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冬麻ハッピーラッキーLOVE作戦編9
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「可愛い。冬麻のこと俺の嫁だって全世界に叫びたいよ」
「よ、嫁っ?」
「そう。隠すのも疲れてこない? 俺の嫁って言えたら嬉しいんだけどな」
さらっととんでもないことを言われて、冬麻は咄嗟の返事ができない。
どうしよう。社会的地位のある久我が同性愛者だと知られるのはあんまりよくない気がする。
でも、人前でも堂々と過ごしてみたい気持ちもある。
一番は久我に恋人がいるとなれば言い寄る女が激減するだろうなというところだ。
仕事で行く先々でモテる久我を秘書という立場で見ているといつもモヤモヤした気持ちになる。港区女子みたいな女なら、久我は相手にしていないのが見ててわかるからまだいい。不安になるのはガチでハイスペックな女の人と出会ったときだ。
自分には何もない。見た目も平凡だし、家柄も、事業を拡大させる経営力も財力もない。
久我は『仕事がうまくいかなかった頃に冬麻が心の支えになったから』という理由で好きになってくれたらしかった。
でも、いざ成功者になると周囲にハイスペックな人たちが溢れてくる。昔、売れなかった時代を支えてくれた恋人を捨ててそっちに心が動いてしまう有名人の話をいくつも聞いたことがある。
このまま秘密の恋人をやっていたら、いつか久我が自分はもっとハイスペックな人と付き合えることに気がついて、そっちに行ってしまうかもしれない。
「冬麻、俺はどこにも行かないよ」
「え……」
密かに顔を上げると、優しい微笑みがあった。
「あのね、冬麻の好きなタイミングでいい。俺はいつでも交際を宣言する覚悟と準備はできてるからね? でもだからっていつか公言しなきゃいけないわけでもない。冬麻が恥ずかしいならずっとこのままの関係でもいいよ。公表してもしなくても、どんな形でも、俺は一生冬麻を愛し続けるって決めてるし、冬麻以外の人には一切興味ないから」
「ほんと、ですか……?」
子どもも産めない、平凡男のどこがそんなにいいのだろう。冷静になって考えると、ありえない話だ。
「うん。何度も約束してるでしょ? 俺には冬麻だけ、冬麻だけを愛しますって。でも不安になる気持ちは俺も一緒だ。だからこうやって時々確認し合おう。俺も不安になったら冬麻に気持ちを聞くことにする。冬麻もそうして? そしたら好きだって気持ちをちゃんと冬麻に伝えるから」
「はい……」
見つめ合っていたら、どちらともなくキスが始まった。
言葉として「好き」を伝えてもらって、こうして裸でベッドでキスして抱き合っているとすごく安心する。好きの言葉は嘘じゃないと、キスと抱擁の仕方で伝えてくれているのがわかるから。
三年近く一緒にいるからなんとかしなきゃと勝手に思っていたが、マンネリなんてなかった。
こんなに一緒にいても、飽きることなんてないんだから、もしかしたらとても相性がいいのかもしれない。
「もうひとつだけ聞いてもいいですか?」
この際だから、不安なことは全部ぶつけてしまおうと思った。
「うん。何?」
「久我さんて、子ども好きですよね?」
「まぁね。可愛いと思うよ」
久我は「それが?」とでも言いたげな顔をしている。
「自分の子どもを欲しいって思ったことありますか?」
「俺の子!?」
久我は吹き出すように笑った。
「まさか冬麻が、産んでくれるの?」
「いや俺は無理ですって!」
咄嗟に否定するが、気持ちとしては産めるものなら産んであげたいと思うくらいだ。
「俺は冬麻さえいてくれればそれでいいけど、冬麻が望むなら考えてもいい」
「なんでいつも俺のことばっかりなんですか? 俺は久我さんがどうしたいか知りたいのに……」
冬麻がふてくされると、久我は意味深な笑みを浮かべた。
「俺がどうしたいかなんて決まってる。俺は冬麻の理想の男になりたい。冬麻の望みはすべて叶えてあげられる男になりたいんだよ」
