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リクエスト ナイトプールで燃える恋 後編 ナイトプールで熱い夜
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「っ、…っ、っ」
ぐちゅぐちゅっと粘音が聞こえる。水着の中に手を入れた樹くんの指が私の蜜壺の中へと入り、溢れる蜜を掻き出している。
口元に手を置きながら日除けシートの壁にも触れない私の手は、彼の腕を掴み頭を押し付けていた。奥へと入れた手は、ぐっと入れられ、蜜壺の中を刺激する。
「キッツ…狭っ、ぎゅうぎゅうと締め付けて、俺の指を離さないっ…引きちぎる気なの」
くすくすと笑う度に私の蜜壺の中にいる彼の指も一緒になって動くので、急に変な所を掠める。
「~~っ!」
短い悲鳴を出しそうになり、口元に置いた手を口に押し付けた。
「可愛い、我慢してるの?声、聞こえたらバレちゃうね」
と言いながらも相変わらず耳を攻めて、ぎゅうぎゅうと締め付けている蜜壺の中を掻き乱している。
「っ、…んっ、はっ、ぁ」
イッたのに止まらない彼の指が私の快感を引き出していくのが、苦しくてたまらない。無意識に腰を揺らすと、彼の腰にある昂りにお尻が触れた。うしろを振り返ると、口元は笑っているのに、目つきが鋭く欲情の色が濃く映っている。
「いつ…き、く…ん」
「美波」
彼の頬に左手を添えて彼の唇に重ねると、ねっとりと絡んだ舌同士。胸と下半身を触る彼の手を退かし、身体の向きを変えると彼と向き合い口づけがしやすくなる。彼の首に腕を回し上半身をぴたりと密着させると、彼の腕は私の腰に回り、器用に片手で私の水着をズラして左足を上げさせられる。
彼の腰に左足を掛けると、樹くんは履いているハーフパンツをズラし自身の昂りの先端を、私の蜜壺へと当てた。
「んっ、っ」
熱くて固い昂りの先端が蜜壺の入り口を広げていき、溢れている蜜が昂りをぎゅうぎゅうと、包みながら侵入を許してる。一番太いカサが全て埋まると、今度は右足を上げさせられ彼の腰に掛ける。落ちないように彼の首のうしろへと伸ばした腕に力を入れて、彼の腰に足をしっかりと巻き付けると、彼の両手が私のお尻に移動して掴んだ。
自分の体重で彼の昂りを蜜壺の奥へと入れてしまい、広がる蜜壺の圧迫感と押し寄せる快感に背が仰反るが、樹くんの右手が私の背を支えるから落ちることはない。
「っ、キツ…、うねって、気持ちいい、可愛い」
「はっ、っ…んっっ…っ」
今まで感じた事のない昂りの熱さは、私を夢中にさせる。
「動く、よっ…っ」
若干余裕が無くなってきた樹くんは、腰を掴み自身の下半身を、ぐんっと中へと勢いよく入れたので最奥まで貫かれ、またイッてしまう。
「~~~~っ!!」
「くっ、美波っ、っ」
気持ちよくて視界がチカチカとひかり、蜜壺の中にいる昂りを締め付けてしまう。彼の低い声が私の耳元に吹き込まれ、奥歯を噛み我慢している。
私の背を支えていた手が私の腰に戻ると、樹くんの腰の動きが始まり、蜜壺から抜けないように私の腰をガッツリと掴み、下から突き上げる。
「っん、っ、ぁっ、…声、声がっ…っ」
「噛んでっ…いい…っから、ほらっ、ほらっ」
と目の前にある彼の肩を、はむっと、口にして激しく上下に動かされる身体が、落ちないように彼の首に回した手の力を強め、足もしっかりと腰に巻きつけ直した。
「ん、っ…ぐ…ん、ん」
ぱんぱんって肌のぶつかる音と、ぬちゃぬちゃと粘音がシートの中に響き、だんだんと早くなっていく。
「っ、イっ、く…気持ちっ、美波っ、最高っ、うねって…っ離れなっ…い」
「っ…っ…っ~~~~~~~っ!!」
直接耳に掛かる彼の声と勢いよく蜜壺の中へと入れられる昂りに、限界が近かった私は、彼の肩を噛んだまま絶頂を迎えた。
ぎゅうぎゅうと締め付ける蜜壺の中にいる昂りを締め付けてしまい、彼も低い唸り声を出して私の腰を掴み下半身に、ぐりぐりと押し付け始めたら、蜜壺の中がじんわりと温かくなっていた。
お互い肩で息をして、抱きしめ合っている。ゆっくり動き出した樹くんは、繋がったまま人工ラタンの1人用のソファーへと座った。彼の腰の上に跨った私は彼の肩から顔を上げると、彼の肩に私の歯形がうっすらと残ってしまった。
「はぁ、ごめっ…跡付いちゃった」
「んー、大丈夫だよ」
そう言って私の肩に彼は額を乗せた。私も彼の左肩に左頬を乗せて彼としばらく抱き合っていたのだが、樹くんの顔が動いて私の方を向くとゆっくりと唇が重なった。
「…ん」
キスがしやすいように少し身体が動いたので、繋がっていた下半身が揺れて甘い声が漏れてしまう。
「美波」
名前を呼ばれ疲れてしまった身体は倦怠感が出てきていたけれども、なんとか彼の頬に右手を添えると、彼の手が私の手の上に重なり指が絡まった。
「運動したからお腹空かない?美味しいお店知ってるんだけど」
「ふふっ…ぁっ、っ」
なんだか安いナンパのセリフを言われて可笑しくなったのだけど、繋がっている事を一瞬忘れてしまっていたので、昂りが蜜壺を掠める。
「ねぇ、さっきから俺を試してるの?そろそろ我慢の限界なんだけど?」
ワザと私の耳に直接囁き掛ける声は小さくて低い。
「違っ、これはっ…っ」
「このまま2人でさ、帰ろうよ」
耳の中を舐められて、もう訳がわからなくなる。
「そんなっ、ダメだよ、萌香とっ…っ」
親友を置いてはいけないと伝えるが、すぐに
「大丈夫、亮平がついてる」
と、そう言えば相思相愛っぽかったと思い出した。
「それにっ、中ッ…出されたから綺麗にっ」
彼がイッた時中に出された事を思い出し、彼の身体から離れようとしたのだが、彼の手が私の腰を掴み離れる事を拒む。
「嫌なの?…俺の子」
途端に不機嫌な雰囲気を出す樹くんに、私はびっくりしてしまう。
「だって!まだ今日会ったばかりだしっ、樹くんのっ、事…何にも知らないっ」
「確かに今日会ったばかりだけど…俺美波の事好きだよ、付き合って子供出来たら結婚しようよ」
「そんなっ!軽々しくっ無理だよっ…私…」
「それに身体の相性はばっちりだし、後は思いっきり美波を触りたい…それとも俺の事嫌い?嫌な所言って治すから」
話が変な方向にズレていくと、彼は私の頬に手を添えてきた。
「嫌いじゃ…ない…けど」
ーー違う、あれ?ご飯の話から、中に出された話をして…結婚前提と付き合う事になってる…?
