ナイトプールで熱い夜

狭山雪菜

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リクエスト 私と彼のヤキモチは同じ扱い? ナイトプール〜美波と樹〜

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「おはよう、美波みなみちゃん」
パンをオーブントースターに入れ、お湯を沸かしていると、眠っていた彼――いつきが寝室から出てきた。会社勤めの癖で早起きしたけど、まだ朝の6時で樹くんには早い時間帯だ。
樹くんとは半年前にホテルの最上階でやっていた、ナイトプールで声を掛けられて出会い、付き合う事になった。
消防士として何があってもいいように、日々鍛えている身体は、真っ白なTシャツとグレーのスウェットのみの服装でも目で見えるほど逞しい。キッチンに立つ私の背後に回り込み、私を抱きしめると頬に口づけをくれた。
「おはよう樹くん」
「何してるの?コーヒー?」
「うん、飲むでしょ?」
「うん、ありがと」
1DKのこのマンションの一室は、樹くんが借りている。付き合ってから半同棲みたいに過ごしていて…ううん、ほぼ同棲に近い。どこに何があるかなんか、とっくに知っているし、樹くんからも好きにして、と言われている、台所の領域は私の物となりつつある。
彼の好きな市販されている粉のコーヒーを彼のマグカップに入れ、彼と同じデザインの私のマグカップにも少量と粉ミルクと砂糖を少し入れた。その間もずっと私の側から離れようとしない彼の体温を感じながら、お湯が沸くのを待った。

『結婚したい』
『子どもが欲しい、出来たら兄弟か姉妹でも』

出会った時に言われた言葉は…冗談だと思っていたけど、樹くんは毎日のように私にそう言ってくれるから、もう本気にしてしまっている私がいる。だめんずばかりと付き合ってきた私は28歳となった今、大学卒業と共におもちゃ販売の大手企業の総務課で働く、今や後輩が多い先輩だ。昔に比べ働く女性が多いため、まだお局的な存在ではないのが救いだが、結婚している先輩の話を聞いて、いいなぁ、と憧れもあるのだ。小さい頃の夢は、お嫁さんになる事。今まで付き合ってきたのは、人の預金に手を出そうとする人だったり、浮気ばかりする人だったけど、今回の樹くんは今まで付き合った事のないタイプだった。
見た目は金髪で日に焼けていて、すごくチャラそうに見えるのに、話して見るとやっぱり少し軽い感じはするけど、誠実だし真面目だ。私への感謝も愛の言葉も惜しみなく言ってくれるし、何より彼とのエッチが死ぬほど好き。今までの彼氏とのエッチは何だったのと、こんなに身体の相性がいい人いなかった。
『美波』
いつもは"美波ちゃん"と明るく楽しそうに呼ぶのに、彼が欲情した時に呼ばれるのが呼び捨てな点も最高だ。大型犬を思わせる構ってオーラを出すのに、夜になると獰猛なドーベルマンだった時のギャップが堪らなく好き。

「今日前から行きたいって言っていた、遊園地に行こう」
主に寝室として使っている部屋で、樹くんがベッドを背もたれにして床に座ると、部屋の隅に置いていたローテーブルを引っ張り出した。その上に2人のマグカップを置いて、隣に座ろうとするとあぐらをかいた彼が、こっちと足の間に入るように言う。別に嫌じゃないから足を伸ばした樹くんの足の間に座ると、スマホを取り出した彼が私の目の前で操作を始めた。ネットを開いて見るのは、先週からやっている魔法学校のアトラクションがオープンした遊園地。学生時代に公開した映画は、一大旋風を起こし社会現象ともなった最強の魔法使いになるまでのお話だ。原作の本も買ってしまうほどハマった作品が、今回オープンした遊園地で作品の中へ入ったような体験が出来るらしい。
「ここ、さ…近いから行こうか」
「本当?嬉しい…え~、どうしよう」
私の好きな世界観の中へと入るのだ、行きたい場所がたくさんあるし、食べ物も再現していると特集番組で言っていたから、できる限り全部食べたい。彼のスクロールする画面をじっと見つめていると、フッと私の背後にいた彼が笑い、私に携帯を渡すと私のお腹の前に手を回した。私の左肩に樹くんの顎が乗って身体が密着するけど、アトラクションの中のマップを見ていた私は気にしなかった。




