21 / 138
21.久我の手の内 ※
しおりを挟む
「うわっ!!」
冬麻の身体が突然宙に浮いた。久我が冬麻の身体を抱き上げたからだ。
冬麻を横抱きにした久我は、冬麻の靴をポイっと投げ捨て、そのまま連行しようとする。
抱き上げられ、その姿勢が不安定で冬麻は思わず久我の両肩にしがみついた。
「冬麻、大好きだよ」
久我に抱き上げられたまま、額にキスされる。
ああ、もう……。
どうしてこの男のいいようになっちゃうんだよ……。
久我に抱えられたまま、久我の部屋に連れ込まれる。
冬麻は部屋のベッドの上にドサッと降ろされた。
ベッドに仰向け状態になった冬麻の身体の上に、身につけていた上着を乱雑に脱ぎ去った久我が跨ってきた。
久我は冬麻のジャケットのボタンを外し、そのままシャツのボタンにまで手をかけた。
「本当によく似合ってるよ」
おい、よく似合ってるならなんで脱がすんだよ……。
「冬麻は細身だからスーツが似合うね」
その言葉にちょっとカチンとくる。たしかに冬麻は細身で久我みたいに逞しさなんてない。男としては軽く劣等感を抱いているのに。
「あっ……」
久我がはだけたシャツの隙間に手を入れ、冬麻の身体に触れてきた。
やばい。ちょっと久我に触れられただけで身体が何かを期待して熱を帯びていくのがわかる。
「冬麻ここは?」
久我に脇腹を撫でられ、冬麻は身をよじる。そういうとこは誰でもくすぐったくなるだろと思うのに、久我はいちいち冬麻の反応を見ようとする。
「こっちは?」
久我は冬麻の乳首を弄る。
「あっ……」
と思わず漏れた声で、久我にそこは弱いと教えてるようなものだ。
「ここ、好き?」
久我が両方の乳首を攻めてくる。
なんで男なのに、こんな突起があるんだよ。そしてなぜかそこを触られると妙な感じがする。
「んっ……はぁっ……」
こんなことで身悶えする自分が悔しい。でも、そこを刺激されるたびに身体はビクついている。
「冬麻……」
久我は冬麻に覆いかぶさるようにして、身体を密着させてきた。
そして今度は冬麻の耳にキスを落としたあと、耳の中を舌で嬲る。
「あっ……」
そこもやばい。自分はこんなに感じやすいタチだったのかと嫌になる。
さっきから久我にいいようにされて、恥ずかしい声を上げて、身体をピクピクさせて。
久我にジャケットとシャツを引き剥がされる。脱がされるときに引っ張られた両手をそのまま頭上でベッドに押さえつけられ、その状態で久我に唇を奪われる。
「……っん。んんっ……!」
冬麻の身体がこのキスを覚えている。
頭がぼうっとしてきて思考が停止。何も考えられなくなる、麻薬みたいだ。
最初は久我に口腔内をかき乱されるのをただ受け入れていたが、そうされているうちに気持ちが高ぶってきて、冬麻も久我を求めるようにキスを返す。それに呼応して久我がさらに冬麻を攻めてくる、やまないキス。
久我は未だに何を考えているかよくわからない男だ。
そんな男にわけもわからないうちにぐいぐい迫られて、気がついたら身体まで許して……。
でも。
嫌じゃない。
「冬麻。可愛い」
キスを続けながら、髪。頬。首。胸と久我の愛撫する手が下におりてくる。
「久我さん……」
冬麻も久我を求めてしまう。久我の大きな背中にしがみつきたくなる。
「冬麻。俺の服、脱がしてよ」
手を掴まれ、久我のシャツのボタンまで誘導される。
冬麻は久我に従って久我のシャツのボタンをひとつひとつ外していく。それが全部終わると久我はバッとシャツを脱ぎ捨てた。
「下もお願いしていい?」
下? ベルトも外せと言う意味か?!
