学校一の美女が学校一の漢に告白される話

狭山雪菜

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エピローグ

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いつまでも裸のままだとずっとくっついたままだと、着替えることにした
パパッと着替えたテツくんは、窓を開けゴミを片付けていた
着替える姿を見られたくなくて、彼にはうしろを向いてもらって急いで着替える

「テツくん…終わった」

と着替え終わった事を知らせると、言い慣れない名前を呼ぶ赤い頬にキスをされのでお返しに踵をあげて彼の頬にキスをした
ずっとキスの応酬をしていたが、誰かが階段を上がる音が聞こえてきたので、名残惜しげに離れ私は扉を背にして、ちゃぶ台の前に座わり、テツくんは最初に座った自分の場所へと飲み物をちゃぶ台に乗せてドカッと座った

「哲夫誰か来て…」
喋りながら扉を開けたのは、ショートカットの茶色いエプロンの女性で私を見て固まった

「あっ…お邪魔してます」

女性の方を向いてペコリと頭を下げると

「てててててっ哲夫!!ここここここの子はっ?!」

私を見ながら私の後ろにいるテツくんに問いかける
「…彼女の近野白雪だよ」
「かかかかかか彼女っ!あんたに彼女っ?!こんなっ…可愛いっっ」
私の前に座ると、私の手を取り赤くなる女性は
「…哲夫の母の、よしこです、私の事お母さんと呼んでください」
「つ…おふくろっっ!!」
いきなりお母さんと呼んでと言われて、びっくりしたが私の後ろからテツくんもびっくりした声を出す

「だって…娘が出来るの…夢だったのぉ」
うっとり見つめるお母さんに、
「テツくん…とお付き合いさせてもらってます近野白雪です、よろしくお願いします、お母さん」
にっこり笑顔で自己紹介をすると、手を握る力が強くなり
「…哲夫に嫌なことされたら、お母さんに言ってね、ぶっとばすから!私は白雪ちゃんの味方だから」
と頬を染め鼻息荒く顔が近寄る

「…おふくろ」
はぁとため息をつくテツくんを無視して、ずっとおしゃべりをしていたお母さんは、テツくんが怒るまで私のそばから離れなかった






*****************




「ねぇ…んっ」

テストも終わり、またいつもの日常が戻ってきたが
テスト前よりも甘くなったテツくんと触れている時間が多くなった

膝の上でする食後のイチャイチャでは、喋る時間もほぼ唇が近くにあり、ひと言話すごとにお互いの舌を絡めた
お母さんに公認されたかと思ったら、LINE交換をし日々のテツくんの自宅での様子や夕飯など知らせてくれて、一緒に居ないのに全てを知っているのが変な感じだ

「…白雪、好きだ」
「…私もテツくん」

2度目のエッチは部活とかあってまだ出来ないが、軽いお触りなら毎日しているから満たされた日々を送っている



「高校卒業したら、絶対に一緒に住むからな」
と宣言してくれた、テツくんに感動したが

「なら、ここに住みなさい、白雪ちゃんだけでもいいけど」
「おふくろっ!おかしいだろ!」

とどこから来たのかお母さんも参戦して言い合いをする親子、愛されてると幸せな気持ちになった白雪だった




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