***************



『ほぉーっほっ、ほっ、ようこそ魔法学園へ』
丸メガネを掛けてしわしわの顔をした、真っ白な髭が長い学園長の映像が流れ、入場者を歓迎する。出かけようと誘われた当日だったけど、晴天となって気分も上昇する。
「ははっ、美波ちゃんテンション高いなぁ」
せっかくやってきたんだから、楽しみたいなと遊園地の売店で魔法使いの帽子を選んでいたら、樹くんがにこにことずっと楽しそうにしている。
「…そうかな…?こっちは樹くんのね」
魔法使いが使用するデザインの唾の広くて、帽子の先が尖った薄焦茶色の帽子を彼に渡すと、私も彼のと同じ帽子を持ちレジへと向かった。すぐに使用する人が多いからか、黒い魔法使いのローブと魔法使いの黒い帽子を被ったレジのお姉さんは、値段のタグを切りお会計をすすめた。レジ前にあった魔法が使えるようになる細長いスティックも一緒に購入すると、私達はやっとアトラクションエリアへと向かった。

「本当にスティックいらなかったの?」
「いやいや…この帽子だけで充分だよ」
「そう?魔法使いになれるのになぁ」
スティックを円を描くように軽く振ると、本物の魔法使いになったみたいで楽しい。
「それにしても、本格的だね」
そう言って樹くんが感心するのは、私の格好だろう。黒いローブの内側は赤色の布が付いており、胸元には魔法学校のエンブレムのワッペンがワンポイントとしてついている。靴元はローブと同じブーツを履いている。本当は帽子も付属していたが、どうせなら現地で購入しようと、今日は持ってきていない。ローブの下はハイネックの白いセーターと膝上の黒いスカートを履いているし、ローブの上からはショルダー紐の付いたハンドバッグを掛けている。
そして私の服装とは正反対の丸首のシャツと、青いジーパンを履いている。首元には彼の好きなゴールドのネックレスと、肩掛けの黒い小さなショルダーバッグと、手首には金色のチェーンと腕時計だけのシンプルな普段着の格好だ。
「ほら、こっち」
オープンして間もないのと土曜日ということもあり、混雑しているアトラクションエリアで、人とぶつかりそうになった所を、樹くんが私の左腕を引き回避した。
「あっ…ありがと」
引き寄せられて彼と身体が密着して初めて、この遊園地に来るのが楽しみすぎて、そういえばいつもしているように手も繋いでなかったと思い出した。私よりも背が高い彼を見上げると、優しい笑みを浮かべ私を見下ろしていた。
「はしゃぐのもいいけど、危ないから」
まるで保護者のような事を言う樹くんに、ごめん、と小さく謝って彼の腕に自分の腕を絡めた。



