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リクエスト 絵梨奈の外出〜内緒のお出かけ〜 前編 ヤクザと監禁愛
しおりを挟む起きたら誰もいなくて、知らない場所だった。
――いや…知ってるや、確か船旅が終わって…来たのがこの港の停泊するホテルだった…っけ、何日経ったかな…4日目かな
船旅で揺られて数日掛けてやってきたはいいけど、結局ホテルに置いてけぼりされているこの状態は、夜には帰ってくる勇人さんを待つのは、今住んでいる家にいる時のあんまり変わらないのかもしれない。
五つ星ホテルと名高い外資系のホテルに泊まったが、上質なシーツも、このベッドも自分の住む家の物の方が好きだ。
「…夜に、紹介したい人が居るって言ってたから」
声に出しても、やっぱり何の音もしない部屋。
普通のホテルよりも広々とした部屋は、船に乗った時に感じた開放感があまりない。甲板はないし、プールもないし、そもそも窓の外から出ることができない。ダークブラウンで統一されたソファーやナイトテーブルなどの家具と、キングサイズのベッド、夜には温かみのある淡いオレンジ色のランプ――周りを見る余裕もないくらいに、夜中は愛されているから日中に室内を見渡すのも、彼――勇人さんに以前連れ去られた時と同じ状況に陥っている。
窓から見えるのは、雲ひとつない晴天、高速ビルと海と船が停泊する港、隣接する公園で、平日なのか人通りはあまりないみたいだ。
「今日が何曜日かも知らないなんて」
本当にびっくりする。携帯電話も、カレンダーもない場所にいたし、テレビはあったけど、サブスクで海外ドラマばかりみているし、時計はあるが日付や曜日まではない。
だけどこのホテルも似たような感じで、カレンダーはない。テレビをつければいいのかもしれないけど、起きた時にはお昼を過ぎていたのだ。朝の情報番組は終わっていた。
下で歩く人々を見ながら、日本有数のファッションビルが立ち並ぶこの地は、よくセレブの人達が買い物にくるということを思い出した。
「おしゃれ…か」
――別に何かを買いたいわけじゃないけど…でも…もう、この観光地に来ない気がする
きっと勇人さんに言えば、観光ぐらい連れて行ってくれるだろう。だけどテツさんと滞在中の日程について話し合っていたから、観光なんて元からするつもりはない気がする。
――そもそも観光するって考えがなさそう
ふと思いついたけど、あり得ない話ではないかもしれない。
――夕方…までに帰ってくればいい…よね
「ほんの、2時間くらい…すぐに帰ってくればいいよ」
勝手に出ても誰もいないからわからないし、短時間なら問題ないはずだ。
不安が込み上げてきたけど、自分にいい聞かせて準備に取り掛かった。
軽い気持ちで思いついた外出は、後に大問題へと発展するなんてこの時の私は、思いもしなかった。
***************
「…どうしよ」
軽く港の前の公園を散歩しながら、今日も晴天だった空の下、太陽光を浴びていた。ストライプ柄の薄いブルーの襟付きのロングワンピースとツバの広い麦わら帽子、ヒールのあるサンダルと、肩からかけた編み込まれたミニカゴバックを持って歩いていた。潮風が冷たくて気持ちよく、暑い事は暑かったけど、その潮風が暑さを和らげていた。途中で見つけた自動販売機で何かを飲もうとして、立ち止まってバックの中を見るとメイク道具とハンカチしか入っていなかった。
喉が渇いたと思ったけど、お金を持つ機会が長くて、びっくりする事にお金を持っていない事に気がついた。
――携帯電話もないから、誰にも連絡とれないし…
ホテルへと帰ろうかな、と思っていたら、1人の男の人が近付いてきた。
「お嬢さん、買わないのかい」
白髪が混じったグレーの髪を後ろへ撫で付け、グレーのズボンと白いYシャツを着た片手で杖をつく物腰の柔らかい壮年の男性が、私の2m先にいた。
「…いえ、今日は」
「お金がないのかい?なら奢ってあげるよ」
お金がないとは言えなくて、自動販売機の前を去ろうとしたら、男性が思わぬ事を言いだして、私は男性の顔をじっと見つめてしまう。
「あぁ、警戒しなくてよいよ、自販機から出てくるのに怪しい物は入れられないからね」
