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父の出張 1
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朝日が昇り、カーテンの隙間から部屋に明かりが入り、部屋が明るくなっていく。
朝の4時という時間は、みなが寝静まっているのに、ホテルの一室ではまだ2つの影は動いていた。
「あっ、やっ!気持ちいいっ、は…あっ」
「未映子っ気持ちい、っ!出すぞっ!」
昨日の夜から始まった情事は、気がついたら朝を迎えていた。ベッドに仰向けで横になっている父の上に、父から背を向けるように座っていた。父の太ももに手をついて、足に力を入れてお尻を上下に動かしていると、父は私の腰を掴みながら下から突き上げていた。
しばらく抽送していたのに、父が起き上がって座ると、背後から私の乳房を揉み始めた。背中を舐められながら快感が増していくと、私のお尻の動きが前後に代わり、父の突き上げの抽送が早くなる。
「イクッ、イク…ぅぁっんっ」
「未映子っ、出すぞっ」
甲高い声でのけ反る私を抱き止めた父が、背後に倒れると繋がったままベッドで重なった。
「はぁっ…はっ」
「最高だ…ッ…な」
家にいるように声を気にせず出せる環境で、一晩中喘いでたから喉がカラカラしているが満足感はあった。
しばらくホテルの天井を見ていたけど、絶頂が終わったあとに、ぼんやりとこうなった経緯を思い出していた。
***************
父は工場に勤める係長で、それなりの地位にいる人だった。49歳になったとは思えない身体は、日々鍛錬していて25歳の私でさえ、たまについていけない時もあった。
本当にひょんなきっかけで、父とこういう関係になってからは、とにかくエロエロしかない。それでもいいと思ってしまっているのは、父とのそっちの相性が良すぎて、デートよりも今は気持ちいい事をしたいとお互いが強く願ってしまっているからだ。
母の目を盗んではキスをし、夜には声を殺して交わるのに満足していたはずなのに、最近では我慢が出来なくなっていた。
──思いっきり乱れたい
思いっきり声を上げて、決まった体位じゃない──お布団の中に身を寄せる体位しか出来いないから──燻る熱を放出するような繋がりをしたい。母がパートに帰って来るまでとか、時間を気にせずに乱れたいとふと、そんな事を思っていると、最後に父と有給を示し合わせて取ったのが、2ヶ月前だと気がついた。
「今度の火曜日泊まりの出張になって、次の日も会社に寄ってから帰ってくるのは水曜日になると思う」
いつもの家族の夕食で、父はそう言った。
「あらそうなの?確か未映子もお友達の家に泊まりで行く日よね?」
「うん?火曜日?そうそう」
母はおっとりとした返事をしながら、私も先月中旬に母に言ったお泊まりの話を私に振った。
友達とお泊まりに行くのは建前で、本当は父と一緒に泊まりで一夜を過ごすのだ。前々から父の出張の日時は決まっていたので、飛行機に乗って父と地方の取引先へと向かうのだ。そのまま夜は一緒に過ごして、結局はまた飛行機に乗って帰ってくるが、出張の次の日は有給を取ったから父と時間の許す限り一緒に地方と家の中間あたりで観光をする──手筈になっていた。
チラッと目の前に座る父を見ると、黒縁メガネが邪魔をして奥にある瞳の思いが読み取れなくなっていた。
「…そうなのか?最近多いな」
「でしょ?あなたもそう思いますよね?しかも突然なんだもの」
「もう成人してるんだがー!」
父は含みを持たせるように口元を上げて味噌汁を口にしたけど、母は僅かな父の変化を見逃した。
──その原因を作っているのはお父さんなんだけどっ
なんせ、蜜時間を過ごしたくて父の部屋に忍び込んだりしているから、部屋から出たら母と出会したら大変な事になるから、いっその事外泊にした方が楽なのだ。
──すごく楽しみなんだな
母と話していた父と視線が合うと、父はいつもの優しい父親の顔をしていた。
それから、父の出張の日がやってくると、私も会社へ行くフリをして、父と待ち合わせした国内線のターミナルへと向かった。
「あっ!こっちこっち!」
予め手荷物は父が乗る車に載せていたから、殆ど仕事用の鞄一つしか持って来ていなかった。スマホで今いる場所を教えると、父が5分くらいしてから現れた。
私のキャリーケースと黒い出張鞄を持つ父のスーツ姿が見えると、私は大きく手を振り、父の方へと足を進めて抱きついた。
「…待ったか?」
「ううん、それほど待ってない…んっ…ここは」
「分かってる、これで終わりにするよ」
父は私の腰に腕を回すと、私の唇に自分の唇を重ねた。いくら家から離れているとはいえ、人の目を気にすると、父は私の頭を撫でながら笑う。
恋人繋ぎをして、搭乗手続きを済ませると、私たちは飛行機に乗った。
ほんの2時間ほどのフライトの最中は、隣同士に座り耳元で囁き合って会話をした。窓際の一番後ろの座席だから、トイレに向かう人達もいたので、私達の横を通る人も多かったが、気にせず2人の世界に浸かる。昼間とはいえ、あまり明るくない機内では、時々キスをしたり、足を触られたりととにかく濃厚な時間を過ごせて満足出来た。
