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ある雨の日の2人
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暑い夏がなかなか終わらなく、残暑がひどい9月が終わると、天候が不安定な日々がやってきた。
「んっ、あっ」
「はっ、ぐっ、締めるなっ」
「あっ、気持ちいい」
激しい土砂降りの雨の中、一台の車が駅の近くにあるコインパーキングに停まっていた。最大で一日1200円と高い値段だが、数十m歩くと駅から近いため、使用者で溢れているそのパーキングでは、エンジンを消した車の中で2人の男と女が交わっていた。
今日は残業して仕事をするから帰りが遅くなると、スマホで予め家族に連絡した眞下卓は、ダッシュボードにいつも掛けていた黒縁メガネを置いて、運転席の椅子を1番後ろまで移動させた後に、溺れていると自覚している娘──未映子を膝の上に乗せて、その蜜壺に己の欲情した昂りを入れた。
下から突き上げると、車がわずかに揺れた。
仕事終わりに作業着を着た自分と仕事帰りの彼女を駅で拾い、土砂降りで視界も悪く、足早に帰る人しかいない誰も見てない駅の近くにあるパーキングに停めたのは、つい30分前だった。
朝は時間があれば彼女を駅まで送り、朝なのにあまり人がいない穴場を見つけてキスをしていただけだった。帰りは自分の仕事の関係で迎えには行けなかったが、今日は朝から雨で社長の命令で早めの帰宅となったのだ。
それを未映子に告げて迎えに行くことにし、そのまま妻にも残業で遅れると伝えた。
未映子は車に乗った後はコートを脱いで後部座席に置いており、茶色のハイネックのニットを着て、黒いロングスカートを俺に繋がっている所を見せるようにたくし上げていた。
そのニットの下の柔らかな2つの胸を知っている俺は触りたくてしょうがなかったが、土砂降りとはいえ娘の肌を誰かに見せられるのを許すほどの度量がなかった。彼女は車の天井に右手を置いて、俺の下からの突き上げに倒れないようにしていて、それがまた快感を加速させた。
「はっ、あっんっそれやばいっ…あっ」
「ぐっ…は、未映子」
彼女の左薬指に光る指輪が俺の腕に添えられ、俺は耐えきれずに彼女の左手をとって手のひらを重ねて恋人繋ぎをした。
未映子は天井に置いた手を離して俺に抱きつくと、俺は彼女の中に欲情の証を注ぐことに集中したのだった。
***************
最初は他愛のない話をしていたと思う。
仕事お疲れ様とか雨やばいねーとか、本当に他愛のない話。
駅のロータリーまで迎えに来てくれたけど、雨だから誰も見ないと軽くキスをしたら、父は車を発車させてパーキングへと向かった。
シートベルトを外して始めた他愛のない話。少しずつ運転席と助手席から出た身体との距離が近寄り、触れるだけのキスをする。
ちゅっ、とリップ音をさせて唇を離すと、また重なると父は私の唇のラインをペロリと舌を這わして舐めた。
「会いたかったよ、未映子」
鼻先がくっついた私達は、啄むキスをして戯れていたが、私が父の掛けている黒縁メガネを外すと、父は私の手から取り上げて運転席の前の速度などが表示される凹みにそっと置いた。
「私も会いたかった…お父さん」
父の唇をお返しにペロリと舐めると、そのまま舌を取られて父の口内に入らされた。ちゅう、と強く吸い付かれ、舌が引っ張られると、頭がぼぅっとしてくる。
父は私の太ももに手を置いて摩ると、私はスカートをたくし上げて父の手が直接私の足に触れるようにした。そして私も父のお腹に手を伸ばして、お腹を作業着の上から摘んだ。
父は私の太ももの内側に手のひらを這わせ、前後に動かして撫でながら私の下着に向かって進む。腰を浅くして座り直して、触りやすいように足を少し広げると、父はキスをしながら私の下着の上から指を突き立てて蜜口の上から押しては引いた。
「もう湿ってるな」
とキスの合間に伝えられ、父は私の返事を待たずに下生え辺りから蜜口まで手を曲げて、マッサージをするように下着の上から揉んだ。時々思い出したかのように、蜜口に指を突き立て私の下着は快感で濡れていく。
「っ…っ」
甘い声を上げ前に、舌の絡まる深いキスとなり、車内には私の荒い息遣いと激しい雨の音しかしない。父は下着をズラして、蜜壺に中指を押し入れると、蜜壺の中をなんの前触れもなくぐちゅぐちゅとかき混ぜた。
「んっ、あっ」
私がキスしていた口を離して甘い声を出すと、私の蜜壺の中にあった指を抜いて、運転席の座席の位置を後ろに引いた。私の座る方を向いた。父は作業着のズボンをくつろげると、ズボンの中に手を入れて昂りを取り出した。父はズボンを膝まで下ろして、私に手を差し伸べた。
「…おいで、未映子」
