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恋人達から嫌われようとする話
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同人誌に掲載予定の攻めズに嫌われようとする優紀さんの話です
短めエロなし執着はあり
***
カラオケ四者面談(実質三者)から数日。楽天的な優紀も流石に参っていた。
三者ともに優紀に対する態度に変わりはないように見えて、然り気無く毒突いてくる。優紀の仕出かしを考えれば仕方ないのはわかるが、かといって傷付かないわけではない。
「嫌なら別れればいいのに……」
休日の遠い火曜日の夜。自室のベッドに寝そべりながらぼやく。三股を掛けていた浮気者に怒りを燃やし、それでも別れないと言い張る恋人達に優紀の精神は消耗していた。
彼らは浮気者であったとしても、それでも優紀を愛してくれている。有責者である優紀に別れを選ぶ権利はないと断じ、他の恋人と協定を結び優紀との交際を続ける道を選んだ。
優紀に決定権は何もなかった。
「…………そう。別れたらいいんだ」
優紀との関係、その決定権は彼らにある。彼らの意思が全てなのだ。そう気付いた優紀は、枕元に投げ出されたスマホを手に取ると指と目を忙しく動かし始めた。
使うのは検索エンジン。ワードは冷めた恋人の行動。恋愛先駆者達がネットに残した情報の羅列を、一つずつ確認していく。
「不潔……風呂に入っても烏の行水でそもそも入る頻度が少なくて臭い。香水をバカみたいにつけてたりすると鼻がひん曲がる。一緒にいたくない、隣を歩かれたくない……なるほど?」
いくつかの声が纏められたコラムサイトを見ていると、そんなことが書かれている。
「風呂に入らない……はちょっと、俺もやだ。無理。入らないとか出来ない……」
三股をするまでは世間一般の常識を持って生きてきた優紀は、普通に綺麗好きだ。身形を清潔に整えることを良しとしている。体臭が変わる程入浴を控えることは、自身が嫌だった。
「これはバツかな……あ、服を洗わずに着続けてて幻滅した……うーん……これくらいなら……」
画面をスクロールしていくと、次のポイントが纏められている。
「マウント取り、喋りがウザイめんどい、時間や金にルーズ、うーん……」
その後も当然ながら非常識な例が並んでいく。スクロールが終わるまで内容を確認した優紀は、可能な範囲での実践を決意する。
別れてもらえないのなら、別れたくなるように仕向ければいいのだ。
三人の恋人達は、それぞれ話し合って優紀と過ごす時間を決めている。就業時間以外は均等に分けているものの、職場が同じ肇は少しだけ共有時間が多い。
「優紀、昼飯行こうぜ」
「あ、うん」
付き合う前、それこそ入社した初日から二人は昼食を共にしている。
「今日は何にすっかな……蕎麦行くか?」
「いいね」
入社初日は互いに勝手がわからず、先輩に優しくも厳しく指導されながら働いていた。ようやく訪れた昼休みくらい先輩から解放されたい、そして同じ考えだろう優紀を誘ったのだろう。その時はコンビニで買ったおにぎりやホットスナックを食べながら、近場の公園のベンチで愚痴を言い合っていた。
(ほんと、肇には最初から助けてもらってばっかだったな)
すっかり行きつけになった蕎麦屋で向かい合い、何でもないことを話す。気遣いの出来るスマートな男は話術に長け、優紀が退屈することはなかった。
「……」
そんな相手に、と思ってしまうのは優紀に常識があるからだ。進んで非礼を行おうとするのは、本能的に忌避する。
「どうした? 食べないのか?」
箸を止めて俯く優紀に、肇が心配そうに声を掛ける。
「………あの、今日財布忘れちゃって」
「ん。なんだ、いいよ。出してやるって」
そんなことかと笑う肇に、優紀はすまなそうに頷く。翌日も、その次も。金曜までの三日間、優紀は肇の前で『財布を持っていない』ことにした。