「今日は早めに終わるように頑張るな」
「うん、待ってる…早くね」
空港に到着して、出入り口を出てしまうと、父の取引先の人が迎えに来るらしいから、ひとまずお別れの儀式をした。もちろん、それは濃厚なキスで、紺色のスーツを着た父の胸板に自分の自慢の乳房を押し付けながらの別れの儀式。あと8時間は会えないから、名残り惜しくも、人目も憚らず抱きつきながら舌の絡まるキスをした。
「連絡する」
「ん…私も」
うっとりとした私を残して、父が先に搭乗口の出口から出て行くと、私は遅れて父の姿が消えた所から出た。
ホテルに着き、荷解きをすると、まだお昼を少し過ぎた所だった。
──お腹すいた…ご飯行こうかな
そうだ、先にご飯に行かないと、父と過ごす最中に倒れてしまいそうだ。なんせ、最近の父は本当に体力が有り余っていて、2度じゃ終わらないからだ。
あちこち出かけても良かったが、1人で観光したって面白くないから、結局ホテルの近くにあるコンビニで大量の飲み物とご飯、お菓子を買って戻った。
お昼も食べてスマホゲームをしていると、16時になったのに気がついたのでシャワーを浴びようと立ち上がった。手には下着と──
「未映子?今どこだ?」
「今…?ホテルだよ?」
18時過ぎに父からスマホに連絡が入り、私は通話ボタンをスライドさせて耳元に持って来た。
「そうか、なら送られてきた部屋に行けばいいのか?」
「ん…来て…っ」
「……何をしている?」
思わず甘い息が漏れてしまうと、父は一段と低い声を出した。男の声、私が好きな父の声だ。
「はッ…あっ!荷物の中にッ…これが入って…っんぁ、持って来た…のっ?」
「待てが出来なかったのか?」
キャリーケースに入っていたものを荷解きしている時に、私が入れていないはずのセクシーなランジェリーに包まれた父の昂りに近いディルドがあった。
「出来なっ…はっぁ!気持ちいっ、早く来てっ、お父さんの…っで、ずぼずぼ入れて欲しいっ」
「テレビ電話にする」
と一方的に切られ、またスマホが震えると、テレビ電話となった。
「っ!未映子」
驚く父の目は見開かれている。それもそのはずだ、私はホテルのテーブルにスマホを立てて、カメラをベッドに向けていたのだ。それも、父が忍び込ませたセクシーランジェリー──私の乳輪よりも布地の面積が極端に小さなレースの真っ白なブラ、その中央には自分で結んだ真っ白なリボンが結ってあり、下半身はお腹から白いレースのタイツの足へと繋がるガーターベルトに、秘部を隠す下着はレースだがこれもまた布地が少なく、私は下着に手を入れて自慰をしていたのだ。
スマホ画面の父に見えるように、ベッドボードに背中を預けて、M字のまま父に見せつけるように腰を揺らしていた。
「ぐしょぐしょなのか?」
父は車の中にいるらしく、背後に車のグレーの天井が見えて、スマホを凝視していてカメラ越しに目が合う。
「ぐ…しょぐしょっ、気持ちのっ、早く来てっ、中にっ…んっ、中に欲しいのっ」
父に見せるように下着から抜いた手をカメラに向けると、指と指の間に蜜が引いた。我慢出来なくて父の昂りに近いディルドを指の代わりに入れようとしたが、乾いたディルドを入れたら痛いかもと、男の男性器の──ディルドを舐めた。下からディルドの先端に向かって舐め、唾液を含ませ濡らしていく。十分に濡れたディルドを蜜口に当てて、ゆっくりと蜜壺の中へと入れると、太くて固いディルドに身体中に快感が巡っていく。
「あ…あっ!」
気持ち良すぎて背がのけ反り、乳房を突き出す格好になると、
「待てが出来ないとは」
「はっ、あっ!あっんっ、んっぅっ」
父は低く唸り、私の蜜壺の中に埋まったディルドがいきなり動き出した。ブルブルと蜜壺の中に震えるディルドに夢中になってしまって、カメラの向こうにいる父を忘れてしまう。自分が好きな所にディルドが当たるように腰を動かし、ディルドの根元を掴む。
「あっ、はっ、おと…さんっ、ねっ気持ち…あっ、んっんんっ」
どのくらいそうしていたのかわからなくなって快楽に忠実に従い、浅ましく腰を動かしていると、ディルドの動きが止まった。
「…あっ…なんで」
「開けろ、未映子…今すぐ突っ込んでやる」
呆けた声が出てしまうと、予め父にトーク画面で伝えていたホテルと部屋番号の前に来ていたらしく、父が怒ったような声を出した。
──動きたくない…けど…っ
正直ディルドだけでも気持ち良かったけど、父の方がこのディルドよりも大きくて太いのを知っているから頑張ってベッドから降りた。蜜壺の中にハマったまま歩き始めると、ディルドの振動が始まり、腰が引けながらも父の昂りを求め足が一歩進んでは止まった。
「はっ…あっ、ん…ぁっ」
ベッドから降りたら廊下の先にあるドアまでの道のりが長く感じて永遠に辿り着けないかと思ったけど、なんとか部屋の扉を開けると、父は身体を素早く滑り込ませたのと同時に扉を閉めた。
「未映子ダメじゃないか」
目を細めながら父は持っていた荷物を床に下ろして、ニヤニヤしながら持っていたスマホ画面を私に見せた。青いボタンがあるそれは、私の蜜壺の中に入ってるディルドの振動を調節する画面となっていた。
「お父さんっ、あっんんっ!」
内股で壁に手をつく私の姿を頭の先から、足の先まで舐め回して見ると、鋭い視線を感じて身体中がゾクゾクした。