まだ十分にほぐれていないのに早いと思ったが、昨日の夜もしたし、ほぼ毎日しているし、父が大丈夫だと判断したなら大丈夫なんだろうと、父のいる運転席に移動する。
「スカート持って、そう、座って」
父の腰を跨いで座り、父に言われるがままスカートをたくし上げると、父は私の履いている下着をズラした。下生えが露わになると、人差し指で蜜口の周りを擦る。
「こんなに濡れてるんだ、おいで」
父の言葉に抗えられず、私はゆっくりと腰を下ろすと、父が私の蜜口を指で広げた。
「あっ、おと、さんんっ!」
父の昂りの先端が私の蜜口に触れると、私の身体は震えた。下半身が裂けそうなこの感覚はいつまで経っても慣れないくせに、もう父の昂り以外は考えられない身体になっていた。蜜壺とお腹を圧迫されている下半身を支える自分の膝が震えて、力が抜けていくと父の昂りの上にぺたんと座ってしまう。
「はっ、ぐっ、っ」
父は歯を食い縛ると、私の腰を掴んで下から突き上げ始めた。揺さぶられると身体のバランスを崩しそうで、車の天井に手をつけると、父の突き上げが早くなっていく。
「あっ、あっ…っ、ん」
父は私のニットの中に手を入れると、私の胸を触って揉んだ。雨で視界が悪いとはいえ、父は私のニットをあげようとは思わないみたいだった。
「帰ったら、いっぱい触るからなっ…ぐっ、っ」
「あっ、んっ、うんっ、さわって…あっ」
動きずらいのか父の動きがいつもと違っていたから、私がお尻をあげて抽送の手伝いをする。快感の波が高くなると、私は父の腰の上にお尻をつけたまま、円を描くように腰を動かして、私は父の腕に手を添えた。そうしたら父が私と手を繋ぎ、天井に置いた手を離して父に抱きつくと、父は繋いだ手と反対の手で私をキツく抱きしめると、下からの突き上げが早くなった。
「あっ、はっ、ぁあっ」
「ぐっ、未映子っ、っ」
父は足に力を入れて腰を上げたまま低く唸ると、私の中に熱い証を注いだ。私も父の証を最後の一滴まで搾り取ろうと、ぎゅうぎゅうと蜜壺を締めつけて達した。
「はあ、はぁ」
「ん、っ、ん」
父の肩から顔を上げると父は私の口を塞ぎ、荒々しくキスをした。それから、ちゅっ、ちゅっ、と啄むキスへと変わると、私は円を描くように腰を回した。
「ふっ、悪い子だ、もう欲しいのか」
「ん、欲しい」
父は私を悪い子といいつつ、私のお尻を掴むと、強い力で揉み始めた。
「んふっ」
父の首に腕を回し、父の首筋にキスをして舌を出して舐め始める。
「ん、ぁっ、すごい…大きくなってる」
お腹に力を入れて蜜壺をぎゅうと締め付けると、蜜壺の中にある昂りが面白いくらいに固くなっていく。
自分の中で大きくなる昂りを感じていると、父はニットの中にもう一度手を入れて私の素肌に触れた。
「どうする?このままここでするか…ホテルに行くか」
父が選択肢を与えてくれるが、私は父の首筋から顔を上げて、父の顎のラインに舌を這わせて舐めて、父の口の中に自分の舌を父の顔をなぞって入れた。
「んっ、ふっ、ん」
私の舌を強く吸う父とのキスに溺れていると、運転席のドアの凹みに置いてある父のスマホがピロンと鳴り画面が明るくなった。
暗い車内で明るくなったから、父が手を伸ばしてスマホを手に取ると、私は父の口から離れて今度は反対側の首筋に顔を埋めた。
「未映子帰るぞ」
「ん?なんで」
父の言葉にまだ足りないと不満を漏らすと、父はスマホの通知が出ている画面を出して私に見せてきた。
「ん?お母さん雨で帰れないから、お兄ちゃんに迎えにきてもらって泊まるの?」
通知画面には、雨がすごくてパート終わりに兄に迎えにきてもらったけど、視界が悪いから兄の家に泊まると書いてあった。この通知画面は、SNSのメッセージアプリを開いたわけじゃないから、既読にはならないけど、送られてきた最新のメッセージが表示されるのだ。
「帰ったら全身触らせて」
息を吐いた父は私の身体を触れないのが不満らしく、早く家に帰ろうと私を急かす。
「ん、でも」
太くて固い大きくなった父の昂りを蜜壺から抜くのが名残り惜しく、蜜壺をぎゅうと締め付けると、父は唸り声を溢してギリッと奥歯を噛んだ。
「未映子っ」
私の後頭部と首の境目を掴むと、私の首筋を軽く噛んだ。そのまま私の両肩を掴み、下から突き上げた。服の擦れる音が微かに聞こえる粘音を消していく。
「あっ、はっ、んっぁっ」
早い抽送は、一度イッた身体をあっという間に絶頂へと向けると、私は呆気なく達してしまい、私の蜜壺がぎゅうぅっと昂りを締めつけると、
「…っ、ぐ」
と小さな声を漏らして私の中に証を注いで達した。
雨の中パーキングで精算し終わった父が車を走らせている間、情事の匂いが残った車内の換気のため少しだけ窓を開けていた。赤信号に手を繋いだり、できたらキスをしたりと、家から駅が近いからすぐに家の前にある駐車場に着いてしまった。
