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<8・公園にて。>
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意外と寄り道と雑談で時間を使ってしまった。マンション近くの公園で缶コーヒーを買いつつ、ベンチに座ってスマホでメールを打つ。煙草を吸おうか、と少し迷ってやめた。今日は携帯灰皿を忘れたということに気づいたのだ。
『ヤンキーなのに煙草のポイ捨ては絶対しないって、ほんと祥一郎さんって変なとこでマメっすよね。最近は、吸う本数そのものが減ってません?』
鈴之助にそんなことを言われたのは記憶に新しい。自分はなんて返しただろうか、と思う。多分、答えに困ってただ“うるせえ”とだけ返したのだろう。元々、学校では絶対に吸わなかったし、子供の目の前で吸うこともしなかった。未成年のくせに煙草を吸っている時点でルールもクソもないとわかっているのだが、なんとなく自分の中で踏み越えてはいけない領域を定めていたからというのもある。
同時に。なんだかこのまま、煙草の本数をちょっとずつ減らして禁煙してしまえそうな気もしている。元々、仲間達が吸っているのを真似してちょっとだけ手を出したくらいなものだ。煙草よりも酒の方が好きだったし、頭の中を痺れさせるような酩酊感に危機感を覚えてしまったというのもある。元々、向いている方ではなかったんだと結論づけている。――酒以上に、人目が気になってしまったということも含めて。
酒は狭い空間でこっそり飲んでいてもそうそうバレないが、煙草はそういうわけにもいかない。服や髪にも染みついてしまう。家を空けがちな両親はともかく、そうじゃない友人達には一発で気づかれた。誰も彼も、はっきりと自分を叱ってくることはしなかったが。
まだまだ自分は青いんだろうな、と。こうして一人になると考えてしまうのだ。後先考えずに煙草を始めて、もはや堂々と吸える環境が多くはないと始めてから気づいてしまったように。最初には気になっていた仲間達の煙草の臭いに、どんどん鈍くなりつつある自分がいるように。
――光流の部屋、煙草の臭いしなかったな。一人暮らしだし……いい年のおぼっちゃんは煙草吸わないだろうから、当然っちゃ当然か。臭いって言われなかったけど、思われてたかもしんねーな。……なんか、やだな。
この町の平和を守る。そのためにネオ・ソルジャーを作ったことを後悔はしていないつもりだ。でも。
それは、不良じみた行為でなくても良かったのではないか。それこそ、ヤンキーの真似事をしなくても守れるものはあったのではないか、なんて今になって思ったりもするのだ。
自分が本当にやりたかったことは、何なのだろう。
守りたかったものは町の平和か、仲間か、あるいは自分自身か。
光流自身も、将来のことは不透明だと言っていた。まともな大学に行っているあいつでさえそうなのだ。十八歳、高校三年生。受験勉強はおろか就職するかどうかもまったく考えが及ばない蒸し暑い五月。未成年のくせに、煙草を吸わない理由が“携帯灰皿を忘れたから”でしかない自分は、なかなか格好悪いような気がしてならない。
卒業して、やりたいことはあるだろうか。自分はそれを、見つけることはできるだろうか。光流は焦らなくてもいい、とは言っていたけど。
『まあ、お互い趣味にも将来にも路頭に迷っている者同士、いろいろ楽しそうなことをやってみてから考えませんか?なんなら、あんなかんじのクレーンゲームだっていいし』
笑顔の光流の姿が浮かんで、消えていく。
その考えは、自然と自分の頭に浮かんで消えて行った。
――よくわかんねえ、けど、でも。その時あいつがいたら、きっと楽しいんだろうなって。
ひょっとして。
まさか、これが本当に――恋をする、ということなのだろうか。
そうだとしたら、自分は。
「何一人で黄昏てんですかね、大槻祥一郎サン」
「!?」
はっとして、祥一郎は顔を上げた。いつからそこにいたのだろう。少し離れた場所に、長身で垂れ目の若い男が立っている。長い髪をしっぽのように伸ばしていた。スタイルも見目も悪くはない、のだろう。ただ、カメレオンのようにねめつける視線が不愉快だった。――その後ろに、明らかにカタギでなさそうな男二人を連れているから尚更に。
