姫は用心棒に守られて執着される

狭山雪菜

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リクエスト バレンタイン 姫と用心棒

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彼氏が出来て初めて、イベントのある月が楽しみになった。
開店記念日、誕生日会、クリスマス会、新年会に――バレンタインデー。
"CLUBクラブSnowスノーKingdomキングダム"。
大きな繁華街の一角にあるのは、堂々と建てられたホストクラブのお店。5階建ての白い外壁に4本の白い円形の柱が数本2階の出ているバルコニーを支えいて、壁面には紫や青白いネオンがライトアップされている。
――なんだか本当よく通うなぁ
私を最初にこの店に連れてきた同伴者のアキヤは、以前の襟足の長い髪から今流行りの頭のトップがふんわりとしているナチュラルウルフヘアで、金髪だった髪の色もアッシュへと変化している。出会った頃はまだ指名も取れなくて、歩いていた私に声を掛けるほどだったのに、今や指名客も多くてお店の人気No.5まで登り詰めた。
「今日はありがと、マイ」
「こっちこそ、バレンタインデーは指名の稼ぎ時なのに、同伴してくれて助かる…1人で入るのまだ無理だったから」
「そんな事ないよ、マイがイベントの時来てくれるの本当嬉しいからっ!…言っとくけどマイが1人で繁華街を歩いてると知られたら、シロさんにめちゃくちゃに怒られるからねっ!俺がっ!」
このお店に通い始めて、間もなく一年となる。いつも一番安いシャンパンかウィスキーを飲む売上を落とさない客なのに、アキヤは嫌な顔ひとつせず私の来店に合わせて同伴してくれる。
同伴どうはん――とは、夜のお店で働く人が、お客とお店に行く前に、食事したりしてから働くお店へと一緒に行くことを言うらしい。
「あははっまたまたぁ、本当アキヤはシロさんの冗談が面白いんだからっ」
お店の入り口に入りながら、アキヤの口からでた私の彼氏・・の話が出たから、ホッとして思わず満面の笑みが出てしまう私に、お店のBGMだけが流れてシンッと辺りが静かになった。
「だっ、だからっマイッその顔っ!」
慌てるアキヤは私の顔を隠そうと私の前に回り込むが、静かだった店内はいつものように人々が喋り出す。
「…私の顔…?なんかある?」
私の一番嫌いな容姿への言及をされ声が低くなると、アキヤが更に慌てた。
「違うって!え~っと…そう!その最高だねって!そう言ったんだよ!」
「…格好…?」
顔と服を聞き間違えるなんてどうかしているな、と思い、アキヤに言われた自分の格好を見下ろした。
足首にまでクロスした紐のゴールドのピンヒールと薄ピンク色の膝上のスカート丈のドレス。胸元は肩が開く大胆な作りになっていて、まだまだ寒いから真っ白なもこもこの上着を着ていて、誰もこの下のドレスのデザインを知らない。手にはピンク色の紙袋とゴールドのチェーンのミニバックは高級ブランド品で、彼氏からのプレゼントだ。そしてポニーテールにした髪は真っ黒で艶やかで、小さな頭とぱっちりとした瞳、鼻も口も小さく、ピンクのチークが真っ白な肌をCGのように美しく際立たせる。自他共に認める美しい容姿――主に顔について、美しいと言われるのが嫌なのには訳があった。幼い頃から自分の顔のせいで、変な男に付き纏われ、自分が知らない人から向けられる好意が気持ち悪くてしょうがないからだ。
学生時代は奇抜な格好をすると、自分の身を守れると知ってから、好んで真っ赤な服、真っ赤や金色、銀色の髪などにしていたが、社会人となるとそうもいかなく、視力がいいのに分厚い眼鏡で顔を隠した。花粉症や風邪と偽っては、マスクもよくするようにしていたが、ストレスは溜まる一方だったけども。そんな時に会ったのがアキヤで――私の彼氏のいる・・お店に来れたのだ。
「ようこそいらっしゃいました、晶子あきこ
「シロさんっ!」
自分の格好を見直していた私は、聞き慣れた声で自分の名を呼ぶ主の登場にワンテンポ遅れて反応してしまった。
「…智也」
私を隠していたアキヤの背後から現れたのは、私の彼氏の――智也ともやだ。私よりも頭2つ分くらいの大きい身体、それなのに均等のとれたシュッとしたスタイルで、その下の身体は逞しいことを知っている。黒いフランスのオーダーメイドのスーツが身体にフィットしている。低く落ち着いた声、ひと睨みしたら動けなくなる切長の鋭い眼差し、黒い短髪は私の全てを魅力して離さない。
「…アキヤ、もうここからは私が・・
アキヤの隣に並んで立ち、それだけをアキヤに告げるが、智也の視線は私だけに向いている。
「…ありがと、アキヤ…後で」
彼からの視線を独り占め出来るのが嬉しくて、私も彼から視線を外さずにアキヤに告げると、アキヤは呆れてしまった。
「…すんごい邪魔者になった気分だわ」
はい、はい、と言いながら、アキヤはお店の奥へと行ってしまうと、私の目の前に智也の手が差し出された。
「…行こう、晶子」
「…うん」
彼の手を取り、手のひらを重ねて指を曲げたら、恋人繋ぎになった。彼にエスコートされるがまま身体を寄せて歩くと、彼の好きな柑橘系のコロンの香りが私の鼻腔を掠めて、華やかな店内も談笑する男女の声も聞こえなくなる。