雨で外には誰もいないけど、ご近所なのでくっついては歩けないから、それぞれ傘を差して無言で家へと入った。
私が先に入ると真っ暗で無音の家は、母がいない事を知る。父は私の後に続いて入ると、鍵を掛けた所で私は振り向いて父に抱きついた。
「お父さん」
「未映子」
濡れた傘が床に落ちるのも構わず、私達は玄関で抱き合った。父は私の手にある鞄を取り上げて、自分の荷物と一緒に玄関の段差になっている所に投げると、大きな音がして転がった。それでもシンとした家の中で、私達はキツく抱きつき合う。
「…あっ、溢れちゃう」
父の匂いに包まれ、例え用のない幸福感に満ちていると、私の蜜壺からとろりとした感覚の何かが溢れるのを感じて、思わず口から溢れてしまうと、抱き合っていたのに父は無言で私の肩を掴んで身体を離した。
「未映子」
「…っ、早く」
父が私の首筋にキスをしながら、着ていた作業着を脱ぎ始め、私も自分の服を脱ぎ始めた。パサッ、パサッと床に落ちていき、私達は下着姿と靴だけになった。
私は黒いブラと黒いパンツ、父は黒いボクサーパンツ姿だったが、ボクサーパンツのフロント部分は盛り上がっていて、腰ゴム付近には雨で濡れた物とは違う濃い黒いシミが出来ていた。
玄関の左横にある壁に手をつけて、父に背中を向けてお尻を突き出すと、父は私の下着をズラした後にお尻に手を付けて、お尻を掴んで左右に分けると硬くなった昂りを私のお尻の間に押し付けた。
「あぁ、未映子最高だよ」
父は自分の昂りを私のお尻に挟み、前後に腰を振りながら熱い昂りを行き来させた。
「んっ、欲しいのっ」
焦らす動きに耐えられなくなって、私は父の代わりに腰を左右に動かして蜜口に昂りが当たるようにすると、父は私の前の下生えを指先で弄びながら蜜口にある粒に指の腹で触れた。
「ほら、ここ、すごくコリコリしてる」
と言いながら、父は蜜口を広げるとなんの前触れもなく昂りを蜜壺の中に入れた。
「はっ、あっ…んっ!」
「ぐっ、未映子っ」
ずずっと、父の昂りで貫かれ、私の背がのけぞると、父の胸板に後頭部が当たる。背後から抱きしめられながら、父が腰を動かし始めて抽送が始まる。
「はっ、あっ!」
ぱんぱんっ、と肌がぶつかり、はぁはぁ、と荒い息をする2人の声が漏れて、誰もいない玄関に響き渡る。ブラの下から手を入れられ、乳房が露わとなると、父は左右の乳房を強く揉んで、乳房の先端にある粒をこねた。
「あんっ、ぁっ、やっ」
「やじゃないだろ?ん?好きだろ?」
上も下も忙しなく責められ、強い快感に耐えられなくて私が首を横に振ると、父は私のお尻に腰を押し付けて、グリグリと昂りを蜜壺の最奥で腰を揺らして、私の首筋に口を付けてガブっと甘噛みした。
「もっと未映子の中にいたいが、もう限界だっ」
「んっ、私もっ、いく」
乳房を揉む父の手の上に自分の手を重ねると、父は私の手を取り恋人繋ぎをすると、抽送をスタートさせて絶頂へと向けてラストスパートをかけた。
「んぁっ、やっ、いくっ、いっ、くぅぅ」
「は、ぐっ、っ」
数度抽送をされただけなのに、私は絶頂へと達すると、その後すぐに蜜壺の中に熱い飛沫を受け入れた。
「んぁっ、っ」
昂りを抜かれ、私の口から甘い声が漏れた。私は振り向いて下着を脱ぐと、父に見せるように親指と人差し指で摘んで、肩の高さまで上げると、指を離して床に落とした。ズラされた背中のブラのフックを外して、同じように床に落として靴も脱いだ。父も同じようにボクサーパンツと靴下、靴をまとめて脱いだ。
玄関の段差を上がり壁に背中を付けて、父が私から視線を離さずに私の身体をじっと見ている。
「ほら、来てよ」
右手を下半身へと伸ばして、蜜口を広げると父が注いだ証がトロリと指に付いた。ひと掬いしてお腹にペタリと付けたが、なんだかもったいなくて口へと運ぶと、父は私の前まで無言でやってくる。
「未映子」
ちゅうちゅうと証のついた指を舐めていると、父は私の名前を呼んで、昂りを上下に擦り始めた。
「んっ、おっきくなってる」
私は父の前で膝をつくと、目の前にある昂りをなんの躊躇もなく口を大きく開いて近づけた。
父は昂りから手を退かし、私は下から先端に向けて舌を這わし、先端に舌の先を付けると先端から溢れるツユを舐めとった。
「んっ、大っきい」
チラッと父を見上げると、父は私を愛おしそうに見下ろしながら私の頭を撫でると、私は口に含むとちゅうっと軽く吸い付いた。
「んっ、っ」
口内にいっぱいになった昂りを舌を使って這わし、吸い付きながら顔を前後に動かした。口に入りきらない分の昂りは手を使って握って擦っていると、父も腰を動かし始めた。
「…っ、最高だよ、未映子の口の中は熱くてキツくて、絡みついて」
