旅鉄からの手紙

秋田内陸縦貫鉄道（秋田内陸線）

内陸線よりローカル線の活用へ一つ提案

森吉山は先述したように楯を伏せたような緩やかな山で、その緩やかな山に広がる樹氷、高山植物の花々や木々、紅葉をのんびりと見渡し眺めに行くなど、また内陸線に乗って旅をする日もそう遠くない。

この内陸線の章の中で盛岡のわんこそば、岩手山、安比高原、八幡平、乳頭温泉郷の一部、秋田駒ケ岳について記しただけでも、内陸線沿線のみならず、沿線より少し範囲を広げた周辺エリアにも見どころや行く価値の高いスポットやエリアが数々あることに改めて気づかされる。

よくローカル線の利用促進に沿線の見どころに固執したパンフレットやネットなどでもＰＲを目にするが、沿線のみに拘らず沿線より少し範囲を広げた周辺の見どころと併せて内陸線も含めたローカル線をＰＲするのはいかがであろうか？沿線のみならず、安比高原や世界自然遺産である白神山地など少しだけ範囲を広げた周辺エリアへ行かれた前後に、長い間マタギ達の手によって守られて来た自然による原風景による車窓を見ながらの内陸線の汽車旅に寄り道する旅に行くか、観光を主体とした旅行会社のパンフレットに載っている商品のようなツアーを企画、もしくは参加するのは如何だろうか？

「日本一の大曲花火大会と内陸線」

「わんこそばと内陸線」

「安比高原でスキーと内陸線」

「乳頭温泉と内陸線」

「八幡平と内陸線」

「世界自然遺産白神山地と内陸線」

などそれらの内陸線の例だけでも十分に内容の濃い旅や旅行商品になり得ると思う。