自分としたことが、油断したものだ。明らかにソッチの筋の人間である。しかも、よくよく見れば後ろにいる二人の男には、どことなく見覚えがあるではないか。
「……どこの誰かは知らねーが、その名前知ってて俺に声かけてくるわけか」
ぐい、と飲みかけだったコーヒーを飲みこんだ。冷たくて苦い雫が胃の腑へと落ちていく。
「見慣れない顔だな。この町の人間じゃねえだろ。うちの縄張り荒らしにきたか?いきなり乗り込んでくるとはいい度胸だな、喧嘩なら高値で買うぜ?」
「おおっと怖い!今アンタに喧嘩売るつもりないですって。確かに俺ら、隣の“組城町”の人間ですが」
「組城町……」
一応噂は聞いている。長らく不良どもの戦国時代が続いていたのが、最近になってチームが一つにまとまったという話を。確か、チームとそのアタマの名前は。
「“嵐の金星”、灰崎ルイ……」
名前を告げると長髪の男――灰崎ルイは“ご名答です”と言って笑った。
「随分長らく、うちの町もごっちゃごっちゃだったんですけどね。最近やっと一つにまとまってきたんですよ。まさか悪名高い“柘榴”や“漆黒の悪魔”“ローリング”のあたりが全部……高校生が率いる小さなチームに負けて吸収されるなんて、誰も想像つかなかったでしょうけどねえ」
そのあたりのチーム名は、祥一郎も知っている。特に柘榴は、散々うちの町で暴れてくれた“混沌紅蓮”から暖簾分けされたチームの一つだ。その劣悪かつ凶悪な性質をもろに受け継いでいる。ヤクザとも繋がりがあるのではと噂され、柘榴のたまり場がある周辺エリアを夜一人で歩くのは自殺行為と言われたほどだった。
そう、だからまったく別のチームが統一を果たしたと聞いた時は祥一郎も驚いたが。それがまさか、こんな若造だったとは。それも全体的に細身であるし、そこまで喧嘩が強そうにも見えない。勿論喧嘩はパワーが全てではないので、それ以外で勝るものがあれば戦うことも可能なのだが。
「その灰崎ルイ様が俺に何の用だ。宣戦布告でもしにきたか?」
祥一郎は鼻で笑いつつ、空き缶をぽーんと放り投げた。目測は誤らない。缶は綺麗に弧を描いて、ゴミ箱の中に落下していく。
「悪いが、一人感傷に浸ってるところ邪魔されて、俺はちょいとおこなんだけども?あんまり丁寧に対応できる自信はねえな」
「そんな吠えないでくださいよ。言ったでしょ、今日何かするつもりはないって。まあ、ある意味宣戦布告になる可能性もあるか。今日はちょっと、お願いがあって来たんですよね」
「あ?」
「あいつ、譲ってください。白峰光流」
「!?」
いきなり何を言い出すんだ、と驚いたのは一瞬だった。そもそも、ルイ本人はともかくその後ろの二人は“以前光流を襲撃してきた”メンバーのうちの二人である。目的がそれ、であることは容易に想像がついたではないか。
「大槻サン、知らないですよね?白峰光流が元々、どこの町に住んでたのか。勘違いされがちなんですけど、組城町ってチームが乱立してるわりには荒れてない町だったんですよ。結構なおぼっちゃん学校もあるっつーか。まあ、一部のチームの縄張りエリアを覗き、カタギに手を出さないマナーある不良が多かったからなんでしょうけど」
それは、知らなかった。知らなかったことに今気が付かされた。そういえば、自分は光流が元々なんて高校に通っていたのかも聞いていないし、元々住んでいた町の名前さえ聞いていない。――間違いなく、光流の方がその話題を避けていたがゆえに。
だが、どう見ても繋がらないのだ。目の前のギャングチームのリーダーと、いかにも優等生然とした光流の存在が。
「本当に何も知らないんですね」
愕然としている祥一郎を、どこか憐れむようにルイは言った。
「知らないなら、知らないままの方がいいし、このまま関係を断ち切った方がいい。それが、貴方のためです」
「……どういうことだ」
「そのままの意味ですよ、あいつの本性も……高校時代どんな悪どいことしてたのかも貴方は知らないでしょ?このまま付き合ってたら、間違いなく酷い目見ますよ。だから、その前に譲ってください。俺ら、あいつに用があるんです」
