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リクエスト 結婚した翌日 金曜日、午後9時
しおりを挟む結婚した。両想いと分かった次の日に。
「水臭いなぁ柳瀬ー、あっもう内藤さんか」
金曜日に出された経費の処理がひと段落し、お手洗いに行った帰りに声をかけられた。にやにやしながら来たのは、同期の相田くんだ。彼はすでに結婚していて子供もいる、総務課に配属されたが私や彼――内藤秋人とは新卒の同時入社で飲み友達でもあるし、いい相談役をしてくれる。
――噂に精通しすぎて、社内の事を社長よりも詳しいかもしれないのが、あれだけど
「…相田くん、もう知ってるの?」
「出社してすぐに内藤と人事課に変更届の書類提出しに来たろ、総務課は人事課の隣にあるからさ」
ウィンクする彼はそう言うが、隣と言っても個人情報を扱う部署だから人事課は営業課や経理課、総務課と違って扉に鍵が付いた一室を与えられている。そうそう他部署が雑談のためだけに人事課に出入り出来ないはずだが…相田くんなら社長室にいても別に驚かない。
「相変わらず早いなぁ」
いつかは社内中に知れ渡り、何か言われると思ったが…それが今日とは思わなかった。困ったように眉を下げれば、相田くんはにやにやした顔から真剣な表情になった。
「…何かあれば相談しろよ、俺から内藤に言うから」
相田くんがそう言うのにも訳があって、私と秋人は謂わゆる犬猿の仲として社内でよく言い合いをするからだ。それは大体が営業二課で使用された経費が、営業のために使われたかどうか怪しいのが多いからだ。
『接待と書いてあるけど、どこのお店の領収書なのかしら?』
『駅前のあれだよ、ほら赤い提灯の飲兵衛屋の2階にある店…名前忘れたが飲み屋の』
『そこまで出てなんで名前が出てこないのっ!』
結局はホステスのいるお店と後で知った――その情報を元に秋人の上司が同伴者の取引先の人と行ったのを、お店に確認した――が、その他にも色々突っ込みどころ満載の営業二課だが、営業成績は社内でトップグループ、その半数の成績を残しているのが、営業二課のエースと言われている内藤なのだ。その彼が領収書を集めて、経理課に持ってきてはいるが、怪しいものはその都度営業二課に聞きに行くので、秋人の事は同期入社とは知っていたが、あんまり接点はなかった。質問の答えだけを返事されるだけだった関係から次第に話すようになり、余りの言い分に言い合いするようになり、社内でも一種の当たり前の光景になっていたのだ。
「あり」
「ありがとって言うと思ったか?」
相田くんの優しさに心が温かくなって感謝の気持ちを告げるため口を開くと、背後から不機嫌そうな声が背後から聞こえた。
「噂をすれば、内藤じゃないか!結婚おめでとう」
「ふんっ、相変わらず情報の仕入れが早いな」
「まぁね、僕の努力の賜物だよ」
「何を開き直ってるんだ、ったく」
秋人の咎める声も、いけしゃあしゃあと答える相田くんの前では無意味なのだ。これ以上相田くんに言っても埒が明かないと、諦めた秋人は苦笑した。
「…まだ史恵と話すか?」
「いや、結婚おめでとうって言いたかっただけだから」
「ならまた後でな、俺はお前の結婚した時、たっぷりご祝儀渡したからな」
「げっ、そうだった…しかも柳瀬からも貰ってたわ…まぁ奮発するよ…今度子供が産まれるけど」
ぶつぶつとそう言って相田くんは、総務課のある方向へと向かっつ行ったのだった。
「…話って?」
「昼、一緒に食うぞ、12時に迎えに行く」
相田くんが居なくなり、廊下には私と秋人だけになったので、秋人にどうしたのか聞くと彼とお昼に行く事になった。
「先輩~なんで言ってくれなかったんですかぁ」
私の横に座る経理課に新卒で入って、私の下についた後輩くんはそう嘆いた。人事課へ結婚した書類を出した後に経理課の課長に報告して、その流れで経理課全員に伝わったニュースはみんなを驚かせた。特に相手があの秋人だから尚更だ。
「いやー、ごめんごめん」
――まさか結婚するとは思わなくて
両想いになって幸せな気持ちに溢れた一日だったのに、そのまま何故か私の親へと交際の報告をしたかと思えば、いつのまにか婚姻届を書いていて直接役所へ提出したのだ。私自身もいまだに信じられない気持ちでいっぱいなのだ。
「もう人妻だから、気楽に誘えなくなりました」
そう言った後輩くんは、あーあ、と言っていたが、誘われた事は一度もなく、声オタな後輩くんは、いつも色々なイベントの報告をしてくれたり、欲しかったイベントのグッズを代理で購入してくれていた。
「…うん、でも『極道転生物語』のコラボカフェあるから…行ってみたいかも」
「ああ、今週末からやるアレですか…そうですね、僕の推しも店内でアナウンスするみたいなので、一緒に行きませんか?」
「えっ…一緒に行ってくれるのっ?行きたい!」
コラボカフェで出される、主人公の寅雄が作品中にヒロインである、グルナちゃんに振る舞った料理が出るらしいのだ。しかもランダムだけどコースターも付いてくる。
「僕コースターは興味ないので先輩に渡しますよ」
「えっ!?いいの?」
「ええ、僕がコラボカフェに行きたいのは、推しの声を聞きに行くためですから」
ドヤ顔でそう言う後輩くんに、ああそう、と素っ気なく返事をした。深く突っ込みを入れた日には、推しの声の尊さと良さを滔々と語られ永遠に終わらない事を、私は既に学習していた。
「ではどうします?コラボカフェは予約を入れないと入れないので、時間帯はどうします?」
「出来たら、お昼過ぎがいいかなぁ」
朝早くから行っても朝はそんなに食べれないから、と悩んでいると、後輩くんが机の上にあったメモを取り出して、"土曜日or日曜日"とその下に"時間帯お昼過ぎ"と殴り書きのメモを記入していく。
「…お昼すぎっ、と…んで、内藤さんは行かれます?」
「えっ?」
「行くに決まってんだろ」
2人で話していたのに、突然秋人の名前を告げた後輩くんに驚き、後輩くんに返事をした秋人の声にびっくりした。
「なっ、秋っ」
「…おい、お前予約人数は3人、飯食ったらささっと帰れよな」
「…なんですか、それは…推しの声を全て聞くまで帰りませんよ…しかし内藤さん、束縛キツい男は嫌われますよ」
「うるせぇ」
ぽんぽんと会話をする秋人と後輩くんは仲が良いのか、悪いのかよくわからないけど、心なしか秋人の顔が強張っている。どうしようと思っていると、空気を読んだのか、お昼を知らせる鐘が鳴った。
「…では先輩また後ほど」
そう言ってにっこりと笑う後輩くんは、自分の椅子から立ち上がってお昼休みに入った。
***************
「史恵…早く食え、話がある」
昼休みに一緒に過ごすのは初めてで、どういう顔をすればいいのか分からなかったけど、秋人にそう言われていつもより断然早く持ってきたお弁当を食べた。私は食堂や休憩所でしか食べた事がなかったけど、営業課は会議室でも食べると言われ、営業課のあるフロアの奥にある8帖くらいの長机とキャスター付きの黒い椅子の会議室で並んで食べる事になった。もう先週の金曜日から一緒に過ごし、私の部屋に泊まった…というか住み始めた秋人は、いつも会社では食堂を利用しているみたいだったけど、私がお弁当を作って持って行ってる、と知ると、スーパーで夕飯の買い出ししている時に、お弁当箱をカゴに入れた。大きな身体には合わない小さなお弁当箱だったけど、それしかなかったみたいだ。なので、午後にお腹が空かないようにお弁当箱にはおかずを、大きく作ったおにぎりを2つ、まとめて包んでおいたのだ。
気持ちいいほど食べる秋人に感心しつつ、私も一つのお弁当箱に秋人と同じおかずと半分に詰めた白いご飯を食べた。
「ちょっ…んっ」
食べ終わったら何があるんだろうと、思っているとお弁当箱を片付けていた私の顎を取り、上に向かせられ口を塞がれた。手からお弁当箱を離され、秋人の首の後ろへと回される。私の脇の下に手を入れた秋人は、私を簡単に持ち上げると、自分の座る椅子へと移動させ、私は秋人の足の上に向かい合わせで座った。膝掛けがないタイプの椅子に難なく座れたが、流石に2人分の重さには耐えられないのか、軋む音がする。それでも動かなければ、大丈夫かもと思い秋人の胸元に身を寄せて束の間の口づけに夢中になっていた。
何度も何度も顔の角度を変えて、お互いの舌を貪っていると、秋人の手が私の太ももを触り出した。
「んんっ、秋人っだめ」
彼を跨いでいるから、ずり上がったスカートはストッキングを履いた太ももを露わにしているし、スカートの裾が大きく開いているから簡単に秋人の手の侵入を許してしまう。
だめと言いつつ、秋人に頬や耳元首筋に舌を這わされ口づけされると、身体に力が入らなくなる。
「…少しだけ、な」
そんな事を秋人は言っているけど、声は低く欲情の眼差しを向けられても説得力がない。
「大丈夫、鍵は掛けたから誰も来ねえよ」
「…うん」
彼の眼差しに当てられ私の声も上擦っていて、嬉しい気持ちとこれから起こる期待で瞳が潤む。一度秋人の足の上から降りて、ストッキングと履き慣れたパンプスを脱ぐと、私をじっと凝視しながらも、秋人は椅子から立ち上がりベルトを外しズボンを寛げ足に引っ掛けたまま下に落とした。白いYシャツに紺色のネクタイ、グレーのボクサーパンツのみの姿は、会社の会議室の中ともあって違和感しかないはずなのに、どきどきしている自分に気がつく。
秋人がYシャツの裾を捲ると、Yシャツの下に隠れた膨らみが現れボクサーパンツ越しでも分かる。
「史恵」
彼のその一言で誘われるように秋人の身体に身を寄せ、慣れた手つきでパンツの上から秋人の膨らみを下から上へとなぞると、ぐっ、と短い唸り声が聞こえた。
顔を上げると秋人と視線が絡まり、啄むキスから始まり、舌の絡む濃厚な口づけへと変化する。湿ってきた秋人のパンツから手を離して、直接パンツの中に手を入れると、秋人の昂りがぴくぴく反応して愛おしい気持ちが湧き起こる。ゆっくり根元から先端まで擦り、先端から溢れるツユを指先に絡めては昂りの側面へ塗りたくった。秋人の右の胸板に抱きついていた私とキスをしていたが、私の背中からお尻へと秋人の大きな左手のひらが下りて私のお尻を鷲掴みをする。力いっぱい揉まれ、制服のスカートに皺が出来そうだ。
それだけじゃ飽き足らず、左手で私のスカートを器用にたくし上げると、秋人の右手が私の下着の中に手を入れる。
「濡れてる」
私の頬や耳元に口づけをし、舌を這わす彼からそう言われ、羞恥で頬が赤くなるが、秋人だって固くなっている。
「ん…ぁっっ、んんっ」
わざと音を立てながら蜜口に溢れている蜜を掻き出し、ヌルッといきなり二本の指を蜜壺の中に入れられた。お互いの大事な所に触れてお互いを昂らせてはいたが、与えられる快感に耐えきれずに秋人の昂りを強く握ってしまうと、荒々しく口を塞がれて舌を強く吸われた。
