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第48話 負けず嫌い
しおりを挟む 胃が痛い。
今すぐ宿に帰って寝たい!
ああ、わかっていたとも。
わかっていたことだが……やはりシエリは手強い!
彼女は俺と違って他人との対話に臆さない。
王族だからなのか、もともとそういう性格なのか。
こちらが怯んでいるときにも容赦なくグイグイ来る。
そして何より、思い込みが激しい。
彼女は一度こうだと考えたが最後、どんな難事であっても必ずやり遂げる。
それこそが俺の知るシエリだ。
俺に対する評価が異様に高いのも問題だ。
どれだけ違うと言っても謙遜と取られてしまう。
どうせ今もロクでもない勘違いをしているに決まっている。
顔を赤くしたまま嬉しそうな笑みを浮かべたのが、その証拠だ。
あの表情を見せたシエリは必ず直後に突拍子もない事をやらかしてきた。
いや……俺の予想が当たっているなら、既にやらかしている。
そしてそれは必ずしも彼女やパーティを陥れる失態になるとは限らず、むしろ敵の意表を突く光明となるから恐ろしい。
とにかく、こちらが必勝の態勢を整えているとはいえ油断はできない。
ひとまずイッチーとの打ち合わせどおりに……。
「それで? 次の条件は何かしら?」
シエリが挑発的な笑みを浮かべる。
「その前に確認したい。俺を連れ戻すのは……『はじまりの旅団』の総意なのか?」
そう指摘すると、シエリは悪戯がバレた子供のような顔をした。
「痛いところを突かれたわね」
的中!
やはりシエリの独断専行だったか!
――『はじまりの旅団』のリーダーってカルンさんだよなぁ? なんでシエリさんだけなんだろうな?
イッチーの何気ない言葉を聞いて、もしやと思ったが……。
「ならば、この申し出はやはり受けられないことになるな」
もはや語るまでもない。
ここにいないカルンとセイエレムは俺の再加入に反対なのだろう。
であれば、この交渉は最初から無意味ということになる。
「んー。アーカンソーを連れて行きさえすれば後はウヤムヤにできるかなーって思ったけど、考えが甘かったかしらね」
……白旗を上げたか?
いいや、まだだ。
シエリがそんな浅はかな考えで俺を再スカウトに来るはずがない。
「じゃあ、今日はお開きね。ふたりを説得できたら、また来るわ」
「待て。まだ聞きたいことはある」
シエリが席を立とうとするのを引き留めた。
「フフ……何かしら?」
「昨日も聞いた気はするが……どうしてここまで俺に拘る? 他のメンバーの反対を振り切ってまで……」
「そんなの決まってるじゃない。アンタの代わりはいないからよ」
シエリはきっぱりと即答した。
「アンタ以上の魔法の使い手はこの世に存在しない。傍にいることで学べることが多いから……それだけよ」
嘘だ。
稀代の大魔法使いなのはシエリのほうだ。
今更、俺から学ぶことなどあろうはずがない。
「あとは、そうね。これはあくまで個人的な感情なんだけど……あたしがアンタの隣にいたいのよ。納得した?」
シエリが笑う。
それは、ウィスリーと同い年とはとても思えない蠱惑的な笑みだった。
「フン! そんなこと言って……どーせご主人さまに惚れてるんだろっ!?」
ウィスリーがとんでもないことを口走った。
シエリが俺に惚れている?
それこそ天地がひっくり返っても有り得ない話だ。
「そうよ?」
「…………は?」
ちょっと待て。
今、シエリは肯定したか……?
