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<第二十五話>
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コルソの証言と様子を見て、彼もでっちあげの商人ではなさそうだな、とフレイアは判断した。ジェンシャンタウンでトリアスが宿屋の主人と揉めていたのも、泊めてもらえずに突き飛ばされたのも紛れもない事実だからだ。彼の証言ともちゃんと一致している。
――段々とわかってきた。検察のやり方がな。
そもそもこの勝負は同じスタート地点に立っていない。民衆も裁判官も裁判員も皆、“きっと魔王トリアスが犯人だろう”と強く先入観を持った上でこの裁判に参加している。故に、実際はトリアスの犯行をきちんと実証しなければならないはずが――検察はそのアドバンテージゆえ、“きっとやったんだろう”と彼らに確信させてしまえばそれで有罪を勝ち取れる状況なのだ。
トリアスがやった、という証拠も。やってない、いう証拠も。物的なものがなく、状況証拠しかどちらも用意できないのなら――最終的には、より裁判長らを納得させることができた方が勝利となる。
「それでは弁護側。反対尋問をどうぞ」
ゆっくりとフレイアは一歩前に踏み出す。検察側はそれをよくわかっている。だからこそ、出してくる証人や証拠を、より“見ている第三者の心証を操作する”ものをカードとして選んできているのだ。
つまり。トリアスが犯行を犯したのだと納得できるような――動機。その充分な動機があることを、周囲に少しでも印象づけようとしているのである。
――王道だが、爪が甘ぇんだよボルガ。突き崩してやる……!
「えっと、コルソさん。もう一度確認させて頂きたいと思います」
闘争心を笑顔の下に隠して、フレイアは口を開く。
「貴方はアイリス地方全土に竜巻が襲うことになる三日前に、ジェンシャンタウンで被告人の姿を目撃した。それは貴方が店じまいの準備をしているくらい……だいたい夜の六時ぐらいだった。目撃した光景とは、宿屋の主人が被告人と揉めている様子である……間違いはありませんか」
「……間違いない。それがなんだっていうんだ」
「被告が泊まろうとしていた宿屋の主人と揉めていたのですよね。その宿は、貴方の八百屋から見て道路を挟んだ正面にある“宿屋・リーフ”であってますか?」
「そうだと言ってるだろう、それが何の関係があるんだ?」
余程トリアスと、トリアスを弁護するフレイアに対してイライラが募っているらしい。上部だけの敬語も使ってくれる気配がない。――気持ちはわかるけど、そんな風だと裁判官の心証悪くなるぞー?とは心の中だけで。
「貴方の八百屋の真正面の宿です。少しはお詳しいかと思います。宿屋・リーフとはどういう宿だったのでしょうか?」
「裁判長、本件とは関係のない質問です」
「弁護人、質問の趣旨を明確にしてください」
当然のようにボルガの茶々が入る。まあ想定内だ。失礼しました、とフレイアは一礼して告げる。
「トリアスにかかっている“ある容疑”と非常に関連性のある質問です。質問のしかたを変えましょう。トリアスが泊まろうとしていてトラブルに発展していた宿は、一般の方も気軽に使えるような宿だったのでしょうか?」
フレイアの言葉に、少し困惑した様子で証人・コルソは頷いた。
「そうだ。……あの宿屋は、貧乏人でも泊まれるような格安宿だった。その代わり建物はボロボロだし、ギリギリ雨風凌げるかどうかってレベルだけどよ。一番安い部屋なら一晩で1000G以下だったはずだぜ。……それがなんだっていうんだ?」
どうやら、彼はまだ気づいていないらしい――状況の不自然さに。
「ありがとうございます、コルソさん。しかし、少し奇妙だと思いませんか。先程のモニカさんとのやり取りは隣室で見ておられたと思いますが。トリアス被告は、検察の訴え通りならアイリス地方に来る前に、自らの故郷であるアネモニ村を襲撃しているはずなのです。襲撃して、有力者の家から金品と、それからフレア鉱石の女神像を強奪しているはずなのですよ」
