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それぞれの罪
しおりを挟む──偉大な王の罪──
ギテリィア王国の国王は自分の国が崩壊に向かっているのを感じていた。誰かが悪かった訳ではない。
タイミングが悪かったのだ。もしも、息子エドワードが本当の愛を見つけるのがもっと早かったり、遅かったら結果が変わっていただろう。
いや、自分がもっと息子にジャスミン嬢の事を伝えていたら良かったのだ。彼女はエドワードを愛していないと。
彼女の腕は息子を助けるために焼け爛れた。
てっきり、エドワードは覚えていると思っていた。それほど印象的な事件だったから。だから、あんな下らない茶番劇が起こるとは思っても見なかった。
起こったのは今と同じ様に雪積もる冬の月、友人であったジャスミン嬢の父親と仕事の相談をしつつお茶をしていた時の事だ。
たまたま、父親についてくる事となったジャスミン嬢と遊び相手を欲していたエドワードが、二人して城の探索にでていた。城の中だし、兵士も少なくない人数が歩き回る所で何かが起こるわけがないと油断していた。
ドッ……
突然、地響きの様な音が聞こえたかと思うと遠くで悲鳴が響く。
何事かと思い、音や悲鳴のする方に向かうと、庭園にエドワードが倒れていた。慌てて近寄るもそれは結界により阻まれる。結界にすがり付き、何が起こっているのか把握しようとするも頭が真っ白で働いてくれない。
「ジャスミン!」
友人の娘を呼ぶ声に、結界の中を再度改めるとエドワードから少し離れた所に、黒一色を身に纏う男と対峙した少女が居た。それは、紛れもなくジャスミン嬢だ。
ジャスミン嬢の母親に似た美しい銀糸の髪は少し縮れ、藍のドレスには煤がついている。
父親の声に、ピクリと反応を示すと視線を男から外さずに手をこちらに向けた。すると、すがっていた結界が消えて中に入れる様になった。
いつの間にか来ていた兵士と共に中に入れば、エドワードは気絶しているだけなのがわかった。ほっとして、次いでジャスミン嬢を見れば、エドワードとジャスミン嬢の間にも結界が張ってあり二重で護られているのがわかる。そんなジャスミン嬢の姿に昔のエンヴィーの姿が重なった。
学舎にも未だ行けない少女がこれほどの力を持っているとは驚きであった反面、恐ろしくも感じた。親友に掛ける声は恐らく震えて居た事だろう。
「エンヴィー、ジャスミン嬢はいったい……。」
「私の自慢の娘だ。」
我が友人、エンヴィーがジャスミン嬢を見つめ微笑みながらそう言った。普段が無表情に近い男がこんな笑みを浮かべるとはよほど娘が自慢なのだろう。確かに、愛妻家な彼が妻に似ているジャスミン嬢を溺愛するのは分かる。
しかし、だからと言って武力を与えるのはどうかと思う。
そんな考えをしている中、こちらを見ていないはずのジャスミン嬢は、雰囲気で兵士が近くにいることがわかったのか、すべての結界を解除した。
それにより、黒い男は武具を身につけた兵士に即座に囲まれることとなる。
この後、男は尋問され主犯を捕らえることとなるだろう。こうなって初めて、緊張の糸が途切れた。
だからこそ、また油断した。
これで終わりかと思って後始末を命じようと男から視線を外してしまった、その時視線の端ではジャスミン嬢が目を見開いていた。ジャスミン嬢はすぐさま治癒魔導師に治癒を受けてたエドワードを押し出すようにその場から動かした。そしてその衝撃にエドワードが気絶から目が覚める事となる。
この時ばかりは、目を覚まさなければ良かった。エドワードの目の前、先ほど居た場所に立ち上る漆黒の火柱。その炎はエドワードを押し出した際に、手を伸ばしてたジャスミン嬢の手を巻き込み、燃え上がる。
銀糸の髪を振り乱しジャスミン嬢の声無き悲鳴が発せられた。
漆黒の炎が収まりを見せたのは、黒一色の男は口から血を吐き地に倒れたときだ。
漆黒の炎は、男の命をかけた最後の攻撃だったのだ。
すぐさま、その場にいた治癒魔導師を呼びよせると、ジャスミン嬢の手を治療させようとしたが、男の命を代償にされた傷痕は癒すことはできなかった。
これは後程わかったがこの治療魔導師は中級の光魔法しか使えず、しかも、殆ど無傷のエドワードに無駄に治癒魔法を掛けたために魔力が足りなかったである。