アトラクション自体楽しかった。作品に忠実な世界は、物語の中に入ったみたいで感動したし、壁に掛かった絵画が喋った時は本当に驚いた。
だけど……
「あの、1人ですか?」
「良かったらウチらと」
「あ…ごめん、彼女と来てる」
私がお手洗いで彼のそばを離れると、すぐに20歳そこらの若い子達に声を掛けられる。彼の元へと戻ると、でも、とか、ウチらの方が可愛いですよ、とか粘る子達が多くて、行くのを躊躇してしまうが、樹くんはきっぱりと断っているし、キョロキョロと視線を彷徨わせ私を探してくれる。
「あっ、美波ちゃん」
私を見つけると満面の笑みを浮かべ、手を上げる樹くんは、ナンパをする彼女らなど眼中になく、むしろ立ち止まってしまった私のところへやってくる。
「何あれ、どうせ彼女は…」
「やばっ、何あれ…美女やん」
「…え…スタイル良すぎ」
人が混雑する場所で、彼女達の声が途切れ途切れで聞こえるが、何を言っているのかは分からない。
「ごめん、待った?」
「いや、全然」
彼氏がナンパされるのを好きな彼女はいないように、楽しかった気持ちから一気に嫌な気持ちへと変わってしまう。もう見ているかわからないけど、ムカついた私は彼の腰に腕を回し抱きつき、身体をくっつけて彼は私の物というアピールは忘れない。
「ふふっ、美波ちゃん、歩けないよ」
私が彼に抱きついたのが嬉しいのか、ご機嫌な樹くんは私を抱きしめ返す。
「それもそうだね」
そうは言っても彼から離れるつもりはなく、右腕は彼の背中に回して、くっついて歩く事にした。樹くんも私の肩に腕を回すと、まだ行っていなかったアトラクションへと向かった。



「楽しかったぁ」
色々あったけど結局すごく楽しく過ごせた。魔法学校のフード店の食べ歩きをしていたから、夕方になるとお腹が空いてきてアトラクションエリアにある、レストランへと入る事にした。真っ白な壁とオレンジのランプの灯りが天井から垂れるレストラン内は、ちょうどみんなが食べる時間帯だったのか、待ち時間があったけど、レストランの中央にある4人掛けのテーブル席に座り、渡されたメニューを見ながら2人分注文した。私の前に座った樹くんと今日スマホで撮った写真を見せ合いっこしていると料理が届き、ローブのままだったと気がついた。ローブを脱ぎ、ハンドバッグを置いたイスに掛けるとお店がざわざわと騒がしくなった気がした。
「…美波ちゃん、寒いからローブ着た方がいいんじゃない」
「ん?そう…?でも汚れちゃうから」
一段と声が低くなった樹くんを不思議に思いながらも、室内だから寒くないけどなぁ、と思っていた私は、樹くんの声が低くなったのは、レストランの中て脱いだローブの下が身体のラインが出るトールネックのセーターのせいだと気が付かなかった。華奢な身体に美しい形の半円を描く大きな胸元、キュッと締まったくびれと腰のライン、座るとはだけた素足が細くて長い。さらに彼氏といるから楽しくてしょうがない緩んだ表情は、可愛くて男だけじゃなく女性の視線も奪う。卵のように小さい頭と芸術的な配置の顔のパーツ、彼女のさらさらで艶々な髪は夜なのに輝いていた。そんな彼女は周りの人の思惑など知らずに、彼氏を愛おしそうに見るから、見つめられていない男共が頬を赤らめる。
周りの目など気にしていない美波は、運ばれてきた料理を美味しそうに食べているのに、樹は美波と楽しそうにニコニコしながらも瞳が全く笑っていない事に彼女だけが気がついていなかったのだ。