「えっ!」
いやもう結構、かなり、ものすごく理想的な男だと思う。これ以上してくれなくても十分に惚れている。
「俺は『さくやくん』が羨ましい」
「さくやくん……?」
「ゲームの話だよ。冬麻が大事に育ててるキャラクター」
「あっ」
なるほど、あのピンクの丸いフォルムのキャラクターのことだ。
「な、なんで知ってるんですか?」
そのことを久我が知っていたことに驚きだ。
「冬麻が寝落ちしてたから。画面を見たら『さくやくん』が冬麻にめちゃくちゃ愛されてた」
「あ、はは……」
なんと言えばいいのだろう。ゲームのキャラに恋人の名前をつけていることを当の本人に知られるのはちょっと恥ずかしい。
「冬麻。俺も育成して」
「はぁっ?」
「冬麻好みの俺にしてほしい。ずっと冬麻に好きでいてもらえるような男に育ててほしい」
「いやいやいやいや」
「俺も『さくやくん』みたいになりたいんだよ。冬麻に名前を呼ばれて、木の実もらってナデナデしてもらいたい」
「えええっ!」
ポケ◯ンの『さくやくん』は、なつき度をアップさせるために可愛がっているのに、久我はなつき度すでにマックス、サイッコーになかよしだ。
「これ以上、仲良くなる必要ありますっ!?」
「うん。ある。まずは冬麻、身体から仲良くなろうか」
「えっ? なんで……」
さっき散々抱き合ったばかりだ。冬麻としてはあれで終わりで、今は事後のまったりタイムのつもりだったのに。
「だって冬麻は、もう1ラウンドやりたいから、俺がさっき服着ようとしたのを邪魔したんでしょ?」
「は……」
違う。断じて違う。行為のあと、素肌のままで寄り添っていたかったから服を着るのを制しただけなのに。
「本気でやるんですかっ? 俺、さっきので何回も——」
冬麻としては前でも後ろでも達してしまい、恥ずかしいくらいの回数イッてしまったのでこれ以上は身体が大変なことになりそうだ。
「冬麻は最近色気が増してきたよね」
「へっ?」
「無垢な感じも可愛くていいんだけど、最近は大人の色気が出てきた。エネマグラなんてオモチャ、どこで知ったの? 妬けるよ、冬麻が俺以外のものを自ら挿れるなんて」
「そ、それは……」
それは、ゲイ専用のオンラインショップ『HAZUKI』でローションを買おうとしたときに知った。なぜかオススメ商品に上がってきて、興味本位でクリックしたのだ。口コミで「マンネリ解消に」「パートナーが喜んだ」と書いてあり、気がついたら買い物かごに入れていた。
「冬麻って、実はエッチなこと好きなの?」
久我に言われて冬麻は一瞬固まる。そんなこと考えたこともなかったが、久我とエッチなことをするのは好きだ。毎日してもいい。寝る前に抱きしめられ、キスをされ、そのまま身体を貪られると、たまらない気持ちになる。
「あっ……」
久我に身体を引き寄せるように腰を抱かれて、思わず変な声が出た。
「ほらやばい。なにそのエロい顔。これで我慢しろってほうが無理だ。俺に服を着させなかった冬麻が悪いんだよ」
「んんっ……!」
唐突に久我に唇を奪われる。まずい。このままでは流れで本当にもう1ラウンド始まってしまう!
「久我さ、だめ……止まって……」
キスから逃れて久我に訴えたのに、それは許さないとばかりに再び唇を塞がれる。
久我の手が、冬麻の下半身に伸びてきた。久我は完全に事をおっ始めるつもりだ。
「こら、さくや! 言うこと聞いて……!」
久我を躾けてやろうと身体を突き放そうとしても久我はやめようとしない。行為がエスカレートするばかりだ。
「無理。大好き」
「んぐっ……!」
キスの合間に無理だと断られ、後頭部を押さえつけられ、ディープなキスをされる。
待てもできない男を育成するなんて無理だ。
でも、「冬麻好み」かと聞かれたら、もう十分に好きだと思うから、言うことの聞けない駄犬のままで、冬麻好みの彼氏への育成は成功しているのかもしれない。
「冬麻、もう一回あのオモチャ、使ってみようか」
「はぁぁっ?」
前言撤回! 要指導!