「未映子、どうして逃げる?」
父は一歩進むと私は一歩下がり、熊に会った時のように視線を合わせたままじりじりと距離を保ちながら部屋の奥へと入って行った。
「だっ…て、怒ってる…?」
「怒ってる?怒ってはないよ…それはそうだろ?こんな魅力的の出迎えに未映子の中に早く入れたくてしょうがない」
父の目が据わり、私を見る目つきで怒っているかと思っていたけど、そうじゃないと知り私の全身の力が抜けたのを見計らって、父はスマホの画面をタップした。
「あぁっ!」
私の蜜壺の中にあるディルドのバイブが、いきなり強となって、私の腰が抜けてふくらはぎがベッドにぶつかってそのまま後ろへと倒れると、ベッドの上へと仰向けになった。
ベッドの上で悶える私を見て、父は、ははっ、と笑う。
「…きて、ね」
父に見えるように足を広げ、ディルドが入っている足の間を見せると、父は黒縁メガネのフレームを上にあげた。スーツのネクタイを外し、スーツを脱いでいく。少しずつ露わになる父の裸をうっとりと見ながら、私は右手の人差し指の背を甘噛みした。ブルブル震える蜜壺の中あるディルドが抜くと、全裸になった父はディルドを投げ捨てた。父は自分の昂りを握りながらベッドに上がった。ギシッ…と2人分の重さが増えたベッドが軋むと、父は私の足を持ち上げ、私の太ももが私の胸についた。くの字に身体が折り畳まれ父が私を見下ろしながら昂りを上下に擦っていた。
「随分ほぐしたみたいだが?」
「ん…もう入るっ、入れてっ」
「ああ、お望み通りなっ!」
「んぁぁっ!」
「…ぐっ、っ!」
父は私の下着をズラして昂りの先端を蜜口に付けると、一気に貫いた。
ズンッと重い衝撃で目の前がチカチカ光り、視界がぼんやりとしていく。全身強張って何も考えられない快感に、浸っていると蜜壺の奥深くが熱い物が注がれた感覚が遅れてやってきた。
「ン、はぁ、ん…っ」
まだただ入れられただけなのに、全力疾走したかのような疲労感が身体を襲って息をするのにいっぱいいっぱいだ。
父は私の顔の横に肘を付けると、私の口を塞ぎ舌の絡まる濃厚なキスを始めた。腕を上げて父の頬に両手を添えると、太ももが父の体重で私の胸を潰して息苦しくなる。
「…ん、ふっ…んぁ」
父の肩にふくらはぎが乗り、私の足の間からお互い顔を前に出して濃厚なキスをするのにも限界がくると、父は上体を起こした。
「…っ、は」
父はメガネを取って同じベッドに投げると、舌を出してペロリと自分の上唇を舐めた。
変わらず父の胸板に付けた私の両足首を掴むと、左足のふくらはぎから白いレースのタイツの上から舐め始めた。
「おっ、今締めたな」
まだ繋がったままで、父の昂りを締め付けてしまうと、父は嬉しそうに呟いた。腰を引き、前に突き出すと、私の身体も突かれた衝撃で前後に揺れ、胸元もワンテンポ遅れて動く。
「あっ、あっ…んっぅっ、あっ」
だんだんリズミカルに腰を引き、腰を前に突き出す父の抽送が始まり、足からふくらはぎを中心に満遍なく舐めまわされると、私は気持ち良くなって甘い声が口から溢れ続ける。
私の足を舐め終わって満足した父は、私の上にまた覆い被さると、私の首筋を舐めながら抽送のスピードをあげた。
「あっいくっ!またっ!いくぅぅっ」
「はっ、未映子っ、出る出るぞっ」
甲高い声が出て、また快感の波のピークがやってくると、私はまた絶頂に達し、父も唸る声を上げながら私の中に留まり腰をピクピクと震えさせた。
2度ほど繋がった後に、父はお風呂に入り──といっても、シャワーだけで早かった──ルームサービスを取って部屋まで届けると、お互い父が頼んだカルボナーラとカツ丼を食べさせ合っていた。べったりとくっつく至福の時間はまだ始まったばかりで、人が食べる姿を見て欲情したかと思えば、その場で繋がった。父がホテルにやってきて1時間も経っていなかったので、父の昂りを受け入れる体勢が出来ていた私の蜜壺はとても柔らかく簡単に快感が生まれた。
「はっ、あっ」
買ったばかりと言っていた今日のセクシーランジェリーも脱ぐことを許されず、それでもいつもと違う私の姿での繋がりはお互い興奮した。ソファーに座る父の上に跨り、思う存分自分の快楽を求めて腰を動かせば、父は私の上下にぷるんぷるん揺れるほぼレースの乳房を見て、両手で摘んで弄んでいた。
「あっはっ、あっ!ん、っ、あっ」
ソファーに足をつけて、お尻を上下に動かし、疲れた時には腰を前後に、円を描くように動かしていたら、顔に掛かる髪が邪魔くさくなって、胸元にあるリボンを解いて髪をかき上げてポニーテールにすると、リボンで収まっていた乳房の形が崩れて、僅かに胸元が開いた。
「ご飯はいいのか?」
「いいっ、食べたいなら食べてっ…あっ、あぁっ!」
父も仕事終わりで、カツ丼はほぼ食べたみたいだが、まだ残っていたけど、私は食欲よりも性欲を取った。どのみち私の全てを知っている父には、何を隠してもしょうがないから、今更浅ましいとか淫乱だとかどう思われても良かった。
そうか、と言いながら父は、テーブルにあるカツ丼を手にすると、口の中に入れ食事を開始する。霰もなく本能のままに腰を動かしている私を、本当のおかずとしていて、そこがまた快感のポイントが生まれてくる。
多分他の人に同じことをされたらムカつくのに、父だからいいと思ってしまうあたり、もう父だから何でもいいのだ。
「ほらっ止まってるぞ」
「あっ、あっあんぁっ!」
気持ち良く軽くイッてるのに、父は私のお尻をパンッて叩くと、いつのまにか父はカツ丼の容器をソファーに置いて下から突き上げ始めていた。
「あっ、あっ…っんん!」
突き上げた勢いで立ち上がると、私を抱き上げて歩き始める。私のお尻を掴む手で私の身体を揺さぶると、歩くタイミングで自分の体重で深く貫かれ頭がおかしくなる快感が全身を巡る。
ベッドに行くのかと思ったら、私をソファーとベッドの中間にあったルームサービスで頼んだ料理を置いていたテーブルへと乗せると、私は後ろ手で自分の身体を支えた。テーブルにあったカルボナーラのお皿に指先が触れると、父はカルボナーラを鷲掴みして私の乳房の上に置いた。父は上体を屈めると、口で掬い私の口元へと持ってきた。口を開けると、カルボナーラの味が広がり、少し噛んでは父の口へ返し、父も噛んでは私の口に返し、お互いの口を咀嚼しながら行き来する。小さく細くなったパスタを飲み込むと、父はもう一度同じようにカルボナーラを胸に乗せた後、さっきと同じように食べ合ったらもう終わったのか、私の胸に残るカルボナーラのクリームに舌を這わした。さっきカルボナーラを掴んだクリームの付いた乳房を掴まれ、私は父の手首を取ると自分の口へと持ってきて父の指と手のひらを舐めた。父はそんな私を見て顔を近づけ、指を咥える私の口の中に自分の舌を無理矢理入れた。
「んふっ、んっ、んっ」
パンッ、とお尻に衝撃が走り、父が腰を動かし始めた。ガタッガタッとテーブルが揺れて不安定になり、父の腕に手をつけると、父は私の口を塞ぎながら腰の動きを加速させた。
パンパンッ、とお尻と腰がお互いの丈をぶつけるように、肌の音の間隔が短くなると絶頂が近くなる。
「ん、んんっ」
「っ、っ」
腰を引き寄せられ下半身がぴったりとくっつくと、父は腰を円を描くように回した。蜜壺の中に父の放った証を内側に染み込ませるようにするその様を感じ、蜜壺をぎゅうぅ、と締め付けた。
「はっ…っ」
父と私は止めていた息を吐くと繋がりが解け、私は床に足を下ろした。とろりとした証が、蜜壺から溢れるのを感じて下着にくっつく。父は私の背後に、ぴったりと付いてきていた。ベッドに膝をついた私を背後から抱きしめると、乳房を揉み始めた。
「すごく似合ってる」
「ん…本当?」
「ああ、もう一つもオーダーで頼んでいる所だよ」
耳朶を甘噛みしながら父は私の耳に囁くと、レースのブラの上から私の固くなった粒を摘んだ。父の唾液でベトベトになった身体を清めたくなったけど、父は私のお尻に固くなった昂りを、お尻のラインに合わせて付けた。
「今日は…ペースが早い、んっ」
「その格好で俺を誘ったからだろ」
父の昂りの回復が早いと言いつつ、私もお尻を前後と左右に動かして誘っている。
「今日は思いっきりお父さんを感じたい」
「そうだな、明日もあるしな」
父は私のブラの中に手を入れると、ブラをたくし上げて乳房に直接触れた。父が好きな豊満な乳房から、お腹からガーターベルトと繋がった腰のベルトを指先で辿ると、私の下着の中に手を入れた。
「ぐしょぐしょだな」
「だっていっぱい出したじゃん」
「ははっ確かに」
父との軽口は楽しいけど、動かす手はえっちくて、息が上がっていく。蜜壺の中に父の指がぬぷっと入ると、父の肩に後頭部を付けた。
「もう…入れてっ」
「もう?まだ未映子の身体を触りたい」
「んっ、だって、もう大っきいじゃん」
私が強請ると、父は笑いながら私の背中を押してベッドの上で四つん這いにさせると、欲しかった物をくれた。父のために着たセクシーランジェリーを父が脱がせた後は、声が枯れるまで喘ぎ続けた。
父が帰って来てから何時間経った?と時間も忘れるほど、繋がり触りあっていた。
「今日の視察は早く終わって良かったよ、日帰りだと知ってるから取引先も早めに切り上げてくれてな」
「ン」
ベッドボードに背中を付けて足を広げて座る父の太ももに頭をつけて私が横になっていたが、横を向けば父の昂りがそこにあり、自然と左手が伸びて父の昂りを握っていた。上下を軽く擦るだけで、むくむくと固さを取り戻し、立ち上がっていく昂りを愛おしい気持ちになると、口を寄せて舌を這わすのも時間の問題だった。
「…っ、未映子、口を開けなさい」
掠れた父の声は欲情が始まり、父に言われるまま昂りから名残惜しく口を離せば、父はベッドボードから背中を外して私の顔を覗き込むように起き上がる。私が開いた口の上から自分も口を開き、唾液を落とした。ひと雫というには大きな唾液は、私の口の中に入ると、生温かいそれをゴクンと飲み込んだ。
「ね、欲しいの」
胸を寄せるようにベッドに手を置いて起き上がると、父の昂りはぐんとまた大きくなった。
父の前で霰もなく足を開き、蜜口を指先で広げると、とろりと蜜口から白い証が溢れた。
「もったいないな、今すぐに」
と陶酔した父の視線が私の蜜口に固定された。凶悪な昂りが私の蜜壺の中へ入るのを見届けたあと、私は父の首の後ろへと腕を回した。
「まだ出来る?」
「未映子なら何度でも」