まるで過去に勇人さんと再会した時に、何かを入れられた事がある、私への言葉かと思ったけど、
――そんなわけ…ないよね
とにかく喉が渇いていて水分を摂りたかった私は、男性のお言葉に甘えることにした。
「すいません、ホテルに戻ったら必ず返しますので」
これでお金をテツさんにもらわないといけないから、外出した事がバレてしまったし、しょうがないとはいえ、男性に奢られてしまったのを勇人さんに伝えないといけないと思うと憂鬱な気持ちが湧き起こる。
「何、たったジュースくらいで、気にせんでいいよ」
ははっ、と笑う男性は、ポケットから正方形の黒革のコインケースを出すと、私に麦茶を買ってくれたのだった。
***************
――女が逃げた
「ちっ、あのじじぃ、やっかいな仕事ばっかり押し付けやがって」
立て続けに起こる出来事に黒塗りの車の中で思わず悪態をつくが、運転席にいる男は黙り、助手席にいるテツは緊張からか顔が強張っていた。
到着と同時に絵梨奈を紹介して、入籍の準備のためにさっさと帰るつもりが、久しぶりの俺の恩人であるおやっさんとの再会もそこそこに、にっこりと笑うおやっさんから頼まれごとをされた。
『最近なぁ、儂のシマに、若いネズミがうろちょろして敵わんのよ、この老ぼれの頼みだと思って、駆除してくれんかのぅ」
俺に相談するくらいだから相当手を焼いているのだろう、目を細めて困った顔をしているが、目の奥にある光が怒りを表していた。柔らかな物腰と丁寧な語り口で、人々から紳士と勘違いさせるが、物凄く頭がキレて一筋縄ではいかない。緻密に計算された行動の先で起こったおやっさんの思い通りの展開に何度驚かされた事があるか。その考えのおやっさんの下で働くことは、俺の誇りだったが…そのおやっさんでも上手くいかないとなると、武力による解決しか残されていない。
――相変わらず何考えてるのかわかんねぇ
中学、高校と荒れていた俺が20歳になった時に出会った、この道を教えてくれた恩人。そんな恩人の願いを無下に出来るほど、俺は恩知らずでもないし、むしろ義理堅いほうだと思っている。故郷とも呼べるこの場所を離れたのにはわけがあって、おやっさんの弟分の事業を手助けするのに今住む地域へと行ったのが始まりだった。幸いにもおやっさんの弟分である――今の組長の下で働き続けていられるのも、おやっさんの力もあるが。
そんな恩人であるおやっさんの頼み事の始末中に入った一報から、俺の機嫌は悪くなる。
『兄貴、絵梨奈さんがいなくなったそうです』
いつもお昼すぎまで起ない彼女から、ルームサービスが入らないとホテルのフロントからテツに電話があり、部屋の中を開けたら誰もいなかったそうだ。
ちょうど用心棒として連れて来た見張り役の2人を、おやっさんの別件に向かわせていた最中だった。
――さて、どう見つけるか
俺から二度も逃げられると思っている所が可愛いが、俺から逃げたらどうなるのか一度目に教えたつもりだったがツメが甘かったようだ。またゆっくりと泳がせようかとも思ったが、すぐにその考えを打ち消す。
――さっさと見つけるか
思いの外彼女の存在が俺の中で大きく、前回みたいに悠長に数年も待つ気は、さらさら起きなかった。
コンコン
そんな考えをしていたら、停車していた車の後部座席の窓が叩かれた。瞬時に緊張が走った車内で、俺は窓ガラスをボタンひとつで下ろすと、そこには中年のくびれたトレンチコートとスーツ姿の見知ったヤツがいた。
「お勤めご苦労ですな、関東一の組織を束ねる幹部さんが、この地に何のようですかね」
「…いやだな、久しぶりに恩人に会いに来ただけですよ、警部」
目元を和らげて丁寧な挨拶をすると、トレンチコートのおっさんは目を見開き驚いた。
「こりゃまた…人間のする挨拶が出来るとは、随分と成長したようだ…そんな建前はいらん、何してる」
馬鹿にしたような言い方をするのはワザと怒らせて、殴られれば、あわよくば俺を暴行罪でさっさと逮捕をしたいからだ。
「…今恩人の元へ向かう前にしばらく停車させていただけで、とくに何かしているわけではないですよ」
――このクソ忙しい時になんだ