「あ……!!」
「お分かりになりましたね?つまり……相当財布が潤っていないとおかしいのです。フレア鉱石の女神像は売るのに手間取ってもおかしくありませんが、有力者の家からは現金もかなりの額盗まれているのですよね。それなのに、被告はリッチなホテルではなく、雨風がやっと凌げる程度のボロ宿に泊まろうとしました。……まるで、手持ちにお金が殆どなかったかのようではありませんか?」
さすがにコルソもおかしいと思ったのだろう。怒りに満ちていた八百屋の主人の顔に動揺が走る。少し意地悪な言い方をしたかな、とちょっとだけ胸が痛くなった。だが仕方ないことだ。コルソは正直に話しただけ。何も悪くはない。それでも、ここで検察側の証人に優しく甘くしていては、本当に救うべき人を救えなくなるのも事実である。
「殺人はともかくとして……もし検察側の主張通り被告が強盗を行っていたのなら、格安の宿に泊まろうとするのはあまりにも不自然です。ゆえに、弁護側としては、被告は窃盗行為を一切行っておらず、ゆえに高級な宿屋に宿泊できなかったものと主張します」
「異議あり。それは被告人が窃盗を行わなかったという決定的な証拠にはなりません!もし被告人が女神像や金品を盗んでいないのなら、一体誰が盗んだというんですか!?」
「その言葉は完全にブーメランですよボルガ検事。貴方の理屈で行くのなら、そちらこそ被告が強盗犯であるという明確な証拠を検察側が示さなければならないことになりますが?」
ここで突っ込みを入れてくるか。まあいい。フレイアは裁判長に呼び掛けた。
「裁判長。ここで証拠画像No.1及びNo.2を提示したいと思います。強盗行為を行った真犯人に関する重要な証拠です」
「提示を許可します、どうぞ」
「ありがとうございます」
二つの画像が、モニターの半分ずつに表示される。片方は何らかの書類の画像、もう片方は金色の石の欠片が大量に袋に詰められている写真だ。
「こちらは、ある闇市で流通していたフレア鉱石……おおよそ100キロの画像と。その闇市の顧客リストです。この粉々になったフレア鉱石の欠片は、アネモニ村が焼き払われた翌日にこの市場に持ち込まれ、取引されました。売ってきた客の名義は……“イグ・カポック”」
ざわ、と裁判員達と傍聴席がざわついた。その名前は悪い意味で一般人にもよく知られていたということだろう。
スナップドラゴン盗賊団――脅迫、強盗、殺人、強姦、拷問、麻薬。なんでもござれの腐りきった世界でも最凶最悪の盗賊集団だ。政府が長年血眼になって追いかけている(少なくとも表向きはそういうことになっている) にも関わらず、まるで尻尾を掴ませない極悪集団である。
イグ・カポックこそ。その最凶の盗賊団の三代目ボスとして知られた男なのだ。
「闇市で入手したリスト、および押収したフレア鉱石の欠片は全て後程正式に検察側に提出させて頂きます。……スナップドラゴン盗賊団ならば、村人達を皆殺しにして金品を奪うくらいのことは珍しい行為でもなんでもないのでしょう。そして熱に強いフレア鉱石の石像を効率よく回収するためと考えれば、放火した理由も納得がいきます。……これで、反対尋問は終わりです」
あっけにとられているコルソと、明らかに冷や汗を掻いているボルガにくるりと背を向けて、フレイアは自らの席へと戻っていった。まだ、傍聴席のざわめきは収まっていない。魔王トリアスが行った犯行以上に、説得力のある犯人が現れてしまった。スナップドラゴン盗賊団がやったなら納得がいく――と誰もがそう思い始めているのである。
さて、ここからが正念場だ。フレイアは腕を組み、思考を巡らせた。
――ここまで来たらもう、検察側も心理的揺さぶりや誘導だけで勝負できないことを悟ったはずだ。つまり、トリアスが犯人である決定的な証拠か証言をぶつけてくるのは必至ということ……!
問題はない。検察側が次に打ってくるであろう手は読めている。ここから先の詰め将棋、一手たりともミスをするつもりはない。
――させねえよ。お前らがどんなつもりでも……無実のトリアスを、犯人になんかさせてたまるか……!!
