手に入るなら、俺は全てを捨ててもいいのに」
やめろよ、そういうこと言うの! ドキドキするから!
「そうだな。恋人だったらそんなこと言われたらきっと嬉しいはずだな」
安居院は何がしたいんだ?! こんなに恋人ごっこに張り切ることもないだろ。
「吉良は俺のこと、どう思う?」
「どうって……」
「俺は、お前の一番になれる? それともまるで俺に興味はない?」
「バカなこと言うな」
安居院は何を言い出すんだ。これじゃまるで——。
「吉良は俺のこと、好き?」
安居院の真剣な眼差しにとらわれ、動けない。
これは、告白か——?!
吉良は慌てて安居院から目を逸らす。安居院の言葉が本気に思えてしまう。恋人ごっこをしているだけなのに。
「あ、安居院の恋人になる奴は幸せだな」
「え……?」
「許婚候補の三人も、お互いの家のためってこともあるんだろうが、今どきそれだけじゃ結婚なんて決めないよ。きっとお前に惚れたんだろ」
「まさか」
まさかなんて謙遜か? お前はかなりの男前だろ。
「間違いないよ。だから、同じくらい安居院も好きになれるといいな。その許婚候補のこと」
吉良が安居院を見ると、安居院はすごく複雑な表情をしていた。
「それが吉良の答えか」
安居院はうなだれ、「わかってたよ」と小さく溜め息をついた。
「吉良がそう言うなら、俺、結婚を決めようかな……」
なんで安居院はそんな寂しそうな顔をするんだよ……。
はぁ、もう真剣に恋人ごっこをするのはやめてくれ。無駄にドキドキするから!
◆◆◆
安居院と別れて、楯山のいない寮の部屋にひとりきり。吉良は安居院のことをなんとなく思い出していた。
安居院は密かに好きな人の親衛隊に入ったと言っていた。そして今日、吉良に向けられた安居院からのたくさんの好意。
もしかして、安居院は俺の親衛隊なのか……?
まさかとは思う。でも勘違いしてしまうくらいだ。だって嫌いな奴を抱き締めたり、あんなことまでするはずはないんじゃないか。
思い出しただけでドキドキしてくるから、吉良はかぶりを振ってそんなわけないよなと気持ちを切り替える。
本当に俺に親衛隊がいるのかな。だとしたら。俺が誰かを好きになって、その人が俺の親衛隊だったなら——。
何の気なしに吉良は親衛隊サイトを開いてみる。いつも信じられない数字が示される。その中のひとりはもしかしたら安居院なのか——。
吉良 琉平 親衛隊 0人
……だよな。やっぱり今までのは何かの不具合だったんだ。
安居院が吉良の親衛隊なわけがない。安居院は恋人ごっこだと言っていたじゃないか。それを本気にして勝手にドキドキして、バカみたいだ。
平凡な俺に親衛隊なんている訳がないよな……。
25
お気に入りに追加
843
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト
春音優月
BL
真面目でおとなしい性格の藤村歩夢は、武士と呼ばれているクラスメイトの大谷虎太郎に密かに片想いしている。
クラスではほとんど会話も交わさないのに、なぜか毎晩歩夢の夢に出てくる虎太郎。しかも夢の中での虎太郎は、歩夢を守る騎士で恋人だった。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト。夢と現実が交錯する片想いの行方は――。
2024.02.23〜02.27
イラスト:かもねさま
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王様のナミダ
白雨あめ
BL
全寮制男子高校、箱夢学園。 そこで風紀副委員長を努める桜庭篠は、ある夜久しぶりの夢をみた。
端正に整った顔を歪め、大粒の涙を流す綺麗な男。俺様生徒会長が泣いていたのだ。
驚くまもなく、学園に転入してくる王道転校生。彼のはた迷惑な行動から、俺様会長と風紀副委員長の距離は近づいていく。
※会長受けです。
駄文でも大丈夫と言ってくれる方、楽しんでいただけたら嬉しいです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
それはきっと、気の迷い。
葉津緒
BL
王道転入生に親友扱いされている、気弱な平凡脇役くんが主人公。嫌われ後、総狙われ?
主人公→睦実(ムツミ)
王道転入生→珠紀(タマキ)
全寮制王道学園/美形×平凡/コメディ?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
そんなの真実じゃない
イヌノカニ
BL
引きこもって四年、生きていてもしょうがないと感じた主人公は身の周りの整理し始める。自分の部屋に溢れる幼馴染との思い出を見て、どんなパソコンやスマホよりも自分の事を知っているのは幼馴染だと気付く。どうにかして彼から自分に関する記憶を消したいと思った主人公は偶然見た広告の人を意のままに操れるというお香を手に幼馴染に会いに行くが———?
彼は本当に俺の知っている彼なのだろうか。
==============
人の証言と記憶の曖昧さをテーマに書いたので、ハッキリとせずに終わります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
俺の推し♂が路頭に迷っていたので
木野 章
BL
️アフターストーリーは中途半端ですが、本編は完結しております(何処かでまた書き直すつもりです)
どこにでも居る冴えない男
左江内 巨輝(さえない おおき)は
地下アイドルグループ『wedge stone』のメンバーである琥珀の熱烈なファンであった。
しかしある日、グループのメンバー数人が大炎上してしまい、その流れで解散となってしまった…
推しを失ってしまった左江内は抜け殻のように日々を過ごしていたのだが…???
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
前世から俺の事好きだという犬系イケメンに迫られた結果
はかまる
BL
突然好きですと告白してきた年下の美形の後輩。話を聞くと前世から好きだったと話され「????」状態の平凡男子高校生がなんだかんだと丸め込まれていく話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる