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<19・カードゲームと手札事故。>
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――こ、これはどうしたもんか……!
千鶴は手札を睨み、テーブルの上を睨み、再び手札へと視線を戻した。
大型イベントが終わったあと、約束通り再び彼の家に押しかけた千鶴。今回はひとまずおうちデート第二弾である。遥にとって最も気楽なのが家なのは間違いなかったし、なんだかんだ言って千鶴にとっても楽しい時間だったからだ。
それはそれとして、いつか二人で小旅行でも行こうか、なんて話もちょいちょい出ている。とりあえず次のデートではひとまず、千鶴おすすめの近所の映画館、オタクショップ、居酒屋を案内しようか、なんてことも考えているのだった。
で、今日は彼の家でひたすらカードゲームをやっているところである。
大人気トレーディングカードゲーム、決闘王。
お互い紙のデッキを持っているということが既にわかっていた。念入りにデッキを構築し、対策を立てた上で勝負に挑んだわけなのだったが。
――び、微妙に事故っておる……。この状況、モンスターを通常召喚するべきなのかどうなのか……!
この決闘王というカードゲームは、お互いにモンスターを召喚し、相手プレイヤーに攻撃し合うことでライフポイントを削って勝利するというのが基本戦術である。双方4000ポイントを持っているので、相手のポイントを先に0にした方が勝ちというわけだ。他人も勝利条件はあるが、基本的にはモンスターの攻撃によってそれをゼロにするのを目指すのが目的となっている。
ただし、通常召喚はどちらも1ターンに一度しか行えない。複数のモンスターを召喚しようと思ったら数多く存在する“条件付き”の特殊召喚を行うしかない。
でもって、場にモンスターがいない場合、敵のモンスターの攻撃が真正面から飛んでくる。これをダイレクトアタックという。例えば敵モンスターの攻撃力が1500だった場合、一撃でライフを1500ポイントも削られてしまうことになる。4000ポイントだったら文字通り一撃死である。
なので基本的には、壁モンスターは絶やさず召喚しておいた方がいいのだが。
――デビルスライムを召喚するべきか、どうか……!いやでも、こいつ手札にいてくれないとトリプル召喚の素材にできないんだよなぁぁぁ……!
手札が事故って、“手札にいてくれないと有効な効果を発揮できない”、攻撃力100のモンスターしか来なかった。しかも、手札にいたところで他にもデビルマフィアと名のつくモンスターがいてくれないとどうにもならない。
こいつを壁として通常召喚で出してしまうべきかどうなのか。いや、でもそうなると次のターンに待望のモンスターが出て来た時、トリプル召喚(という名の特殊召喚)の条件がそろわなくて大層困ったことになってしまう。
でもこのモンスターを通常召喚で出さないと、千鶴のフィールドはがら空きということに――。
――え、えええい、これは駄目だ、一時しのぎはだめだー!トラップカードだけで逃げ切る!
「……か、カード一枚セットして、ターンエンド」
「長考したのに結局それなのちーちゃん?実は事故ってる?」
「そそそそそそ、そんなことないしー!」
ひっくり返った声になってしまった。じー、っと遥が千鶴の手元を見つめてくる。あかん、これは確実にバレてる――と冷や汗だらだらである。
案の定、彼は自分のターンになると、一枚ドローしてすぐに宣言した。
「えっと、魔法カード“嵐の晩”発動。ちーちゃんの伏せカード破壊」
「ノオオオオオオオオ!」
「でもって、墓地のシルバーブレットロワを除外して効果発動。墓地からシルバーブレットドラゴン二体を特殊召喚。ダイレクトアタック」
「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
攻撃カウンター罠も、破壊されてしまっては意味がない。攻撃力2000のモンスターの連撃が飛んできて、あっけなく千鶴は撃沈することになったのだった。ちーん、と遠くで情けない鐘の音が鳴ったような錯覚。いかんせん、これで四連敗である。
「なんでええええ!?ち、地区大会くらいでは通用するのに、このデッキ!なんでや、なんでなんやああああ!」
「ちーちゃん落ち着いて。なんとなく弱点はわかってるから反省会しよ?」
「うううううううう」
千鶴は子供のように足をバタバタさせて叫んだ。実は、決闘王のゲームをやる前にもトランプで勝負したのだが、そっちもそっちとて惨敗したのである。どうやら、遥はこの手のカードゲームが本当に得意ということらしい。
悔しくてたまらない。確かに自分は、昔から脳みそを働かせるより先に体が動いてしまうタイプであったが。
――次は、次は絶対勝つんだからああああ!