「はいはい」
優紀が財布を持っていないと言えば、当然のように支払ってくれる。
「……あのさ」
「ん?」
店を出て会社へ戻る道すがら、優紀は思わず切り出してしまった。
「財布持ってないの、嘘だよ」
「んー。まぁ、だろうなぁ」
「……立て替えてもらった分、払うつもりないよ」
「ん。いいよ」
「……なんで? 怒るとこじゃないの?」
「怒んないよ」
何でもないことのように笑う。何故かと無言で問う優紀に、肇は当然のように答えた。
「生計を同じくするつもりでいるから」
「……」
「俺はそれくらいの心構えでいる。だから優紀の使う金は俺の金みたいなもんだよ」
優紀の口から言葉は出てこず、呆然と肇を見つめるしかない。
「ちょっとやそっとのことじゃ離れるつもりないからさ、似合わないことはやめとけよ」
ぽん、と頭を軽く撫でられると、ようやく優紀の体が動き出す。ぎこちなく頷いた優紀は、肇との別れは諦めることにした。
平日の労働を終えて迎えた土曜日を優紀は怠惰に過ごしていた。特に用事がないので外に出ず、寝間着のスウェット姿のままベッドの上でだらだらと寝転がっていると玄関のチャイムが鳴る。スマホの上部に表示された時計へ目を向けると十七時を過ぎていた。
もう一度チャイムが鳴り、玄関へ向かう。扉を開けると圭が立っていた。
「いらっしゃい」
「お邪魔します。寝てたんですか」
「んー。ソシャゲしてた」
「そうで……なっ……どうしたんですか、この有り様」
室内へ上がり込んだ圭は、散乱するごみや脱ぎ捨てられたままの服、シンクに溜まった食器を見て驚いている。優紀としても片付けるべきだと思うのだが、敢えて手をつけずに放置していた。
「なんかぁ、めんどくさくてぇ」
間延びした声を返しながら、優紀はベッドへ戻りスマホを触り出す。幼少期に遊んでいたゲームがカードゲームのアプリを配信したばかりで、ソシャゲにハマっているのは本当のことだ。
「めんどくさいって……優紀さん」
「今忙しいから後にして」
対戦モードで遊び始めた優紀はゲームに集中している。そんな姿を見て、怒り出すかと思った圭は困った表情を浮かべながらベッドへ近付いてくる。
寝そべる優紀の側に腰掛け、対戦が終わるのを静かに待つ。憂い気な目は優紀を見つめており、無視し続けることは出来なかった。
「…………なに?」
対戦は優紀の勝ちで終わった。アプリを閉じると、仕方がないといった様子で圭を見つめ返す。
「優紀さん」
優紀の思い付く限り取り続ける失礼な態度に、圭は怒らない。優紀の目が自分に向いたことに安堵している。
「ごめんなさい。最近、優紀さんに酷いこと言ったりしたから、疲れちゃった?」
「……」
「優紀さん、男にはだらしなかったみたいだけど生活面はしっかりしてたもんね」
「おい」
思わず声を上げて反応を示すと、圭は笑った。
「片付けるね」
言うなり立ち上がり、衣服やごみを回収し始める圭を追う。人にやらせて無視を続けられる程、図太くはなれない。
「ふふ。やっぱり優紀さん、大好き」
片付けを始めた優紀へ微笑む圭の表情は、浅慮など見透かしているように思えた。
「うぅ……」
土曜日を共に過ごした圭は、日曜日の朝に名残惜しげに帰っていった。
『浮気容認してる時点で、僕に別れる選択はないから。わかってね優紀さん』
別れ際、優紀にそう言い聞かせた圭は消沈した顔へ何度も何度もキスをしてきた。
他の奇行に走っても、圭は相手にしないだろう。
「…………じゃあ、まあ、圭とも別れないってことで……嫌味も減ってたしなぁ……あれくらいならどうにか……」
ぶつくさぼやいていると、スマホが軽快な音を見立ててメッセージの着信を知らせた。誰だと確認すると、慎吾の名前が表示されている。
『私も別れるつもりはないけれど、面白い姿を見せてくれるのは大歓迎だからね』
「……なんで知ってるの……」