父は私の頭を撫でたかと思えば、私の頭を固定させて腰を前後に動かしていく。口内をピクピクさせる昂りが愛おしく、自分の口が父の昂りをそうさせているのが嬉しくて、歯を立てないようにした。
先端から溢れるツユをちゅう、と吸うと、父は小さく唸る。
「…っ、出すぞっ未映子っ、受け止め…っ、ぐ」
「んぐっ、っ」
前後に腰を揺らしていた父は、私の頭を掴んだまま固まると、私の口の中にある昂りを一度膨らませた後に私の口内に火傷しそうなくらい熱い証を注いだ。ドクンドクンと、口から伝わる振動が頭にまで響いて、何にも考えられなくなる。
「ん、っ」
無意識にごくりと口内を満たす証を飲み込み、その時に舌が父の昂りの側面に当たる。名残惜しく父の昂りを口から出して、先端についた証を舐めとる。
「未映子」
気持ち良さそうな父の声を聞きながら、父のおへその近くに頬を寄せて、一回り以上小さくなった昂りを右手で握って上下に擦ると手の中の父の昂りが大きくなっていった。目の前にある父の肌に舌を這わし、左手で乳房を持ち上げて父の太ももに擦り付けた。
「っ、はっ」
父は無言で私の腕を掴み、昂りに夢中になっていた私を立ち上がらせると、私の腕を自分の首の後ろへと回した。右の太ももを持ち上げられたかと思ったら、父は腰を一度落とした後に私の下半身にくっついた。
「ん…あっ、おっき」
ただくっついただけじゃなくて、父の昂りは私の蜜壺の中に入ったが、父は昂りを入れた後に私の床についたもう片方の足を掴んで持ち上げると、私を壁に押し付けた。
「あっ、あっ…っ、はっぁっ!」
「未映っ…っ」
父の腰に足を巻き付け甘く喘いでいると、父は私の口を塞ぎながら抽送を始めた。背中が壁についているだけだが、父は難なく腰を動かして抽送をしている。父の後頭部に手を添えて舌の絡まるキスをして、私は心から満たされていくのをただ感じる。
「んっ、っく…いくっ」
喘ぎ声も息もままならないくらいキスをされ、下半身もぱんぱんと肌がぶつかる音が玄関に響くほど抽送されて、私の絶頂はすぐにやってきた。
「いいよ、いって」
父は私の口を一瞬だけ解放すると、それだけ呟いてまた私の口を塞いだ。
「んっ、っ…っん、んんっ!」
パンッとひと突きされて、父は私の蜜壺の中に留まったまま腰を左右にぐりぐりと動かした。私は下半身から生まれた強烈な快感が足の先から頭の先まで一気に駆け巡って目の前が真っ白になり、絶頂がやってきた。舌を絡められていたが父の舌を噛みそうになると、父は私の口内から舌を抜くと、私の口元に舌を這わした。
「ん…っ…っ」
口が解放されたのに、私はぴくぴくと身体を揺らしてしまうだけで、父は私の顔中に舌を這わす。父は私のお尻を掴むと、ゆっくり揉み始めてイッたばかりの私の蜜壺の中を昂りで抽送を始めた。
「あー、気持ちいい」
心の底からの父の言葉に私は嬉しくて父の肩に手を置いて抱きつくと、今度は父がイくために抽送を始めた。それも思いの丈をぶつけるようにおもいっきり抽送をするから、私はイったばかりの身体に快感が止まらなくて持て余してしまい、ただ抱きつくしかできない。
「未映子がイくと、蜜壺が締まる」
俺をそんなにイかせたいのか、と低く唸る声に、胸がきゅんとする。父の腰に足を巻き付けてると、私達は強く抱き合って終わらない情事に耽る事にした。
ピリリリッ
と、床に落ちたバッグからスマホが鳴る。
「もう、そんな時間か」
のんびりした父の声がするのに、父は私の上に覆い被さって私の腰を掴んで抽送を止めていなかった。
「んっ…っ」
「ああ、声もう出ないか」
ずるずると玄関から少しずつ移動した私達は、2階の階段から1番近い私の部屋に入って、それこそ朝のアラームが鳴るまでえっちをしていた。
私は気絶をしていたらしく、ふと目が覚めると、父が1階に置きっぱなしにしていた服もバッグも部屋にあり、軽食と飲み物が置いてあった。繋がりながら食べて、獣のように一晩中求め合った。
父はこまめに私の口に水分を口移しで飲ませてくれたが、喘ぎすぎて枯れた声は掠れて声が出せなくなっていた。
「未映子、今日は休みなさい」
「…ん、っ」
「母さんには言っとくから、俺の部屋で休むんだ」
「…?」
父はラストスパートをかけているのか、抽送を早める。
話したいのに、父の抽送が気持ち良くて、父の言葉が頭に残らない。
「今日一日、俺の部屋で俺の帰りを待ちなさい」
はっ、と疲労感を滲ませて息を低く吐く姿に、ドキドキする。
「未映子、俺の部屋からトイレ以外出るんじゃないぞ」
「っ、ん」
「食べ物も飲み物も置いとくから」
「…っ…はっ…ぁ」
父は私の顔の横に手を置くと、私の口を口で塞いで舌の絡まるキスをしながら、どんどん私にする事を伝えていく。
「っ…っ」
声を出すたびに喉がチリッと痛くなる。
「いいか、俺を待つんだ」
父にそう言われてコクコクと首を縦に動かすと、父は満足したのか私の頬から耳に舌を這わし始め、