***
今日は、お泊りデートはできない日だった。というのも夜、とある実況仲間と一緒にオンライン対戦をし、その様子を生放送するという予定が入っているからだという。ようは、彼のユーチューバーとしての仕事があるわけだ。残念だが、邪魔するわけにはいかない。
実のところ昼間のうちにソファーの上でまたしても致してしまったので、十分愛は足りているといえば足りているのだが。――なんだかんだいって、えっちがしたかったのはお互い様というわけらしい。
「なんか、ごめん。毎回遥かにご飯作って貰ってるような……」
「俺の家に来て貰ってるんだよ?俺が作るのは当たり前です。ちーちゃんはそこで座って待ってていいから」
「はーい」
今日は麻婆豆腐を準備してくれているらしい。肉みそのいい匂いがキッチンから漂ってきている。おっちょこちょいの自分が下手に手伝いに行くとかえって迷惑になるのだろう。とりあえず、大人しくテーブルについて待っていることにする千鶴である。
「こっちこそ、ごめんねちーちゃん。今日は泊まらせてあげることができなくて。前々から生放送しようって約束ではあったんだけど……KAYAさんの都合で、日程が前倒しになっちゃったもんだから」
やや深めのフライパンで調理をしているらしい。この位置からはかき混ぜている彼の頭と腕くらいしか見えないが。
「今回は顔出し配信だから、家の中も映るし。万が一って考えると……ね。ちーちゃんが家にいるの、バレないようにしなきゃだから。そんなに広い家じゃないし、俺、一人暮らし公言してるから実況中に外で物音がするだけで怪しまれるんだ」
「あー、レイヤードって結構厄介なファンついてるみたいだもんね。なんていうか、君のこと本当に自分の彼氏だと思い込んでるみたいな人がちょいちょいいて、ちょっと怖いなって思ってたところだよ」
「そうなんだよ。本当に困っててさ……」
それは、先日遥がユーチューブにアップした、千鶴とのクトゥルフ神話TRPGの実卓リプレイ動画に関するものだった。遥は動画の中で“リア友とセッションをしました”としか言っていない。そしてそのリア友のことを“彼”とも“彼女”とも呼んでいない。にも拘わらず、セッションをした相手がレイヤードの恋人であるという噂が誠しなやかに流されていて、一部女性ファンが異様なほどざわついている様子なのだ。
まあ、人気実況者にそういう女性ファンがつくのはわからないことではない。しかし、納得のいく説明をしてくれるまでは帰りません!みたいなのは流石の遥も辟易しているのだろう。ましてや、このリプライがついたのは全く別のイベントに関するツイートだ。事実他のファンもこの書き込みには引いている様子だった。説明責任も何も、遥はちゃんと“リア友です”と動画内で語っているというのに、何故それで納得してくれないのだろう。
「いっそ」
ぽつり、と千鶴は呟いてしまう。
「彼女います、って言っちゃったらどう?私の名前とか出さずにさ。……そうすれば、逆にもう面倒な人達も諦めて去っていくんじゃない?ああいう人達って
……」
「ダメだよ!」
「え」
千鶴の言葉を遮るように、遥が叫んだ。彼はおたまを置いて火を止めると、真剣そのものと言った顔で歩み寄ってくる。
「ちーちゃん、絶対にダメだよ!?絶対に、俺のカノジョだなんて言っちゃだめ!そりゃ、俺だって本当は公表したいけど……ダメなものはダメだからね、いいね!?」
「ど、どうしたの急に……」
「ちーちゃんは知らないんだよ。この世の中、本当の本当にやばい人なんていくらでもいる。現実と妄想の区別がつかない、自分こそが絶対的正義だって信じてやまないような人が。そういう人達がちーちゃんの存在を知ったら、絶対傷つけようとするんだから。俺、それだけは絶対絶対、本当に絶対嫌だからね……!」
「う、うん……あ、ありがとう。わかったよ……」
あまりにも鬼気迫る様子。千鶴はこくこくと頷くしかなかった。何をそんなに恐れているのだろう。そりゃ、今までやばいストーカーに遭遇したことが何度もあるということなのかもしれないが。
「そんなに心配しなくても、私は“喧嘩の魔女”なんだぞ?……ちょっとやちょっとの相手に、怪我させられるほどヤワじゃないって。ね?」
安心させたくて、彼の肩をぽんぽんと撫でる。しかし、遥はそれでも顔をこわばらせたまま、駄目だからね、と繰り返した。気のせいだろうか、少し顔色が悪いように見えるのは。
「……今日、俺が駅まで送っていくから。家まで行くのは逆に危ないかもだから、せめて駅まで。いいね?」
「……そんなに心配しなくてもいいのに。……まあ、ありがと」
何故、遥がここまで過剰反応をしてきたのか。一体彼が、何を怖がっていたのか。
その理由がわかるのは、もう少し後になってからのことだったのである。
千鶴は手札を睨み、テーブルの上を睨み、再び手札へと視線を戻した。
大型イベントが終わったあと、約束通り再び彼の家に押しかけた千鶴。今回はひとまずおうちデート第二弾である。遥にとって最も気楽なのが家なのは間違いなかったし、なんだかんだ言って千鶴にとっても楽しい時間だったからだ。
それはそれとして、いつか二人で小旅行でも行こうか、なんて話もちょいちょい出ている。とりあえず次のデートではひとまず、千鶴おすすめの近所の映画館、オタクショップ、居酒屋を案内しようか、なんてことも考えているのだった。
で、今日は彼の家でひたすらカードゲームをやっているところである。
大人気トレーディングカードゲーム、決闘王。
お互い紙のデッキを持っているということが既にわかっていた。念入りにデッキを構築し、対策を立てた上で勝負に挑んだわけなのだったが。
――び、微妙に事故っておる……。この状況、モンスターを通常召喚するべきなのかどうなのか……!