弁護士として、徹底的に戦い抜いてやるまでのことだ。
例えそれが、この世界の意思に反することだとしても。
――段々とわかってきた。検察のやり方がな。
そもそもこの勝負は同じスタート地点に立っていない。民衆も裁判官も裁判員も皆、“きっと魔王トリアスが犯人だろう”と強く先入観を持った上でこの裁判に参加している。故に、実際はトリアスの犯行をきちんと実証しなければならないはずが――検察はそのアドバンテージゆえ、“きっとやったんだろう”と彼らに確信させてしまえばそれで有罪を勝ち取れる状況なのだ。
トリアスがやった、という証拠も。やってない、いう証拠も。物的なものがなく、状況証拠しかどちらも用意できないのなら――最終的には、より裁判長らを納得させることができた方が勝利となる。
「それでは弁護側。反対尋問をどうぞ」
ゆっくりとフレイアは一歩前に踏み出す。検察側はそれをよくわかっている。だからこそ、出してくる証人や証拠を、より“見ている第三者の心証を操作する”ものをカードとして選んできているのだ。
つまり。トリアスが犯行を犯したのだと納得できるような――動機。その充分な動機があることを、周囲に少しでも印象づけようとしているのである。
――王道だが、爪が甘ぇんだよボルガ。突き崩してやる……!
「えっと、コルソさん。もう一度確認させて頂きたいと思います」
闘争心を笑顔の下に隠して、フレイアは口を開く。
「貴方はアイリス地方全土に竜巻が襲うことになる三日前に、ジェンシャンタウンで被告人の姿を目撃した。それは貴方が店じまいの準備をしているくらい……だいたい夜の六時ぐらいだった。目撃した光景とは、宿屋の主人が被告人と揉めている様子である……間違いはありませんか」
「……間違いない。それがなんだっていうんだ」
「被告が泊まろうとしていた宿屋の主人と揉めていたのですよね。その宿は、貴方の八百屋から見て道路を挟んだ正面にある“宿屋・リーフ”であってますか?」
「そうだと言ってるだろう、それが何の関係があるんだ?」
余程トリアスと、トリアスを弁護するフレイアに対してイライラが募っているらしい。上部だけの敬語も使ってくれる気配がない。――気持ちはわかるけど、そんな風だと裁判官の心証悪くなるぞー?とは心の中だけで。
「貴方の八百屋の真正面の宿です。少しはお詳しいかと思います。宿屋・リーフとはどういう宿だったのでしょうか?」
「裁判長、本件とは関係のない質問です」
「弁護人、質問の趣旨を明確にしてください」
当然のようにボルガの茶々が入る。まあ想定内だ。失礼しました、とフレイアは一礼して告げる。
「トリアスにかかっている“ある容疑”と非常に関連性のある質問です。質問のしかたを変えましょう。トリアスが泊まろうとしていてトラブルに発展していた宿は、一般の方も気軽に使えるような宿だったのでしょうか?」
フレイアの言葉に、少し困惑した様子で証人・コルソは頷いた。
「そうだ。……あの宿屋は、貧乏人でも泊まれるような格安宿だった。その代わり建物はボロボロだし、ギリギリ雨風凌げるかどうかってレベルだけどよ。一番安い部屋なら一晩で1000G以下だったはずだぜ。……それがなんだっていうんだ?」
どうやら、彼はまだ気づいていないらしい――状況の不自然さに。
「ありがとうございます、コルソさん。しかし、少し奇妙だと思いませんか。先程のモニカさんとのやり取りは隣室で見ておられたと思いますが。トリアス被告は、検察の訴え通りならアイリス地方に来る前に、自らの故郷であるアネモニ村を襲撃しているはずなのです。襲撃して、有力者の家から金品と、それからフレア鉱石の女神像を強奪しているはずなのですよ」
「あ……!!」
「お分かりになりましたね?つまり……相当財布が潤っていないとおかしいのです。フレア鉱石の女神像は売るのに手間取ってもおかしくありませんが、有力者の家からは現金もかなりの額盗まれているのですよね。それなのに、被告はリッチなホテルではなく、雨風がやっと凌げる程度のボロ宿に泊まろうとしました。……まるで、手持ちにお金が殆どなかったかのようではありませんか?」
