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16.堕ちる ※
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「……んんっ……!」
久我が冬麻の乳首を舐める。すっかり敏感になってしまった身体はそんな刺激でもうビクッと悲鳴を上げている。
「冬麻、苦しい? さっきより感じちゃうよね」
わかってるならやめろと思うのに、久我は止めるどころか、冬麻の身体を抱き締めてきた。
「……はぁっ……はぁっ……」
久我と肌と肌を触れ合わせていると、久我からあらゆるところを愛撫をされると、さっきで限界だったはずの身体は反応を示し、またムラムラと変な気持ちになってくる。
「今の冬麻、最高に可愛いよ。はぁ。たまらない……」
こっ、こんな姿のどこが……。
自分でも酷いとわかってる。汗や精液でドロドロの身体だ。
そんな身体に久我はローションをトロリとかけて、また後孔をほぐされる。
「ひぁっ……! ああっ……!」
さっき収まったはずの快感が再び押し寄せてくる。
「ここ、気持ちいい?」
久我が恐ろしい。冬麻の感じるところをどんどん掌握されて、そんなところばかり攻められたら……。
「あっ……なにこれ、やだぁ……」
感じたことがないくらいの強い刺激が冬麻を襲う。
もうわけがわからない。わからないけど、すごく、気持ちがいい……。
イッたはずの前も再び反応してきて、自分でも驚いた。
しかも勃ち上がりのソレを久我は躊躇なく咥えた。
「えっ! そんなことっ、き、汚いからっ……!」
久我の頭を押しのけようとするのに、フェラを開始した久我はその行為を止めようとしない。
「あっ。やばいっ……」
そんなところを丁寧に舐められて、口で扱かれたらたまらない……!
あっという間に快感の波のピークに連れていかれる。
——またイかされるのか……?!
自慰のときは一度イッたらそれで終わりだ。もう身体は疲れ果てているはずなのに、こんなに何回もイッたら——。
「もうっ、やめっ……久我さ、俺っ!」
これ以上フェラを続けられたら危ない。まさか久我の口の中に放つわけにもいかない。
久我は一度咥えたモノを口から離し、「俺の中に出していいよ」と言う。
「いっ、嫌だ、もう……」
何度、久我の前で羞恥をさらしたら終わるのだろう。
キスで溶かされて、性感帯を攻められて、あられもない格好で女みたいに孔を解されて、イかされて。
今は久我にソレを咥えられながら、孔を弄られている。
「あっ……! ああっ……! 離し……っ」
駄目だ。耐えられない。
こんなことはいけないと思っているのに、このまま久我の中に放ってしまいたいという欲望が頭をもたげてくる。
「そこっ……だめぇ……」
ビクッと身体をのけ反らせる。
久我がまた孔の中の感じるところを指でクイクイと嬲ってくる。それと同時に久我の喉に亀頭があたるくらい深く久我の中に取り込まれる。
信じられないくらいの快楽に襲われる。こんなの、耐えられない……!
「はぁん……ああっ……」
冬麻は身体をふるふると震わせて、久我の中に放ってしまった。それを久我は平然と飲み込んだ。
「はっ……はぁ……」
なんてことを、と抗議したいがあまりのことに息を整えるのに精一杯だ。
「冬麻」
「へぁ……?」
まともに返事もできない。頭もボーッとするし、身体も変だ。ただ久我にされるがままになってそれを感じるだけの淫らな生き物になってしまったみたいだ。
「ここに、挿れていい?」
へ……? 挿れる……? 嘘だろ。そんなもの入るわけがない。
「後ろからのほうが楽だよね。大丈夫、いきなり無理には挿れないから」
身体を返される久我のその手にすら、ビクッと反応してしまう。
なんだこれ……もう、全身が性感帯になったのか……?
バックの体勢にさせられ、腰を持ち上げられる。
「冬麻」
久我が冬麻の背中にキスをする。
「冬麻」
久我の唇が背中から、腰、臀部と次第に後ろに下がっていき、散々弄られたきわどいところにもキスをされ、その刺激にビクッと身体が勝手に反応する。
「可愛い。俺の冬麻……」
久我の指とローションで、孔をグチュグチュされたあと、そこに久我のものが当てがわれる。
それが触れただけでそこがヒクついているのがわかる。
「待って。だめ……っ!」
指だけでああなのに、そんなものを挿れられたら……!