「ま、もうフラれちゃったんだけどね」
その瞬間、シエリ以外の全員が「どういうことだ」とばかりに俺を睨みつけてきた。
「い、いや! 待て! 俺は知らんぞ!」
「へぇ……そっか。絶対バレてると思ったけど、アーカンソーにも知らないことがあったのね」
シエリがクスッと笑みをこぼしてから、ドリンクグラスを揺らして中の氷を弄ぶ。
そして全員に語り聞かせるように想いを吐露し始めた。
「少し前までのあたしはね、こいつと並びたてる自分でいたかったのよ。できると思ってたし、できてるつもりだった。でも、だからこそ自分がアーカンソーからすれば塵芥同然なんだと知って絶望した」
「いやいや。塵芥だなんて、そんなことはこれっぽっちも――」
「で、ベッドで枕を濡らしてるときに思い知ったの。あたしはアーカンソーに恋してたんだなーって。気づいたときにはもう失恋してたってわけよ。笑えるわ」
「待つんだシエリ。待て――」
「もう今となってはあたしが恋をしてたのがアーカンソー自身なのか、アーカンソーの才能だったのか、自分でもよくわからないの。それを確かめたいって気持ちもなくはない。だけど、それ以上にあたしがアーカンソーに拘るのは使命感からよ」
「いいか聞け。人の話を――」
「アーカンソー!」
「はいっ!」
名前を呼ばれて思わず背筋を伸ばしてしまった。
「あなたを失うことはエルメシア王国の……いいえ。人類の損失よ。だから、アンタにはパーティメンバーの意志なんて無視してもいいから『はじまりの旅団』に帰ってきてほしいの」
う、ううむ。
なんだかもうぜんぜんわからないが、シエリは本気の本気で俺を連れ戻したいようだな。
とはいえ、俺の答えはやはり――
「それはできない。カルンやセイエレムが俺を受け入れらない限り、一緒にはいられない」
……今日はこれで決着となりそうか。
それにしてもウィスリーとメルルまで俺を睨んでるし、他のみんなも「あんな美少女をフるなんてよぉ」「敵だの」「嫉妬の炎で脳が焼けるんだぜ」「何番目でもいいから既成事実を作りたい」「それでもアーカンソー様好き好き」「アーシもスタイルなら負けてないし」などと言ってるし、味方がひとりもいなくなってしまった。
おそるべし、天然やらかシエリ……。
「……逆に言うと、あたしはアンタを受け入れているから、あたしだけならいいってことよね?」
「ん? まあ、そういうことにはなる、のか……?」
――間隙だった。
気を抜いて、意味を深く考えずに頷いてしまった。
次の瞬間、シエリが我が意得たりとばかりに口端を吊り上げる。
「じゃあ、あたしが『はじまりの旅団』を辞めてアンタのパーティに入る分にはなんの問題もないわよね?」
「……なんだと?」
「正確には、もう辞めてきたんだけどね」
『はじまりの旅団』を……辞めたっ!?
だが、そんなことになれば――
「魔法使いが不在になってしまったら、カルンたちが困るんじゃないか!?」
「大丈夫よ。もう後釜は紹介してあるから」
「えっ。じゃあ、いいのか……?」
「異議あーり!!」
ウィスリーが席から勢いよく立ち上がりながら、ビシッとシエリを指差した。
さらにテーブルに足を乗せようとして……チラッと俺のほうを見てから、何かを思い出したようにスッと足を戻して深呼吸したあと。
「ダメダメダメ! あちしはそんなの認めないよ!」
一気にまくし立てた。
しかしウィスリーの大反対を受けても、シエリは余裕の態度を崩さない。
「あら、おかしいわね? ウィスリー……今回提示された条件の中に『貴女の加入』が含まれてたってことは『はじまりの旅団』であたしとアーカンソーと自分が同じパーティになるのは良かったわけよね? それなのに、あたしが抜けてそっちに行くのは駄目ってわけ? それはさすがに筋が通らないんじゃないかしら?」
「うっ、それは……!」
「ひょっとして、あたしがアーカンソーに色目使うと思ってたりする?」
絶句するウィスリー。
シエリが呆れたように肩をすくめた。
「言ったでしょ。失恋したって。あたしは別にアーカンソーとそういう仲になりたいってわけじゃないのよ。だから安心なさいな」
「安心って……ち、違うもん! あちしはご主人さまに変な虫がつかないように使用人として義務を果たしてるだけだもん!」
ウィスリーが真っ赤になって否定すると、シエリは有無を言わさぬ笑顔で小首を傾げた。
「ふーん。変な虫の定義について語ってもいいけど、この話続けたい? もういいわよね?」
「……あい」
ウィスリーが涙目で着席する。
な、何故かはわからないがウィスリーが言い負かされた……。
「じゃ、アーカンソー。そういうことだから、よろしくね。あ、もちろん今更どのツラ下げてって言うなら大人しく帰るけど?」
……ああ、そうか。
リーダーのカルンが来てない時点で、もっとおかしいと思うべきだったのだ。
「君の狙いは初めから俺の再スカウトなどではなく……!」
「フフッ……知らなかった? あたし、負けず嫌いなの」
ウィスリーが黙り込み。
十三支部の全員が俺の味方をやめ。
さらにシエリの加入をこれといって断る理由がない以上……もはやどうすることもできない。
我々の完全敗北というやつである。
「えへへっ。初めてアーカンソーに知恵比べで勝っちゃったかも♪」
シエリは何やらプルプルと体を震わせながら、これまで見た中でもとびっきりの笑顔を見せるのだった。
今すぐ宿に帰って寝たい!