この決闘王というカードゲームは、お互いにモンスターを召喚し、相手プレイヤーに攻撃し合うことでライフポイントを削って勝利するというのが基本戦術である。双方4000ポイントを持っているので、相手のポイントを先に0にした方が勝ちというわけだ。他人も勝利条件はあるが、基本的にはモンスターの攻撃によってそれをゼロにするのを目指すのが目的となっている。
ただし、通常召喚はどちらも1ターンに一度しか行えない。複数のモンスターを召喚しようと思ったら数多く存在する“条件付き”の特殊召喚を行うしかない。
でもって、場にモンスターがいない場合、敵のモンスターの攻撃が真正面から飛んでくる。これをダイレクトアタックという。例えば敵モンスターの攻撃力が1500だった場合、一撃でライフを1500ポイントも削られてしまうことになる。4000ポイントだったら文字通り一撃死である。
なので基本的には、壁モンスターは絶やさず召喚しておいた方がいいのだが。
――デビルスライムを召喚するべきか、どうか……!いやでも、こいつ手札にいてくれないとトリプル召喚の素材にできないんだよなぁぁぁ……!
手札が事故って、“手札にいてくれないと有効な効果を発揮できない”、攻撃力100のモンスターしか来なかった。しかも、手札にいたところで他にもデビルマフィアと名のつくモンスターがいてくれないとどうにもならない。
こいつを壁として通常召喚で出してしまうべきかどうなのか。いや、でもそうなると次のターンに待望のモンスターが出て来た時、トリプル召喚(という名の特殊召喚)の条件がそろわなくて大層困ったことになってしまう。
でもこのモンスターを通常召喚で出さないと、千鶴のフィールドはがら空きということに――。
――え、えええい、これは駄目だ、一時しのぎはだめだー!トラップカードだけで逃げ切る!
「……か、カード一枚セットして、ターンエンド」
「長考したのに結局それなのちーちゃん?実は事故ってる?」
「そそそそそそ、そんなことないしー!」
ひっくり返った声になってしまった。じー、っと遥が千鶴の手元を見つめてくる。あかん、これは確実にバレてる――と冷や汗だらだらである。
案の定、彼は自分のターンになると、一枚ドローしてすぐに宣言した。
「えっと、魔法カード“嵐の晩”発動。ちーちゃんの伏せカード破壊」
「ノオオオオオオオオ!」
「でもって、墓地のシルバーブレットロワを除外して効果発動。墓地からシルバーブレットドラゴン二体を特殊召喚。ダイレクトアタック」
「ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
攻撃カウンター罠も、破壊されてしまっては意味がない。攻撃力2000のモンスターの連撃が飛んできて、あっけなく千鶴は撃沈することになったのだった。ちーん、と遠くで情けない鐘の音が鳴ったような錯覚。いかんせん、これで四連敗である。
「なんでええええ!?ち、地区大会くらいでは通用するのに、このデッキ!なんでや、なんでなんやああああ!」
「ちーちゃん落ち着いて。なんとなく弱点はわかってるから反省会しよ?」
「うううううううう」
千鶴は子供のように足をバタバタさせて叫んだ。実は、決闘王のゲームをやる前にもトランプで勝負したのだが、そっちもそっちとて惨敗したのである。どうやら、遥はこの手のカードゲームが本当に得意ということらしい。
悔しくてたまらない。確かに自分は、昔から脳みそを働かせるより先に体が動いてしまうタイプであったが。
――次は、次は絶対勝つんだからああああ!