話がぽんぽんと流れるように変わり、ただ返事をするのが精一杯となる。
「ならいいじゃんっ俺の事もっと知って早く結婚しちゃおう、俺は2人の子供ならどっちでも…いや、女の子だったら溺愛して嫁には出せないなぁ」
「そっ、そう…?男の子だったら樹くんに似てカッコいいかも」
「男かぁ~こりゃママを取り合いだな」
2人で子供の性別であーだ、こーだ、言っているという事は、将来的には結婚も了承したと美波だけは気がつかない。
子供は兄弟あった方がと、盛り上がりかけた時、
「もう…気が早い」
と頬を真っ赤にした美波に、堪らず樹は彼女の口を塞いだ。濃厚で舌も絡まるキスに蕩けた美波の蜜壺にいる昂りは、すでに固くなっておりこのまま動かしたいのを、我慢していた。
「ね、どうする…?このままここでする?それとも…」
「んっ…2人きりがいいっ、声我慢したくないっ」
こんなにも密着しているのに、声を殺して繋がるのは嫌だった。
「そうか、なら早く行こう」
と、固い昂りを彼女の蜜壺から断腸の思いで抜けた樹は、ぼうっとする彼女の水着を直して立たせ、自分の水着の中に昂りを仕舞った後、彼女の手を取りナイトプールの会場から飛び出したのであった。
さっと着替えた樹は彼女が着替えるのを待っていると、濃密な時間の余韻が抜けていない頬を染めた彼女を見て掻っ攫うようにタクシーに乗り込み、自宅へと連れ去ってしまったのである。
到着してすぐ、お風呂場へ直行した2人は身体を洗いっこしながら求め合い、裸のままベッドへと移動して気絶するように眠る、明け方まで離れる事はなかった。
**************
いつも訓練している消防署の隣のビルに勤めている美波。昼休みに同僚達とランチに出かける姿を見て一目惚れした樹は、声を掛けようと思って勇気が出せなくて日々悶々としていた。やっぱり声を掛けようと、彼女の仕事終わりの土曜日にお洒落している彼女を見てしまった。デートかもしれん、と不安そうに彼女に付いていく樹を面白おかしく見守っていた亮平を連れていたが、このホテルに美人の女性と入っていくのを見て、飛び込むように受付を済ませると、まさかのナイトプールだった。ロッカーで着替えて会場に向かうと、一際美しい2人が楽しそうに話しているのを見てホッとしたのだが、美波のスタイルの良さにしばし見惚れてしまっていた。
ハッと我に返った時には周りの男どもが声を掛けようかとそわそわとしているのに気がつき、慌てて美波に声を掛けたのだった。
「俺はね、結構重たいかもね」
見た目がチャラいと言われ続けてきた樹だったが、好きになったら極めないと済まない性格で、見た目とのギャップがある。
すやすや眠る彼女の頬を撫でながら、付き合う事になった樹は幸せそうな顔で美波を見つめていたのだった。
しばらくして美波の携帯電話、樹の携帯電話にメッセージを受信する通知が付いていたが、身を寄せて眠っていた2人には気が付かなかった。
「亮平と付き合う事にしたわ」
「女が出来た」
と。
ぐちゅぐちゅっと粘音が聞こえる。水着の中に手を入れた樹くんの指が私の蜜壺の中へと入り、溢れる蜜を掻き出している。
口元に手を置きながら日除けシートの壁にも触れない私の手は、彼の腕を掴み頭を押し付けていた。奥へと入れた手は、ぐっと入れられ、蜜壺の中を刺激する。
「キッツ…狭っ、ぎゅうぎゅうと締め付けて、俺の指を離さないっ…引きちぎる気なの」
くすくすと笑う度に私の蜜壺の中にいる彼の指も一緒になって動くので、急に変な所を掠める。
「~~っ!」
短い悲鳴を出しそうになり、口元に置いた手を口に押し付けた。
「可愛い、我慢してるの?声、聞こえたらバレちゃうね」
と言いながらも相変わらず耳を攻めて、ぎゅうぎゅうと締め付けている蜜壺の中を掻き乱している。
「っ、…んっ、はっ、ぁ」
イッたのに止まらない彼の指が私の快感を引き出していくのが、苦しくてたまらない。無意識に腰を揺らすと、彼の腰にある昂りにお尻が触れた。うしろを振り返ると、口元は笑っているのに、目つきが鋭く欲情の色が濃く映っている。
「いつ…き、く…ん」
「美波」
彼の頬に左手を添えて彼の唇に重ねると、ねっとりと絡んだ舌同士。胸と下半身を触る彼の手を退かし、身体の向きを変えると彼と向き合い口づけがしやすくなる。彼の首に腕を回し上半身をぴたりと密着させると、彼の腕は私の腰に回り、器用に片手で私の水着をズラして左足を上げさせられる。
彼の腰に左足を掛けると、樹くんは履いているハーフパンツをズラし自身の昂りの先端を、私の蜜壺へと当てた。
