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プロローグ
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目が覚めると、まずベージュの天井が目に入り、その後に全身が痛くて動かせなかった。唯一自由に動かせる目を動かせると、鼻の辺りに柔らかいけど分厚いゴムを被せられて、薬のような…それともただの酸素なのかの蒸気が鼻や唇に当たっていた。
──こ…こ…は…?
どうしてここにいるのか、思い出そうとしても、頭の中では考えるのを放棄したかのように、何にも浮かばない。だけど、手足を動かそうとすると、全身に痛みを感じるから、全く機能しないわけではないと気がついた。
「…っ!まいっ!」
自分の状況を理解しようと、思考を巡らせていると、突然年配の女性の人の声が聞こえて、そのすぐ後くらいに白衣を着たお医者さんと、看護師がやってきた。
***************
『交通事故による衝撃で、記憶喪失になってます』
目覚めた私を診た先生は淡々と告げると、年配の女性は泣き崩れた。
『記憶は戻るかもしれないし、一生戻らないかもしれない』
幸いにも、日常生活での記憶は無くしていないらしく、過去の自分の人生や人の名前は思い出せないけど、ドアの開け閉め、蓋の開け方やお箸の使い方は身体が覚えていたし、漢字は読めて意味も理解していた。
交通事故で九死に一生を得た私は、歩道を歩いていたときに暴走した乗用車に突っ込まれたらしい。車を突っ込んだ運転手は捕まって、今警察が調書をまとめている段階で、私の証言も欲しいみたいだが…肝心の私はその前後の記憶も過去の自分も思い出せないから、どうなるのかまた考えることにした。頭を強く打っていないから記憶喪失になったのは、事故の記憶だけじゃなくストレスとか他の要因も重なったと考えられると、先生は深く考えないようにと追加で言葉を続けた。そうしないと脳がパニックを起こしたり、必死に思い出そうとしたら、逆に永遠に思い出せなくなるかもしれないとも言われた。
最初に聞こえた年配の女性の声の主は──私の母親で、目覚めた夜に病室に来た年配の男性が父だと言われた。私には5歳離れた兄がいて、今は県外で働いているから、週末に帰ってくるそうだ。聞けば私が交通事故にあったのは、2月の頭で、もうすぐ3月になるらしい…それくらい眠っていた。
『あなたの名前は、桐崎まい、よ、今度の…7月の7日の誕生日に26歳になるのよ』
『…そうなんですか』
自分の名前を知っても、誕生日を聞いても、いまいちピンとこないし、母や父と会ってもいまだに知らない人みたいで気を遣ってしまう。そんな私の変化に両親は戸惑っていたが、何をいうでもなく2日に一度は面会に来てくれた。
ベッドから起き上がれるようになったのは、目が覚めてから3週間後だった。いきなり歩けないからベッドの上でリハビリが始まり、トイレに行けるまでに回復したのは、目が覚めてから1ヶ月半後経った5月頃だった。
ベッドから起き上がれるようになると、鏡で自分の顔も分かるようになった。金色の髪で頭のてっぺんの生え際は黒くなっていて、まるでプリンだ。メイクもしてないから眉は細いし、目もそれなりな大きさで、だけどスタイルは良くて、世間一般でいうギャルみたいだった。傷だらけて頬や額にガーゼをつけているから、本当の顔は治るまではわからない。
そうすると、今までリハビリ漬けだった私に、私の友人との面会が始まった。だけど友達と会っても、初対面のような気がして、それが数回続くと、気疲れてしまうようになったので、私は母に面会を断って欲しいと伝えるようになった。
「…じゃあ、まいにアタックしていた後輩覚えてる?」
「うーん…わからない」
友人の面会は断ってもらったはずなのに、この友人──明世だけは、毎週来てくれた。お母さんにそれとなく明世の事を聞いたら、事故の前からよく遊んでいたらしく、お母さんは私の親友だと思っていたと言われた。
だからお母さんも無碍に断れないのかなと思った。それに彼女は毎回私との思い出話を話したり、実際にただ今日は何をやっていたのか雑談するだけの日もあったから、他のよく知らない友人よりも一緒にいて心地いいと感じるようになって、私は最初敬語だったのが…タメ口で話すようになれた。彼女は私が素直に分からないと言うと、嫌そうな素ぶりを見せずに、丁寧に説明してくれるから、徐々に私の事故前の生活がわかってきた。
私は高校卒業後、大学に行かず飲食店でフリーターをして生活していたが、24歳の時に若者向けの洋服ショップの店員になった。アルバイトという身分だったが、それなりに上手くいっていたらしい。実家に暮らしていて、そろそろ一人暮らしをしようかと話が出ていてたと明世に言われた。そして明世は、私と同じ見た目のギャルであったけど、友達想いの優しい子だと新たに覚えた。