「ねぇ、分かってる?」
レストランを出てしばらくすると、園内アナウンスで花火を行うとのお知らせがあって、ライトアップされた歩道を樹くんと手を繋いで歩いていた。みんなが花火のよく見える場所へと向かうから、私たちの歩く歩道には人がまだらにいる。
「…何を?」
繋がった手にぎゅっと樹くんの力が入り、歩きを止めた樹くんに合わせて私も自ずと足が止まった。彼を見上げれば、帽子の下の目元が影になっていて良くは見えないけど、口元がぎゅっと結んでいて、いつもの雰囲気とは違う。
「…樹…くん…?…っん」
どうしたの、と聞こうとして口を開けば、繋いだ手を引かれてバランスを崩した私は、彼の腕の中へと身体が傾き腰を抱かれて荒々しく口を塞がれた。私の口内に入る彼の舌が、私の舌を絡めて口の外に出すと、痛いぐらいに吸われて甘噛みをされた。バランスを崩したまま彼の腕に寄っ掛かっていたのだが、腰と背中に回った彼の腕が私を抱きしめて離さない。人が見ていると思っていたが、樹くんの口づけに夢中になっている。
――こんなの、ありえない…私じゃないみたい
道端で人目を憚らずにいちゃいちゃするカップルを、家でやってよ、と思っていたのに、今自分がやっているのは、そのバカップルと同じ事をしている。それでも止めようとは思わないのは、純粋に嬉しいからだ。樹くんとキスをするだけで幸せで嬉しい気持ちになるのは、だからと実感した。樹くんのシャツから彼の首の後ろへと腕を回して体重を掛けたら密着して、お互い帽子を被っているから音が遮断され2人しかいない世界に迷い込んだと勘違いをしてしまう。
「ッ…ん、っん」
「…っ美波…愛してる」
鼻での息も苦しくなった頃に離れた唇から、お互いの熱い息が口に掛かり口づけの余韻に浸る。
「樹…くん」
――美波って、言った…樹くんが…
愛を交わす時にしか、言わない名前の呼び捨てに、胸が熱くなっていく。好きな人に、愛してる、と言われてイヤになる人などいるのだろうか。斜めにズレた彼の帽子を直していると、手を掴まれてしまった。
「…美波」
熱い吐息と共に吐きだされた言葉は私の顔に当たり、このまま花火を見る流れではなくなった。


園内の奥――歩道の最終地点に樹くんに腕を引かれやってきた私達。歩道の一番端の所だったからか、イルミネーションがない木々の奥と、大きな城を囲む塀が高くまである場所は誰もいない。それに今は皆花火に夢中になっているのだ。誰も私達が薄暗い所にいるなど、気にもしないだろう。
私を塀の壁に押し付けると、ローブの中に手を入れた樹くんが、私のスカートをたくし上げた。下から掬うようにお尻を鷲掴みにされ、彼の身体が入ると太ももの下から手を添えた彼の手により左足を持ち上げられ、ぴたりと下半身が密着した。
「あ、ぅんっ、っ」
彼の首の後ろへと腕を回し、彼の太ももに自分の持ち上げられた左足を乗せたら、彼のジーパンの中心にあるチェックが下着に当たった。ゴリゴリと固いジーンズの布が私の下半身に当たり、嫌になるくらい身体が反応してしまう。
「可愛い美波、でももう少し声を抑えないとみんなに気づかれちゃうね」
私の身体を塀の壁に押し付け、動けないように固定している上に、耳元で囁く声は私を甘くなじる。耳を甘噛みされ舌を這わす樹くんは、次第に私の下着の中にお尻の方から手を入れて、直接私のお尻を触り、長い腕を伸ばし私の蜜口に触れた。
「っ…、っ…んっ…っ」
彼から誰かに気づかれるかもと言われた言葉に、樹くんのシャツの肩に唇を塞ぎ、漏れる声を最小限にした。
私の健気な努力も、結局樹くんの愛撫で台無しになるのだが、快感で痺れた身体は貪欲に彼を求めた。
「っ、美波っ、俺のもッ…触って」
ジーパンの中央にあるチェックとは違う盛り上がりを、樹くんは私の腰に押し付けおねだりをする。
――可愛いっ
樹くんのおねだりをする声が切なくて、なんでも叶えてあげたくなっちゃう。彼に言われるがまま、手を下ろして固い留め具のボタンを外してチャックを下ろすと、勢いよく飛び出てきた塊は彼のボクサーパンツを押し上げる。彼の昂りにボクサーパンツの上から手のひら全体を使って触れると、樹くんのくぐもった声が聞こえる。気持ち良さそうな声は、私が彼の愛撫されている時には聞けない声で、うっとりと聞き惚れてしまい、もっと聞きたくて彼の昂りを触る手が大胆になっていく。
「っ、美波っ、ぐっ、それっ…どこでっ覚えたのっ」
ボクサーパンツの中に手を入れ直接触ると、ぬるぬるしたツユが彼の昂りの先端から出ていて指先についた。彼の昂りの側面を握るが握りきれなかったが、ゆっくり上下に滑らせて、昂りの先端の凸凹した部分を親指と人差し指の腹でなぞると、ぐぅっと樹くんが低く唸る。
「も…無理ッ」
しばらく弄っていると、彼の手が私の手を昂りから退かし、私の下着をズラして蜜口へと充がう。
「あ…ぁ…っ…ん」
彼の肩を耐えきれずに噛んでしまうと、ゆっくりと蜜口に入る昂りは途中でぐんっと大きくなった。
「可愛いっ、かわいっ」
一気に腰が進み深く交わると、休む事なく樹くんの腰が動き抽送が始まる。服も乱れていなくローブの裾が長いし、暗闇だから私達がこんなコト・・・・・しているなんて、誰も知らないと思うが、微かに聞こえる花火の音と園内の音楽と人が話す声が混じった雑音が外だと思いしらされる。
――ただカップルが抱き合って見えるだけ
頭の中で自分に言い聞かせていると、下からの突き上げが激しくなる。
「ンッ…っ、いつ…き…く…っ」
「はっ、俺といるのにっ、他のことを考えるなっ」
普段からにこにことチャラい彼からは、想像もつかないくらい俺様発言に、胸も身体も――主に繋がっている蜜壺が、きゅんとして彼の昂りを締め付けた。
――いつもっ、樹くんだけっ
叫びたくなる思いは、声を出せないため彼の肩を噛んで伝える。
「っ…くそっ、ッッ」
「~~~っ!!」
衣擦れの音が激しくなると、突然ぱたりと止まり、蜜壺の奥へと熱い証を注がれた。