「んっ、っ」
熱くて固い昂りの先端が蜜壺の入り口を広げていき、溢れている蜜が昂りをぎゅうぎゅうと、包みながら侵入を許してる。一番太いカサが全て埋まると、今度は右足を上げさせられ彼の腰に掛ける。落ちないように彼の首のうしろへと伸ばした腕に力を入れて、彼の腰に足をしっかりと巻き付けると、彼の両手が私のお尻に移動して掴んだ。
自分の体重で彼の昂りを蜜壺の奥へと入れてしまい、広がる蜜壺の圧迫感と押し寄せる快感に背が仰反るが、樹くんの右手が私の背を支えるから落ちることはない。
「っ、キツ…、うねって、気持ちいい、可愛い」
「はっ、っ…んっっ…っ」
今まで感じた事のない昂りの熱さは、私を夢中にさせる。
「動く、よっ…っ」
若干余裕が無くなってきた樹くんは、腰を掴み自身の下半身を、ぐんっと中へと勢いよく入れたので最奥まで貫かれ、またイッてしまう。
「~~~~っ!!」
「くっ、美波っ、っ」
気持ちよくて視界がチカチカとひかり、蜜壺の中にいる昂りを締め付けてしまう。彼の低い声が私の耳元に吹き込まれ、奥歯を噛み我慢している。
私の背を支えていた手が私の腰に戻ると、樹くんの腰の動きが始まり、蜜壺から抜けないように私の腰をガッツリと掴み、下から突き上げる。
「っん、っ、ぁっ、…声、声がっ…っ」
「噛んでっ…いい…っから、ほらっ、ほらっ」
と目の前にある彼の肩を、はむっと、口にして激しく上下に動かされる身体が、落ちないように彼の首に回した手の力を強め、足もしっかりと腰に巻きつけ直した。
「ん、っ…ぐ…ん、ん」
ぱんぱんって肌のぶつかる音と、ぬちゃぬちゃと粘音がシートの中に響き、だんだんと早くなっていく。
「っ、イっ、く…気持ちっ、美波っ、最高っ、うねって…っ離れなっ…い」
「っ…っ…っ~~~~~~~っ!!」
直接耳に掛かる彼の声と勢いよく蜜壺の中へと入れられる昂りに、限界が近かった私は、彼の肩を噛んだまま絶頂を迎えた。
ぎゅうぎゅうと締め付ける蜜壺の中にいる昂りを締め付けてしまい、彼も低い唸り声を出して私の腰を掴み下半身に、ぐりぐりと押し付け始めたら、蜜壺の中がじんわりと温かくなっていた。
お互い肩で息をして、抱きしめ合っている。ゆっくり動き出した樹くんは、繋がったまま人工ラタンの1人用のソファーへと座った。彼の腰の上に跨った私は彼の肩から顔を上げると、彼の肩に私の歯形がうっすらと残ってしまった。
「はぁ、ごめっ…跡付いちゃった」
「んー、大丈夫だよ」
そう言って私の肩に彼は額を乗せた。私も彼の左肩に左頬を乗せて彼としばらく抱き合っていたのだが、樹くんの顔が動いて私の方を向くとゆっくりと唇が重なった。
「…ん」
キスがしやすいように少し身体が動いたので、繋がっていた下半身が揺れて甘い声が漏れてしまう。
「美波」
名前を呼ばれ疲れてしまった身体は倦怠感が出てきていたけれども、なんとか彼の頬に右手を添えると、彼の手が私の手の上に重なり指が絡まった。
「運動したからお腹空かない?美味しいお店知ってるんだけど」
「ふふっ…ぁっ、っ」
なんだか安いナンパのセリフを言われて可笑しくなったのだけど、繋がっている事を一瞬忘れてしまっていたので、昂りが蜜壺を掠める。
「ねぇ、さっきから俺を試してるの?そろそろ我慢の限界なんだけど?」
ワザと私の耳に直接囁き掛ける声は小さくて低い。
「違っ、これはっ…っ」
「このまま2人でさ、帰ろうよ」
耳の中を舐められて、もう訳がわからなくなる。
「そんなっ、ダメだよ、萌香とっ…っ」
親友を置いてはいけないと伝えるが、すぐに
「大丈夫、亮平がついてる」
と、そう言えば相思相愛っぽかったと思い出した。
「それにっ、中ッ…出されたから綺麗にっ」
彼がイッた時中に出された事を思い出し、彼の身体から離れようとしたのだが、彼の手が私の腰を掴み離れる事を拒む。
「嫌なの?…俺の子」
途端に不機嫌な雰囲気を出す樹くんに、私はびっくりしてしまう。
「だって!まだ今日会ったばかりだしっ、樹くんのっ、事…何にも知らないっ」
「確かに今日会ったばかりだけど…俺美波の事好きだよ、付き合って子供出来たら結婚しようよ」
「そんなっ!軽々しくっ無理だよっ…私…」
「それに身体の相性はばっちりだし、後は思いっきり美波を触りたい…それとも俺の事嫌い?嫌な所言って治すから」
話が変な方向にズレていくと、彼は私の頬に手を添えてきた。
「嫌いじゃ…ない…けど」
ーー違う、あれ?ご飯の話から、中に出された話をして…結婚前提と付き合う事になってる…?