「今日は来てくれてありがとう」
このホストクラブのオーナーの部屋の横にある一室へ通されると、開口一番にそう言われて彼の腕の中へと入った。
「うん」
ぎゅっと彼の背中に腕を回して抱きつくと、柑橘系のコロンの他にアルコールと愛煙しているタバコの微かな匂いが混じっていて、智也の匂いだと安心する。
「ちゃんと寝てるか?」
「…うん、寝てる」
智也は私の顎に手を掛けて、私の顔色を伺う。もう一緒に住んでいるのに、そんな事をいうのは、彼がこの売れっ子ばかりいるホストクラブのオーナーで、バレンタインのイベントもあって年始から無休で働いているからだ。お店の閉店後にも残って作業をしているから、私が会社に行った後に帰っている。そして私が家に帰ると、もう智也は仕事に出た後ですれ違いの生活が続いた結果、こうして智也と約2週間ぶりに会っているのだ。
「智也は?ちゃんと寝てた?」
SNSのメッセージアプリなどしない智也は、よく私のスマホに着信を残すが、私が折り返そうとする時間が、いつも彼の寝ている時間か仕事の時間になっているのでなかなか掛け直す勇気が持てない。
「そこそこな」
仕事人間の彼だ、きっと家に帰っても持ち帰った仕事をしているのだろう。家に帰った時にキッチンの流しにあるのは、アルコールのグラスだけだから、ちゃんとご飯を食べているのかすら怪しい。
「…それより、ほらっ」
智也は屈んで私の頬に口づけを落とすと、2週間ぶりの2人の逢瀬に集中するように私の耳を甘噛みした。