——番外編SS『冬麻LOVE作戦編 ハッピーラッキー』完。
「よ、嫁っ?」
「そう。隠すのも疲れてこない? 俺の嫁って言えたら嬉しいんだけどな」
さらっととんでもないことを言われて、冬麻は咄嗟の返事ができない。
どうしよう。社会的地位のある久我が同性愛者だと知られるのはあんまりよくない気がする。
でも、人前でも堂々と過ごしてみたい気持ちもある。
一番は久我に恋人がいるとなれば言い寄る女が激減するだろうなというところだ。
仕事で行く先々でモテる久我を秘書という立場で見ているといつもモヤモヤした気持ちになる。港区女子みたいな女なら、久我は相手にしていないのが見ててわかるからまだいい。不安になるのはガチでハイスペックな女の人と出会ったときだ。
自分には何もない。見た目も平凡だし、家柄も、事業を拡大させる経営力も財力もない。
久我は『仕事がうまくいかなかった頃に冬麻が心の支えになったから』という理由で好きになってくれたらしかった。
でも、いざ成功者になると周囲にハイスペックな人たちが溢れてくる。昔、売れなかった時代を支えてくれた恋人を捨ててそっちに心が動いてしまう有名人の話をいくつも聞いたことがある。
このまま秘密の恋人をやっていたら、いつか久我が自分はもっとハイスペックな人と付き合えることに気がついて、そっちに行ってしまうかもしれない。
「冬麻、俺はどこにも行かないよ」
「え……」
密かに顔を上げると、優しい微笑みがあった。
「あのね、冬麻の好きなタイミングでいい。俺はいつでも交際を宣言する覚悟と準備はできてるからね? でもだからっていつか公言しなきゃいけないわけでもない。冬麻が恥ずかしいならずっとこのままの関係でもいいよ。公表してもしなくても、どんな形でも、俺は一生冬麻を愛し続けるって決めてるし、冬麻以外の人には一切興味ないから」
「ほんと、ですか……?」
子どもも産めない、平凡男のどこがそんなにいいのだろう。冷静になって考えると、ありえない話だ。
「うん。何度も約束してるでしょ? 俺には冬麻だけ、冬麻だけを愛しますって。でも不安になる気持ちは俺も一緒だ。だからこうやって時々確認し合おう。俺も不安になったら冬麻に気持ちを聞くことにする。冬麻もそうして? そしたら好きだって気持ちをちゃんと冬麻に伝えるから」
「はい……」
見つめ合っていたら、どちらともなくキスが始まった。
言葉として「好き」を伝えてもらって、こうして裸でベッドでキスして抱き合っているとすごく安心する。好きの言葉は嘘じゃないと、キスと抱擁の仕方で伝えてくれているのがわかるから。
三年近く一緒にいるからなんとかしなきゃと勝手に思っていたが、マンネリなんてなかった。
こんなに一緒にいても、飽きることなんてないんだから、もしかしたらとても相性がいいのかもしれない。
「もうひとつだけ聞いてもいいですか?」
この際だから、不安なことは全部ぶつけてしまおうと思った。
「うん。何?」
「久我さんて、子ども好きですよね?」
「まぁね。可愛いと思うよ」
久我は「それが?」とでも言いたげな顔をしている。
「自分の子どもを欲しいって思ったことありますか?」
「俺の子!?」
久我は吹き出すように笑った。
「まさか冬麻が、産んでくれるの?」
「いや俺は無理ですって!」
咄嗟に否定するが、気持ちとしては産めるものなら産んであげたいと思うくらいだ。
「俺は冬麻さえいてくれればそれでいいけど、冬麻が望むなら考えてもいい」
「なんでいつも俺のことばっかりなんですか? 俺は久我さんがどうしたいか知りたいのに……」
冬麻がふてくされると、久我は意味深な笑みを浮かべた。
「俺がどうしたいかなんて決まってる。俺は冬麻の理想の男になりたい。冬麻の望みはすべて叶えてあげられる男になりたいんだよ」
「えっ!」
いやもう結構、かなり、ものすごく理想的な男だと思う。これ以上してくれなくても十分に惚れている。