これ以上厄介ごとはごめんだと、面倒が起きないように慎重に答えるが、おっさんは簡単には帰ろうとはしない。
「…最近、何かを嗅ぎ回っているな、何をする気だ?」
「別に何もしてませんよ、ただここで過ごした若い頃の時を思い出して帰ってきただけですよ」
まだ何か言いたいのか、おやっさんが口を開いた時に、おやっさんの背後からグレーのスーツ姿の若い男が走ってきた。
「警部っ、組同士の喧嘩が始まりましたっ」
「…ちっ、ツイてるな、またな」
「大変ですな、頑張ってください」
俺をどうしても逮捕したかったおやっさんは、悔しそうに捨て台詞を吐いて若い男――たぶん部下だろう――に着いて行った。
「このバカっ、本物の前でネタばらしてどうするっ」
と俺が聞いてると知らずに、大声で怒りながら。
車の窓をボタンひとつで上げて窓を閉めると、口を開いて報告を求めた。
「……上手くいったのか」
「そのようです」
「なら、次だ、女を探す」
「おおっ、やっと来たか、遅かったじゃないか」
21時を過ぎて、呼び出された俺は内心イライラしながら、ひとつも表面に出す事はなく、おやっさんの呼び出しに応えた。
港の近くにある木造の古びた昭和の建物は、出会った頃からもうおやっさんが好きだった旅館だ。近くに住んでいるというのに、このおやっさんは、時たまこうして泊まりに来ていたのだ。
「ここのことは覚えてるか」
「ええ、おやっさんが好きな魚料理が出るんですよ」
「はははっ、そうだ…覚えとったか」
通されたのは、"貴婦人の間"。部屋のチョイスも変わっていない。普段ならおやっさんの杯を貰い、近況報告や談笑するが今はそれどころじゃなかった。
――絵梨奈が見つからねぇ
すぐに見つかると思っていた観光客風情の女、おやっさんの部下を使っても見つけられないのは何か事件に巻き込まれた可能性が出てきたのだ。
――警察に保護されていたら厄介だ
もちろん取り戻すつもりだが、警察となると普段使用しているやり方だと、逮捕され組内を家宅捜査されて完全に警察の思う壺となる。
和室の畳の上に座椅子に座るおやっさんの前には大きなローテーブルがあり、様々な海鮮料理が並んでいたのだろう、ほとんど空の皿しか残っていない。おやっさんはテーブルの端にあるお猪口を面倒くさそうに手に取り、熱燗を傾けお猪口に透明な液体を注ぐと俺の前に置いた。有り難く頂戴して、一口飲むと
「…お前、ダメじゃないか、絵梨奈さんと結婚するなら本人にも言わないと」
日本酒のお猪口を口にしながら、ニヤリと笑うおやっさんに、俺は身体をぴくりと反応させた。
「…何のことですかね」
「以前、お前に言っていた事覚えてるか?」
「おやっさんの言葉は全て私の心に残ってますよ」
「そうか、ならお前が結婚する時期が来る時は贈り物をすると約束したな」
「…そうですね」
それは贈り物じゃなく、どうせずっと独身だろうから女を付けると言う意味だと思っていだが…違うらしい。
「…ここに行け、絵梨奈さんはそこでお前を待ってる」
「おやっさん…なぜ絵梨奈の事を」
おやっさんはポケットから白い紙を取り出し、俺の目の前のテーブルに置いた。置かれた二つ折りのメモを見ずに、おやっさんに問いかけると、
「…全く可哀想に、お金も持たせんとは…ちぃとばかし心が狭いんじゃないか」
「…絵梨奈には金は必要ないんでね」
やれやれと首を横に振り呆れている。
「今からきっちり1時間後、儂もそちらへと向かう…くれぐれも〆るなよ、儂も楽しみなのだから」
「……おやっさん、先に失礼します」
おやっさんがきっちり1時間後といえば、本当に1時間後に来るのだろう。移動時間も考えると、なんでおやっさんもあとで来るのか、絵梨奈とどうやって知り合ったとか、のんびり話している暇はない。すぐに頭を下げて部屋から出ると、渡されたメモを頼りに向かった。
「余裕のねぇ男は嫌われるぞ~」
面白おかしく揶揄うおやっさんの声も、俺には届かなかった。
***************
「…本当に勇人さんは来るのでしょうか?」
「ええ、もちろん、うちの旦那がそういえば来ますよ、必ず」