ああ、わかっていたとも。
わかっていたことだが……やはりシエリは手強い!
彼女は俺と違って他人との対話に臆さない。
王族だからなのか、もともとそういう性格なのか。
こちらが怯んでいるときにも容赦なくグイグイ来る。
そして何より、思い込みが激しい。
彼女は一度こうだと考えたが最後、どんな難事であっても必ずやり遂げる。
それこそが俺の知るシエリだ。
俺に対する評価が異様に高いのも問題だ。
どれだけ違うと言っても謙遜と取られてしまう。
どうせ今もロクでもない勘違いをしているに決まっている。
顔を赤くしたまま嬉しそうな笑みを浮かべたのが、その証拠だ。
あの表情を見せたシエリは必ず直後に突拍子もない事をやらかしてきた。
いや……俺の予想が当たっているなら、既にやらかしている。
そしてそれは必ずしも彼女やパーティを陥れる失態になるとは限らず、むしろ敵の意表を突く光明となるから恐ろしい。
とにかく、こちらが必勝の態勢を整えているとはいえ油断はできない。
ひとまずイッチーとの打ち合わせどおりに……。
「それで? 次の条件は何かしら?」
シエリが挑発的な笑みを浮かべる。
「その前に確認したい。俺を連れ戻すのは……『はじまりの旅団』の総意なのか?」
そう指摘すると、シエリは悪戯がバレた子供のような顔をした。
「痛いところを突かれたわね」
的中!
やはりシエリの独断専行だったか!
――『はじまりの旅団』のリーダーってカルンさんだよなぁ? なんでシエリさんだけなんだろうな?
イッチーの何気ない言葉を聞いて、もしやと思ったが……。
「ならば、この申し出はやはり受けられないことになるな」
もはや語るまでもない。
ここにいないカルンとセイエレムは俺の再加入に反対なのだろう。
であれば、この交渉は最初から無意味ということになる。
「んー。アーカンソーを連れて行きさえすれば後はウヤムヤにできるかなーって思ったけど、考えが甘かったかしらね」
……白旗を上げたか?
いいや、まだだ。
シエリがそんな浅はかな考えで俺を再スカウトに来るはずがない。
「じゃあ、今日はお開きね。ふたりを説得できたら、また来るわ」
「待て。まだ聞きたいことはある」
シエリが席を立とうとするのを引き留めた。
「フフ……何かしら?」
「昨日も聞いた気はするが……どうしてここまで俺に拘る? 他のメンバーの反対を振り切ってまで……」
「そんなの決まってるじゃない。アンタの代わりはいないからよ」
シエリはきっぱりと即答した。
「アンタ以上の魔法の使い手はこの世に存在しない。傍にいることで学べることが多いから……それだけよ」
嘘だ。
稀代の大魔法使いなのはシエリのほうだ。
今更、俺から学ぶことなどあろうはずがない。
「あとは、そうね。これはあくまで個人的な感情なんだけど……あたしがアンタの隣にいたいのよ。納得した?」
シエリが笑う。
それは、ウィスリーと同い年とはとても思えない蠱惑的な笑みだった。
「フン! そんなこと言って……どーせご主人さまに惚れてるんだろっ!?」
ウィスリーがとんでもないことを口走った。
シエリが俺に惚れている?
それこそ天地がひっくり返っても有り得ない話だ。
「そうよ?」
「…………は?」
ちょっと待て。
今、シエリは肯定したか……?
