学校一の美女が学校一の漢に告白される話

狭山雪菜

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リクエスト こたつの蜜 姫初めシリーズ4 学校一の美女

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白雪しらゆき、そろそろ」
「嘘っもうそんな時間?待ってあと少しなの」
年末特番の音楽が流れ始める今年の最後の日。久しぶりに何のイベントもなく、年末年始を2人きりで過ごす。

山崎白雪やまざきしらゆき、高校の時から付き合って結婚して8年目に突入しても、彼への愛が冷めるなんて事はないし、夫である彼――山崎哲夫やまざきてつおからの愛が失われているなんて思ったことがなかった。

彼は柔道の日本代表で、強化選手でもある哲夫――テツくんと年末年始夫婦水入らずで過ごす事になった。付き合ってから今までは年末の長期休暇になると、お世話になった人に挨拶回りをしたり、私の実家や彼の実家へ行ったりしていたが、今年は家で過ごそうとなった。
久しぶりに家で過ごす年末とあって、例年の実家などで出された定番のメニューに挑戦する事にした。
――あと、3分で蕎麦が茹で上がるから
気合いを入れすぎて時間配分を間違えて、テツくんに事前に言っていた時間よりも大幅に遅れてしまった。
タイマーをセットしたから火を止めるのは後回しにして、先に準備した海老やかぼちゃ、さつまいもの天ぷらを2つのお皿に盛り付けていると、タイマーが鳴り蕎麦が茹で上がった。テツくん専用の大盛りの器と私用のテツくんのと比べたら小さな器には、すでに醤油ベースの出汁が入っている。水切りしたそれぞれの器に蕎麦を入れ、ピンクのかまぼこと5センチに切ったほうれん草、刻んだネギをのせたら完成だ。
「出来たか?」
「うん、持って行ける?」
「もちろん」
出来上がった品をお盆に載せていたら、待ちきれなかったのかテツくんが私の元にやってきて、お盆を代わりに持っていってくれた。リビングに持って行ったテツくんのあとを、冷たいお茶を持ってついて行った。
「あ~…暖かいなぁ」
キッチンと違って暖房が効いたリビングは暖かくて、今年の冬から我が家にやってきたこたつに入ると、冷えた足元が暖かくなった。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
私の右斜めに座ったテツくんの前に、お盆から彼の器と天ぷらの盛り合わせを置き、自分の所にも器と天ぷらの盛り合わせを置いて、音楽番組を観ながら年越し蕎麦を食べ始めた。


「テツくん、起きて…風邪引いちゃうよ」
洗い物を済ませたテツくんはこたつで横になって、テレビを一緒に見ていたはずなのに規則正しい寝息をたてて、いつのまにか眠っていた。
彼を起こそうと声を掛けたが、やっぱり疲れている彼を起こすのをやめた。その代わり風邪をひかないように、こたつの布団を持ち上げて彼の身体に掛け直し、エンディングに近い音楽番組をただぼぅっと見ていた。

