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<15・続、大槻家の寝室にて。>
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自分ってそんなに性欲強い方だっけ、と自問自答していた。最初の決意なんてどこへやら。二人仲良く布団の中に転がり込んで、初めてとは思えないくらい濃厚なキスをして。
現在、あぐらをかいて座り込んだまま、祥一郎は息を乱している。何で自分の方が先にすっぱだかにされてるんだろう、と思った。何も光流が祥一郎を抱くつもりであるわけでもないのに。
本人いわく、“ちょっとくらい年上らしくリードさせてくださいよ”とのことだが。
――と、年上つったって、一個違いだろうが……!
今、むき出しになった股間に誰かさんが顔を埋めている状態。まるで自分に見せつけるように、そして焦らすように竿をちろり、ちろりと舐めるのが悪質だった。キスだけですっかり育ってしまったそこはもう、パンパンに腫れ上がって痛いほどである。自分は興奮すると、竿のみならず袋もわかりやすく重たくなるから正直つらい。
さっきから、腰が崩れて倒れてしまいそうになるのを全力で堪えている状態だ。
「お、まえ……そんなの何処で、覚えて来たんだよ。初めてつってたのは、嘘か……?」
少しでも余裕があるフリをしないと、自分の理性が持たないと思った。ちろちろと覗く赤い舌も、潤んだ瞳も扇情的すぎて腰にクるのである。
「初めてですよ。でも、いつかやりたいと思ってたら勉強くらいするでしょ」
「ふぇ、フェラは王道のやり方じゃねえつーか……やらない奴だって多いだろ。人様のブツなんか、舐めてキモくねえの……」
「好きでもなんでもない人ならそりゃ嫌ですよ、でも、君だから」
つつつ、と細い指先が赤黒い肉の塊を撫でる。動画で見たのよりも大きいなあ、なんて恥ずかしいことを惜しげもなく語る口が憎たらしい。
「こんなに大きいの、僕のおなかに入るかな……破裂しちゃいそう」
そう言いながらも、明らかに嬉しそうな響きなのは何故なんだと言いたい。そして、頼むからそれ以上煽るようなことを言わないで欲しい。
さっきよりさらに大きくなった、のが自分でもわかってしまって恥ずかしいったらない。
「も、もういいって。マジでそろそろやばいし……」
「やばいって?」
「イッちまったら、そのまま終わりそうだろが、さすがにそれは……」
「僕は君を気持ちよくできたらそれで充分嬉しいですよ、最後までできなくても」
それに、と彼は続ける。
「さっき、トイレで一人でシたばっかりなのに、もうこんなになってるじゃないですか。精力抜群ですよね、祥一郎クンは」
がっちーん、と一瞬にして石化した。さっき、何ともないような顔で自分と会話していたし、だからきっとトイレの中のことはバレていないと思ってたのに。まさか、トイレのドアの前で全部聞かれていたのだろうか。
いや、だからってそんなに大きな声や音が――。
――え、え、え?マジで聴かれてたとかあるの、マジで?え、ドアの前で?俺が喘いでんの?嘘だろそんなのないだろブラフだろ言ってくれよ。つか俺みたいな大男の喘ぎ声とか聞いても気持ち悪いだけじゃねえか聴く意味あるか普通ねえよな?というか俺ちゃんと声抑えられてたよな、あれ、今思い出そうとしても結構頭真っ白になってたつーか思い出せねえというかやべえなんか全然自信なくなってきたっつーか……!