さすがにコルソもおかしいと思ったのだろう。怒りに満ちていた八百屋の主人の顔に動揺が走る。少し意地悪な言い方をしたかな、とちょっとだけ胸が痛くなった。だが仕方ないことだ。コルソは正直に話しただけ。何も悪くはない。それでも、ここで検察側の証人に優しく甘くしていては、本当に救うべき人を救えなくなるのも事実である。
「殺人はともかくとして……もし検察側の主張通り被告が強盗を行っていたのなら、格安の宿に泊まろうとするのはあまりにも不自然です。ゆえに、弁護側としては、被告は窃盗行為を一切行っておらず、ゆえに高級な宿屋に宿泊できなかったものと主張します」
「異議あり。それは被告人が窃盗を行わなかったという決定的な証拠にはなりません!もし被告人が女神像や金品を盗んでいないのなら、一体誰が盗んだというんですか!?」
「その言葉は完全にブーメランですよボルガ検事。貴方の理屈で行くのなら、そちらこそ被告が強盗犯であるという明確な証拠を検察側が示さなければならないことになりますが?」
ここで突っ込みを入れてくるか。まあいい。フレイアは裁判長に呼び掛けた。
「裁判長。ここで証拠画像No.1及びNo.2を提示したいと思います。強盗行為を行った真犯人に関する重要な証拠です」
「提示を許可します、どうぞ」
「ありがとうございます」
二つの画像が、モニターの半分ずつに表示される。片方は何らかの書類の画像、もう片方は金色の石の欠片が大量に袋に詰められている写真だ。
「こちらは、ある闇市で流通していたフレア鉱石……おおよそ100キロの画像と。その闇市の顧客リストです。この粉々になったフレア鉱石の欠片は、アネモニ村が焼き払われた翌日にこの市場に持ち込まれ、取引されました。売ってきた客の名義は……“イグ・カポック”」
ざわ、と裁判員達と傍聴席がざわついた。その名前は悪い意味で一般人にもよく知られていたということだろう。
スナップドラゴン盗賊団――脅迫、強盗、殺人、強姦、拷問、麻薬。なんでもござれの腐りきった世界でも最凶最悪の盗賊集団だ。政府が長年血眼になって追いかけている(少なくとも表向きはそういうことになっている) にも関わらず、まるで尻尾を掴ませない極悪集団である。
イグ・カポックこそ。その最凶の盗賊団の三代目ボスとして知られた男なのだ。
「闇市で入手したリスト、および押収したフレア鉱石の欠片は全て後程正式に検察側に提出させて頂きます。……スナップドラゴン盗賊団ならば、村人達を皆殺しにして金品を奪うくらいのことは珍しい行為でもなんでもないのでしょう。そして熱に強いフレア鉱石の石像を効率よく回収するためと考えれば、放火した理由も納得がいきます。……これで、反対尋問は終わりです」
あっけにとられているコルソと、明らかに冷や汗を掻いているボルガにくるりと背を向けて、フレイアは自らの席へと戻っていった。まだ、傍聴席のざわめきは収まっていない。魔王トリアスが行った犯行以上に、説得力のある犯人が現れてしまった。スナップドラゴン盗賊団がやったなら納得がいく――と誰もがそう思い始めているのである。
さて、ここからが正念場だ。フレイアは腕を組み、思考を巡らせた。
――ここまで来たらもう、検察側も心理的揺さぶりや誘導だけで勝負できないことを悟ったはずだ。つまり、トリアスが犯人である決定的な証拠か証言をぶつけてくるのは必至ということ……!
問題はない。検察側が次に打ってくるであろう手は読めている。ここから先の詰め将棋、一手たりともミスをするつもりはない。
――させねえよ。お前らがどんなつもりでも……無実のトリアスを、犯人になんかさせてたまるか……!!
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