「…ぐっ…っ」
「~~~っ、っ!!」
私の蜜壺の中に熱い証を注ぎ、私達はほぼ同時に達したのであった。
「んっ、あっ」
「はっ、ぐっ、締めるなっ」
「あっ、気持ちいい」
激しい土砂降りの雨の中、一台の車が駅の近くにあるコインパーキングに停まっていた。最大で一日1200円と高い値段だが、数十m歩くと駅から近いため、使用者で溢れているそのパーキングでは、エンジンを消した車の中で2人の男と女が交わっていた。
今日は残業して仕事をするから帰りが遅くなると、スマホで予め家族に連絡した眞下卓は、ダッシュボードにいつも掛けていた黒縁メガネを置いて、運転席の椅子を1番後ろまで移動させた後に、溺れていると自覚している娘──未映子を膝の上に乗せて、その蜜壺に己の欲情した昂りを入れた。
下から突き上げると、車がわずかに揺れた。
仕事終わりに作業着を着た自分と仕事帰りの彼女を駅で拾い、土砂降りで視界も悪く、足早に帰る人しかいない誰も見てない駅の近くにあるパーキングに停めたのは、つい30分前だった。
朝は時間があれば彼女を駅まで送り、朝なのにあまり人がいない穴場を見つけてキスをしていただけだった。帰りは自分の仕事の関係で迎えには行けなかったが、今日は朝から雨で社長の命令で早めの帰宅となったのだ。
それを未映子に告げて迎えに行くことにし、そのまま妻にも残業で遅れると伝えた。
未映子は車に乗った後はコートを脱いで後部座席に置いており、茶色のハイネックのニットを着て、黒いロングスカートを俺に繋がっている所を見せるようにたくし上げていた。
そのニットの下の柔らかな2つの胸を知っている俺は触りたくてしょうがなかったが、土砂降りとはいえ娘の肌を誰かに見せられるのを許すほどの度量がなかった。彼女は車の天井に右手を置いて、俺の下からの突き上げに倒れないようにしていて、それがまた快感を加速させた。
「はっ、あっんっそれやばいっ…あっ」
「ぐっ…は、未映子」
彼女の左薬指に光る指輪が俺の腕に添えられ、俺は耐えきれずに彼女の左手をとって手のひらを重ねて恋人繋ぎをした。
未映子は天井に置いた手を離して俺に抱きつくと、俺は彼女の中に欲情の証を注ぐことに集中したのだった。
***************
最初は他愛のない話をしていたと思う。
仕事お疲れ様とか雨やばいねーとか、本当に他愛のない話。
駅のロータリーまで迎えに来てくれたけど、雨だから誰も見ないと軽くキスをしたら、父は車を発車させてパーキングへと向かった。
シートベルトを外して始めた他愛のない話。少しずつ運転席と助手席から出た身体との距離が近寄り、触れるだけのキスをする。
ちゅっ、とリップ音をさせて唇を離すと、また重なると父は私の唇のラインをペロリと舌を這わして舐めた。
「会いたかったよ、未映子」
鼻先がくっついた私達は、啄むキスをして戯れていたが、私が父の掛けている黒縁メガネを外すと、父は私の手から取り上げて運転席の前の速度などが表示される凹みにそっと置いた。
「私も会いたかった…お父さん」
父の唇をお返しにペロリと舐めると、そのまま舌を取られて父の口内に入らされた。ちゅう、と強く吸い付かれ、舌が引っ張られると、頭がぼぅっとしてくる。
父は私の太ももに手を置いて摩ると、私はスカートをたくし上げて父の手が直接私の足に触れるようにした。そして私も父のお腹に手を伸ばして、お腹を作業着の上から摘んだ。
父は私の太ももの内側に手のひらを這わせ、前後に動かして撫でながら私の下着に向かって進む。腰を浅くして座り直して、触りやすいように足を少し広げると、父はキスをしながら私の下着の上から指を突き立てて蜜口の上から押しては引いた。
「もう湿ってるな」
とキスの合間に伝えられ、父は私の返事を待たずに下生え辺りから蜜口まで手を曲げて、マッサージをするように下着の上から揉んだ。時々思い出したかのように、蜜口に指を突き立て私の下着は快感で濡れていく。
「っ…っ」
甘い声を上げ前に、舌の絡まる深いキスとなり、車内には私の荒い息遣いと激しい雨の音しかしない。父は下着をズラして、蜜壺に中指を押し入れると、蜜壺の中をなんの前触れもなくぐちゅぐちゅとかき混ぜた。
「んっ、あっ」
私がキスしていた口を離して甘い声を出すと、私の蜜壺の中にあった指を抜いて、運転席の座席の位置を後ろに引いた。私の座る方を向いた。父は作業着のズボンをくつろげると、ズボンの中に手を入れて昂りを取り出した。父はズボンを膝まで下ろして、私に手を差し伸べた。
「…おいで、未映子」
まだ十分にほぐれていないのに早いと思ったが、昨日の夜もしたし、ほぼ毎日しているし、父が大丈夫だと判断したなら大丈夫なんだろうと、父のいる運転席に移動する。
「スカート持って、そう、座って」
