旅鉄からの手紙

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山陰本線

コウノトリ~我々の子孫を残し易い環境を!~

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福知山盆地を西へ抜けると山陰本線は但馬の国(兵庫県北部)に入る。近年よく天空のお城として話題になっている竹田城跡が雲海に浮かぶ一因ともなっている円山川にも沿って行く。但馬地方の中心とも言える豊岡市に入って行く。

豊岡市は平成の大合併で神戸市よりも広い兵庫県最大の広さとなる都市となった。江戸時代までは里山を中心に全国のあちこちで見られた野生のコウノトリが日本で最後に確認されている場所として豊岡市にあるコウノトリセンターを中心に保護活動が続いている。

そのコウノトリと言えば昔から幸せを運んで来る鳥と言われ、子供を授かる時もよく「コウノトリが赤ちゃんを連れて来る」という言い方をする。

最近は日本も少子化が進んでいると言われているが国が子供の教育にかける予算が少ないための家庭の学費などの負担の増加、保育園の不足、都市やその近郊を中心とした子供達と楽しく遊び子供同士で楽しく遊ばせる事ができる自然環境の減少など今日の日本はコウノトリが住みにくいのみならずコウノトリが赤ちゃんを連れて来にくい環境になっているのではないか。
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