「…白雪、起きて、風邪を引く」
「…ん…っ」
肩を揺すられて初めて、座ったまま寝ていた事に気がついた。瞼を上げると視界いっぱいにテツくんの顔が広がり、心配そうに私を見ていた。
「…ふふっ…クッションの跡がある」
彼の左頬は真っ赤になっていて、さっきまで寝ていたのがバレバレだ。右手を伸ばし指の背でテツくんの左頬を撫でると、テツくんが自分の頬を触れている私の手を掴んだ。私の手の甲に唇をつけて、ちゅっとリップ音がする。
「…擽ったい」
擽ったくはなかったけど、彼の瞳の奥に籠る熱情を感じ取ってしまって、照れ臭くなってしまったのだ。すると、テツくんは、ふっ、と笑い私の顔に近づき、ちゅう、と唇を重ねるだけの口づけをした。
「…ん…もう…終わ…り?」
さっと離れた彼の唇を名残惜しく目が追ってしまい、ねだるような甘い声が出てしまう。
「ふっ。いや…まだだ」
私の視線に気がついた彼は私の気持ちなんて見透かしているように、軽く笑い私の唇にまた自分の唇を重ねた。ゆっくりと口を開けると、テツくんの舌が私の口内に入りねっとりと舌が絡まる。私の口内に入る彼の舌に自分の舌を絡めると、和やかだった2人の雰囲気が濃密で妖しい雰囲気へと変わった。
「テツくん」
「白雪」
テツくんの首の後ろへと腕を持ち上げて上体を起こすと、すかさずテツくんの手が私の身体を抱きしめ、そのまま後ろへと倒された。仰向けに寝かされ、私の寝ていたこたつの布団の中へ入ってきた。身体の大きなテツくんが一緒の場所に入ると、彼と密着しているのに、こたつの脚が私の腰に当たり身動きが取れなくて狭い。私の首の下に彼の右腕が入り、私に覆い被さるテツくんの左腕が私の顔の横に置かれた。口づけをしながら足を絡めて、彼が体勢を整えてるとガタガタとこたつがズレて音がする。
「ん…っ」
永遠に続くと思っていた口づけから唇が解放されると、私の耳の中に舌を這わし耳朶を甘噛みされた。余す事なく顔中にキスの雨が降り、私の身体にテツくんの手が触れた。パーカーとスウェットというシンプルな部屋着でいて、テツくんも上下のスウェットを着ている。夜にはワイヤレスのナイトブラを着ているから、パーカーの上から揉まれた胸はテツくんの握力に掛かれば簡単に形を変えてしまう。
「あっ…っぁんっ、ん」
下半身を押しつけられて、胸を揉まれていると段々と息が上がり、甘い喘ぎ声が溢れてしまう。
パーカーの中に手を入れたテツくんの手が私の布のブラの上にある固くなった粒を親指と人差し指で摘み、押し潰したり引っ張ったり弄ぶ。
「白雪っ、触って」
自分の両手が塞がって触れないと、ゴリゴリと私の腰に押しつけられた固い感触のモノを触るように言うテツくんの息は熱く、耳に掛かりゾクゾクとする。言われるがまま彼のスウェットのシャツを上げ、できた隙間から彼のズボンに手を入れると、私の手を待っていたかのように私の手の中に収まる。握きれない太い昂りをゆっくり上下に擦ると、ぐんと固くなり太くなった気がするテツくんの昂り。私のパーカーの中から手を抜いて私のお尻へと移動すると、今度はお尻を強く揉まれ快感が増えた。
「あっ…うっ、ん…っ、っ」
私のスウェットのズボンの上から、お尻の割れ目にテツくんの指が入り、奥へと入りたそうに食い込ませる。
「あっ、あっぁっテツくんっ、ちゃんと触って…っ…あっ」
鈍い愛撫で頭がおかしくなりそうになる頃に、やっと彼の手でスウェットのズボンを下され、下着に手を入れられた。直接蜜口に触られる快感は一気に身体中に巡り、彼の第一関節をぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
「ああ、白雪っ」
テツくんは喘ぐ私の顎をみ、のけぞった時に無防備になった首元を甘噛みされた。快感を求めてお互いの下半身が揺れ、お互いの手にそれぞれの性器を押し付け合う。絡めた足を解け、足が空を蹴るがこたつの中のテーブルに当たり布団がはだける。今度は下着をずらされ、テツくんの昂りが私の脚の間に入る。
「テツく…ん、っ、んんっ、あっ!」
お尻を掴まれて、ぴたりと密着した下半身に、緩く動き出したテツくんの昂りの側面が蜜口を擦り付けた。凸凹した昂りが蜜口の粒に引っかかって、強烈な快感で頭が真っ白になっていくけど、私がイキそうになるとテツくんが絶頂にいく前に上手く快感の箇所を避けられてイケない。
「っ、ぁ…っ、ん」
私のお尻を掴むテツくんの腕に手を置いて腰を前後に動かすと、イきそうになるのにイケない焦ったい快感から、自分から動いて気持ち良くなりたい欲が湧き起こる。
それなのにテツくんは私の脚から昂りを離し、私の右脚を持ち上げ横にすると、スウェットのズボンとパンツを右脚から脱がした。暖かなこたつの布団から脚が出ると、暖房は付いているけど、ひんやりとした空気に当たりブルッと身体が冷える。広がった下半身の上にテツくんの腰が下ろされ、蜜口に固い昂りの先端が当たる。
「はっ、白雪」
「んっ…テツく…んっ」
潤む瞳で彼を見れば、ぼぅっと私に見惚れているように口を薄く開け、目をいつもより大きく見開く。彼の瞳の中にいるのは、頬を赤らめ濡れた瞳の女性わたし。ねだるように自分の上唇をぺろりと舐めると、途端に彼の口から唸るような低い声が発して、蜜口から中へと昂りが埋まっていった。
「あぁっ…っんぅぅっ!」
ミチミチと蜜口がいっぱいに広がる感覚、裂けてしまいそうなくらい私の蜜口よりも大きな昂りを懸命に包む。一番大きなカサが埋まると、蜜壺の奥を目掛けて進む昂りの事で頭がいっぱいになる。
――大きいっ、太くて固いっ…気持ちいいっ
頭の中ではバカになったみたいに、この3つの単語しか浮かばなく、口からは甘えた嬌声しか出ない。ズズッと入って休む事なく蜜壺の最奥まで彼の昂りが届くと、テツくんは腰を引き一気に元いた蜜壺の最奥へと戻る。ズッ、ズズッ、と抽送とともに、彼の腰と私のお尻の肌がぶつかる音と蜜壺から溢れた蜜が彼の昂りに絡まり粘音も大きくなっていく。
「あっ、あっ!ん、っん!あっあ、あ、っ」
「はっ、ぐっ…っ、!」
ガタガタとテーブルに当たる彼の腰や私の上げた右足に当たるテーブルの脚がぶつかっても、2人の交わりが止まることはなく、むしろより高まるための快感のスパイスにすらなっている。
こたつの中に入った左足を、熱いっ、と両脚を上げれば、彼の腰に足を巻き付け、より一層深くなる交わりに一層甲高い声が出てしまう。
「あっ、あ、あっんんっ!」
「っづ!」
彼の腰に足を巻き付けた時に蜜壺に力が入り、昂りをぎゅうぎゅうと締め付けると、抽送の途中だった蜜壺の側面に当たる昂りに目の前がチカチカと光り、頭の先ならつま先までの身体中に電流のようなものが流れて絶頂に達した。
「あ…あつ…い」
まだイッているのに蜜壺の中へ注がれてる彼の証の熱さに、蜜壺が溢さないように昂りをぎゅうぎゅうに自分の意思とは関係なく締め付ける。

『みんなー!カウントダウン始めるよー!』

すると、突然周りの音が耳の中に入ってきて、つけっぱなしだったテレビに視線を向けると、アイドルがコンサートを開いている会場の生中継のカウントダウンが始まった。
「…白雪、他のヤツを見るな」
ムッとしたテツくんの声が聞こえて彼に視線を戻すと、お互いの視線が絡まり、唇が重なった。

「姫納めと、姫初めだな」
「あっ…う…ぅっ…っ、ん」
唇を離すと、もう新年となっていて、熱を取り戻したテツくんの声と共に濃密な時間が始まった。


結局初日の出と共に眠った私達は、新年早々からピンク色の正月休みを過ごし、初詣もお世話になった人々への挨拶も仕事が始まる前日に慌ただしく済ませたのであった。
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