それを知ったときには、治癒可能な時間2日間が過ぎていた。さすれば、治すには魔神の愛し子しかないと聞かされた私は、重度の火傷を刺激をしない様にゼリーのような保護材を両手に纏ったジャスミン嬢に頭を下げた。
『こくおうへいか、わたくしはエディを護れたことを誇りにおもいますわ。腕はそのあかしです。』
頭を下げる私の前に座り込み優しく微笑んでくれた、少女にどうしてもエドワードと共に国を支えて欲しく思ったのは当然の事だと思う。
そんな思いを持っていた私が、エドワードの婚約者になってほしいと打診するのは、ジャスミン嬢が湯治旅行から帰って来てすぐのことだった。
ジャスミン嬢は困った様な表情をしていたが、エドワードが本当に愛する人を見つけるまでと条件をつけ頷いてくれた。どうやら、ジャスミン嬢はすでにエドワードは愛する相手と見れないらしい。
それでも、婚約者の立場ならその内心動かせると信じていた。しかし、まさかエドワードが婚約者として紹介した時がジャスミン嬢との初対面と思っているとは。そう、エドワードは事件の事を忘れて居たのだ。
まさか、忘れているとは思わなかった私は、漆黒の炎の記憶を、辛い記憶をなるべくなら振り返らないようにと話題を避け、箝口令を強いてしまったのだ。
親心が仇となってしまった。
私の罪
それは、変わらない日常に甘んじていざというとき動けずに居た愚かな私が、エドワードが目の前で人が燃えた記憶を振り返らない様にと事件に箝口令を敷き、無知な子供を作ったこと。
夏の月に入るというのに降り積もる雪は、私の罪を贖罪しているようだった。願わくば、魔神の愛し子が証を汚したことを赦して下さるように。
ギテリィア国王陛下 ルキアス・ギテリィア
──夢見る少女の罪──
鷹山 茉莉花。
それは、私の前世の名前。
そう、私には前世の記憶があるの。いわゆる転生者って奴ね。
前の世界では、私は喪女ってよばれる感じの子。勉強ばっかりでつまらない奴だったと自分でも思うわ。そんな私にも趣味があって、ネット小説を読んだり乙女ゲームをする事。
今まで読んできた作品の中では、私みたいな転生者って選らばれた人で世界のために戦ったり、前世の世界のアイディアで金儲けしてうはうはとかするのよ。
こうやって、せっかく前世の記憶があるのだから利用しないとね。
でも、ちょっと待って。前世の知識があるとわかったらきっと、悪いやつに狙われちゃうわ。気をつけないと。
そうだ、パパにさりげなくアイディアを伝えて反応を見ることにするわ。
まずは、この昔のヨーロッパみたいなところに無いだろう、和風料理とかどうかな。
どうなってるの?
この世界に私の知識で新たな物を作ろうって思ってたのにっ!なんなの?私が作り方を知ってるものが殆どあるんだけどぉ。
私のパパが言うには、偉い学者さんとかが再現?いや、発明よね、してくれたりしてくれちゃったわけらしいわ。
もう、私の計画が台無しよ。
そういえば、パパにそろそろ学校に入らないとね。って言われたっけ。はっ、もしかしてこの世界は乙女ゲームの世界かしら。
携帯小説とかにも転生者が学園でイケメンに助けられてラブラブにとかあるし、私も色んな乙女ゲームを嗜んでたから神様がイケメン達に真実の愛をわからせるために私を呼んだのかも知れないし。
実際、前世に比べて遥かに私可愛くなってるし。
学園といえば王都よね。私が住んでるところの王都ってギテリィア王国ね。うふふ、 パパに言って、王都の学園に通わせてもらおう。
やっぱりそうみたい。何がって、ここが乙女ゲームの世界ってことよ。だって、学園が前世で大好きだった《聖乙女の旋律》ってゲームにそっくりなんだもん。
それにね、テンションがあがって、学園に突入した時に誰かにぶつかって尻餅付いちゃったんだけど、そんな私に手を差し伸ばしてくれたのは、ゲームのメインキャラエドワード王子そっくりだったの。
で、そのあと周りにいた銀糸の髪の人に聞いたらやっぱりエドワード王子だって。私の考えが間違ってなかった証なのよ。
門での衝突もきっと、出逢いイベントね。エドワードとのルートが出来たわね。
やっぱり私は選ばれたのよ。
さっそく、私は攻略キャラを確認したわ。
一人目は、私の一番押しエドワード様。
第三王子だけど唯一の正妃の子だから、次期王様候補。