「このチョコは、ミルクチョコレートだよ」
持ってきたピンクの紙袋の中身は、型にハマったハートや丸い正方形などの形の5個入りのチョコレート。某有名菓子店の少し値段が張るこのチョコは、缶は濃いピンクのハートの形をしていて、リキュール入りもある大人向けのチョコレートだ。
私が今手にしているミルクチョコレートみたいな色の革張りの3人が座れるソファーに足を広げて座る智也の左足に座り、持ってきたバレンタインのチョコの包みを開けた。ソファーのうしろの壁面には、ウィスキーからワインまで年代物のボトルが陳列され、部屋の隅には丸いテーブルにグラスと氷を入れるアイスバケツ、その横にはミニ冷蔵庫が備わっている。
私達の前にもガラス板のローテーブルはあるが、智也のウィスキーのボトルと、私用のシャンパングラスがあり、その横に私が好きなピンクシャンパンのボトルが置いてある。
私がハートの形をした入れ物から、丸い粒を取り出してミルクチョコレートを口で挟み、ソファーの背もたれに身体を預けている彼の口元へ顔を近づけると、彼の口が少し開いて私の口に挟まったチョコを舐め取る。このまま終わりじゃなくて、彼の口に入ったチョコを追いかけて私の舌が彼の口内へと入ると、チョコレートが完全に無くなるまで濃厚な口づけが続く。
「ん…ふっ…んっ」
口づけだけならまだしも、彼の足の上に座る私の背中や腰、お尻を撫でるように触られ、久しぶりの甘い雰囲気に吐息が漏れる。もじもじとする足を智也にバレたくない気持ちが出て、足を組むと傾いた身体は彼の胸へ預けた。
「…甘いな」
丸い粒のミルクチョコレート、リキュールが入った正方形のボンボンチョコレート、丸い粒のキャラメルチョコレートとハート型のイチゴの果肉入りピンクのストロベリーチョコレートを順に食べていき、甘いと唇を舐める智也に最後のチョコレートを缶から取り出した。
「ビターチョコレート」
長方形のビターチョコレートを彼の口元へ持っていくと、私の腕を取り自分から口へ入れた。
「…まぁまぁだな」
キスをするのかと思っていたが、チョコレートを摘んでいた私の人差し指をぺろりと舐めて、彼の口内へと入れられた。
「…っ」
彼の舌の上で転がされていた指を、吸われたり甘噛みされたりされると、変な気分になってしまう。
「ふっ、物欲しそうな顔してる」
「え…んっ…っ」
自然と潤む瞳で智也を見上げていたら、軽く笑った彼が私の首根っこを掴み引き寄せ口を塞いだ。さっきまでキスをしていたのに、もう長い間触れ合っていなかった恋人同士みたいに荒々しく貪欲にお互いの唇を貪った。上着の中へと手を忍び込ませた智也は、私の背中をドレスの上から手のひらで撫でまわした。
じわじわと身体が火照っていくのを感じながら、智也の首に抱きつくと、彼の手が私の上着のボタンを外していく。脱がしてくれている間にも、お互いの唇は離れる事なく熱く重なる。室内は空調が効いていて寒くないはずなのに、厚手の上着のおかげだったのか薄いドレスが見えると、肌寒くなってきた。ソファーに座る智也は上着を隣に置くと、私の服を上から下へしっかりと見ている。
「…ああ、この服やっぱり似合うな」
沢山のプレゼントを貰うが、特に私が身につける物をくれることが多い。この大胆なドレスも、このピンヒールも、アクセサリー一つ智也自分が買った物を身につけていて欲しいらしい。肩を大きく露わにしたベアショルダーのデザインのドレスで開いた胸元には、小粒のダイヤのネックレスと、形のよい2つの綺麗な膨らみが見える。そのまま身体のラインに沿って描く曲線は、キュッと細いウエストを強調し、ふんわりとひらひらするスカートは女性らしいデザインだが、上着を脱ぐと途端に大人の女性へと変貌させるから、着る人を選ぶ難しいドレスだ。智也はそれを購入して私にプレゼントをするから、私よりも私が似合う服のタイプを知っている気がして、今まで付き合ってきたひとにもやってきたのかと思うと面白く無い。
だけど、彼はずっと夜の世界にいる人だから、過去の女に嫉妬しだしたらキリがないと、今は私だけだと気持ちを切り替える。
「どうした、ん?」
私のどんな表情も見逃さない智也に愛されているんだと、かつて他の男に感じなかった幸福に浸る。
「ううん、別に」
可愛くない返事も彼からすれば、すごく可愛いらしい。男はよくわからない。乙女みたいな思考を見抜かれるのが、恥ずかしくて智也の肩に頭を乗せれば、私の身体に固い腕が回り抱きしめられる。
「もう、終わりか?久しぶりに会ったんだぞ」
甘い雰囲気など消えてしまったかと思っていたが、彼の鼻が私の髪に埋まり、左のこめかみに彼の唇が触れた。
「…終わりじゃない…少しだけ…だよ」
彼の肩から頭を上げて、智也の頬を両手で挟み私の方を向かせると、また甘い時間が再開した。