「んんっ、んぅっ!」
秋人が蜜壺に入れた指先を曲げると、一気に快感が身体中に回り呆気なく達した。彼の指先をぎゅうぅっと締め付け、足がぷるぷると震える。
「っ、と」
足に力が入らなくて膝から崩れ落ちそうになると、秋人の腕が私の腰を抱きしめ支えた。その流れで私の左足を掴み持ち上げながら、後ろへと移動した秋人はキャスター付きの椅子に座って私を足の上へと向かい合わせにして乗せた。視線が絡まったままベタベタになった手を下ろし、秋人と私の間ににある彼の昂りに手を這わす。
「っ…史恵」
「…秋人っ、っ」
ぱんぱんに膨らんだ昂りは今にもはち切れそうで、秋人も苦しそうだ。
足を床に付けて立ち上がり、彼の昂りを掴みながら彼の先端の上へと腰を下ろすと、ゴクンと秋人が唾を飲み込む音がした。私の腰を掴み充がった昂りが蜜口に入ると、腰にある指先に力が入りズズッと蜜壺に入っていく。強い圧迫感と、イッたばかりの身体に起きた強烈な快感に背がのけ反り、背後へと倒れそうになるのを、秋人の手が押さえる。
そのまま首筋を甘噛みされ、ぐっ、と低く唸った秋人は、私の中へと熱い証を注いだ。
「あ、ぁっ、熱い」
「…っ、つ」
叩きつけるように勢いよく蜜壺の最奥に証を注がれ、それだけでまた私もイッてしまった。
はぁ、はぁ、と荒い息のまま、秋人の肩に頭を乗せると、強く抱きしめられた。少しでも動いてしまうと、蜜壺の中に注がれた証が溢れてしまいそうだ。
「…まだ大丈夫だよな」
会議室に時計なんかないから、今何時であと何分でお昼が終わるのかなんて分からない。その事を告げようとしても、蜜壺の中でむくむくと大きくなる昂りを無意識にきゅんと締め付けてしまう。
「わかんなっ…あっ」
下から突き上げられ落ちそうになったので、秋人の首の後ろへと腕を回して抱きつくと、秋人の顔が私の顔のそばに近寄ったので、どちらからともなく唇を重ねた。
一度やったら、二度も、三度も欲しくなり、
「時間切れだな」
と疲労を滲ませた秋人が私を解放した時は、お昼休みが終わって1時間も経っていた。
「ん…溢れちゃ…っ」
「もう喋るな、煽られたらこの部屋から出れなくなる」
疲れた私は長机に寄りかかり、遠慮なく注がれた証が蜜壺から溢れる感覚を伝えただけなのに、秋人は怒ったような低い声で後処理をする。
ある程度綺麗になって、脱いだ下着もストッキングも履かせてもらうと、秋人も身支度を整えた。
「…本当にコラボカフェ行くの?」
「ああ、何か問題でもあるのか」
「…ないけど」
むしろ、リアル極道転生物語に出てくる、主人公寅雄と体格が似ているから、お店に行ったら注目の的になると思ったが、これ以上言うと後輩くんとの仲に嫉妬する秋人が拗ねそうだと口を噤む事にした。
「帰り、一旦家に帰って荷物取ってくる」
「…分かった、近くなったら教えて」
また今日も一緒に過ごすと考えると、嬉しい気持ちが溢れてくる。それをなるべく出さないように答えたけど、きっと秋人はもう気がついていると思う。
「早く帰れよ」
そう言って会議室に出る前に深い口づけをされ、先に会議室から出された私は座り込みたくなるのをぐっと堪えて、自分の職場に戻る前にお手洗いへと向かったのだった。
「…内藤、史恵…か」
誰も居ないのをいい事に、長年連れ去った名字から新しい名字を口にすると、ふふっと笑ってしまい擽ったい気持ちになったのだった。
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