こうして優紀の思い付きは失敗を迎え、三人の恋人の誰一人も失うことはなかった。それはそれでほっとしていることから、自分の心も感じ取ることが出来たのだった。
短めエロなし執着はあり
***
カラオケ四者面談(実質三者)から数日。楽天的な優紀も流石に参っていた。
三者ともに優紀に対する態度に変わりはないように見えて、然り気無く毒突いてくる。優紀の仕出かしを考えれば仕方ないのはわかるが、かといって傷付かないわけではない。
「嫌なら別れればいいのに……」
休日の遠い火曜日の夜。自室のベッドに寝そべりながらぼやく。三股を掛けていた浮気者に怒りを燃やし、それでも別れないと言い張る恋人達に優紀の精神は消耗していた。
彼らは浮気者であったとしても、それでも優紀を愛してくれている。有責者である優紀に別れを選ぶ権利はないと断じ、他の恋人と協定を結び優紀との交際を続ける道を選んだ。
優紀に決定権は何もなかった。
「…………そう。別れたらいいんだ」
優紀との関係、その決定権は彼らにある。彼らの意思が全てなのだ。そう気付いた優紀は、枕元に投げ出されたスマホを手に取ると指と目を忙しく動かし始めた。
使うのは検索エンジン。ワードは冷めた恋人の行動。恋愛先駆者達がネットに残した情報の羅列を、一つずつ確認していく。
「不潔……風呂に入っても烏の行水でそもそも入る頻度が少なくて臭い。香水をバカみたいにつけてたりすると鼻がひん曲がる。一緒にいたくない、隣を歩かれたくない……なるほど?」
いくつかの声が纏められたコラムサイトを見ていると、そんなことが書かれている。
「風呂に入らない……はちょっと、俺もやだ。無理。入らないとか出来ない……」
三股をするまでは世間一般の常識を持って生きてきた優紀は、普通に綺麗好きだ。身形を清潔に整えることを良しとしている。体臭が変わる程入浴を控えることは、自身が嫌だった。
「これはバツかな……あ、服を洗わずに着続けてて幻滅した……うーん……これくらいなら……」
画面をスクロールしていくと、次のポイントが纏められている。
「マウント取り、喋りがウザイめんどい、時間や金にルーズ、うーん……」
その後も当然ながら非常識な例が並んでいく。スクロールが終わるまで内容を確認した優紀は、可能な範囲での実践を決意する。
別れてもらえないのなら、別れたくなるように仕向ければいいのだ。
三人の恋人達は、それぞれ話し合って優紀と過ごす時間を決めている。就業時間以外は均等に分けているものの、職場が同じ肇は少しだけ共有時間が多い。
「優紀、昼飯行こうぜ」
「あ、うん」
付き合う前、それこそ入社した初日から二人は昼食を共にしている。
「今日は何にすっかな……蕎麦行くか?」
「いいね」
入社初日は互いに勝手がわからず、先輩に優しくも厳しく指導されながら働いていた。ようやく訪れた昼休みくらい先輩から解放されたい、そして同じ考えだろう優紀を誘ったのだろう。その時はコンビニで買ったおにぎりやホットスナックを食べながら、近場の公園のベンチで愚痴を言い合っていた。
(ほんと、肇には最初から助けてもらってばっかだったな)
すっかり行きつけになった蕎麦屋で向かい合い、何でもないことを話す。気遣いの出来るスマートな男は話術に長け、優紀が退屈することはなかった。
「……」
そんな相手に、と思ってしまうのは優紀に常識があるからだ。進んで非礼を行おうとするのは、本能的に忌避する。
「どうした? 食べないのか?」
箸を止めて俯く優紀に、肇が心配そうに声を掛ける。
「………あの、今日財布忘れちゃって」
「ん。なんだ、いいよ。出してやるって」
そんなことかと笑う肇に、優紀はすまなそうに頷く。翌日も、その次も。金曜までの三日間、優紀は肇の前で『財布を持っていない』ことにした。
「はいはい」
優紀が財布を持っていないと言えば、当然のように支払ってくれる。
「……あのさ」
「ん?」
店を出て会社へ戻る道すがら、優紀は思わず切り出してしまった。
「財布持ってないの、嘘だよ」