「ま、もうフラれちゃったんだけどね」
その瞬間、シエリ以外の全員が「どういうことだ」とばかりに俺を睨みつけてきた。
「い、いや! 待て! 俺は知らんぞ!」
「へぇ……そっか。絶対バレてると思ったけど、アーカンソーにも知らないことがあったのね」
シエリがクスッと笑みをこぼしてから、ドリンクグラスを揺らして中の氷を弄ぶ。
そして全員に語り聞かせるように想いを吐露し始めた。
「少し前までのあたしはね、こいつと並びたてる自分でいたかったのよ。できると思ってたし、できてるつもりだった。でも、だからこそ自分がアーカンソーからすれば塵芥同然なんだと知って絶望した」
「いやいや。塵芥だなんて、そんなことはこれっぽっちも――」
「で、ベッドで枕を濡らしてるときに思い知ったの。あたしはアーカンソーに恋してたんだなーって。気づいたときにはもう失恋してたってわけよ。笑えるわ」
「待つんだシエリ。待て――」
「もう今となってはあたしが恋をしてたのがアーカンソー自身なのか、アーカンソーの才能だったのか、自分でもよくわからないの。それを確かめたいって気持ちもなくはない。だけど、それ以上にあたしがアーカンソーに拘るのは使命感からよ」
「いいか聞け。人の話を――」
「アーカンソー!」
「はいっ!」
名前を呼ばれて思わず背筋を伸ばしてしまった。
「あなたを失うことはエルメシア王国の……いいえ。人類の損失よ。だから、アンタにはパーティメンバーの意志なんて無視してもいいから『はじまりの旅団』に帰ってきてほしいの」
う、ううむ。
なんだかもうぜんぜんわからないが、シエリは本気の本気で俺を連れ戻したいようだな。
とはいえ、俺の答えはやはり――
「それはできない。カルンやセイエレムが俺を受け入れらない限り、一緒にはいられない」
……今日はこれで決着となりそうか。
それにしてもウィスリーとメルルまで俺を睨んでるし、他のみんなも「あんな美少女をフるなんてよぉ」「敵だの」「嫉妬の炎で脳が焼けるんだぜ」「何番目でもいいから既成事実を作りたい」「それでもアーカンソー様好き好き」「アーシもスタイルなら負けてないし」などと言ってるし、味方がひとりもいなくなってしまった。
おそるべし、天然やらかシエリ……。
「……逆に言うと、あたしはアンタを受け入れているから、あたしだけならいいってことよね?」
「ん? まあ、そういうことにはなる、のか……?」
――間隙だった。
気を抜いて、意味を深く考えずに頷いてしまった。
次の瞬間、シエリが我が意得たりとばかりに口端を吊り上げる。
「じゃあ、あたしが『はじまりの旅団』を辞めてアンタのパーティに入る分にはなんの問題もないわよね?」
「……なんだと?」
「正確には、もう辞めてきたんだけどね」
『はじまりの旅団』を……辞めたっ!?
だが、そんなことになれば――
「魔法使いが不在になってしまったら、カルンたちが困るんじゃないか!?」
「大丈夫よ。もう後釜は紹介してあるから」
「えっ。じゃあ、いいのか……?」
「異議あーり!!」
ウィスリーが席から勢いよく立ち上がりながら、ビシッとシエリを指差した。
さらにテーブルに足を乗せようとして……チラッと俺のほうを見てから、何かを思い出したようにスッと足を戻して深呼吸したあと。
「ダメダメダメ! あちしはそんなの認めないよ!」
一気にまくし立てた。
しかしウィスリーの大反対を受けても、シエリは余裕の態度を崩さない。
「あら、おかしいわね? ウィスリー……今回提示された条件の中に『貴女の加入』が含まれてたってことは『はじまりの旅団』であたしとアーカンソーと自分が同じパーティになるのは良かったわけよね? それなのに、あたしが抜けてそっちに行くのは駄目ってわけ? それはさすがに筋が通らないんじゃないかしら?」
「うっ、それは……!」
「ひょっとして、あたしがアーカンソーに色目使うと思ってたりする?」
絶句するウィスリー。
シエリが呆れたように肩をすくめた。
「言ったでしょ。失恋したって。あたしは別にアーカンソーとそういう仲になりたいってわけじゃないのよ。だから安心なさいな」
「安心って……ち、違うもん! あちしはご主人さまに変な虫がつかないように使用人として義務を果たしてるだけだもん!」
ウィスリーが真っ赤になって否定すると、シエリは有無を言わさぬ笑顔で小首を傾げた。
「ふーん。変な虫の定義について語ってもいいけど、この話続けたい? もういいわよね?」
「……あい」
ウィスリーが涙目で着席する。
な、何故かはわからないがウィスリーが言い負かされた……。
「じゃ、アーカンソー。そういうことだから、よろしくね。あ、もちろん今更どのツラ下げてって言うなら大人しく帰るけど?」
……ああ、そうか。
リーダーのカルンが来てない時点で、もっとおかしいと思うべきだったのだ。
「君の狙いは初めから俺の再スカウトなどではなく……!」
「フフッ……知らなかった? あたし、負けず嫌いなの」
ウィスリーが黙り込み。
十三支部の全員が俺の味方をやめ。
さらにシエリの加入をこれといって断る理由がない以上……もはやどうすることもできない。
我々の完全敗北というやつである。
「えへへっ。初めてアーカンソーに知恵比べで勝っちゃったかも♪」
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