冬麻が戸惑っていると、反対に久我は冬麻のベルトに手をかけた。
「あっ!」
カチャカチャとベルトが外される音がする。それを取られたら——。
「冬麻は俺の、外してよ」
冬麻も少し躊躇したものの、久我のベルトを外しにかかる。ふたりでお互いの衣服を脱がせ合う。なんだかお互いがお互いの身体を求めているようでやけに恥ずかしくなる行為だ。
「冬麻」
やがてふたりとも全裸になって、ベッドを軋ませながら身体を重ねていく。
ぴったりと触れ合う肌の感触が気持ちいい。抱きしめてくる久我の手があったかい。
いろんなところにキスをされ、愛撫され、露わになっているソコにまで久我の手がおよぶ。
「あっ……んうっ……」
そうされる前から既に勃ち上がり、熱を帯びていたのだから、それを久我に弄られるとひとたまりもない。
「……あっ……あっ……」
先端を撫で回す久我の手が少し冷たく、ヌルヌルしている。いつの間にか久我がローションを手に取ったようだ。
滑りがよくなった手で扱かれる。さっきよりも気持ちが良くて、その快感のせいで全身の力が抜けてしまう。
久我に腰を持ち上げられ、足を広げられる。
「えっ……!」
そんなところは見られたくないと冬麻は慌てて隠す。
この体勢は嫌だ。普段人に見せることなんてない、恥ずかしいところを全部久我にさらけ出してしまっている。
「冬麻、恥ずかしいの?」
当たり前だ。久我の顔が見られないくらいに恥ずかしい。それを久我はわかっているくせに、冬麻の足をさらにぐいっと広げる。
「こんなにキレイなのに何が恥ずかしいの?」
久我はそこにローションを垂らす。そして躊躇なく後ろの孔に指を挿入してきた。
「この前より慣れてるね」
そこをクチュクチュしながら、久我は挿れる指の数を増やしているようだ。どんどんキツくなり、冬麻は身をよじる。
「……ああっ……!」
この人は意地悪だ。さっそく冬麻の弱いところを指で探し当て、そこばかり攻めてくる。そこを刺激されるたびに、足がピクピクと痙攣してしまう。
前も握られているし、もうされるがままだ。久我から与えられる快感に、たまらずベッドの上で身悶えする。
「あっ、あっ、あっ……」
駄目だ。この快楽の波には逆らえない。恥ずかしいし、淫らだとわかっているのに、もっとして欲しいと身体は正直に求めてしまう。
「冬麻、気持ちいい……?」
久我が更なる刺激を冬麻に与えようとする。そうされるたびに身体が反応し、全身がとろけてしまいそうだ。
「んっ……ああっ……そこ、やだぁ……」
みっともなく腰をくねらせて、喘ぎ声をあげて、こんな自分の姿が信じられない。
「ああ、その可愛い声反則だよ、冬麻。俺、恥も外聞もなくなるよう冬麻のこともっと喘がせたくなった。ねぇ、俺にその声もっと聞かせて」
違う。こっちは出したくもないのにさっきから恥ずかしい声が出ちゃってるのに……。
「……ああっ……!」
いったん全部の指を引き抜かれたあと、下腹部に指とは明らかに質量の違うものが押し込まれる。
「あっ……! だめ……っ、むっ、むり……っ」
そんなところに……。無理に決まってる……。
「冬麻、力抜いて。そのほうがラクだから」
久我にたしなめられるように優しく身体を撫でられて、緊張で固くなっていた身体が少しずつ和らいでいく。
冬麻の身体が突然宙に浮いた。久我が冬麻の身体を抱き上げたからだ。
冬麻を横抱きにした久我は、冬麻の靴をポイっと投げ捨て、そのまま連行しようとする。
抱き上げられ、その姿勢が不安定で冬麻は思わず久我の両肩にしがみついた。
「冬麻、大好きだよ」
久我に抱き上げられたまま、額にキスされる。
ああ、もう……。
どうしてこの男のいいようになっちゃうんだよ……。
久我に抱えられたまま、久我の部屋に連れ込まれる。
冬麻は部屋のベッドの上にドサッと降ろされた。
ベッドに仰向け状態になった冬麻の身体の上に、身につけていた上着を乱雑に脱ぎ去った久我が跨ってきた。
久我は冬麻のジャケットのボタンを外し、そのままシャツのボタンにまで手をかけた。
「本当によく似合ってるよ」
おい、よく似合ってるならなんで脱がすんだよ……。
「冬麻は細身だからスーツが似合うね」
その言葉にちょっとカチンとくる。たしかに冬麻は細身で久我みたいに逞しさなんてない。男としては軽く劣等感を抱いているのに。
「あっ……」
久我がはだけたシャツの隙間に手を入れ、冬麻の身体に触れてきた。
やばい。ちょっと久我に触れられただけで身体が何かを期待して熱を帯びていくのがわかる。
「冬麻ここは?」
久我に脇腹を撫でられ、冬麻は身をよじる。そういうとこは誰でもくすぐったくなるだろと思うのに、久我はいちいち冬麻の反応を見ようとする。
「こっちは?」
久我は冬麻の乳首を弄る。
「あっ……」
と思わず漏れた声で、久我にそこは弱いと教えてるようなものだ。
「ここ、好き?」
久我が両方の乳首を攻めてくる。
なんで男なのに、こんな突起があるんだよ。そしてなぜかそこを触られると妙な感じがする。
「んっ……はぁっ……」
こんなことで身悶えする自分が悔しい。でも、そこを刺激されるたびに身体はビクついている。
「冬麻……」
久我は冬麻に覆いかぶさるようにして、身体を密着させてきた。
そして今度は冬麻の耳にキスを落としたあと、耳の中を舌で嬲る。
「あっ……」
そこもやばい。自分はこんなに感じやすいタチだったのかと嫌になる。
さっきから久我にいいようにされて、恥ずかしい声を上げて、身体をピクピクさせて。
久我にジャケットとシャツを引き剥がされる。脱がされるときに引っ張られた両手をそのまま頭上でベッドに押さえつけられ、その状態で久我に唇を奪われる。
「……っん。んんっ……!」
冬麻の身体がこのキスを覚えている。
頭がぼうっとしてきて思考が停止。何も考えられなくなる、麻薬みたいだ。
最初は久我に口腔内をかき乱されるのをただ受け入れていたが、そうされているうちに気持ちが高ぶってきて、冬麻も久我を求めるようにキスを返す。それに呼応して久我がさらに冬麻を攻めてくる、やまないキス。
久我は未だに何を考えているかよくわからない男だ。
そんな男にわけもわからないうちにぐいぐい迫られて、気がついたら身体まで許して……。
でも。
嫌じゃない。
「冬麻。可愛い」
キスを続けながら、髪。頬。首。胸と久我の愛撫する手が下におりてくる。
「久我さん……」
冬麻も久我を求めてしまう。久我の大きな背中にしがみつきたくなる。
「冬麻。俺の服、脱がしてよ」
手を掴まれ、久我のシャツのボタンまで誘導される。
冬麻は久我に従って久我のシャツのボタンをひとつひとつ外していく。それが全部終わると久我はバッとシャツを脱ぎ捨てた。
「下もお願いしていい?」
下? ベルトも外せと言う意味か?!