「その後輩を連れてきてもいいかな?まいが事故に遭ったって聞いてから、ずっと心配していたよ」
「私にアタックしていた後輩を連れてくるの?」
「うん!もしかしたら思い出すかもしれないでしょ?後輩くん強烈だからさ」
私が呆れていると、明世はベッドに座る私の方へ身を乗り出して言った。
「それに絶対に2人きりさせないからさ…危ないヤツじゃないし」
強烈なキャラなのに、危なくないって?と思ったけど、明世があまりにも必死に言うから私は、うんと頷いた。
***************
「…先輩、ケガは大丈夫なんですか?」
「うん、平気」
「……」
「……」
次の週に後輩を連れてきた明世に、私は彼女の行動力の速さに純粋に羨ましいとさえ思った。私は事前に私にアタックしていたと言われた後輩の情報を聞いてなかったから、実際に会ってみてとても驚いた。すごく身長が高く、短く刈り上げた頭と、キリッとした眉、睨んで人相の悪い顔なのに、彼の口から出る言葉は、私を気遣う優しい口調だ。身体も──胸板も手足も筋肉で覆われて分厚く、土方で働いてると言っていた。彼──小脇壱哉と名乗り、私より3歳下の22歳で、一言話して返事をしたら、黙ってしまう。そうすると、10分くらいしたら、また一言話すループだ。決してブサイクでもモテないわけでもなさそうなのに、私を好きになったの?と疑問を持って、無口な人だな、も明世がいう強烈なキャラとはまた違う印象を持ってしまった。
「俺、実は先輩と同じ居酒屋で働いていたんすよ」
「そうなの?…知らなかった」
「……」
「……」
フリーターで働いていた先は居酒屋だったのか、とこの時知って、それで壱哉はバイト先の後輩だったから、明世から後輩くんと言われているのかと納得した。
話す時間よりも無言の時間の方が長かったが、壱哉は帰り際に、
「先輩、また来てもいいですか?」
「……うん」
あまりにも縋るような声だったから、私が頷くと壱哉は、ぱっと笑顔になって嬉しそうに帰って行った。
「…あの男の人、いつも病院の前でうろうろしていたけど、まいの知り合いだったんだね」
明世も帰った後に母に言われ、私は不思議と嫌な気持ちにはならなかった。むしろ会いに来てくれたんだ、と擽ったい気持ちになって、そして──なんで私は彼の気持ちに応えなかったのだろうと不思議に思った。
***************
「先輩、退院おめでとう」
「ありがと」
歩けるようになると、全身についた傷もある程度治り、精密検査によって、交通事故から4ヶ月後に入院生活の終わりを告げる退院の許可が出た。まだリハビリは必要だから、しばらくは通院が必要になるが、先生曰く、後遺症もなく完治出来るだけで凄いことだと教えてもらった。迎えに来た母と父、そして何故が壱哉もいて、私が入院している間に私の家族とすでに打ち解けていた。家族の一員みたいに平日なのに退院日に来てくれ、私が歩いてる時や段差がある時に、手を差し伸べて支えてくれた。
「…このままお祝いしてもいいが、やっぱり自分の部屋で休もう、これから先いつでもお祝いは出来るしな」
父の一言で行き先は家に決まり、母はご馳走を作ると張り切った。壱哉は入院生活で増えた私の荷物を下ろすのを手伝って、父とリビングで過ごすのか、ソファーに座った。私は母に自分の部屋に案内してもらうと、記憶にない間取りに戸惑いながら中に入った。私が事故当時持っていたのは、ハンドバッグとスマホだけで、スマホは壊れてしまったので、落ち着いたら修理に出さなくちゃいけない。入院後に買ったパジャマとかの服と歯ブラシなどの日用品はまだ一階にあるから、この部屋にあるのは事故前の私が手にした物だけだ。
6畳の部屋で、シングルベッドと棚がいくつかあるが、全体的に似たようなキャラクターのぬいぐるみが置かれていた。小さなテレビとローテーブルの上には大きなサイズの手鏡とメイク道具がそのままあって、つい先ほどまで使用したと思わせた。
「…私の部屋」
やっぱり見覚えがなかったけど、居心地が悪いとか感じなかった。
「…先輩?」
声を掛けられて振り向くと、心配そうに私をみる壱哉の視線とぶつかった。なかなかリビングに来ない私を心配してやってきたらしく、私は彼を安心させるためになんとか笑顔を作った。
「ごめん、今降りるよ」
「階段が大変だと思うので、俺が先輩に肩を貸しますよ」
「ありがと」
歩けるくらいに回復したが、いきなり日常生活なんて無理なのだ。さっき階段を上がっただけでも少し息苦しくて辛くて、入院生活では階段がないワンフロアとエレベーターしか使わなかったと今更ながらに気がついた。
「先輩、俺先輩が良くなってもずっと支えますから」
もう降りようと部屋から出ると、独り言を呟いた壱哉の声は、まるで自分自身に言い聞かせているみたいだった。
──こ…こ…は…?