父の腰を跨いで座り、父に言われるがままスカートをたくし上げると、父は私の履いている下着をズラした。下生えが露わになると、人差し指で蜜口の周りを擦る。
「こんなに濡れてるんだ、おいで」
父の言葉に抗えられず、私はゆっくりと腰を下ろすと、父が私の蜜口を指で広げた。
「あっ、おと、さんんっ!」
父の昂りの先端が私の蜜口に触れると、私の身体は震えた。下半身が裂けそうなこの感覚はいつまで経っても慣れないくせに、もう父の昂り以外は考えられない身体になっていた。蜜壺とお腹を圧迫されている下半身を支える自分の膝が震えて、力が抜けていくと父の昂りの上にぺたんと座ってしまう。
「はっ、ぐっ、っ」
父は歯を食い縛ると、私の腰を掴んで下から突き上げ始めた。揺さぶられると身体のバランスを崩しそうで、車の天井に手をつけると、父の突き上げが早くなっていく。
「あっ、あっ…っ、ん」
父は私のニットの中に手を入れると、私の胸を触って揉んだ。雨で視界が悪いとはいえ、父は私のニットをあげようとは思わないみたいだった。
「帰ったら、いっぱい触るからなっ…ぐっ、っ」
「あっ、んっ、うんっ、さわって…あっ」
動きずらいのか父の動きがいつもと違っていたから、私がお尻をあげて抽送の手伝いをする。快感の波が高くなると、私は父の腰の上にお尻をつけたまま、円を描くように腰を動かして、私は父の腕に手を添えた。そうしたら父が私と手を繋ぎ、天井に置いた手を離して父に抱きつくと、父は繋いだ手と反対の手で私をキツく抱きしめると、下からの突き上げが早くなった。
「あっ、はっ、ぁあっ」
「ぐっ、未映子っ、っ」
父は足に力を入れて腰を上げたまま低く唸ると、私の中に熱い証を注いだ。私も父の証を最後の一滴まで搾り取ろうと、ぎゅうぎゅうと蜜壺を締めつけて達した。
「はあ、はぁ」
「ん、っ、ん」
父の肩から顔を上げると父は私の口を塞ぎ、荒々しくキスをした。それから、ちゅっ、ちゅっ、と啄むキスへと変わると、私は円を描くように腰を回した。
「ふっ、悪い子だ、もう欲しいのか」
「ん、欲しい」
父は私を悪い子といいつつ、私のお尻を掴むと、強い力で揉み始めた。
「んふっ」
父の首に腕を回し、父の首筋にキスをして舌を出して舐め始める。
「ん、ぁっ、すごい…大きくなってる」
お腹に力を入れて蜜壺をぎゅうと締め付けると、蜜壺の中にある昂りが面白いくらいに固くなっていく。
自分の中で大きくなる昂りを感じていると、父はニットの中にもう一度手を入れて私の素肌に触れた。
「どうする?このままここでするか…ホテルに行くか」
父が選択肢を与えてくれるが、私は父の首筋から顔を上げて、父の顎のラインに舌を這わせて舐めて、父の口の中に自分の舌を父の顔をなぞって入れた。
「んっ、ふっ、ん」
私の舌を強く吸う父とのキスに溺れていると、運転席のドアの凹みに置いてある父のスマホがピロンと鳴り画面が明るくなった。
暗い車内で明るくなったから、父が手を伸ばしてスマホを手に取ると、私は父の口から離れて今度は反対側の首筋に顔を埋めた。
「未映子帰るぞ」
「ん?なんで」
父の言葉にまだ足りないと不満を漏らすと、父はスマホの通知が出ている画面を出して私に見せてきた。
「ん?お母さん雨で帰れないから、お兄ちゃんに迎えにきてもらって泊まるの?」
通知画面には、雨がすごくてパート終わりに兄に迎えにきてもらったけど、視界が悪いから兄の家に泊まると書いてあった。この通知画面は、SNSのメッセージアプリを開いたわけじゃないから、既読にはならないけど、送られてきた最新のメッセージが表示されるのだ。
「帰ったら全身触らせて」
息を吐いた父は私の身体を触れないのが不満らしく、早く家に帰ろうと私を急かす。
「ん、でも」
太くて固い大きくなった父の昂りを蜜壺から抜くのが名残り惜しく、蜜壺をぎゅうと締め付けると、父は唸り声を溢してギリッと奥歯を噛んだ。
「未映子っ」
私の後頭部と首の境目を掴むと、私の首筋を軽く噛んだ。そのまま私の両肩を掴み、下から突き上げた。服の擦れる音が微かに聞こえる粘音を消していく。
「あっ、はっ、んっぁっ」
早い抽送は、一度イッた身体をあっという間に絶頂へと向けると、私は呆気なく達してしまい、私の蜜壺がぎゅうぅっと昂りを締めつけると、
「…っ、ぐ」
と小さな声を漏らして私の中に証を注いで達した。
雨の中パーキングで精算し終わった父が車を走らせている間、情事の匂いが残った車内の換気のため少しだけ窓を開けていた。赤信号に手を繋いだり、できたらキスをしたりと、家から駅が近いからすぐに家の前にある駐車場に着いてしまった。
雨で外には誰もいないけど、ご近所なのでくっついては歩けないから、それぞれ傘を差して無言で家へと入った。
私が先に入ると真っ暗で無音の家は、母がいない事を知る。父は私の後に続いて入ると、鍵を掛けた所で私は振り向いて父に抱きついた。