「あ……っ! ぁあ……っ!」
嘘だろ。久我のモノがそこにズブズブと入っていく。
やばい、これ指と全然違う。
こんなものが、中で動いたら……。
「うぅ……」
久我は動いてもいないのに、冬麻の身体は既にヒクヒク震えている。
「うわぁ……はぁん……ゔっ……」
久我がゆっくりと動く。それだけで冬麻は悶絶する。
「ごめん、少しだけ我慢して。……くっ……はぁ……すごい……」
久我が冬麻の中を堪能し始めた。
待って……。
あんまり動かれるとやばい。久我にいいように犯されて、その従属的な関係に心地よさすら感じてきた。
「うぅっ……!」
久我に再び前を握り込まれる。そして刺激を与えられる。
——嘘だろ……もう……。
淫乱にもほどがある。久我の手が巧みに動き、それに反応してまた勃ち上がる自分に嫌気がさす。
「やだぁ……もう……イきたくない……」
快感も与えられすぎると毒だ。
さっきから身体は刺激を受けて痙攣し続けている。足の指の先まで電流がはしり、自分の意思とは無関係にピクピク動いている。
これ以上はもう……。
「冬麻も俺と一緒にイこ?」
久我に冬麻の訴えは届かない。久我は冬麻を突きながら、冬麻にも快感を味わわせようとする。
「おれっ……もう……むりぃ……」
こんなに連続して刺激を受けたらどうなってしまうんだろう……。身体も力が入らないし、頭の思考回路もうまく回らない。
「ああんっ……! ああっ……んっ……!」
なんだこれ。攻められるたびに自分の声とは思えないくらい、いやらしい喘ぎ声が出る。
「冬麻の中に出させて」
久我が激しく律動し、その動きに合わせて前も上下に捌かれ、冬麻はまた絶頂へと導かれていく。
「はぁんっ……。あぅっ……」
もう久我にされるがままだ。この快楽に溺れたらはい上がることはできない。
冬麻は久我に中に放たれると同時に自身も三度目の絶頂を迎えた。
久我が冬麻の乳首を舐める。すっかり敏感になってしまった身体はそんな刺激でもうビクッと悲鳴を上げている。
「冬麻、苦しい? さっきより感じちゃうよね」
わかってるならやめろと思うのに、久我は止めるどころか、冬麻の身体を抱き締めてきた。
「……はぁっ……はぁっ……」
久我と肌と肌を触れ合わせていると、久我からあらゆるところを愛撫をされると、さっきで限界だったはずの身体は反応を示し、またムラムラと変な気持ちになってくる。
「今の冬麻、最高に可愛いよ。はぁ。たまらない……」
こっ、こんな姿のどこが……。
自分でも酷いとわかってる。汗や精液でドロドロの身体だ。
そんな身体に久我はローションをトロリとかけて、また後孔をほぐされる。
「ひぁっ……! ああっ……!」
さっき収まったはずの快感が再び押し寄せてくる。
「ここ、気持ちいい?」
久我が恐ろしい。冬麻の感じるところをどんどん掌握されて、そんなところばかり攻められたら……。
「あっ……なにこれ、やだぁ……」
感じたことがないくらいの強い刺激が冬麻を襲う。
もうわけがわからない。わからないけど、すごく、気持ちがいい……。
イッたはずの前も再び反応してきて、自分でも驚いた。
しかも勃ち上がりのソレを久我は躊躇なく咥えた。
「えっ! そんなことっ、き、汚いからっ……!」
久我の頭を押しのけようとするのに、フェラを開始した久我はその行為を止めようとしない。
「あっ。やばいっ……」
そんなところを丁寧に舐められて、口で扱かれたらたまらない……!
あっという間に快感の波のピークに連れていかれる。
——またイかされるのか……?!
