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リクエスト 大学生編 学校一の美女
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高校の時に強化選手だった、山崎哲夫は困っていた。
高校の時から付き合っている彼女となかなか会えないのも困っていたが、彼女が久しぶりに会うたびに美しく大人の女性へと成長していた。
「テツくん…どうかな?」
今大学の寮で過ごす俺を、彼女ーー近野白雪が連れ出した先は……
「しっしかし…君は本当に身体が大きいね」
ひくひくと口元を引き攣らせている白髪混じりのお父さんと
「あら、固いわね~」
俺の腕を揉む白雪に少し似ているお母さん。
「お母さんっ!テツくんに触らないでっ」
慌てて俺とお母さんの間に入る白雪は、赤いエプロン姿で、ポニーテールで薄く化粧をしている。
彼女の実家にお呼ばれされ、彼女のお父さんと初対面し、お母さんには「久しぶりねっ!」とフレンドリーに接してくれた。
16帖ほどのリビングにある4人掛けのテーブルに座らされ、お父さんは俺の目の前に、お母さんは俺の横に立っていた。
テーブルの上にあるのは、彼女が作ったアスリート用の料理で、
「豆腐ハンバーグのおろしポン酢と、白米、あとはツナの白あえ…どうかな?」
キラキラと瞳を輝かせ、俺を見つめる白雪に見惚れる。
「…美味しそうだ」
「もうっゆきちゃん、食べる前に聞いてどうするのよ~」
そんな俺たちを見て揶揄うお母さんと、ぐっと悔しそうなお父さん。
「そっそうだね…食べようかっ」
慌てて俺の左横に座る白雪や、お父さんとお母さんの前にも同じ料理が配られている。
「では、食べよう」
お父さんの合図で、
「「「いただきます」」」
と食べ始めた。
「美味い!我が娘は天才だなっ!」
と絶賛して泣くお父さんと、彼女の手料理を食べて感動して無口になる俺。お母さんは横を見て呆れ、白雪は何にも言わない俺に不安そうにしていた。
********************
「なんか…テツくんが私の部屋にいるの、変な感じ」
そう言った白雪が、俺の膝の上に座り俺の首に腕を回す。
エプロンを脱いだ白雪は、白いセーターに黒のスカートを履いて、耳たぶから垂れるイヤリングが似合っていた。
白雪の部屋に視線を彷徨わせると、白い壁とピンクのカーテン、白い机にはパソコンや大学の教科書、白いドレッサーと
白いタンスがあり、俺の座るベッドは白いパイプベッドは蔦のデザインの物だった。
「あんまり…見ないでよ…恥ずかしい」
俺の頬に手を添えると、自分の方へと向ける。
「可愛い部屋だな」
彼女の腰を引き寄せ、チュッと唇を啄むと柔らかくて、また重ねる。久しぶりのキスに、あっという間に舌を絡め彼女の口内を堪能する。
「んっ…ぁ」
彼女の可愛らしい声に、自然とスカートの下に手を忍び込ませる。
「ん….ダメ」
弱い力で俺の手の侵入を拒む彼女の唇から離れ、首筋に舌を這わす。
「…っちょっとだけ」
彼女が好きな低い声を耳元に囁き、僅かな抵抗を封じる。
久しぶりの彼女の匂いに、頭がくらくらとして我を失いそうだ。首筋にまた舌を這わし、強く吸うと赤い印が出来ていく。鎖骨まで辿り着くと、また首筋に戻る。
「んっん」
彼女の細い足を揉んでは摩っていくと、もじもじとする白雪。
「っん、やだっ…本当…」
涙声になった彼女に気が付き、彼女の太ももからパッと手を
離した。
「…悪い」
「ううん…嫌いだからじゃないからね…?」
俺の首筋に額をつけた白雪が、ぼそりと言う。
「…ああ、下に居るもんな」
「……うん」
俺の服をぎゅっと握る彼女の手に、自分の手を重ねる。
「今…なかなか会えなくて…悪い」
間もなく日本代表を確実にする全国大会が始まるために、練習に明け暮れこうして白雪と会うのも3ヶ月ぶりだった。
「うん…寂しいけど…しょうがないよね」
そう言う彼女は、いつも俺を許してくれる。
別々の大学に進学した俺たちは、なかなか会う時間も合わせられずに、俺の中で不満が溜まっていた。
「終わったら一緒に出かけよう」
彼女の頬を撫でると、気持ち良さそうに微笑む彼女。
「うん…今度は外泊したい」
「そうだな」
チュッとキスをすると、またすぐに深く濃厚な口づけへと変わっていったのだった。
高校の時から付き合っている彼女となかなか会えないのも困っていたが、彼女が久しぶりに会うたびに美しく大人の女性へと成長していた。
「テツくん…どうかな?」
今大学の寮で過ごす俺を、彼女ーー近野白雪が連れ出した先は……
「しっしかし…君は本当に身体が大きいね」
ひくひくと口元を引き攣らせている白髪混じりのお父さんと
「あら、固いわね~」
俺の腕を揉む白雪に少し似ているお母さん。
「お母さんっ!テツくんに触らないでっ」
慌てて俺とお母さんの間に入る白雪は、赤いエプロン姿で、ポニーテールで薄く化粧をしている。
彼女の実家にお呼ばれされ、彼女のお父さんと初対面し、お母さんには「久しぶりねっ!」とフレンドリーに接してくれた。
16帖ほどのリビングにある4人掛けのテーブルに座らされ、お父さんは俺の目の前に、お母さんは俺の横に立っていた。
テーブルの上にあるのは、彼女が作ったアスリート用の料理で、
「豆腐ハンバーグのおろしポン酢と、白米、あとはツナの白あえ…どうかな?」
キラキラと瞳を輝かせ、俺を見つめる白雪に見惚れる。
「…美味しそうだ」
「もうっゆきちゃん、食べる前に聞いてどうするのよ~」
そんな俺たちを見て揶揄うお母さんと、ぐっと悔しそうなお父さん。
「そっそうだね…食べようかっ」
慌てて俺の左横に座る白雪や、お父さんとお母さんの前にも同じ料理が配られている。
「では、食べよう」
お父さんの合図で、
「「「いただきます」」」
と食べ始めた。
「美味い!我が娘は天才だなっ!」
と絶賛して泣くお父さんと、彼女の手料理を食べて感動して無口になる俺。お母さんは横を見て呆れ、白雪は何にも言わない俺に不安そうにしていた。
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「なんか…テツくんが私の部屋にいるの、変な感じ」
そう言った白雪が、俺の膝の上に座り俺の首に腕を回す。
エプロンを脱いだ白雪は、白いセーターに黒のスカートを履いて、耳たぶから垂れるイヤリングが似合っていた。
白雪の部屋に視線を彷徨わせると、白い壁とピンクのカーテン、白い机にはパソコンや大学の教科書、白いドレッサーと
白いタンスがあり、俺の座るベッドは白いパイプベッドは蔦のデザインの物だった。
「あんまり…見ないでよ…恥ずかしい」
俺の頬に手を添えると、自分の方へと向ける。
「可愛い部屋だな」
彼女の腰を引き寄せ、チュッと唇を啄むと柔らかくて、また重ねる。久しぶりのキスに、あっという間に舌を絡め彼女の口内を堪能する。
「んっ…ぁ」
彼女の可愛らしい声に、自然とスカートの下に手を忍び込ませる。
「ん….ダメ」
弱い力で俺の手の侵入を拒む彼女の唇から離れ、首筋に舌を這わす。
「…っちょっとだけ」
彼女が好きな低い声を耳元に囁き、僅かな抵抗を封じる。
久しぶりの彼女の匂いに、頭がくらくらとして我を失いそうだ。首筋にまた舌を這わし、強く吸うと赤い印が出来ていく。鎖骨まで辿り着くと、また首筋に戻る。
「んっん」
彼女の細い足を揉んでは摩っていくと、もじもじとする白雪。
「っん、やだっ…本当…」
涙声になった彼女に気が付き、彼女の太ももからパッと手を
離した。
「…悪い」
「ううん…嫌いだからじゃないからね…?」
俺の首筋に額をつけた白雪が、ぼそりと言う。
「…ああ、下に居るもんな」
「……うん」
俺の服をぎゅっと握る彼女の手に、自分の手を重ねる。
「今…なかなか会えなくて…悪い」
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そう言う彼女は、いつも俺を許してくれる。
別々の大学に進学した俺たちは、なかなか会う時間も合わせられずに、俺の中で不満が溜まっていた。
「終わったら一緒に出かけよう」
彼女の頬を撫でると、気持ち良さそうに微笑む彼女。
「うん…今度は外泊したい」
「そうだな」
チュッとキスをすると、またすぐに深く濃厚な口づけへと変わっていったのだった。
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