冬麻が戸惑っていると、反対に久我は冬麻のベルトに手をかけた。
「あっ!」
カチャカチャとベルトが外される音がする。それを取られたら——。
「冬麻は俺の、外してよ」
冬麻も少し躊躇したものの、久我のベルトを外しにかかる。ふたりでお互いの衣服を脱がせ合う。なんだかお互いがお互いの身体を求めているようでやけに恥ずかしくなる行為だ。
「冬麻」
やがてふたりとも全裸になって、ベッドを軋ませながら身体を重ねていく。
ぴったりと触れ合う肌の感触が気持ちいい。抱きしめてくる久我の手があったかい。
いろんなところにキスをされ、愛撫され、露わになっているソコにまで久我の手がおよぶ。
「あっ……んうっ……」
そうされる前から既に勃ち上がり、熱を帯びていたのだから、それを久我に弄られるとひとたまりもない。
「……あっ……あっ……」
先端を撫で回す久我の手が少し冷たく、ヌルヌルしている。いつの間にか久我がローションを手に取ったようだ。
滑りがよくなった手で扱かれる。さっきよりも気持ちが良くて、その快感のせいで全身の力が抜けてしまう。
久我に腰を持ち上げられ、足を広げられる。
「えっ……!」
そんなところは見られたくないと冬麻は慌てて隠す。
この体勢は嫌だ。普段人に見せることなんてない、恥ずかしいところを全部久我にさらけ出してしまっている。
「冬麻、恥ずかしいの?」
当たり前だ。久我の顔が見られないくらいに恥ずかしい。それを久我はわかっているくせに、冬麻の足をさらにぐいっと広げる。
「こんなにキレイなのに何が恥ずかしいの?」
久我はそこにローションを垂らす。そして躊躇なく後ろの孔に指を挿入してきた。
「この前より慣れてるね」
そこをクチュクチュしながら、久我は挿れる指の数を増やしているようだ。どんどんキツくなり、冬麻は身をよじる。
「……ああっ……!」
この人は意地悪だ。さっそく冬麻の弱いところを指で探し当て、そこばかり攻めてくる。そこを刺激されるたびに、足がピクピクと痙攣してしまう。
前も握られているし、もうされるがままだ。久我から与えられる快感に、たまらずベッドの上で身悶えする。
「あっ、あっ、あっ……」
駄目だ。この快楽の波には逆らえない。恥ずかしいし、淫らだとわかっているのに、もっとして欲しいと身体は正直に求めてしまう。
「冬麻、気持ちいい……?」
久我が更なる刺激を冬麻に与えようとする。そうされるたびに身体が反応し、全身がとろけてしまいそうだ。
「んっ……ああっ……そこ、やだぁ……」
みっともなく腰をくねらせて、喘ぎ声をあげて、こんな自分の姿が信じられない。
「ああ、その可愛い声反則だよ、冬麻。俺、恥も外聞もなくなるよう冬麻のこともっと喘がせたくなった。ねぇ、俺にその声もっと聞かせて」
違う。こっちは出したくもないのにさっきから恥ずかしい声が出ちゃってるのに……。
「……ああっ……!」
いったん全部の指を引き抜かれたあと、下腹部に指とは明らかに質量の違うものが押し込まれる。
「あっ……! だめ……っ、むっ、むり……っ」
そんなところに……。無理に決まってる……。
「冬麻、力抜いて。そのほうがラクだから」
久我にたしなめられるように優しく身体を撫でられて、緊張で固くなっていた身体が少しずつ和らいでいく。
116
お気に入りに追加
1,148
あなたにおすすめの小説

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。


隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する
知世
BL
大輝は悩んでいた。
完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。
自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは?
自分は聖の邪魔なのでは?
ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。
幼なじみ離れをしよう、と。
一方で、聖もまた、悩んでいた。
彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。
自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。
心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。
大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。
だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。
それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。
小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました)
受けと攻め、交互に視点が変わります。
受けは現在、攻めは過去から現在の話です。
拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる