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ついに、告白
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短い休憩も終わり、始まる練習を眺める白雪
いつの間にか終わった部活で、掃除をして軽いミーティングをした山崎くんが私に近寄る
「帰ろうか、送る」
「…うん、ありがとう」
先日みたいに、送ってくれると言う山崎くんのお言葉に甘えて付いていく
「近野さん!またね!」
ひらひらと手を振る中川くんに手を振りかえすと
「っ!俺もっ!近野先輩っまた…いってぇ」
「俺も」
「近野先輩っ!」
部員達が一斉に手を振ってくるので、悩んで…手を振りかえすと
「「「うおおおおおおお!!」」」
と野太い声が響き、山崎くんが部員と私の間に立ち視界を遮った
「「「「ひぃっ!」」」」
部員達の方を見ていた山崎くんに向かって悲鳴をあげる部員達
くるりと振り向いた山崎くんは私を見て
「帰ろう」
急かすように柔道場から出たのだった
*****************
先日と同じ帰り道を歩く私服の私と、ジャージ姿の山崎くんの手には青いビニール袋を持っている
特に話す事もなく無言で歩く2人だが…白雪は彼が自分の歩幅に合わせて歩いているのに気が付き頬が赤くなる
ーー今日はすごくほっぺが赤くなるっ
不思議な気持ちで歩いていた
「……あの……近野」
もうすぐで前回別れた場所に到着するという時に
私の名を呼ぶ山崎くん
「はい」
返事をすると、立ち止まった山崎くんに合わせて止まり彼を見上げた
「…俺の…気持ち体育祭で気づいていると思うけど…近野の事が好きなんだ」
ひどく真剣な顔で視線を合わせたまま告げる突然の告白
「………」
黙る私を見て、口を開き
「…近野にとっては…迷惑かもしれない…けど、付き合って欲しい…もし…どうしても無理なら…いや、お試しでいいから1ヶ月…いや、2週間付き合って欲しい」
目を見開いて驚く私に、さらに畳み掛けるように
「2週間…ダメだったら…きっぱり諦めるし、近くにも寄らない、約束する」
「………本当に…?2週間ダメだったら諦めてくれるの?」
自分の意思とは関係なく、溢れた言葉に自分がびっくりする
「…ああ、約束する」
少し遅れて眉を寄せて断言する山崎くん
山崎くんに嫌な気持ちは今のところないし、その条件を何故か断ると言う選択肢は無かった
「……わかった……2週間…なら」
と消えるような声で言うと、蕩けるような笑顔を向け初めて見る山崎くんの笑顔にドキドキと胸が苦しくなった
いつの間にか終わった部活で、掃除をして軽いミーティングをした山崎くんが私に近寄る
「帰ろうか、送る」
「…うん、ありがとう」
先日みたいに、送ってくれると言う山崎くんのお言葉に甘えて付いていく
「近野さん!またね!」
ひらひらと手を振る中川くんに手を振りかえすと
「っ!俺もっ!近野先輩っまた…いってぇ」
「俺も」
「近野先輩っ!」
部員達が一斉に手を振ってくるので、悩んで…手を振りかえすと
「「「うおおおおおおお!!」」」
と野太い声が響き、山崎くんが部員と私の間に立ち視界を遮った
「「「「ひぃっ!」」」」
部員達の方を見ていた山崎くんに向かって悲鳴をあげる部員達
くるりと振り向いた山崎くんは私を見て
「帰ろう」
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特に話す事もなく無言で歩く2人だが…白雪は彼が自分の歩幅に合わせて歩いているのに気が付き頬が赤くなる
ーー今日はすごくほっぺが赤くなるっ
不思議な気持ちで歩いていた
「……あの……近野」
もうすぐで前回別れた場所に到着するという時に
私の名を呼ぶ山崎くん
「はい」
返事をすると、立ち止まった山崎くんに合わせて止まり彼を見上げた
「…俺の…気持ち体育祭で気づいていると思うけど…近野の事が好きなんだ」
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「………」
黙る私を見て、口を開き
「…近野にとっては…迷惑かもしれない…けど、付き合って欲しい…もし…どうしても無理なら…いや、お試しでいいから1ヶ月…いや、2週間付き合って欲しい」
目を見開いて驚く私に、さらに畳み掛けるように
「2週間…ダメだったら…きっぱり諦めるし、近くにも寄らない、約束する」
「………本当に…?2週間ダメだったら諦めてくれるの?」
自分の意思とは関係なく、溢れた言葉に自分がびっくりする
「…ああ、約束する」
少し遅れて眉を寄せて断言する山崎くん
山崎くんに嫌な気持ちは今のところないし、その条件を何故か断ると言う選択肢は無かった
「……わかった……2週間…なら」
と消えるような声で言うと、蕩けるような笑顔を向け初めて見る山崎くんの笑顔にドキドキと胸が苦しくなった
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