話がぽんぽんと流れるように変わり、ただ返事をするのが精一杯となる。
「ならいいじゃんっ俺の事もっと知って早く結婚しちゃおう、俺は2人の子供ならどっちでも…いや、女の子だったら溺愛して嫁には出せないなぁ」
「そっ、そう…?男の子だったら樹くんに似てカッコいいかも」
「男かぁ~こりゃママを取り合いだな」
2人で子供の性別であーだ、こーだ、言っているという事は、将来的には結婚も了承したと美波だけは気がつかない。
子供は兄弟あった方がと、盛り上がりかけた時、
「もう…気が早い」
と頬を真っ赤にした美波に、堪らず樹は彼女の口を塞いだ。濃厚で舌も絡まるキスに蕩けた美波の蜜壺にいる昂りは、すでに固くなっておりこのまま動かしたいのを、我慢していた。
「ね、どうする…?このままここでする?それとも…」
「んっ…2人きりがいいっ、声我慢したくないっ」
こんなにも密着しているのに、声を殺して繋がるのは嫌だった。
「そうか、なら早く行こう」
と、固い昂りを彼女の蜜壺から断腸の思いで抜けた樹は、ぼうっとする彼女の水着を直して立たせ、自分の水着の中に昂りを仕舞った後、彼女の手を取りナイトプールの会場から飛び出したのであった。
さっと着替えた樹は彼女が着替えるのを待っていると、濃密な時間の余韻が抜けていない頬を染めた彼女を見て掻っ攫うようにタクシーに乗り込み、自宅へと連れ去ってしまったのである。
到着してすぐ、お風呂場へ直行した2人は身体を洗いっこしながら求め合い、裸のままベッドへと移動して気絶するように眠る、明け方まで離れる事はなかった。
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いつも訓練している消防署の隣のビルに勤めている美波。昼休みに同僚達とランチに出かける姿を見て一目惚れした樹は、声を掛けようと思って勇気が出せなくて日々悶々としていた。やっぱり声を掛けようと、彼女の仕事終わりの土曜日にお洒落している彼女を見てしまった。デートかもしれん、と不安そうに彼女に付いていく樹を面白おかしく見守っていた亮平を連れていたが、このホテルに美人の女性と入っていくのを見て、飛び込むように受付を済ませると、まさかのナイトプールだった。ロッカーで着替えて会場に向かうと、一際美しい2人が楽しそうに話しているのを見てホッとしたのだが、美波のスタイルの良さにしばし見惚れてしまっていた。
ハッと我に返った時には周りの男どもが声を掛けようかとそわそわとしているのに気がつき、慌てて美波に声を掛けたのだった。
「俺はね、結構重たいかもね」
見た目がチャラいと言われ続けてきた樹だったが、好きになったら極めないと済まない性格で、見た目とのギャップがある。
すやすや眠る彼女の頬を撫でながら、付き合う事になった樹は幸せそうな顔で美波を見つめていたのだった。
しばらくして美波の携帯電話、樹の携帯電話にメッセージを受信する通知が付いていたが、身を寄せて眠っていた2人には気が付かなかった。
「亮平と付き合う事にしたわ」
「女が出来た」
と。
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