父の顔が近づき唇が重なると、私達はベッドで重なって濃厚な行為が盛りだくさんの夜が更けて行ったのであった。
朝の4時という時間は、みなが寝静まっているのに、ホテルの一室ではまだ2つの影は動いていた。
「あっ、やっ!気持ちいいっ、は…あっ」
「未映子っ気持ちい、っ!出すぞっ!」
昨日の夜から始まった情事は、気がついたら朝を迎えていた。ベッドに仰向けで横になっている父の上に、父から背を向けるように座っていた。父の太ももに手をついて、足に力を入れてお尻を上下に動かしていると、父は私の腰を掴みながら下から突き上げていた。
しばらく抽送していたのに、父が起き上がって座ると、背後から私の乳房を揉み始めた。背中を舐められながら快感が増していくと、私のお尻の動きが前後に代わり、父の突き上げの抽送が早くなる。
「イクッ、イク…ぅぁっんっ」
「未映子っ、出すぞっ」
甲高い声でのけ反る私を抱き止めた父が、背後に倒れると繋がったままベッドで重なった。
「はぁっ…はっ」
「最高だ…ッ…な」
家にいるように声を気にせず出せる環境で、一晩中喘いでたから喉がカラカラしているが満足感はあった。
しばらくホテルの天井を見ていたけど、絶頂が終わったあとに、ぼんやりとこうなった経緯を思い出していた。
***************
父は工場に勤める係長で、それなりの地位にいる人だった。49歳になったとは思えない身体は、日々鍛錬していて25歳の私でさえ、たまについていけない時もあった。
本当にひょんなきっかけで、父とこういう関係になってからは、とにかくエロエロしかない。それでもいいと思ってしまっているのは、父とのそっちの相性が良すぎて、デートよりも今は気持ちいい事をしたいとお互いが強く願ってしまっているからだ。
母の目を盗んではキスをし、夜には声を殺して交わるのに満足していたはずなのに、最近では我慢が出来なくなっていた。
──思いっきり乱れたい
思いっきり声を上げて、決まった体位じゃない──お布団の中に身を寄せる体位しか出来いないから──燻る熱を放出するような繋がりをしたい。母がパートに帰って来るまでとか、時間を気にせずに乱れたいとふと、そんな事を思っていると、最後に父と有給を示し合わせて取ったのが、2ヶ月前だと気がついた。
「今度の火曜日泊まりの出張になって、次の日も会社に寄ってから帰ってくるのは水曜日になると思う」
いつもの家族の夕食で、父はそう言った。
「あらそうなの?確か未映子もお友達の家に泊まりで行く日よね?」
「うん?火曜日?そうそう」
母はおっとりとした返事をしながら、私も先月中旬に母に言ったお泊まりの話を私に振った。
友達とお泊まりに行くのは建前で、本当は父と一緒に泊まりで一夜を過ごすのだ。前々から父の出張の日時は決まっていたので、飛行機に乗って父と地方の取引先へと向かうのだ。そのまま夜は一緒に過ごして、結局はまた飛行機に乗って帰ってくるが、出張の次の日は有給を取ったから父と時間の許す限り一緒に地方と家の中間あたりで観光をする──手筈になっていた。
チラッと目の前に座る父を見ると、黒縁メガネが邪魔をして奥にある瞳の思いが読み取れなくなっていた。
「…そうなのか?最近多いな」
「でしょ?あなたもそう思いますよね?しかも突然なんだもの」
「もう成人してるんだがー!」
父は含みを持たせるように口元を上げて味噌汁を口にしたけど、母は僅かな父の変化を見逃した。
──その原因を作っているのはお父さんなんだけどっ
なんせ、蜜時間を過ごしたくて父の部屋に忍び込んだりしているから、部屋から出たら母と出会したら大変な事になるから、いっその事外泊にした方が楽なのだ。
──すごく楽しみなんだな
母と話していた父と視線が合うと、父はいつもの優しい父親の顔をしていた。
それから、父の出張の日がやってくると、私も会社へ行くフリをして、父と待ち合わせした国内線のターミナルへと向かった。
「あっ!こっちこっち!」
予め手荷物は父が乗る車に載せていたから、殆ど仕事用の鞄一つしか持って来ていなかった。スマホで今いる場所を教えると、父が5分くらいしてから現れた。
私のキャリーケースと黒い出張鞄を持つ父のスーツ姿が見えると、私は大きく手を振り、父の方へと足を進めて抱きついた。
「…待ったか?」
「ううん、それほど待ってない…んっ…ここは」
「分かってる、これで終わりにするよ」
父は私の腰に腕を回すと、私の唇に自分の唇を重ねた。いくら家から離れているとはいえ、人の目を気にすると、父は私の頭を撫でながら笑う。
恋人繋ぎをして、搭乗手続きを済ませると、私たちは飛行機に乗った。
ほんの2時間ほどのフライトの最中は、隣同士に座り耳元で囁き合って会話をした。窓際の一番後ろの座席だから、トイレに向かう人達もいたので、私達の横を通る人も多かったが、気にせず2人の世界に浸かる。昼間とはいえ、あまり明るくない機内では、時々キスをしたり、足を触られたりととにかく濃厚な時間を過ごせて満足出来た。
「今日は早めに終わるように頑張るな」
「うん、待ってる…早くね」