「お父さん」
「未映子」
濡れた傘が床に落ちるのも構わず、私達は玄関で抱き合った。父は私の手にある鞄を取り上げて、自分の荷物と一緒に玄関の段差になっている所に投げると、大きな音がして転がった。それでもシンとした家の中で、私達はキツく抱きつき合う。
「…あっ、溢れちゃう」
父の匂いに包まれ、例え用のない幸福感に満ちていると、私の蜜壺からとろりとした感覚の何かが溢れるのを感じて、思わず口から溢れてしまうと、抱き合っていたのに父は無言で私の肩を掴んで身体を離した。
「未映子」
「…っ、早く」
父が私の首筋にキスをしながら、着ていた作業着を脱ぎ始め、私も自分の服を脱ぎ始めた。パサッ、パサッと床に落ちていき、私達は下着姿と靴だけになった。
私は黒いブラと黒いパンツ、父は黒いボクサーパンツ姿だったが、ボクサーパンツのフロント部分は盛り上がっていて、腰ゴム付近には雨で濡れた物とは違う濃い黒いシミが出来ていた。
玄関の左横にある壁に手をつけて、父に背中を向けてお尻を突き出すと、父は私の下着をズラした後にお尻に手を付けて、お尻を掴んで左右に分けると硬くなった昂りを私のお尻の間に押し付けた。
「あぁ、未映子最高だよ」
父は自分の昂りを私のお尻に挟み、前後に腰を振りながら熱い昂りを行き来させた。
「んっ、欲しいのっ」
焦らす動きに耐えられなくなって、私は父の代わりに腰を左右に動かして蜜口に昂りが当たるようにすると、父は私の前の下生えを指先で弄びながら蜜口にある粒に指の腹で触れた。
「ほら、ここ、すごくコリコリしてる」
と言いながら、父は蜜口を広げるとなんの前触れもなく昂りを蜜壺の中に入れた。
「はっ、あっ…んっ!」
「ぐっ、未映子っ」
ずずっと、父の昂りで貫かれ、私の背がのけぞると、父の胸板に後頭部が当たる。背後から抱きしめられながら、父が腰を動かし始めて抽送が始まる。
「はっ、あっ!」
ぱんぱんっ、と肌がぶつかり、はぁはぁ、と荒い息をする2人の声が漏れて、誰もいない玄関に響き渡る。ブラの下から手を入れられ、乳房が露わとなると、父は左右の乳房を強く揉んで、乳房の先端にある粒をこねた。
「あんっ、ぁっ、やっ」
「やじゃないだろ?ん?好きだろ?」
上も下も忙しなく責められ、強い快感に耐えられなくて私が首を横に振ると、父は私のお尻に腰を押し付けて、グリグリと昂りを蜜壺の最奥で腰を揺らして、私の首筋に口を付けてガブっと甘噛みした。
「もっと未映子の中にいたいが、もう限界だっ」
「んっ、私もっ、いく」
乳房を揉む父の手の上に自分の手を重ねると、父は私の手を取り恋人繋ぎをすると、抽送をスタートさせて絶頂へと向けてラストスパートをかけた。
「んぁっ、やっ、いくっ、いっ、くぅぅ」
「は、ぐっ、っ」
数度抽送をされただけなのに、私は絶頂へと達すると、その後すぐに蜜壺の中に熱い飛沫を受け入れた。
「んぁっ、っ」
昂りを抜かれ、私の口から甘い声が漏れた。私は振り向いて下着を脱ぐと、父に見せるように親指と人差し指で摘んで、肩の高さまで上げると、指を離して床に落とした。ズラされた背中のブラのフックを外して、同じように床に落として靴も脱いだ。父も同じようにボクサーパンツと靴下、靴をまとめて脱いだ。
玄関の段差を上がり壁に背中を付けて、父が私から視線を離さずに私の身体をじっと見ている。
「ほら、来てよ」
右手を下半身へと伸ばして、蜜口を広げると父が注いだ証がトロリと指に付いた。ひと掬いしてお腹にペタリと付けたが、なんだかもったいなくて口へと運ぶと、父は私の前まで無言でやってくる。
「未映子」
ちゅうちゅうと証のついた指を舐めていると、父は私の名前を呼んで、昂りを上下に擦り始めた。
「んっ、おっきくなってる」
私は父の前で膝をつくと、目の前にある昂りをなんの躊躇もなく口を大きく開いて近づけた。
父は昂りから手を退かし、私は下から先端に向けて舌を這わし、先端に舌の先を付けると先端から溢れるツユを舐めとった。
「んっ、大っきい」
チラッと父を見上げると、父は私を愛おしそうに見下ろしながら私の頭を撫でると、私は口に含むとちゅうっと軽く吸い付いた。
「んっ、っ」
口内にいっぱいになった昂りを舌を使って這わし、吸い付きながら顔を前後に動かした。口に入りきらない分の昂りは手を使って握って擦っていると、父も腰を動かし始めた。
「…っ、最高だよ、未映子の口の中は熱くてキツくて、絡みついて」
父は私の頭を撫でたかと思えば、私の頭を固定させて腰を前後に動かしていく。口内をピクピクさせる昂りが愛おしく、自分の口が父の昂りをそうさせているのが嬉しくて、歯を立てないようにした。
先端から溢れるツユをちゅう、と吸うと、父は小さく唸る。
「…っ、出すぞっ未映子っ、受け止め…っ、ぐ」
「んぐっ、っ」