大混乱に陥っている祥一郎が面白くて仕方ないのか、光流は面白そうにくすくすと笑った。そして、今度はその白い指を絡めて力強く幹をすいたのである。
ひぐっ、と喉から引き攣ったような声が漏れた。刺激が強すぎて、腰が浮く。
「声、我慢しないでいいですよ。ここには僕しかいないんだし、ご両親は今日帰ってこないんでしょ?」
「ひ、光流、てめ」
「一人でやった時、どんな風にやってたんですか?すごく気持ちよさそうでしたよね。こんな風に強く擦ったんです?それとも」
くい、と先端の割れ目をほじられた。肺の中から空気が圧縮される。気持ちいい。
「さきっぽの方が弱かったりして?こんな風に指で、くるくるって」
「あ、ああ、ひっ」
「それとも、案外感じるのはこっちかな?うわあ、玉もすっごく大きくてどくどくしてる。熱いし、めちゃくちゃ重たい……こんなの普段からぶら下げて平気な顔してるなんて、君は凄くえっちなんですね。強く握ると痛いでしょうけど、柔らかく揉まれるのは好きって人はいるんですって。君はどうでしょうか」
「あ、んんんっ!」
「あはは、声が大きくなった。君は袋で感じるんですか。すごく、変態さんですね」
こいつ、絶対面白がってる。後で絶対やり返してやるからな、と心に決める。余裕ぶっこいているが、彼だって頬は紅潮しているし息も乱れ始めているのだ。興奮していないとは言わせない。ひょっとして、こいつベッドの中ではドSだったりするのだろうか。
「でも、一人じゃこれは、できなかったでしょ」
次の瞬間。大きく口を開けて、竿をまるまる口に含まれた。食べられてる、自分自身が。そう思った瞬間、袋がきゅううう、と持ち上がるのがわかった。
「や、やめろ、マジでいく、いくからっ」
「イくならイくって言っていくださいよ。お約束でしょ」
「そ、そんな約束ねえ、ざけんな、いっ」
反抗的な態度が癪に障ったのか。次の瞬間、二つの袋を同時に、さっきよりも強く握られた。そして中身を絞るようにしながら、口にくわえた竿をずずずず、とストローのように吸ってくる。
童貞には、きつすぎる刺激。耐えられるはずがなかった。
「い、イく、イくっ……ひ、ああああああああっ!」
みっともない声が出てしまった。玉の中から、煮えたぎったものが竿の中を駆け上がり、マグマのように噴きあがる。おかしい、ちょっと前にトイレで出したばかりなのに、何でこんなねっとり濃厚なやつが生産されてるんだろう。自分の玉、元気すぎやしないだろうか。真っ白になった頭のかたすみでそんなことを思う。
恐ろしいことに、ごくん、と喉を鳴らす音が聞こえた。一滴残さず、光流が飲み込んでしまったということらしい。
「し、信じらんね……」
どういう神経しているんだろうか、と思う。自分のやつを舐めたことなんてあるはずもないが、到底美味しいものであるはずがない。というか、どんな料理と比較しても激マズだろうということくらい想像がつくというのに。
「苦い……」
案の定、光流はちょっと渋い顔をしている。馬鹿じゃねえの、としか思えない。肩で息をしている自分がそんなこと言っても情けないだけなのだろうが。
「正気かよ、お前」
「だって、好きな人のですもん」
「どんだけ、俺のこと好きなんだよ。助けられたってだけで、そこまで惚れるか普通」
「もう、何回言わせるんですか。それはきっかけにすぎないんですって。傍にいたらもっと君のことが好きになっちゃったんですからしょうがないでしょう?苦くたって、好きな人のものだと思ったらどんな味か確かめたくなるじゃないですか」
「あああもうっ」
紅潮した顔で、上目使いにそんなことを言われたら。自分だって、あっさり理性の糸が切れてしまうというものだ。勢いよく、布団の上に彼を押し倒した。こっちはすっかり脱がされてるというのに、彼はパジャマの前を開けただけ。まったく忌々しいといったらない。
「余裕ぶっこいてられんのも今のうちだからな?」
反撃だ。自分を本気にさせたことを後悔させてやらねばなるまい。胸の中心で、二粒の淡い色の粒が尖って光っている。ちょっとエロい系のアニメで見た、女の胸とやらを思い出していた。男の胸はあれと比べれば貧相だし、硬いはずである。ただ、光流の場合は男としてはだいぶ粒が大きいように思われた。
「ま、マジマジと見ないでくださいよ」
恥ずかしそうに、視線を逸らす光流。
「お、大きいの、気にしてるんですから……」
「……そーかよ」
それはつまり、いじめてください、のアピールだと思っていいのだろうか。にやり、と笑って祥一郎は彼のズボンと下着をおろしにかかった。ひっかかりと覚えて、思わず吹き出してしまう。完勃ちではないが、明らかに彼だって兆しているではないか。
「興奮してんじゃん、お前も」
「……当たり前でしょうが」
「まだ余裕あんのかよ。お返しに、俺の十倍は喘がせてやるから覚悟しとけよな」
自分の知識なんて、それこそエロい雑誌やら動画やらで見たくらいなものでしかないが。それでも、やり方くらいは充分知っているわけで。
とりあえず、こいつが好きそうな場所を可愛がってやるところから始めよう、と心に誓う。誘ってきたのは向こうなのだ、今更やめろと言われても遅いし、やめてやるつもりもない。
なんといっても彼を脱がしただけでもう、自分の股間も再び力を取戻しつつあるのだから。まるで、光流の存在そのものが媚薬のようだ。
「丁寧にじっくり食ってやるから、覚悟しとけ」
そして、最初の一撃とばかりに。彼の右の乳首を、ぺろりと舐めあげてやったのだった。
現在、あぐらをかいて座り込んだまま、祥一郎は息を乱している。何で自分の方が先にすっぱだかにされてるんだろう、と思った。何も光流が祥一郎を抱くつもりであるわけでもないのに。
本人いわく、“ちょっとくらい年上らしくリードさせてくださいよ”とのことだが。
――と、年上つったって、一個違いだろうが……!