「ウ…ぅ…んッ…っ…はっ…ぁっ!」
ソファーの背もたれに手をつけ膝立ちになった私の背後に覆い被さるのは、智也だ。スカートをたくし上げて着衣したままお互いの下半身は繋がり、緩やかな抽送が始まったばかりだ。誰か来るかもっ、と始めに私が抵抗すれば、俺といるのに他のやつを考えるな、と不機嫌になる智也。ドレスの上から弄られた身体は、智也と付き合ってから途切れる事がなかったため禁欲期間が長く、智也によって作り替えられた身体は火照って快感の波に抗えなくなっていた。
『そこに手をついて』
そのたったひと言だけで、言われた通り素直に行動してしまう。まだ完全には解れていなかった蜜口も、私の感じる所ばかりを執拗に攻める彼の昂りによって、蜜壺から溢れた蜜で身体が智也を受け入れていく。
「っ、んっ!」
向かい合って繋がっていないため、いつも・・・と違う角度で入る昂りの凸凹・・が私の蜜壺の中に引っかかって強い快感となる。ソファーに付けた手に力が入らなくなり腕が曲がって、頬をソファーの上に置いた手の甲につけた。背がのけ反りお尻が上がると、智也の両手が私のスカートの中に入り、お尻を揉みながら抽送を始めた。
抽送しやすくなったのか、先ほどよりも早くなった彼の腰の動きは、重い痺れとなって全身に広がる。
「ぐっ、く…っ、つ」
「あっ、ん、んっ、あぅ、あ」
上体を屈めた智也は私の肩に舌を這わし、胸を隠すドレスを下ろすと、片方の右の乳房が露わになった。身体にフィットしたドレスだったので、少しでもスタイルを良く見せようとブラなど身に付けておらず、揺れる乳房を智也の手が包み鷲掴みにする。柔らかな乳房を少し乱暴に下から掬い、固くなった乳房のトップにある粒を親指と人差し指で摘んで挟み転がす。
「ん、んぅ、っ」
彼の思いの丈をぶつけられているのを表すように、2人分の体重を乗せたソファーがギシギシッと軋む。右手を挙げて私の首筋に顔を埋めている智也の髪に自分の指を絡ませれば、私の首筋から顔を上げた智也と口づけをした。背後を振り向いているため思うようにキスが出来なくて舌を出すと、智也が私が出した舌をちゅうちゅうと吸い付きながら、智也の昂りが私の蜜壺の奥に留まったまま下半身を合わせてグリグリと擦られた。その智也の動きだけで口を塞がれて声にならない嬌声を上げながらイってしまった。全身が強張り繋がった下半身にも力が入ると、蜜壺の奥にある昂りをキツく締め付けた。
「ク…ッ、はっ…あき…こっ」
私の蜜壺の締め付けに引き摺られた智也は低く唸ると、私の蜜壺の最奥に熱い証を勢いよく注いだ。
「んっ…ぁ」
「これで…終わりだと思うな」
熱い証は蜜壺を満たし、あまりの熱さに蜜壺の中が伸縮すると、蜜壺が智也の昂りと証でいっぱいになって繋がったまま2回戦めが始まった。久しぶりの蜜事は早々には終わらせられない、そう言っているみたいに。




********************************



「…なぁ、今オーナー呼んだらダメっすかね?」
「当たり前だろ、あと2時間は我慢しろ」
お店のフロアににしてくれているオーナーの彼女を待つアキヤは、まだ来ないと思っていたオーナーに入店直後に指名客を取られ、手も持ち無沙汰になっていた。今日はバレンタインだから、本命のホストの所へ行ってしまったアキヤを指名する他のお客達も今はいない。なので少しでも売上を稼ごうとしたが、マネージャーに止められた。
「突然決まった新店オープンの準備で休みなしで鬼の形相で働いていたの忘れたか?」
美しい彼女に会えなくて募る不機嫌が無意識に眉を顰めフロアに出た時はもれなく、すれ違うお客を怖がらせていたので、オーナーの部屋で事務作業をさせていたのだ。
オーナーアイツは番犬か」
そんなオーナーが彼女が来るとは知らせていないのに、アキヤがお店に入った瞬間に彼女を攫ったのには苦笑が漏れる。
――嗅覚が鋭すぎだろ
きっと今オーナーの所に行ったら、罰として無理難題をアキヤに押し付け、尚且つ…
「…始まってたらどうするんだよ」
「始まる?俺、盛り上げますよ!」
どこの世界に彼氏がいるのに彼女の隣にホストがいて、盛り上げてるホストを見て喜ぶ彼女を見る男がいるのだろうか。
「…そっちじゃねぇ、でも止めろ…死ぬぞ…ほらっアキヤ、お客さんだ」
「ん?…はーい」
ほっといたらオーナーのところに行きそうになるアキヤに、ちょうど入ってきた新規のお客っぽい女性の相手をするようにマネージャーが指示した。
アキヤはマネージャーの言葉をうまく聞き取れなかったが、お客さんを出迎えるため急いで入口へと向かった。


「何してんのかと思って、晶子ののスマホのGPS登録した」
後日ご機嫌で悪びれもせず、働きすぎてバカになったオーナーの爆弾発言に、マネージャーは開いた口が塞がらなかった。
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