【完結】敵対騎士の懐かせ方

琉海

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芽吹く苗(1)

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「カイル、好きだ」
「んぅ…ァ、や……ぁ」
「愛してる」
「まっ、ンぁ…ぅ…やっ、…ま、ァ、いっく…っ!」
「俺の事どう思ってる?」

ディオの愛撫と囁かれる声は止まない。主人の質問だ。返事をしないと。また掻き乱されて背中を反らせて達して頭が真っ白になる。視界に星が飛び、体を震わせてハァと止めていた息を吐き出した。質問、何だっけ…あぁ、そうだ。ディオをどう思ってるかだ。どう思ってるんだろう。思考を邪魔するようにディオの愛がまた降り注ぐ。すき、好き…?

「…ぁっ、俺も…ンっ…ディオの事が好き、ンぁあっ、やっ、な、で…大きくっ」

上手く脳も働かないまま返事をする。ディオの言う通り、好きでもない相手に足を開いてこんな事させないと思うから。気持ち良いから感じるのか。それは初めて知った。ならきっと、きっと自分もディオの事が好きなんだろう。嫌な相手に触られたら気持ち悪いはずだ。そう思うから声に出して気持ちを伝える。その一瞬で中に入っていたディオの物の質量が増した。そしてカイルの腰を握っていた手がギシッと軋ませるほどに強く力を籠められる。

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