そして、その口元が弧を描く。笑顔であるようなのに、眼がまったく笑っていない。
それは、どうしようもない恨みから来る――嘲笑だと気づいた。
「落とし前つけさせてやらなきゃ、気が済まないんですよ。俺は、あいつに人生滅茶苦茶にされたんですから」
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鈴之助にそんなことを言われたのは記憶に新しい。自分はなんて返しただろうか、と思う。多分、答えに困ってただ“うるせえ”とだけ返したのだろう。元々、学校では絶対に吸わなかったし、子供の目の前で吸うこともしなかった。未成年のくせに煙草を吸っている時点でルールもクソもないとわかっているのだが、なんとなく自分の中で踏み越えてはいけない領域を定めていたからというのもある。
同時に。なんだかこのまま、煙草の本数をちょっとずつ減らして禁煙してしまえそうな気もしている。元々、仲間達が吸っているのを真似してちょっとだけ手を出したくらいなものだ。煙草よりも酒の方が好きだったし、頭の中を痺れさせるような酩酊感に危機感を覚えてしまったというのもある。元々、向いている方ではなかったんだと結論づけている。――酒以上に、人目が気になってしまったということも含めて。
酒は狭い空間でこっそり飲んでいてもそうそうバレないが、煙草はそういうわけにもいかない。服や髪にも染みついてしまう。家を空けがちな両親はともかく、そうじゃない友人達には一発で気づかれた。誰も彼も、はっきりと自分を叱ってくることはしなかったが。
まだまだ自分は青いんだろうな、と。こうして一人になると考えてしまうのだ。後先考えずに煙草を始めて、もはや堂々と吸える環境が多くはないと始めてから気づいてしまったように。最初には気になっていた仲間達の煙草の臭いに、どんどん鈍くなりつつある自分がいるように。
――光流の部屋、煙草の臭いしなかったな。一人暮らしだし……いい年のおぼっちゃんは煙草吸わないだろうから、当然っちゃ当然か。臭いって言われなかったけど、思われてたかもしんねーな。……なんか、やだな。
この町の平和を守る。そのためにネオ・ソルジャーを作ったことを後悔はしていないつもりだ。でも。
それは、不良じみた行為でなくても良かったのではないか。それこそ、ヤンキーの真似事をしなくても守れるものはあったのではないか、なんて今になって思ったりもするのだ。
自分が本当にやりたかったことは、何なのだろう。
守りたかったものは町の平和か、仲間か、あるいは自分自身か。
光流自身も、将来のことは不透明だと言っていた。まともな大学に行っているあいつでさえそうなのだ。十八歳、高校三年生。受験勉強はおろか就職するかどうかもまったく考えが及ばない蒸し暑い五月。未成年のくせに、煙草を吸わない理由が“携帯灰皿を忘れたから”でしかない自分は、なかなか格好悪いような気がしてならない。
卒業して、やりたいことはあるだろうか。自分はそれを、見つけることはできるだろうか。光流は焦らなくてもいい、とは言っていたけど。
『まあ、お互い趣味にも将来にも路頭に迷っている者同士、いろいろ楽しそうなことをやってみてから考えませんか?なんなら、あんなかんじのクレーンゲームだっていいし』
笑顔の光流の姿が浮かんで、消えていく。
その考えは、自然と自分の頭に浮かんで消えて行った。
――よくわかんねえ、けど、でも。その時あいつがいたら、きっと楽しいんだろうなって。
ひょっとして。
まさか、これが本当に――恋をする、ということなのだろうか。
そうだとしたら、自分は。
「何一人で黄昏てんですかね、大槻祥一郎サン」
「!?」
はっとして、祥一郎は顔を上げた。いつからそこにいたのだろう。少し離れた場所に、長身で垂れ目の若い男が立っている。長い髪をしっぽのように伸ばしていた。スタイルも見目も悪くはない、のだろう。ただ、カメレオンのようにねめつける視線が不愉快だった。――その後ろに、明らかにカタギでなさそうな男二人を連れているから尚更に。