***
今日は、お泊りデートはできない日だった。というのも夜、とある実況仲間と一緒にオンライン対戦をし、その様子を生放送するという予定が入っているからだという。ようは、彼のユーチューバーとしての仕事があるわけだ。残念だが、邪魔するわけにはいかない。
実のところ昼間のうちにソファーの上でまたしても致してしまったので、十分愛は足りているといえば足りているのだが。――なんだかんだいって、えっちがしたかったのはお互い様というわけらしい。
「なんか、ごめん。毎回遥かにご飯作って貰ってるような……」
「俺の家に来て貰ってるんだよ?俺が作るのは当たり前です。ちーちゃんはそこで座って待ってていいから」
「はーい」
今日は麻婆豆腐を準備してくれているらしい。肉みそのいい匂いがキッチンから漂ってきている。おっちょこちょいの自分が下手に手伝いに行くとかえって迷惑になるのだろう。とりあえず、大人しくテーブルについて待っていることにする千鶴である。
「こっちこそ、ごめんねちーちゃん。今日は泊まらせてあげることができなくて。前々から生放送しようって約束ではあったんだけど……KAYAさんの都合で、日程が前倒しになっちゃったもんだから」
やや深めのフライパンで調理をしているらしい。この位置からはかき混ぜている彼の頭と腕くらいしか見えないが。
「今回は顔出し配信だから、家の中も映るし。万が一って考えると……ね。ちーちゃんが家にいるの、バレないようにしなきゃだから。そんなに広い家じゃないし、俺、一人暮らし公言してるから実況中に外で物音がするだけで怪しまれるんだ」
「あー、レイヤードって結構厄介なファンついてるみたいだもんね。なんていうか、君のこと本当に自分の彼氏だと思い込んでるみたいな人がちょいちょいいて、ちょっと怖いなって思ってたところだよ」
「そうなんだよ。本当に困っててさ……」
それは、先日遥がユーチューブにアップした、千鶴とのクトゥルフ神話TRPGの実卓リプレイ動画に関するものだった。遥は動画の中で“リア友とセッションをしました”としか言っていない。そしてそのリア友のことを“彼”とも“彼女”とも呼んでいない。にも拘わらず、セッションをした相手がレイヤードの恋人であるという噂が誠しなやかに流されていて、一部女性ファンが異様なほどざわついている様子なのだ。
まあ、人気実況者にそういう女性ファンがつくのはわからないことではない。しかし、納得のいく説明をしてくれるまでは帰りません!みたいなのは流石の遥も辟易しているのだろう。ましてや、このリプライがついたのは全く別のイベントに関するツイートだ。事実他のファンもこの書き込みには引いている様子だった。説明責任も何も、遥はちゃんと“リア友です”と動画内で語っているというのに、何故それで納得してくれないのだろう。
「いっそ」
ぽつり、と千鶴は呟いてしまう。
「彼女います、って言っちゃったらどう?私の名前とか出さずにさ。……そうすれば、逆にもう面倒な人達も諦めて去っていくんじゃない?ああいう人達って
……」
「ダメだよ!」
「え」
千鶴の言葉を遮るように、遥が叫んだ。彼はおたまを置いて火を止めると、真剣そのものと言った顔で歩み寄ってくる。
「ちーちゃん、絶対にダメだよ!?絶対に、俺のカノジョだなんて言っちゃだめ!そりゃ、俺だって本当は公表したいけど……ダメなものはダメだからね、いいね!?」
「ど、どうしたの急に……」
「ちーちゃんは知らないんだよ。この世の中、本当の本当にやばい人なんていくらでもいる。現実と妄想の区別がつかない、自分こそが絶対的正義だって信じてやまないような人が。そういう人達がちーちゃんの存在を知ったら、絶対傷つけようとするんだから。俺、それだけは絶対絶対、本当に絶対嫌だからね……!」
「う、うん……あ、ありがとう。わかったよ……」
あまりにも鬼気迫る様子。千鶴はこくこくと頷くしかなかった。何をそんなに恐れているのだろう。そりゃ、今までやばいストーカーに遭遇したことが何度もあるということなのかもしれないが。
「そんなに心配しなくても、私は“喧嘩の魔女”なんだぞ?……ちょっとやちょっとの相手に、怪我させられるほどヤワじゃないって。ね?」
安心させたくて、彼の肩をぽんぽんと撫でる。しかし、遥はそれでも顔をこわばらせたまま、駄目だからね、と繰り返した。気のせいだろうか、少し顔色が悪いように見えるのは。
「……今日、俺が駅まで送っていくから。家まで行くのは逆に危ないかもだから、せめて駅まで。いいね?」
「……そんなに心配しなくてもいいのに。……まあ、ありがと」
何故、遥がここまで過剰反応をしてきたのか。一体彼が、何を怖がっていたのか。
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