「俺は『さくやくん』が羨ましい」
「さくやくん……?」
「ゲームの話だよ。冬麻が大事に育ててるキャラクター」
「あっ」
なるほど、あのピンクの丸いフォルムのキャラクターのことだ。
「な、なんで知ってるんですか?」
そのことを久我が知っていたことに驚きだ。
「冬麻が寝落ちしてたから。画面を見たら『さくやくん』が冬麻にめちゃくちゃ愛されてた」
「あ、はは……」
なんと言えばいいのだろう。ゲームのキャラに恋人の名前をつけていることを当の本人に知られるのはちょっと恥ずかしい。
「冬麻。俺も育成して」
「はぁっ?」
「冬麻好みの俺にしてほしい。ずっと冬麻に好きでいてもらえるような男に育ててほしい」
「いやいやいやいや」
「俺も『さくやくん』みたいになりたいんだよ。冬麻に名前を呼ばれて、木の実もらってナデナデしてもらいたい」
「えええっ!」
ポケ◯ンの『さくやくん』は、なつき度をアップさせるために可愛がっているのに、久我はなつき度すでにマックス、サイッコーになかよしだ。
「これ以上、仲良くなる必要ありますっ!?」
「うん。ある。まずは冬麻、身体から仲良くなろうか」
「えっ? なんで……」
さっき散々抱き合ったばかりだ。冬麻としてはあれで終わりで、今は事後のまったりタイムのつもりだったのに。
「だって冬麻は、もう1ラウンドやりたいから、俺がさっき服着ようとしたのを邪魔したんでしょ?」
「は……」
違う。断じて違う。行為のあと、素肌のままで寄り添っていたかったから服を着るのを制しただけなのに。
「本気でやるんですかっ? 俺、さっきので何回も——」
冬麻としては前でも後ろでも達してしまい、恥ずかしいくらいの回数イッてしまったのでこれ以上は身体が大変なことになりそうだ。
「冬麻は最近色気が増してきたよね」
「へっ?」
「無垢な感じも可愛くていいんだけど、最近は大人の色気が出てきた。エネマグラなんてオモチャ、どこで知ったの? 妬けるよ、冬麻が俺以外のものを自ら挿れるなんて」
「そ、それは……」
それは、ゲイ専用のオンラインショップ『HAZUKI』でローションを買おうとしたときに知った。なぜかオススメ商品に上がってきて、興味本位でクリックしたのだ。口コミで「マンネリ解消に」「パートナーが喜んだ」と書いてあり、気がついたら買い物かごに入れていた。
「冬麻って、実はエッチなこと好きなの?」
久我に言われて冬麻は一瞬固まる。そんなこと考えたこともなかったが、久我とエッチなことをするのは好きだ。毎日してもいい。寝る前に抱きしめられ、キスをされ、そのまま身体を貪られると、たまらない気持ちになる。
「あっ……」
久我に身体を引き寄せるように腰を抱かれて、思わず変な声が出た。
「ほらやばい。なにそのエロい顔。これで我慢しろってほうが無理だ。俺に服を着させなかった冬麻が悪いんだよ」
「んんっ……!」
唐突に久我に唇を奪われる。まずい。このままでは流れで本当にもう1ラウンド始まってしまう!
「久我さ、だめ……止まって……」
キスから逃れて久我に訴えたのに、それは許さないとばかりに再び唇を塞がれる。
久我の手が、冬麻の下半身に伸びてきた。久我は完全に事をおっ始めるつもりだ。
「こら、さくや! 言うこと聞いて……!」
久我を躾けてやろうと身体を突き放そうとしても久我はやめようとしない。行為がエスカレートするばかりだ。
「無理。大好き」
「んぐっ……!」
キスの合間に無理だと断られ、後頭部を押さえつけられ、ディープなキスをされる。
待てもできない男を育成するなんて無理だ。
でも、「冬麻好み」かと聞かれたら、もう十分に好きだと思うから、言うことの聞けない駄犬のままで、冬麻好みの彼氏への育成は成功しているのかもしれない。
「冬麻、もう一回あのオモチャ、使ってみようか」
「はぁぁっ?」
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