どうしてここにいるのか、思い出そうとしても、頭の中では考えるのを放棄したかのように、何にも浮かばない。だけど、手足を動かそうとすると、全身に痛みを感じるから、全く機能しないわけではないと気がついた。
「…っ!まいっ!」
自分の状況を理解しようと、思考を巡らせていると、突然年配の女性の人の声が聞こえて、そのすぐ後くらいに白衣を着たお医者さんと、看護師がやってきた。
***************
『交通事故による衝撃で、記憶喪失になってます』
目覚めた私を診た先生は淡々と告げると、年配の女性は泣き崩れた。
『記憶は戻るかもしれないし、一生戻らないかもしれない』
幸いにも、日常生活での記憶は無くしていないらしく、過去の自分の人生や人の名前は思い出せないけど、ドアの開け閉め、蓋の開け方やお箸の使い方は身体が覚えていたし、漢字は読めて意味も理解していた。
交通事故で九死に一生を得た私は、歩道を歩いていたときに暴走した乗用車に突っ込まれたらしい。車を突っ込んだ運転手は捕まって、今警察が調書をまとめている段階で、私の証言も欲しいみたいだが…肝心の私はその前後の記憶も過去の自分も思い出せないから、どうなるのかまた考えることにした。頭を強く打っていないから記憶喪失になったのは、事故の記憶だけじゃなくストレスとか他の要因も重なったと考えられると、先生は深く考えないようにと追加で言葉を続けた。そうしないと脳がパニックを起こしたり、必死に思い出そうとしたら、逆に永遠に思い出せなくなるかもしれないとも言われた。
最初に聞こえた年配の女性の声の主は──私の母親で、目覚めた夜に病室に来た年配の男性が父だと言われた。私には5歳離れた兄がいて、今は県外で働いているから、週末に帰ってくるそうだ。聞けば私が交通事故にあったのは、2月の頭で、もうすぐ3月になるらしい…それくらい眠っていた。
『あなたの名前は、桐崎まい、よ、今度の…7月の7日の誕生日に26歳になるのよ』
『…そうなんですか』
自分の名前を知っても、誕生日を聞いても、いまいちピンとこないし、母や父と会ってもいまだに知らない人みたいで気を遣ってしまう。そんな私の変化に両親は戸惑っていたが、何をいうでもなく2日に一度は面会に来てくれた。
ベッドから起き上がれるようになったのは、目が覚めてから3週間後だった。いきなり歩けないからベッドの上でリハビリが始まり、トイレに行けるまでに回復したのは、目が覚めてから1ヶ月半後経った5月頃だった。
ベッドから起き上がれるようになると、鏡で自分の顔も分かるようになった。金色の髪で頭のてっぺんの生え際は黒くなっていて、まるでプリンだ。メイクもしてないから眉は細いし、目もそれなりな大きさで、だけどスタイルは良くて、世間一般でいうギャルみたいだった。傷だらけて頬や額にガーゼをつけているから、本当の顔は治るまではわからない。
そうすると、今までリハビリ漬けだった私に、私の友人との面会が始まった。だけど友達と会っても、初対面のような気がして、それが数回続くと、気疲れてしまうようになったので、私は母に面会を断って欲しいと伝えるようになった。
「…じゃあ、まいにアタックしていた後輩覚えてる?」
「うーん…わからない」
友人の面会は断ってもらったはずなのに、この友人──明世だけは、毎週来てくれた。お母さんにそれとなく明世の事を聞いたら、事故の前からよく遊んでいたらしく、お母さんは私の親友だと思っていたと言われた。
だからお母さんも無碍に断れないのかなと思った。それに彼女は毎回私との思い出話を話したり、実際にただ今日は何をやっていたのか雑談するだけの日もあったから、他のよく知らない友人よりも一緒にいて心地いいと感じるようになって、私は最初敬語だったのが…タメ口で話すようになれた。彼女は私が素直に分からないと言うと、嫌そうな素ぶりを見せずに、丁寧に説明してくれるから、徐々に私の事故前の生活がわかってきた。
私は高校卒業後、大学に行かず飲食店でフリーターをして生活していたが、24歳の時に若者向けの洋服ショップの店員になった。アルバイトという身分だったが、それなりに上手くいっていたらしい。実家に暮らしていて、そろそろ一人暮らしをしようかと話が出ていてたと明世に言われた。そして明世は、私と同じ見た目のギャルであったけど、友達想いの優しい子だと新たに覚えた。
「その後輩を連れてきてもいいかな?まいが事故に遭ったって聞いてから、ずっと心配していたよ」
「私にアタックしていた後輩を連れてくるの?」
「うん!もしかしたら思い出すかもしれないでしょ?後輩くん強烈だからさ」