空港に到着して、出入り口を出てしまうと、父の取引先の人が迎えに来るらしいから、ひとまずお別れの儀式をした。もちろん、それは濃厚なキスで、紺色のスーツを着た父の胸板に自分の自慢の乳房を押し付けながらの別れの儀式。あと8時間は会えないから、名残り惜しくも、人目も憚らず抱きつきながら舌の絡まるキスをした。
「連絡する」
「ん…私も」
うっとりとした私を残して、父が先に搭乗口の出口から出て行くと、私は遅れて父の姿が消えた所から出た。
ホテルに着き、荷解きをすると、まだお昼を少し過ぎた所だった。
──お腹すいた…ご飯行こうかな
そうだ、先にご飯に行かないと、父と過ごす最中に倒れてしまいそうだ。なんせ、最近の父は本当に体力が有り余っていて、2度じゃ終わらないからだ。
あちこち出かけても良かったが、1人で観光したって面白くないから、結局ホテルの近くにあるコンビニで大量の飲み物とご飯、お菓子を買って戻った。
お昼も食べてスマホゲームをしていると、16時になったのに気がついたのでシャワーを浴びようと立ち上がった。手には下着と──
「未映子?今どこだ?」
「今…?ホテルだよ?」
18時過ぎに父からスマホに連絡が入り、私は通話ボタンをスライドさせて耳元に持って来た。
「そうか、なら送られてきた部屋に行けばいいのか?」
「ん…来て…っ」
「……何をしている?」
思わず甘い息が漏れてしまうと、父は一段と低い声を出した。男の声、私が好きな父の声だ。
「はッ…あっ!荷物の中にッ…これが入って…っんぁ、持って来た…のっ?」
「待てが出来なかったのか?」
キャリーケースに入っていたものを荷解きしている時に、私が入れていないはずのセクシーなランジェリーに包まれた父の昂りに近いディルドがあった。
「出来なっ…はっぁ!気持ちいっ、早く来てっ、お父さんの…っで、ずぼずぼ入れて欲しいっ」
「テレビ電話にする」
と一方的に切られ、またスマホが震えると、テレビ電話となった。
「っ!未映子」
驚く父の目は見開かれている。それもそのはずだ、私はホテルのテーブルにスマホを立てて、カメラをベッドに向けていたのだ。それも、父が忍び込ませたセクシーランジェリー──私の乳輪よりも布地の面積が極端に小さなレースの真っ白なブラ、その中央には自分で結んだ真っ白なリボンが結ってあり、下半身はお腹から白いレースのタイツの足へと繋がるガーターベルトに、秘部を隠す下着はレースだがこれもまた布地が少なく、私は下着に手を入れて自慰をしていたのだ。
スマホ画面の父に見えるように、ベッドボードに背中を預けて、M字のまま父に見せつけるように腰を揺らしていた。
「ぐしょぐしょなのか?」
父は車の中にいるらしく、背後に車のグレーの天井が見えて、スマホを凝視していてカメラ越しに目が合う。
「ぐ…しょぐしょっ、気持ちのっ、早く来てっ、中にっ…んっ、中に欲しいのっ」
父に見せるように下着から抜いた手をカメラに向けると、指と指の間に蜜が引いた。我慢出来なくて父の昂りに近いディルドを指の代わりに入れようとしたが、乾いたディルドを入れたら痛いかもと、男の男性器の──ディルドを舐めた。下からディルドの先端に向かって舐め、唾液を含ませ濡らしていく。十分に濡れたディルドを蜜口に当てて、ゆっくりと蜜壺の中へと入れると、太くて固いディルドに身体中に快感が巡っていく。
「あ…あっ!」
気持ち良すぎて背がのけ反り、乳房を突き出す格好になると、
「待てが出来ないとは」
「はっ、あっ!あっんっ、んっぅっ」
父は低く唸り、私の蜜壺の中に埋まったディルドがいきなり動き出した。ブルブルと蜜壺の中に震えるディルドに夢中になってしまって、カメラの向こうにいる父を忘れてしまう。自分が好きな所にディルドが当たるように腰を動かし、ディルドの根元を掴む。
「あっ、はっ、おと…さんっ、ねっ気持ち…あっ、んっんんっ」
どのくらいそうしていたのかわからなくなって快楽に忠実に従い、浅ましく腰を動かしていると、ディルドの動きが止まった。
「…あっ…なんで」
「開けろ、未映子…今すぐ突っ込んでやる」
呆けた声が出てしまうと、予め父にトーク画面で伝えていたホテルと部屋番号の前に来ていたらしく、父が怒ったような声を出した。
──動きたくない…けど…っ
正直ディルドだけでも気持ち良かったけど、父の方がこのディルドよりも大きくて太いのを知っているから頑張ってベッドから降りた。蜜壺の中にハマったまま歩き始めると、ディルドの振動が始まり、腰が引けながらも父の昂りを求め足が一歩進んでは止まった。
「はっ…あっ、ん…ぁっ」
ベッドから降りたら廊下の先にあるドアまでの道のりが長く感じて永遠に辿り着けないかと思ったけど、なんとか部屋の扉を開けると、父は身体を素早く滑り込ませたのと同時に扉を閉めた。
「未映子ダメじゃないか」
目を細めながら父は持っていた荷物を床に下ろして、ニヤニヤしながら持っていたスマホ画面を私に見せた。青いボタンがあるそれは、私の蜜壺の中に入ってるディルドの振動を調節する画面となっていた。
「お父さんっ、あっんんっ!」
内股で壁に手をつく私の姿を頭の先から、足の先まで舐め回して見ると、鋭い視線を感じて身体中がゾクゾクした。
「未映子、どうして逃げる?」
父は一歩進むと私は一歩下がり、熊に会った時のように視線を合わせたままじりじりと距離を保ちながら部屋の奥へと入って行った。