性格は俺様で強引だけど、懐に入れた相手には優しいの。金髪で緑の目というまさに王子さま。
でも、彼は次期王様ってだけで一線を引かれ寂しい思いをしていたの。そこを救うのがヒロインよ。
ライバルは銀髪の綺麗系美人。
二人目は財務大臣の息子。
大胆不敵な親とは違って気弱で心優しいの。
ストーリが進み仲良くなってくとそんな心優しい子が男として目覚めヒロインと……きゃっ。
ライバルは姉御肌の栗毛の子。
三人目は国の司法を司る一族の息子。
頭が良くて有能な彼の悩みは、弟との確執。
どんなに有能でも、人脈だけは弟に負けていてそこを王子とも繋がりを持ったヒロインを使いカバーしようと考えるの。でも、ヒロインと接している内に本当に大事なものを見つけるのよね。
ライバルは、ダークブラウンの髪の小動物系の子
おかしいのは本当の所、宰相の息子のはずなんだけど。まあ、ちょとの違いよね。
他にもいるけどメインはこの三人よね。この三人の友好度を上げとかないと、エンディングの悪女との対決で負けちゃうんだもの。
今回はやっぱり私の愛するエドワード様でやりたいから、ライバルの悪女は銀髪のジャスミンとかいう女。
知性的で綺麗だけど済ました顔が気にくわない。しかも、夏でも付けてる手袋がなんか気味悪いわ。
日焼けでも気にしてるのかしら。
エドワード様と仲良くなって、その事をいうとエドワード様もそう思っていたらしく同意してくれた。なんか、初対面の時からそうだったらしいわ。本当、気味が悪いわ。
思わず溢れたその言葉に、エドワード様は力強く抱き締めてくれたの。少年特有の柔かさと男らしい筋肉という相反するものに包み込まれて気味が悪かったのが夢心地になったわ。
入学してから三年。
やっぱりゲームと違って長かったわ。でもやっと待ち望んでた、エンディング目前の卒業パーティー。
前日にエドワード様にエディ呼びを許可されプロポーズを頂いた。そんでもって今日は順調に断罪場面。
実際、虐めも起こって本当に辛くてエディ達に泣きついたらあっという間に証拠が出てきた。そんでもって、断罪を願うため王が来る卒業パーティーに事を起こすことにしたのよ。
最初はよくみる婚約破棄からの断罪だったのだけど、
ある女が出て来て雰囲気が変わった。
神の国から留学してきらしいけどでしゃばらないでよ。
私は選ばれし転生者よ。
証拠が無効?何言ってるのよ。指紋が出てるのよ。
指紋がない?そんなわけないでしょ。人は誰もが指紋を持ってるのよ。最近発見したみたいだけど、私はその有効性を知っているわ。テレビドラマで見たもの。
その時、悪女の手袋が外されて両腕が出てきた。赤黒い醜い手。酷い有り様。あれじゃあ、確かに手袋は外せないわ。
魔神の愛し子しか治せないってもしかして、魔神の愛し子って私の事かしら。
えっ、あの手に指紋がないの?
火傷の状態が酷いから破くことも出来ないの?じゃあ、この証拠達は彼女は関係ないの?
でも、罵られたわ。これは本人からだから間違いないよ。
イチャイチャなんてしてないわよ。ちょっと、触れあってただけでしょ。なによ、周りまでなんなの一体。こんなのゲームにはなかったわよ。何処で変わったの。
悪役令嬢が断罪されないなんて。
何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの何なの!
邪魔するあの女が魔神の愛し子?ただの治癒魔法で治しただけでしよ。
なんでなんで、エディまでそんな顔しないでよ。大丈夫。私が本当の魔神の愛し子だから。そうよ、私は選ばれたのよ。
だって転生者だもの。
それをあの女が崩した。
『この世界には、転生者、異世界人がたくさん居るわよ。』
えっ……。
思わず言葉を失ってしまったわ。そして、頭はパニックに包み込まる。
待ってちょうだい、嘘よね?だって小説では……。
ココハホントニショウセツノセカイ?
ゲームでも転生者は特別な……。
ココハゲンジツノセカイナノハシッテタハズ
特別だから、何でも出来たんじゃないの?
ナンノタメニワタシハココニイルノ?
ダレカ タ ス ケ テ ……
思わず座り込んだ私の周りで誰かが騒いでる。国がなんだお前のせいだと。
魔神の愛し子を騙ったから?そんなの知らないわよ。
そんな事だけで慌てないでよ。意味わからない。
それよりなんで、誰も転生者の事を教えてくれなかったの?