前後に腰を揺らしていた父は、私の頭を掴んだまま固まると、私の口の中にある昂りを一度膨らませた後に私の口内に火傷しそうなくらい熱い証を注いだ。ドクンドクンと、口から伝わる振動が頭にまで響いて、何にも考えられなくなる。
「ん、っ」
無意識にごくりと口内を満たす証を飲み込み、その時に舌が父の昂りの側面に当たる。名残惜しく父の昂りを口から出して、先端についた証を舐めとる。
「未映子」
気持ち良さそうな父の声を聞きながら、父のおへその近くに頬を寄せて、一回り以上小さくなった昂りを右手で握って上下に擦ると手の中の父の昂りが大きくなっていった。目の前にある父の肌に舌を這わし、左手で乳房を持ち上げて父の太ももに擦り付けた。
「っ、はっ」
父は無言で私の腕を掴み、昂りに夢中になっていた私を立ち上がらせると、私の腕を自分の首の後ろへと回した。右の太ももを持ち上げられたかと思ったら、父は腰を一度落とした後に私の下半身にくっついた。
「ん…あっ、おっき」
ただくっついただけじゃなくて、父の昂りは私の蜜壺の中に入ったが、父は昂りを入れた後に私の床についたもう片方の足を掴んで持ち上げると、私を壁に押し付けた。
「あっ、あっ…っ、はっぁっ!」
「未映っ…っ」
父の腰に足を巻き付け甘く喘いでいると、父は私の口を塞ぎながら抽送を始めた。背中が壁についているだけだが、父は難なく腰を動かして抽送をしている。父の後頭部に手を添えて舌の絡まるキスをして、私は心から満たされていくのをただ感じる。
「んっ、っく…いくっ」
喘ぎ声も息もままならないくらいキスをされ、下半身もぱんぱんと肌がぶつかる音が玄関に響くほど抽送されて、私の絶頂はすぐにやってきた。
「いいよ、いって」
父は私の口を一瞬だけ解放すると、それだけ呟いてまた私の口を塞いだ。
「んっ、っ…っん、んんっ!」
パンッとひと突きされて、父は私の蜜壺の中に留まったまま腰を左右にぐりぐりと動かした。私は下半身から生まれた強烈な快感が足の先から頭の先まで一気に駆け巡って目の前が真っ白になり、絶頂がやってきた。舌を絡められていたが父の舌を噛みそうになると、父は私の口内から舌を抜くと、私の口元に舌を這わした。
「ん…っ…っ」
口が解放されたのに、私はぴくぴくと身体を揺らしてしまうだけで、父は私の顔中に舌を這わす。父は私のお尻を掴むと、ゆっくり揉み始めてイッたばかりの私の蜜壺の中を昂りで抽送を始めた。
「あー、気持ちいい」
心の底からの父の言葉に私は嬉しくて父の肩に手を置いて抱きつくと、今度は父がイくために抽送を始めた。それも思いの丈をぶつけるようにおもいっきり抽送をするから、私はイったばかりの身体に快感が止まらなくて持て余してしまい、ただ抱きつくしかできない。
「未映子がイくと、蜜壺が締まる」
俺をそんなにイかせたいのか、と低く唸る声に、胸がきゅんとする。父の腰に足を巻き付けてると、私達は強く抱き合って終わらない情事に耽る事にした。
ピリリリッ
と、床に落ちたバッグからスマホが鳴る。
「もう、そんな時間か」
のんびりした父の声がするのに、父は私の上に覆い被さって私の腰を掴んで抽送を止めていなかった。
「んっ…っ」
「ああ、声もう出ないか」
ずるずると玄関から少しずつ移動した私達は、2階の階段から1番近い私の部屋に入って、それこそ朝のアラームが鳴るまでえっちをしていた。
私は気絶をしていたらしく、ふと目が覚めると、父が1階に置きっぱなしにしていた服もバッグも部屋にあり、軽食と飲み物が置いてあった。繋がりながら食べて、獣のように一晩中求め合った。
父はこまめに私の口に水分を口移しで飲ませてくれたが、喘ぎすぎて枯れた声は掠れて声が出せなくなっていた。
「未映子、今日は休みなさい」
「…ん、っ」
「母さんには言っとくから、俺の部屋で休むんだ」
「…?」
父はラストスパートをかけているのか、抽送を早める。
話したいのに、父の抽送が気持ち良くて、父の言葉が頭に残らない。
「今日一日、俺の部屋で俺の帰りを待ちなさい」
はっ、と疲労感を滲ませて息を低く吐く姿に、ドキドキする。
「未映子、俺の部屋からトイレ以外出るんじゃないぞ」
「っ、ん」
「食べ物も飲み物も置いとくから」
「…っ…はっ…ぁ」
父は私の顔の横に手を置くと、私の口を口で塞いで舌の絡まるキスをしながら、どんどん私にする事を伝えていく。
「っ…っ」
声を出すたびに喉がチリッと痛くなる。
「いいか、俺を待つんだ」
父にそう言われてコクコクと首を縦に動かすと、父は満足したのか私の頬から耳に舌を這わし始め、
「…ぐっ…っ」
「~~~っ、っ!!」
私の蜜壺の中に熱い証を注ぎ、私達はほぼ同時に達したのであった。
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