「だっ…て、怒ってる…?」
「怒ってる?怒ってはないよ…それはそうだろ?こんな魅力的の出迎えに未映子の中に早く入れたくてしょうがない」
父の目が据わり、私を見る目つきで怒っているかと思っていたけど、そうじゃないと知り私の全身の力が抜けたのを見計らって、父はスマホの画面をタップした。
「あぁっ!」
私の蜜壺の中にあるディルドのバイブが、いきなり強となって、私の腰が抜けてふくらはぎがベッドにぶつかってそのまま後ろへと倒れると、ベッドの上へと仰向けになった。
ベッドの上で悶える私を見て、父は、ははっ、と笑う。
「…きて、ね」
父に見えるように足を広げ、ディルドが入っている足の間を見せると、父は黒縁メガネのフレームを上にあげた。スーツのネクタイを外し、スーツを脱いでいく。少しずつ露わになる父の裸をうっとりと見ながら、私は右手の人差し指の背を甘噛みした。ブルブル震える蜜壺の中あるディルドが抜くと、全裸になった父はディルドを投げ捨てた。父は自分の昂りを握りながらベッドに上がった。ギシッ…と2人分の重さが増えたベッドが軋むと、父は私の足を持ち上げ、私の太ももが私の胸についた。くの字に身体が折り畳まれ父が私を見下ろしながら昂りを上下に擦っていた。
「随分ほぐしたみたいだが?」
「ん…もう入るっ、入れてっ」
「ああ、お望み通りなっ!」
「んぁぁっ!」
「…ぐっ、っ!」
父は私の下着をズラして昂りの先端を蜜口に付けると、一気に貫いた。
ズンッと重い衝撃で目の前がチカチカ光り、視界がぼんやりとしていく。全身強張って何も考えられない快感に、浸っていると蜜壺の奥深くが熱い物が注がれた感覚が遅れてやってきた。
「ン、はぁ、ん…っ」
まだただ入れられただけなのに、全力疾走したかのような疲労感が身体を襲って息をするのにいっぱいいっぱいだ。
父は私の顔の横に肘を付けると、私の口を塞ぎ舌の絡まる濃厚なキスを始めた。腕を上げて父の頬に両手を添えると、太ももが父の体重で私の胸を潰して息苦しくなる。
「…ん、ふっ…んぁ」
父の肩にふくらはぎが乗り、私の足の間からお互い顔を前に出して濃厚なキスをするのにも限界がくると、父は上体を起こした。
「…っ、は」
父はメガネを取って同じベッドに投げると、舌を出してペロリと自分の上唇を舐めた。
変わらず父の胸板に付けた私の両足首を掴むと、左足のふくらはぎから白いレースのタイツの上から舐め始めた。
「おっ、今締めたな」
まだ繋がったままで、父の昂りを締め付けてしまうと、父は嬉しそうに呟いた。腰を引き、前に突き出すと、私の身体も突かれた衝撃で前後に揺れ、胸元もワンテンポ遅れて動く。
「あっ、あっ…んっぅっ、あっ」
だんだんリズミカルに腰を引き、腰を前に突き出す父の抽送が始まり、足からふくらはぎを中心に満遍なく舐めまわされると、私は気持ち良くなって甘い声が口から溢れ続ける。
私の足を舐め終わって満足した父は、私の上にまた覆い被さると、私の首筋を舐めながら抽送のスピードをあげた。
「あっいくっ!またっ!いくぅぅっ」
「はっ、未映子っ、出る出るぞっ」
甲高い声が出て、また快感の波のピークがやってくると、私はまた絶頂に達し、父も唸る声を上げながら私の中に留まり腰をピクピクと震えさせた。
2度ほど繋がった後に、父はお風呂に入り──といっても、シャワーだけで早かった──ルームサービスを取って部屋まで届けると、お互い父が頼んだカルボナーラとカツ丼を食べさせ合っていた。べったりとくっつく至福の時間はまだ始まったばかりで、人が食べる姿を見て欲情したかと思えば、その場で繋がった。父がホテルにやってきて1時間も経っていなかったので、父の昂りを受け入れる体勢が出来ていた私の蜜壺はとても柔らかく簡単に快感が生まれた。
「はっ、あっ」
買ったばかりと言っていた今日のセクシーランジェリーも脱ぐことを許されず、それでもいつもと違う私の姿での繋がりはお互い興奮した。ソファーに座る父の上に跨り、思う存分自分の快楽を求めて腰を動かせば、父は私の上下にぷるんぷるん揺れるほぼレースの乳房を見て、両手で摘んで弄んでいた。
「あっはっ、あっ!ん、っ、あっ」
ソファーに足をつけて、お尻を上下に動かし、疲れた時には腰を前後に、円を描くように動かしていたら、顔に掛かる髪が邪魔くさくなって、胸元にあるリボンを解いて髪をかき上げてポニーテールにすると、リボンで収まっていた乳房の形が崩れて、僅かに胸元が開いた。
「ご飯はいいのか?」
「いいっ、食べたいなら食べてっ…あっ、あぁっ!」
父も仕事終わりで、カツ丼はほぼ食べたみたいだが、まだ残っていたけど、私は食欲よりも性欲を取った。どのみち私の全てを知っている父には、何を隠してもしょうがないから、今更浅ましいとか淫乱だとかどう思われても良かった。
そうか、と言いながら父は、テーブルにあるカツ丼を手にすると、口の中に入れ食事を開始する。霰もなく本能のままに腰を動かしている私を、本当のおかずとしていて、そこがまた快感のポイントが生まれてくる。
多分他の人に同じことをされたらムカつくのに、父だからいいと思ってしまうあたり、もう父だから何でもいいのだ。
「ほらっ止まってるぞ」
「あっ、あっあんぁっ!」