自分としたことが、油断したものだ。明らかにソッチの筋の人間である。しかも、よくよく見れば後ろにいる二人の男には、どことなく見覚えがあるではないか。
「……どこの誰かは知らねーが、その名前知ってて俺に声かけてくるわけか」
ぐい、と飲みかけだったコーヒーを飲みこんだ。冷たくて苦い雫が胃の腑へと落ちていく。
「見慣れない顔だな。この町の人間じゃねえだろ。うちの縄張り荒らしにきたか?いきなり乗り込んでくるとはいい度胸だな、喧嘩なら高値で買うぜ?」
「おおっと怖い!今アンタに喧嘩売るつもりないですって。確かに俺ら、隣の“組城町”の人間ですが」
「組城町……」
一応噂は聞いている。長らく不良どもの戦国時代が続いていたのが、最近になってチームが一つにまとまったという話を。確か、チームとそのアタマの名前は。
「“嵐の金星”、灰崎ルイ……」
名前を告げると長髪の男――灰崎ルイは“ご名答です”と言って笑った。
「随分長らく、うちの町もごっちゃごっちゃだったんですけどね。最近やっと一つにまとまってきたんですよ。まさか悪名高い“柘榴”や“漆黒の悪魔”“ローリング”のあたりが全部……高校生が率いる小さなチームに負けて吸収されるなんて、誰も想像つかなかったでしょうけどねえ」
そのあたりのチーム名は、祥一郎も知っている。特に柘榴は、散々うちの町で暴れてくれた“混沌紅蓮”から暖簾分けされたチームの一つだ。その劣悪かつ凶悪な性質をもろに受け継いでいる。ヤクザとも繋がりがあるのではと噂され、柘榴のたまり場がある周辺エリアを夜一人で歩くのは自殺行為と言われたほどだった。
そう、だからまったく別のチームが統一を果たしたと聞いた時は祥一郎も驚いたが。それがまさか、こんな若造だったとは。それも全体的に細身であるし、そこまで喧嘩が強そうにも見えない。勿論喧嘩はパワーが全てではないので、それ以外で勝るものがあれば戦うことも可能なのだが。
「その灰崎ルイ様が俺に何の用だ。宣戦布告でもしにきたか?」
祥一郎は鼻で笑いつつ、空き缶をぽーんと放り投げた。目測は誤らない。缶は綺麗に弧を描いて、ゴミ箱の中に落下していく。
「悪いが、一人感傷に浸ってるところ邪魔されて、俺はちょいとおこなんだけども?あんまり丁寧に対応できる自信はねえな」
「そんな吠えないでくださいよ。言ったでしょ、今日何かするつもりはないって。まあ、ある意味宣戦布告になる可能性もあるか。今日はちょっと、お願いがあって来たんですよね」
「あ?」
「あいつ、譲ってください。白峰光流」
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「大槻サン、知らないですよね?白峰光流が元々、どこの町に住んでたのか。勘違いされがちなんですけど、組城町ってチームが乱立してるわりには荒れてない町だったんですよ。結構なおぼっちゃん学校もあるっつーか。まあ、一部のチームの縄張りエリアを覗き、カタギに手を出さないマナーある不良が多かったからなんでしょうけど」
それは、知らなかった。知らなかったことに今気が付かされた。そういえば、自分は光流が元々なんて高校に通っていたのかも聞いていないし、元々住んでいた町の名前さえ聞いていない。――間違いなく、光流の方がその話題を避けていたがゆえに。
だが、どう見ても繋がらないのだ。目の前のギャングチームのリーダーと、いかにも優等生然とした光流の存在が。
「本当に何も知らないんですね」
愕然としている祥一郎を、どこか憐れむようにルイは言った。
「知らないなら、知らないままの方がいいし、このまま関係を断ち切った方がいい。それが、貴方のためです」
「……どういうことだ」
「そのままの意味ですよ、あいつの本性も……高校時代どんな悪どいことしてたのかも貴方は知らないでしょ?このまま付き合ってたら、間違いなく酷い目見ますよ。だから、その前に譲ってください。俺ら、あいつに用があるんです」
そして、その口元が弧を描く。笑顔であるようなのに、眼がまったく笑っていない。
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