「やだっ、ちゃんと拭かなかったから…出ちゃう」
「…可愛い…美波、誘ってるの?じゃぁ、早く2人きりになって綺麗・・にしないとね」
花火も終わった時にお土産ショップで買い物をするお客を尻目に、出口へと向かっている時に漏れる感覚を覚えた。足のおぼつかない私の腰を抱いた彼が、私の耳元でワザと・・・含みを持って言うから、腰砕けになりそうになる。

まさか外でヤル・・とは思っていなかったから、何の準備もしていなく…中に出された証が太ももを伝えば、たまたまお昼に食べ歩きした時に、もらったお手拭きを持っていた樹くんが拭ってくれた。
『俺のがさ…すごくエロくない?…このまましたら』
『無理っ!絶対しないからねっ!』
独り言をぶつぶつ言っていたが、一回ならまだしも二回目もしたら確実に他の人にバレてしまう。

下半身の違和感を忘れようと、突然求めてきた理由を聞いたら、予想もしなかった事実を知らされた。
「他の男に見られるほど、美波が美しいのが悪い」
「えっ…待って待って、樹くんは何回も逆ナンされてたよね?」
「俺は美波しかみてないし」
「私も樹くんしか見てないけどっ?!」
「でも、美波は他の男に見られてたよね?」
「え…どういう事」
理不尽ともいえるヤキモチを焼かれ、しかも愛撫もそこそこに繋がったから燻った身体の熱は下がりはしてないから、タチが悪い。
「私もヤキモチ焼いたけど…さ、アピールしただけで留めたよ?」
「はは、むっとして俺に抱きついてくる美波が凄い可愛かったなぁ」
「じゃぁ、樹くんも同じように…」
「でもやっぱり俺はちゃんと・・・・美波を感じないといやだから」
と樹くんにまた反論しようとしたら、遊園地からほど近い駅のビジネスホテルへ連れ込まれ、樹くんが満足するまで離してくれなかった。
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