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7.真相は
7-8 ※
しおりを挟む「和泉。自分で挿れてみろ。俺を欲しがってみせろ」
和泉自身が佐原のものを呑み込め、ということか。
自分から佐原のモノを欲しがるようで恥ずかしいが、Domの命令には逆らえない。
和泉は腰を動かしてそろそろと自らの後孔に、佐原の昂りを迎え入れる。
「あっ……はぁっ……」
佐原のモノは大きくてうまく呑み込めない。それに呑み込むたびにみちみちになった内壁が擦られて、下半身から熱い快感が押し寄せてきて、身体がビクビク震えてしまう。
「ほら、もっと奥まで挿れろ」
「あぁっ!」
佐原は和泉の屹立を手のひらで包み、ぎゅっと握り込んできた。親指の腹で蜜口を弄ばれ、そこからはしたない液を漏らしていたことが佐原に知られてしまった。
「あっ、あっ……」
佐原が微妙に動くから、和泉の中の粘膜が擦れるし、同時に前まで掌握されているのだからたまったものではない。
「和泉、手伝ってやるよ」
「あぁーー……っ!」
ズンと佐原が腰を打ちつけてきた。奥まで佐原のモノで貫かれて、和泉はあまりの刺激に身体を痙攣させ、腰をそらす。
「あっ、う……んっ……」
佐原に突かれて何度も嬌声を上げる。はぁはぁと息が切れて、喉がカラカラに乾いているのに喘がずにはいられない。
卑猥な格好で後孔を好きに犯され、前を佐原の手中に収められ、佐原にすべてを掌握されている。
男としてこれ以上征服されることはない。和泉を生かすも殺すもすべて佐原の意のままだ。
やっぱり自分はSubだ。佐原にすべてを掌握される状況に興奮している自分がいる。
「あっ、出ちゃう、佐原、止まって……」
「いい。いいからイけよ。ほら。Cum」
ひとりだけ先にイきたくないと抵抗するが、佐原に後ろから前立腺を突かれ、前を扱かれてしまってはひとたまりもない。
「あぁぁー……!」
ビクビクと身体を何度も震わせて、和泉は絶頂に達した。
「和泉、Roll」
イッたばかりで震えている身体に、コマンドが与えられた。
和泉はそれに従い、身体を仰向けにしようとするが、身体はまだ佐原と繋がっている。それを中にとどめたまま、ゆっくりと身体を反転させる。
「和泉は可愛いな。そんなに俺と離れたくないのか」
「うん」
和泉が小さく頷いて佐原に両手を伸ばすと、佐原が身体を倒して和泉を抱き締めてきた。
力強い腕にぎゅっと閉じ込められる。
佐原の体温が心地よい。和泉の大好きな匂いを感じて多幸感に包まれる。
この体温も、匂いも全部記憶しておこう。佐原と繋がっている、この感覚も忘れたくない。
佐原の声も、少し乱れた息づかいも、何度も注がれた魅惑的な視線も。
ひとりになったときに佐原を思い出せるように。
佐原は和泉の頬に軽くキスしたあと、身体を離し、腰を動かし始めた。
佐原が恍惚とした表情を浮かべている。和泉の身体を堪能してくれているようだ。
偽りでもいい。心はなくてもいいから男の本能としてだけでも、佐原が気持ちよくなってくれたらいい。
「はぁっ……和泉っ、和泉っ……!」
佐原に何度も突かれて、そのたびにガクガクと身体を揺さぶられる。快感で頭がおかしくなりそうだった。
「あっ、あっ……!」
達したばかりの身体を責められるのは辛い。すっかり感じやすくなっているのに、さらに刺激されるのはたまらない。
「くっ……! ダメだ、和泉っ、出すぞ」
佐原が和泉の中で達した。ドクドクと脈打つ佐原の存在を腹の中に感じて嬉しくなる。
「はぁっ……はぁっ……和泉っ」
達したあとも繋がったまま、佐原が和泉の首筋に何度も何度もキスをする。それが行為のあとも愛されている気持ちになり、心が締めつけられるようにキューッと痛む。
「佐原、佐原っ……」
和泉は佐原の大きな背中に腕を回して佐原を引き寄せる。
この温もりをずっと感じていたい。
佐原とずっと一緒にいたい。
「和泉」
和泉を組み敷いたまま、佐原が和泉を透いた瞳で見つめている。
何度見ても見惚れてしまうが、佐原の目は美しい形をしている。くっきりとした二重も、まつ毛一本一本の向きまで完璧だ。そして深い海のような黒い瞳が迷いなく和泉を捉えるその力強さも好きだ。
佐原がグレアを放つ。支配を強めようとしているのだろう。こんなに佐原の思うがままにされているのに、さらに支配する理由はひとつ。きっと和泉をスペースに導く気だ。
佐原とのプレイはすごく好きだ。佐原の手にかかるとあっという間に高みに連れて行かれてしまう。
でもスペースに入ってはいけない。
それではまるで、プレイが気持ちがいいと佐原に教えているようなものだ。
佐原にそれを悟られたくない。佐原を好きだと知られたくない。
佐原とはこれで関係を終わりにしなければならない。
こう何度もスペースに入ったら、佐原にきっと想いを悟られてしまう。そんなことになったら優しい佐原は罪の意識からきっと和泉のそばにいようとするだろう。
佐原が罪に苛まれるのは可哀想だ。これ以上佐原に和泉のケアをさせるわけにはいかない。
佐原は十分に助けてくれた。もう、手放してやらないといけない。
「佐原……」
プレイはここまでだ。佐原とこれ以上のプレイを続けてしまったら、きっと引き返せなくなる。