違う、違うわ。私が逃げてたんだよ。たぶんどこかで聞いていたのに、私は自分が特別になりたくて聞かないふりをしてたんだ。だって、新たな世界の勉強は楽しいはずなのに、世界を知るための世界論はサボってたもの。
前に、明らかに前世の知識が必要な物を学者が再現したってパパが言ってたのを発明したんだと無理に思い込んでた。
何でもっと早くに気づかなかったのかしら。いいえ、違うわ。私は気づきたくなかったのね。
気づいたら最後、もう、ヒロインの様には振る舞えないかもしれないもの。
馬鹿みたい。
ふと、顔を上げるとエディ、もうそう呼べないわね。エドワード様が部屋から兵士を連れて慌てて出て行ったのが見えた。
周りの囁きから、私を魔神の愛し子に贄として捧げて許しを乞うのだと言っている。
良いわ。何でもやってやるわよ。もう、私は世界から必要とされてないんだもの。
私が、周りで糾弾していた大人達に無理やり立たされた瞬間、王が待ったを掛けた。
『皆のもの聞いてくれ。今、わが息子エドワードが国のため、愛するマツリカのため魔神の愛し子に命を捧げに行った。』
国王陛下が震えるような声に、私は耳を疑いはっとして顔を上げた。少し疲れて老けたような国王陛下の両目からは雫が床に落ちる。
それが、先程の言葉を本当のことだと示していた。
愛するマツリカ?
エドワード様はこんな私をまだ愛してくれているの?
嘘でしょ。
なんでかしら、涙が溢れてきて嗚咽が漏れる。そして、また座り込んでしまったわ。でも、からだが震えて立ってられないの。
ああ、神様お願いです。どうか、私の愛しのエドワード様の命をとらないで。最初で最後のお願いです。
私はどうなっても良いの。
現実とゲームが区別がつかない私などもう、良いのです。
胸元に手を組んで、神に祈っていればバタバタと兵士が慌てて入ってきた。そして、涙ながらに王の元に膝を着いた。だれもが、その兵士に注目した。
「魔神の愛し子様からのお言葉です。『マツリカ嬢はこの国の咎です。自然死以外は許可しません。それと……。』」
それと?
「『もちろん、貴方も命を捧げる事は許しませんよ。最後に……。』」
『悪役令嬢はもらい受けます。』
ああ、神様本当にありがとう。彼の命を取らないで居てくれて。
私の罪
現実を見なかったこと。それが現実だと知っていたのにゲームをだと思ってた。そうしないと、どうやって接するかが判らなかった。
私が選ばれた者だと思い、皆が幼少の頃から習う不可侵の存在を騙り、国を今崩壊させていること。
ギテリィア王国の高台の一室で私は軟禁されている。エディが、自分の足で登って食事を届ける意外何も変化はない。
窓の外では夏にも関わらず雪が積もる。これは世界が怒っているのだという。
願わくば、この新たな命が産まれるまでに怒りがとけますように。
私は、優しく微笑みながらお腹を擦った。
マツリカ・オーランド(旧姓)
──魔神の愛し子の会談──
コウラン(以下コ)「いつもながら、甘いよな。」
シンリ(以下 シ) 「そうですか?」
コ「ああ、窓から出たとき、王子があの女の為に命を掛けようとしてたの知ってただろ?」
シ「まあ、会場ではマツリカ嬢を捧げる雰囲気でしたから。」
コ「知らなかったのか。」
シ「でも、あの絶望の顔はヤバかったデス。」
コ「だから、死ぬことは許さないってか……。」
シ「そういえば、マツリカ嬢のお腹に新たな命が宿ったみたいですよ。」
コ「話を変えたな。……聖霊王に会いにいくのか?」
シ「はい、雪を止ませたりしなきゃ。」
コ「はぁ、だから甘いって。」
シ「新たな命には罪はありませんし、色々と偶然が重なっただけみたいだし。」
コ「あの女は確信犯だろ。」
シ「んー、魔神の不手際もあるでしょ。転生者、異世界人は一度、魔神に会うとかすれば良いのに。」
コ「…………それもそうか。」
シ「それじゃ、僕は聖霊王の元に行きますか。」
コ「俺も行く。」
ギテリィア王国の魔神の愛し子の怒りは、ある男の子が産まれた時を境に消えた。
国の人々はその男の子が偉大な人物になると口々に囃し立てた。
実際に、その男の子はギテリィア王国の賢王と呼ばれた。そして、隣国にまで名が響く素晴らしき実績を築くのは、怒りが消えた16年後の事である。
end
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