女主と悪魔執事達と黒猫。2

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Xmasに必要なものは(バスティ編。2024年、Xmas、執事個人の思い出編)

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12月Xmasが近付くある日。

執事達はXmasに向けて色々準備を進めてる。

あたしが屋敷の中を回ってると

考え事をしてるバスティが居た。

バスティ「うーん、Xmasに必要なもの何か…」

主サトミ「バスティ、どうかした?」

バスティ「ん?主様?」

主サトミ「Xmasに関して何か悩み事?」

バスティ「いやXmasに必要なものは何か考えてたんだ」

主サトミ「Xmasに必要なものか」

バスティ「Xmas用の料理もXmasケーキもXmasツリーもXmasリースもXmasキャンドルも皆準備してるからな。俺は何を準備すれば良い?主様はさっき言った事以外でXmasに必要なものは何だと思う?」

主サトミ「うーん、そうだな…」

バスティ「俺は主様にXmasを楽しんで貰う為に色々、考えてるだが」

主サトミ「えっ?あたしの為に色々Xmasの事、考えてくれてたの?」

バスティの真っ直ぐな気持ちに

あたしは…それが嬉しくて…

少しだけ…くすぐったかった…

バスティ「ん?主様?どうかしたのか?」

主サトミ「何でも無い…あたしの為に…ありがとう…」

バスティ「あぁ、で?主様はXmasに必要なものは何だと思う?俺は主様と一緒に居れば充分だが…」

主サトミ「あたしも同じだよ」

バスティ「ん?それは、どういう事だ?」

主サトミ「バスティさえ居れば充分だよ」

バスティの真っ直ぐな気持ちに

あたしも真っ直ぐに答えた…

バスティ「フッ、主様めも同じ答えだったとは、なら俺なりにXmasの持て成しさせてくれ」

バスティは微かに口角を上げて

主サトミ「うん、宜しく」

あたしはバスティの真っ直ぐな気持ちが嬉しくて

心が…ぽかぽかした…

バスティとなら特別な事は何もしなくても

きっと…あたしとバスティだけの特別なXmasになるだろう…

そうバスティに期待しながら

あたしの胸が高鳴った…

─Xmasに必要なものは・END─




  

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