今、むき出しになった股間に誰かさんが顔を埋めている状態。まるで自分に見せつけるように、そして焦らすように竿をちろり、ちろりと舐めるのが悪質だった。キスだけですっかり育ってしまったそこはもう、パンパンに腫れ上がって痛いほどである。自分は興奮すると、竿のみならず袋もわかりやすく重たくなるから正直つらい。
さっきから、腰が崩れて倒れてしまいそうになるのを全力で堪えている状態だ。
「お、まえ……そんなの何処で、覚えて来たんだよ。初めてつってたのは、嘘か……?」
少しでも余裕があるフリをしないと、自分の理性が持たないと思った。ちろちろと覗く赤い舌も、潤んだ瞳も扇情的すぎて腰にクるのである。
「初めてですよ。でも、いつかやりたいと思ってたら勉強くらいするでしょ」
「ふぇ、フェラは王道のやり方じゃねえつーか……やらない奴だって多いだろ。人様のブツなんか、舐めてキモくねえの……」
「好きでもなんでもない人ならそりゃ嫌ですよ、でも、君だから」
つつつ、と細い指先が赤黒い肉の塊を撫でる。動画で見たのよりも大きいなあ、なんて恥ずかしいことを惜しげもなく語る口が憎たらしい。
「こんなに大きいの、僕のおなかに入るかな……破裂しちゃいそう」
そう言いながらも、明らかに嬉しそうな響きなのは何故なんだと言いたい。そして、頼むからそれ以上煽るようなことを言わないで欲しい。
さっきよりさらに大きくなった、のが自分でもわかってしまって恥ずかしいったらない。
「も、もういいって。マジでそろそろやばいし……」
「やばいって?」
「イッちまったら、そのまま終わりそうだろが、さすがにそれは……」
「僕は君を気持ちよくできたらそれで充分嬉しいですよ、最後までできなくても」
それに、と彼は続ける。
「さっき、トイレで一人でシたばっかりなのに、もうこんなになってるじゃないですか。精力抜群ですよね、祥一郎クンは」
がっちーん、と一瞬にして石化した。さっき、何ともないような顔で自分と会話していたし、だからきっとトイレの中のことはバレていないと思ってたのに。まさか、トイレのドアの前で全部聞かれていたのだろうか。
いや、だからってそんなに大きな声や音が――。
――え、え、え?マジで聴かれてたとかあるの、マジで?え、ドアの前で?俺が喘いでんの?嘘だろそんなのないだろブラフだろ言ってくれよ。つか俺みたいな大男の喘ぎ声とか聞いても気持ち悪いだけじゃねえか聴く意味あるか普通ねえよな?というか俺ちゃんと声抑えられてたよな、あれ、今思い出そうとしても結構頭真っ白になってたつーか思い出せねえというかやべえなんか全然自信なくなってきたっつーか……!