自慰のときは一度イッたらそれで終わりだ。もう身体は疲れ果てているはずなのに、こんなに何回もイッたら——。
「もうっ、やめっ……久我さ、俺っ!」
これ以上フェラを続けられたら危ない。まさか久我の口の中に放つわけにもいかない。
久我は一度咥えたモノを口から離し、「俺の中に出していいよ」と言う。
「いっ、嫌だ、もう……」
何度、久我の前で羞恥をさらしたら終わるのだろう。
キスで溶かされて、性感帯を攻められて、あられもない格好で女みたいに孔を解されて、イかされて。
今は久我にソレを咥えられながら、孔を弄られている。
「あっ……! ああっ……! 離し……っ」
駄目だ。耐えられない。
こんなことはいけないと思っているのに、このまま久我の中に放ってしまいたいという欲望が頭をもたげてくる。
「そこっ……だめぇ……」
ビクッと身体をのけ反らせる。
久我がまた孔の中の感じるところを指でクイクイと嬲ってくる。それと同時に久我の喉に亀頭があたるくらい深く久我の中に取り込まれる。
信じられないくらいの快楽に襲われる。こんなの、耐えられない……!
「はぁん……ああっ……」
冬麻は身体をふるふると震わせて、久我の中に放ってしまった。それを久我は平然と飲み込んだ。
「はっ……はぁ……」
なんてことを、と抗議したいがあまりのことに息を整えるのに精一杯だ。
「冬麻」
「へぁ……?」
まともに返事もできない。頭もボーッとするし、身体も変だ。ただ久我にされるがままになってそれを感じるだけの淫らな生き物になってしまったみたいだ。
「ここに、挿れていい?」
へ……? 挿れる……? 嘘だろ。そんなもの入るわけがない。
「後ろからのほうが楽だよね。大丈夫、いきなり無理には挿れないから」
身体を返される久我のその手にすら、ビクッと反応してしまう。
なんだこれ……もう、全身が性感帯になったのか……?
バックの体勢にさせられ、腰を持ち上げられる。
「冬麻」
久我が冬麻の背中にキスをする。
「冬麻」
久我の唇が背中から、腰、臀部と次第に後ろに下がっていき、散々弄られたきわどいところにもキスをされ、その刺激にビクッと身体が勝手に反応する。
「可愛い。俺の冬麻……」
久我の指とローションで、孔をグチュグチュされたあと、そこに久我のものが当てがわれる。
それが触れただけでそこがヒクついているのがわかる。
「待って。だめ……っ!」
指だけでああなのに、そんなものを挿れられたら……!
「あ……っ! ぁあ……っ!」
嘘だろ。久我のモノがそこにズブズブと入っていく。
やばい、これ指と全然違う。
こんなものが、中で動いたら……。
「うぅ……」
久我は動いてもいないのに、冬麻の身体は既にヒクヒク震えている。
「うわぁ……はぁん……ゔっ……」
久我がゆっくりと動く。それだけで冬麻は悶絶する。
「ごめん、少しだけ我慢して。……くっ……はぁ……すごい……」
久我が冬麻の中を堪能し始めた。
待って……。
あんまり動かれるとやばい。久我にいいように犯されて、その従属的な関係に心地よさすら感じてきた。
「うぅっ……!」
久我に再び前を握り込まれる。そして刺激を与えられる。
——嘘だろ……もう……。
淫乱にもほどがある。久我の手が巧みに動き、それに反応してまた勃ち上がる自分に嫌気がさす。
「やだぁ……もう……イきたくない……」
快感も与えられすぎると毒だ。
さっきから身体は刺激を受けて痙攣し続けている。足の指の先まで電流がはしり、自分の意思とは無関係にピクピク動いている。
これ以上はもう……。
「冬麻も俺と一緒にイこ?」
久我に冬麻の訴えは届かない。久我は冬麻を突きながら、冬麻にも快感を味わわせようとする。
「おれっ……もう……むりぃ……」
こんなに連続して刺激を受けたらどうなってしまうんだろう……。身体も力が入らないし、頭の思考回路もうまく回らない。
「ああんっ……! ああっ……んっ……!」
なんだこれ。攻められるたびに自分の声とは思えないくらい、いやらしい喘ぎ声が出る。
「冬麻の中に出させて」
久我が激しく律動し、その動きに合わせて前も上下に捌かれ、冬麻はまた絶頂へと導かれていく。
「はぁんっ……。あぅっ……」
もう久我にされるがままだ。この快楽に溺れたらはい上がることはできない。
冬麻は久我に中に放たれると同時に自身も三度目の絶頂を迎えた。
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