和泉自身が佐原のものを呑み込め、ということか。
自分から佐原のモノを欲しがるようで恥ずかしいが、Domの命令には逆らえない。
和泉は腰を動かしてそろそろと自らの後孔に、佐原の昂りを迎え入れる。
「あっ……はぁっ……」
佐原のモノは大きくてうまく呑み込めない。それに呑み込むたびにみちみちになった内壁が擦られて、下半身から熱い快感が押し寄せてきて、身体がビクビク震えてしまう。
「ほら、もっと奥まで挿れろ」
「あぁっ!」
佐原は和泉の屹立を手のひらで包み、ぎゅっと握り込んできた。親指の腹で蜜口を弄ばれ、そこからはしたない液を漏らしていたことが佐原に知られてしまった。
「あっ、あっ……」
佐原が微妙に動くから、和泉の中の粘膜が擦れるし、同時に前まで掌握されているのだからたまったものではない。
「和泉、手伝ってやるよ」
「あぁーー……っ!」
ズンと佐原が腰を打ちつけてきた。奥まで佐原のモノで貫かれて、和泉はあまりの刺激に身体を痙攣させ、腰をそらす。
「あっ、う……んっ……」
佐原に突かれて何度も嬌声を上げる。はぁはぁと息が切れて、喉がカラカラに乾いているのに喘がずにはいられない。
卑猥な格好で後孔を好きに犯され、前を佐原の手中に収められ、佐原にすべてを掌握されている。
男としてこれ以上征服されることはない。和泉を生かすも殺すもすべて佐原の意のままだ。
やっぱり自分はSubだ。佐原にすべてを掌握される状況に興奮している自分がいる。
「あっ、出ちゃう、佐原、止まって……」
「いい。いいからイけよ。ほら。Cum」
ひとりだけ先にイきたくないと抵抗するが、佐原に後ろから前立腺を突かれ、前を扱かれてしまってはひとたまりもない。
「あぁぁー……!」
ビクビクと身体を何度も震わせて、和泉は絶頂に達した。
「和泉、Roll」
イッたばかりで震えている身体に、コマンドが与えられた。
和泉はそれに従い、身体を仰向けにしようとするが、身体はまだ佐原と繋がっている。それを中にとどめたまま、ゆっくりと身体を反転させる。
「和泉は可愛いな。そんなに俺と離れたくないのか」
「うん」
和泉が小さく頷いて佐原に両手を伸ばすと、佐原が身体を倒して和泉を抱き締めてきた。
力強い腕にぎゅっと閉じ込められる。
佐原の体温が心地よい。和泉の大好きな匂いを感じて多幸感に包まれる。
この体温も、匂いも全部記憶しておこう。佐原と繋がっている、この感覚も忘れたくない。
佐原の声も、少し乱れた息づかいも、何度も注がれた魅惑的な視線も。
ひとりになったときに佐原を思い出せるように。
佐原は和泉の頬に軽くキスしたあと、身体を離し、腰を動かし始めた。
佐原が恍惚とした表情を浮かべている。和泉の身体を堪能してくれているようだ。
偽りでもいい。心はなくてもいいから男の本能としてだけでも、佐原が気持ちよくなってくれたらいい。
「はぁっ……和泉っ、和泉っ……!」
佐原に何度も突かれて、そのたびにガクガクと身体を揺さぶられる。快感で頭がおかしくなりそうだった。
「あっ、あっ……!」
達したばかりの身体を責められるのは辛い。すっかり感じやすくなっているのに、さらに刺激されるのはたまらない。
「くっ……! ダメだ、和泉っ、出すぞ」
佐原が和泉の中で達した。ドクドクと脈打つ佐原の存在を腹の中に感じて嬉しくなる。
「はぁっ……はぁっ……和泉っ」
達したあとも繋がったまま、佐原が和泉の首筋に何度も何度もキスをする。それが行為のあとも愛されている気持ちになり、心が締めつけられるようにキューッと痛む。
「佐原、佐原っ……」
和泉は佐原の大きな背中に腕を回して佐原を引き寄せる。
この温もりをずっと感じていたい。
佐原とずっと一緒にいたい。
「和泉」
和泉を組み敷いたまま、佐原が和泉を透いた瞳で見つめている。
何度見ても見惚れてしまうが、佐原の目は美しい形をしている。くっきりとした二重も、まつ毛一本一本の向きまで完璧だ。そして深い海のような黒い瞳が迷いなく和泉を捉えるその力強さも好きだ。
佐原がグレアを放つ。支配を強めようとしているのだろう。こんなに佐原の思うがままにされているのに、さらに支配する理由はひとつ。きっと和泉をスペースに導く気だ。
佐原とのプレイはすごく好きだ。佐原の手にかかるとあっという間に高みに連れて行かれてしまう。
でもスペースに入ってはいけない。
それではまるで、プレイが気持ちがいいと佐原に教えているようなものだ。
佐原にそれを悟られたくない。佐原を好きだと知られたくない。
佐原とはこれで関係を終わりにしなければならない。
こう何度もスペースに入ったら、佐原にきっと想いを悟られてしまう。そんなことになったら優しい佐原は罪の意識からきっと和泉のそばにいようとするだろう。
佐原が罪に苛まれるのは可哀想だ。これ以上佐原に和泉のケアをさせるわけにはいかない。
佐原は十分に助けてくれた。もう、手放してやらないといけない。
「佐原……」
プレイはここまでだ。佐原とこれ以上のプレイを続けてしまったら、きっと引き返せなくなる。
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