大混乱に陥っている祥一郎が面白くて仕方ないのか、光流は面白そうにくすくすと笑った。そして、今度はその白い指を絡めて力強く幹をすいたのである。
ひぐっ、と喉から引き攣ったような声が漏れた。刺激が強すぎて、腰が浮く。
「声、我慢しないでいいですよ。ここには僕しかいないんだし、ご両親は今日帰ってこないんでしょ?」
「ひ、光流、てめ」
「一人でやった時、どんな風にやってたんですか?すごく気持ちよさそうでしたよね。こんな風に強く擦ったんです?それとも」
くい、と先端の割れ目をほじられた。肺の中から空気が圧縮される。気持ちいい。
「さきっぽの方が弱かったりして?こんな風に指で、くるくるって」
「あ、ああ、ひっ」
「それとも、案外感じるのはこっちかな?うわあ、玉もすっごく大きくてどくどくしてる。熱いし、めちゃくちゃ重たい……こんなの普段からぶら下げて平気な顔してるなんて、君は凄くえっちなんですね。強く握ると痛いでしょうけど、柔らかく揉まれるのは好きって人はいるんですって。君はどうでしょうか」
「あ、んんんっ!」
「あはは、声が大きくなった。君は袋で感じるんですか。すごく、変態さんですね」
こいつ、絶対面白がってる。後で絶対やり返してやるからな、と心に決める。余裕ぶっこいているが、彼だって頬は紅潮しているし息も乱れ始めているのだ。興奮していないとは言わせない。ひょっとして、こいつベッドの中ではドSだったりするのだろうか。
「でも、一人じゃこれは、できなかったでしょ」
次の瞬間。大きく口を開けて、竿をまるまる口に含まれた。食べられてる、自分自身が。そう思った瞬間、袋がきゅううう、と持ち上がるのがわかった。
「や、やめろ、マジでいく、いくからっ」
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「そ、そんな約束ねえ、ざけんな、いっ」
反抗的な態度が癪に障ったのか。次の瞬間、二つの袋を同時に、さっきよりも強く握られた。そして中身を絞るようにしながら、口にくわえた竿をずずずず、とストローのように吸ってくる。
童貞には、きつすぎる刺激。耐えられるはずがなかった。
「い、イく、イくっ……ひ、ああああああああっ!」
みっともない声が出てしまった。玉の中から、煮えたぎったものが竿の中を駆け上がり、マグマのように噴きあがる。おかしい、ちょっと前にトイレで出したばかりなのに、何でこんなねっとり濃厚なやつが生産されてるんだろう。自分の玉、元気すぎやしないだろうか。真っ白になった頭のかたすみでそんなことを思う。
恐ろしいことに、ごくん、と喉を鳴らす音が聞こえた。一滴残さず、光流が飲み込んでしまったということらしい。
「し、信じらんね……」
どういう神経しているんだろうか、と思う。自分のやつを舐めたことなんてあるはずもないが、到底美味しいものであるはずがない。というか、どんな料理と比較しても激マズだろうということくらい想像がつくというのに。
「苦い……」
案の定、光流はちょっと渋い顔をしている。馬鹿じゃねえの、としか思えない。肩で息をしている自分がそんなこと言っても情けないだけなのだろうが。
「正気かよ、お前」
「だって、好きな人のですもん」
「どんだけ、俺のこと好きなんだよ。助けられたってだけで、そこまで惚れるか普通」
「もう、何回言わせるんですか。それはきっかけにすぎないんですって。傍にいたらもっと君のことが好きになっちゃったんですからしょうがないでしょう?苦くたって、好きな人のものだと思ったらどんな味か確かめたくなるじゃないですか」
「あああもうっ」
紅潮した顔で、上目使いにそんなことを言われたら。自分だって、あっさり理性の糸が切れてしまうというものだ。勢いよく、布団の上に彼を押し倒した。こっちはすっかり脱がされてるというのに、彼はパジャマの前を開けただけ。まったく忌々しいといったらない。
「余裕ぶっこいてられんのも今のうちだからな?」
反撃だ。自分を本気にさせたことを後悔させてやらねばなるまい。胸の中心で、二粒の淡い色の粒が尖って光っている。ちょっとエロい系のアニメで見た、女の胸とやらを思い出していた。男の胸はあれと比べれば貧相だし、硬いはずである。ただ、光流の場合は男としてはだいぶ粒が大きいように思われた。
「ま、マジマジと見ないでくださいよ」
恥ずかしそうに、視線を逸らす光流。
「お、大きいの、気にしてるんですから……」
「……そーかよ」
それはつまり、いじめてください、のアピールだと思っていいのだろうか。にやり、と笑って祥一郎は彼のズボンと下着をおろしにかかった。ひっかかりと覚えて、思わず吹き出してしまう。完勃ちではないが、明らかに彼だって兆しているではないか。
「興奮してんじゃん、お前も」
「……当たり前でしょうが」
「まだ余裕あんのかよ。お返しに、俺の十倍は喘がせてやるから覚悟しとけよな」
自分の知識なんて、それこそエロい雑誌やら動画やらで見たくらいなものでしかないが。それでも、やり方くらいは充分知っているわけで。
とりあえず、こいつが好きそうな場所を可愛がってやるところから始めよう、と心に誓う。誘ってきたのは向こうなのだ、今更やめろと言われても遅いし、やめてやるつもりもない。
なんといっても彼を脱がしただけでもう、自分の股間も再び力を取戻しつつあるのだから。まるで、光流の存在そのものが媚薬のようだ。
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