気持ち良く軽くイッてるのに、父は私のお尻をパンッて叩くと、いつのまにか父はカツ丼の容器をソファーに置いて下から突き上げ始めていた。
「あっ、あっ…っんん!」
突き上げた勢いで立ち上がると、私を抱き上げて歩き始める。私のお尻を掴む手で私の身体を揺さぶると、歩くタイミングで自分の体重で深く貫かれ頭がおかしくなる快感が全身を巡る。
ベッドに行くのかと思ったら、私をソファーとベッドの中間にあったルームサービスで頼んだ料理を置いていたテーブルへと乗せると、私は後ろ手で自分の身体を支えた。テーブルにあったカルボナーラのお皿に指先が触れると、父はカルボナーラを鷲掴みして私の乳房の上に置いた。父は上体を屈めると、口で掬い私の口元へと持ってきた。口を開けると、カルボナーラの味が広がり、少し噛んでは父の口へ返し、父も噛んでは私の口に返し、お互いの口を咀嚼しながら行き来する。小さく細くなったパスタを飲み込むと、父はもう一度同じようにカルボナーラを胸に乗せた後、さっきと同じように食べ合ったらもう終わったのか、私の胸に残るカルボナーラのクリームに舌を這わした。さっきカルボナーラを掴んだクリームの付いた乳房を掴まれ、私は父の手首を取ると自分の口へと持ってきて父の指と手のひらを舐めた。父はそんな私を見て顔を近づけ、指を咥える私の口の中に自分の舌を無理矢理入れた。
「んふっ、んっ、んっ」
パンッ、とお尻に衝撃が走り、父が腰を動かし始めた。ガタッガタッとテーブルが揺れて不安定になり、父の腕に手をつけると、父は私の口を塞ぎながら腰の動きを加速させた。
パンパンッ、とお尻と腰がお互いの丈をぶつけるように、肌の音の間隔が短くなると絶頂が近くなる。
「ん、んんっ」
「っ、っ」
腰を引き寄せられ下半身がぴったりとくっつくと、父は腰を円を描くように回した。蜜壺の中に父の放った証を内側に染み込ませるようにするその様を感じ、蜜壺をぎゅうぅ、と締め付けた。
「はっ…っ」
父と私は止めていた息を吐くと繋がりが解け、私は床に足を下ろした。とろりとした証が、蜜壺から溢れるのを感じて下着にくっつく。父は私の背後に、ぴったりと付いてきていた。ベッドに膝をついた私を背後から抱きしめると、乳房を揉み始めた。
「すごく似合ってる」
「ん…本当?」
「ああ、もう一つもオーダーで頼んでいる所だよ」
耳朶を甘噛みしながら父は私の耳に囁くと、レースのブラの上から私の固くなった粒を摘んだ。父の唾液でベトベトになった身体を清めたくなったけど、父は私のお尻に固くなった昂りを、お尻のラインに合わせて付けた。
「今日は…ペースが早い、んっ」
「その格好で俺を誘ったからだろ」
父の昂りの回復が早いと言いつつ、私もお尻を前後と左右に動かして誘っている。
「今日は思いっきりお父さんを感じたい」
「そうだな、明日もあるしな」
父は私のブラの中に手を入れると、ブラをたくし上げて乳房に直接触れた。父が好きな豊満な乳房から、お腹からガーターベルトと繋がった腰のベルトを指先で辿ると、私の下着の中に手を入れた。
「ぐしょぐしょだな」
「だっていっぱい出したじゃん」
「ははっ確かに」
父との軽口は楽しいけど、動かす手はえっちくて、息が上がっていく。蜜壺の中に父の指がぬぷっと入ると、父の肩に後頭部を付けた。
「もう…入れてっ」
「もう?まだ未映子の身体を触りたい」
「んっ、だって、もう大っきいじゃん」
私が強請ると、父は笑いながら私の背中を押してベッドの上で四つん這いにさせると、欲しかった物をくれた。父のために着たセクシーランジェリーを父が脱がせた後は、声が枯れるまで喘ぎ続けた。
父が帰って来てから何時間経った?と時間も忘れるほど、繋がり触りあっていた。
「今日の視察は早く終わって良かったよ、日帰りだと知ってるから取引先も早めに切り上げてくれてな」
「ン」
ベッドボードに背中を付けて足を広げて座る父の太ももに頭をつけて私が横になっていたが、横を向けば父の昂りがそこにあり、自然と左手が伸びて父の昂りを握っていた。上下を軽く擦るだけで、むくむくと固さを取り戻し、立ち上がっていく昂りを愛おしい気持ちになると、口を寄せて舌を這わすのも時間の問題だった。
「…っ、未映子、口を開けなさい」
掠れた父の声は欲情が始まり、父に言われるまま昂りから名残惜しく口を離せば、父はベッドボードから背中を外して私の顔を覗き込むように起き上がる。私が開いた口の上から自分も口を開き、唾液を落とした。ひと雫というには大きな唾液は、私の口の中に入ると、生温かいそれをゴクンと飲み込んだ。
「ね、欲しいの」
胸を寄せるようにベッドに手を置いて起き上がると、父の昂りはぐんとまた大きくなった。
父の前で霰もなく足を開き、蜜口を指先で広げると、とろりと蜜口から白い証が溢れた。
「もったいないな、今すぐに」
と陶酔した父の視線が私の蜜口に固定された。凶悪な昂りが私の蜜壺の中へ入るのを見届けたあと、私は父の首の後ろへと腕を回した。
「まだ出来る?」
「未映子なら何度でも」
父の顔が近づき唇が重なると、私達はベッドで重なって濃厚な行為が盛りだくさんの夜が更けて行ったのであった。
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