日中は港の付近で飲み物を奢ってくれた男性と話していたら、今私に返事をした男性と同じくらいの年齢の真珠色の着物を着た女性がやって来て、少しだけと言いながら洋風や小物を何故か買ってくれた。全てホテルに送るわ、と私の泊まっているホテルを知っていたし、男性も女性も勇人さんを知っていて、10代、20歳を少し過ぎた頃の話をしてくれた。軽く遅いランチを食べながら、楽しく過ごしていたけど、そろそろ帰りますと言ったら、この洋風に建てられた建物へと連れられた。
「では、測りましょう」
私を待ち受けていたのは、黒いスーツスタイルの女性たち。部屋の奥へと入ると真っ白なドレスが沢山並び、奥には大きな鏡が壁に設置されていた。真っ白なドレスが並ぶ反対側は、色とりどりのドレスが並ぶ。流石にここまでくると、ここがどういうところか分かってしまう。
「あの…これはっ」
「息子同然だと思っていた旦那の弟子の結婚よ、これくらいはさせて」
その時になって初めて、この男性と女性の正体に確信を持つ事ができたのだ。
「いや…あのっ、困りますっ…私まだ勇人さんと結婚するなんてっ」
慌てて帰ろうとすると、私を連れてきた女性は困った顔をして悲しそうに目を伏せた。
「そうよね、赤の他人にいきなりそんなことを言われてもね」
「あ…いや、その」
声を震わせ悲しそうにしているのだ。罪悪感も芽生えてくる。だって「いいから、いいから」と言われてよく分からないまま、すでに色々買ってもらった後なのだ。泣いているかな、と思って女性の方を改めて見ると、
「そう、だからお支払いは勇人にしてもらうから、ここはお金に糸目をつけずに、うんと可愛くしてもらいましょう!」
と、ハンカチを握りしめて拳を挙げていた。
それから経つこと3時間、完璧に仕上がった私に女性――絹子さんは、やっぱり可愛いわ、とにこにこしていた。ふんわりとしたプリンセスラインの裾に行くにつれて広がるドレスのスカートはシルクの生地で出来ていて、思っていたよりも重くない。腰の後ろには大きな白いリボンがついており、胸元は大きく開いている。しかし、首筋から胸元まで勇人さんが付けた赤い印が見えてしまうため、急遽印の付いている箇所にメイクで隠され尚且つボディーラメパウダーを付けた。髪は下ろしたほうがいいと言われて、軽く櫛を通しただけだ。耳や首元にはキラキラと輝くダイヤモンドを付けた。
――こんなに綺麗にしてもらったのに…
私の居場所など知らないし、もしかしたらホテルに居ないって事にも気がついていないと思い始めた頃、衣装を着替えていた部屋から、ドレスを着たまま座れる控室にきた。部屋は8帖ほどで、細長いソファーと壁際にはメイク直しの道具一式と大きな鏡と常温のペットボトルのお茶類などの飲み物などが置かれていた。
「…ほらね、こんなに可愛くて美しいんだから」
「…これが…私なんて」
プロの手によって、しっかりとメイクさせられたのは生まれて初めての事で、普段すっぴんでいる事の多い私は、あまりの変貌に驚いてしまう。
自分の事を美しいとか可愛いとか思った事ないのに、今の自分なら何時間でも鏡を見ていられる。
「…あら、噂をすれば…早いのね」
じっと鏡の中の自分を見つめていると、つまらなそうに絹子さんは言った。絹子さんの声に振り返ると、控室の扉が勢いよく開かれ、1人の大柄な男性が入ってきた。
「…っ、姐さん困ります」
「何が困るんだいっ、あれほど絵梨奈ちゃんお出かけしたいと言ったのに、全て断ったのはそっちじゃない」
「だからって…絵梨奈を連れ出すな…ん…て」
絹子さんは私と同じ背の高さなのに、勇人さん相手にしっかりと言い返していて、勇人さんは困っているようだったが、絹子さんの後ろにいた私を見ると、目を見開き固まる。
「…勇人さん」
あまりの違いにびっくりしたのだろう、目を見開く彼に私も心の中で頷く。
――本当、自分でもびっくりしているもん
「絵梨奈」
「まぁまぁ、式の前に花嫁に会いたくて来たのね」
私の方を向いてお茶目にウィンクした絹子さんは、勇人さんに向き合って
「22時半に式は始まるわ、それまでは魔法など解けない完璧なままで、ね」
笑いを含む声でそう言って、控室から出て行ってしまった。
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