「んー。まぁ、だろうなぁ」
「……立て替えてもらった分、払うつもりないよ」
「ん。いいよ」
「……なんで? 怒るとこじゃないの?」
「怒んないよ」
何でもないことのように笑う。何故かと無言で問う優紀に、肇は当然のように答えた。
「生計を同じくするつもりでいるから」
「……」
「俺はそれくらいの心構えでいる。だから優紀の使う金は俺の金みたいなもんだよ」
優紀の口から言葉は出てこず、呆然と肇を見つめるしかない。
「ちょっとやそっとのことじゃ離れるつもりないからさ、似合わないことはやめとけよ」
ぽん、と頭を軽く撫でられると、ようやく優紀の体が動き出す。ぎこちなく頷いた優紀は、肇との別れは諦めることにした。
平日の労働を終えて迎えた土曜日を優紀は怠惰に過ごしていた。特に用事がないので外に出ず、寝間着のスウェット姿のままベッドの上でだらだらと寝転がっていると玄関のチャイムが鳴る。スマホの上部に表示された時計へ目を向けると十七時を過ぎていた。
もう一度チャイムが鳴り、玄関へ向かう。扉を開けると圭が立っていた。
「いらっしゃい」
「お邪魔します。寝てたんですか」
「んー。ソシャゲしてた」
「そうで……なっ……どうしたんですか、この有り様」
室内へ上がり込んだ圭は、散乱するごみや脱ぎ捨てられたままの服、シンクに溜まった食器を見て驚いている。優紀としても片付けるべきだと思うのだが、敢えて手をつけずに放置していた。
「なんかぁ、めんどくさくてぇ」
間延びした声を返しながら、優紀はベッドへ戻りスマホを触り出す。幼少期に遊んでいたゲームがカードゲームのアプリを配信したばかりで、ソシャゲにハマっているのは本当のことだ。
「めんどくさいって……優紀さん」
「今忙しいから後にして」
対戦モードで遊び始めた優紀はゲームに集中している。そんな姿を見て、怒り出すかと思った圭は困った表情を浮かべながらベッドへ近付いてくる。
寝そべる優紀の側に腰掛け、対戦が終わるのを静かに待つ。憂い気な目は優紀を見つめており、無視し続けることは出来なかった。
「…………なに?」
対戦は優紀の勝ちで終わった。アプリを閉じると、仕方がないといった様子で圭を見つめ返す。
「優紀さん」
優紀の思い付く限り取り続ける失礼な態度に、圭は怒らない。優紀の目が自分に向いたことに安堵している。
「ごめんなさい。最近、優紀さんに酷いこと言ったりしたから、疲れちゃった?」
「……」
「優紀さん、男にはだらしなかったみたいだけど生活面はしっかりしてたもんね」
「おい」
思わず声を上げて反応を示すと、圭は笑った。
「片付けるね」
言うなり立ち上がり、衣服やごみを回収し始める圭を追う。人にやらせて無視を続けられる程、図太くはなれない。
「ふふ。やっぱり優紀さん、大好き」
片付けを始めた優紀へ微笑む圭の表情は、浅慮など見透かしているように思えた。
「うぅ……」
土曜日を共に過ごした圭は、日曜日の朝に名残惜しげに帰っていった。
『浮気容認してる時点で、僕に別れる選択はないから。わかってね優紀さん』
別れ際、優紀にそう言い聞かせた圭は消沈した顔へ何度も何度もキスをしてきた。
他の奇行に走っても、圭は相手にしないだろう。
「…………じゃあ、まあ、圭とも別れないってことで……嫌味も減ってたしなぁ……あれくらいならどうにか……」
ぶつくさぼやいていると、スマホが軽快な音を見立ててメッセージの着信を知らせた。誰だと確認すると、慎吾の名前が表示されている。
『私も別れるつもりはないけれど、面白い姿を見せてくれるのは大歓迎だからね』
「……なんで知ってるの……」
こうして優紀の思い付きは失敗を迎え、三人の恋人の誰一人も失うことはなかった。それはそれでほっとしていることから、自分の心も感じ取ることが出来たのだった。
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