私が呆れていると、明世はベッドに座る私の方へ身を乗り出して言った。
「それに絶対に2人きりさせないからさ…危ないヤツじゃないし」
強烈なキャラなのに、危なくないって?と思ったけど、明世があまりにも必死に言うから私は、うんと頷いた。
***************
「…先輩、ケガは大丈夫なんですか?」
「うん、平気」
「……」
「……」
次の週に後輩を連れてきた明世に、私は彼女の行動力の速さに純粋に羨ましいとさえ思った。私は事前に私にアタックしていたと言われた後輩の情報を聞いてなかったから、実際に会ってみてとても驚いた。すごく身長が高く、短く刈り上げた頭と、キリッとした眉、睨んで人相の悪い顔なのに、彼の口から出る言葉は、私を気遣う優しい口調だ。身体も──胸板も手足も筋肉で覆われて分厚く、土方で働いてると言っていた。彼──小脇壱哉と名乗り、私より3歳下の22歳で、一言話して返事をしたら、黙ってしまう。そうすると、10分くらいしたら、また一言話すループだ。決してブサイクでもモテないわけでもなさそうなのに、私を好きになったの?と疑問を持って、無口な人だな、も明世がいう強烈なキャラとはまた違う印象を持ってしまった。
「俺、実は先輩と同じ居酒屋で働いていたんすよ」
「そうなの?…知らなかった」
「……」
「……」
フリーターで働いていた先は居酒屋だったのか、とこの時知って、それで壱哉はバイト先の後輩だったから、明世から後輩くんと言われているのかと納得した。
話す時間よりも無言の時間の方が長かったが、壱哉は帰り際に、
「先輩、また来てもいいですか?」
「……うん」
あまりにも縋るような声だったから、私が頷くと壱哉は、ぱっと笑顔になって嬉しそうに帰って行った。
「…あの男の人、いつも病院の前でうろうろしていたけど、まいの知り合いだったんだね」
明世も帰った後に母に言われ、私は不思議と嫌な気持ちにはならなかった。むしろ会いに来てくれたんだ、と擽ったい気持ちになって、そして──なんで私は彼の気持ちに応えなかったのだろうと不思議に思った。
***************
「先輩、退院おめでとう」
「ありがと」
歩けるようになると、全身についた傷もある程度治り、精密検査によって、交通事故から4ヶ月後に入院生活の終わりを告げる退院の許可が出た。まだリハビリは必要だから、しばらくは通院が必要になるが、先生曰く、後遺症もなく完治出来るだけで凄いことだと教えてもらった。迎えに来た母と父、そして何故が壱哉もいて、私が入院している間に私の家族とすでに打ち解けていた。家族の一員みたいに平日なのに退院日に来てくれ、私が歩いてる時や段差がある時に、手を差し伸べて支えてくれた。
「…このままお祝いしてもいいが、やっぱり自分の部屋で休もう、これから先いつでもお祝いは出来るしな」
父の一言で行き先は家に決まり、母はご馳走を作ると張り切った。壱哉は入院生活で増えた私の荷物を下ろすのを手伝って、父とリビングで過ごすのか、ソファーに座った。私は母に自分の部屋に案内してもらうと、記憶にない間取りに戸惑いながら中に入った。私が事故当時持っていたのは、ハンドバッグとスマホだけで、スマホは壊れてしまったので、落ち着いたら修理に出さなくちゃいけない。入院後に買ったパジャマとかの服と歯ブラシなどの日用品はまだ一階にあるから、この部屋にあるのは事故前の私が手にした物だけだ。
6畳の部屋で、シングルベッドと棚がいくつかあるが、全体的に似たようなキャラクターのぬいぐるみが置かれていた。小さなテレビとローテーブルの上には大きなサイズの手鏡とメイク道具がそのままあって、つい先ほどまで使用したと思わせた。
「…私の部屋」
やっぱり見覚えがなかったけど、居心地が悪いとか感じなかった。
「…先輩?」
声を掛けられて振り向くと、心配そうに私をみる壱哉の視線とぶつかった。なかなかリビングに来ない私を心配してやってきたらしく、私は彼を安心させるためになんとか笑顔を作った。
「ごめん、今降りるよ」
「階段が大変だと思うので、俺が先輩に肩を貸しますよ」
「ありがと」
歩けるくらいに回復したが、いきなり日常生活なんて無理なのだ。さっき階段を上がっただけでも少し息苦しくて辛くて、入院生活では階段がないワンフロアとエレベーターしか使わなかったと今更ながらに気がついた。
「先輩、俺先輩が良くなってもずっと支えますから」
もう降りようと部屋から出ると、独り言を呟いた壱哉の声は、まるで自分自身に言い聞かせているみたいだった。
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