ワケアリ彼氏とイケナイ秘密

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<11・並んで歩く>

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 ペンギンというものは、時々“中に人間が入ってるんじゃないの?”と思いたくなるようなおかしな行動をする。
 今硝子ごしに、千愛と成都が見ている一匹もそうだった。まだ体にふわふわの毛が一部残っているところから、ようやく赤ちゃんを脱却しようとしているところなのだろう。が、何故プールの水面をじっと見つめて、足を時折バタつかせて立ち止まっているのか。まるで、飛び込もうか飛び込むまいか、悩みに悩んでいるようではないか。というか、飛び込む勇気が出なくて二の足を踏んでいるというわけなのか。
 そんなに端っこの端っこにいるのはフラグにしかなってないのでは、と思った矢先。後ろを何食わぬ顔でぺたぺた歩き去って行った別の一匹の翼が、彼(?)に思いきりぶつかったのである。

「あっ」

 次の瞬間。まさに“ちょ、ちょ、ちょおおお!?”というかんじで両翼をバタつかせた挙句、水面を覗き込んでいたペンギンがプールに落下した。なんとも間抜けな姿に、千愛たちを含めた他の観客たちからもどっと笑い声が上がる。

「あー落ちた。落ちると思った―」
「ですよねえ」

 あはは、と笑う千愛の隣で成都が頷く。

「さっさと飛び込んでいた方が怖くなかったのに。迷ってる上に、あんな端っこに立ってるからこうなるっていう。あれ人間中に入ってません?」
「入ってると思う!……あ、あっちのペンギン、自分の家の外にお尻むけてトイレした……」
「き、綺麗好きなんでしょうか」
「他の子は大迷惑ぅ!」

 ああ、ペンギンゾーンはいくら見ても飽きない。面白い。ペンギンのエサやりやショーも勿論好きだが、普通に泳いだり歩いているのを見るだけで楽しいというものだ。

――あーかっわいー!

 土曜日。あれこれ考えた結果、二人は今都内の某水族館に来ている。初デートとしては、少々無難すぎるチョイスかなと心配したのだが、成都の“可愛いもの好きなんです俺”の鶴の一声で即決となった。この水族館は比較的新しく、まだ来たこともないというので丁度良かったと言える。規模の大きな場所ではないが、成都は充分楽しんでくれているようだった。
 ちなみにこの後は、成都が予約してくれたオススメレストランに行ったり、二人で映画を見てショッピングを楽しんだりするというのがざっくりとした流れである。一日で少々詰め込みすぎた気はしないでもないが、どうせここまで足を運んだのだから全力で楽しまないと損というものだ。

「ペンギンって、空飛べないんだよね」

 ぺったんぺったん歩いていく行列を見つめながら、千愛は呟く。

「確かに鳥としては、不思議な体の構造してるというか。二足歩行でテコテコ歩いていくから、人間臭く見えるし」

 ちなみに今自分達が見ているのはジェンツーペンギンという種類であるらしい。目の上に白い模様があって、ちょっと太い眉毛にも見える顔が特徴だ。嘴はオレンジっぽい黄色だが、先端は少し黒いようにみえる。体格は、ペンギンの中では少し大きめかもしれない。看板の説明を見ると、コウテイペンギンやキングペンギンに次いで大型の種類であるのだという。

「間抜けに見えるかもしれないですけど、ジェンツーペンギンって確かペンギンの中では相当足が速い種類だったはずです。この間テレビで見ました」

 泳ぐペンギンを目で追いながら成都が言う。

「荒野を爆走して、最高時速十キロで走るんだとかなんとか。あのぺったんぺったん走りでめっちゃペンギンの群れが走るせいで、広い道ができちゃった場所があるとかなんとか」
「強いなペンギン!でもって、水の中でも速いんでしょ?」
「そうですね。これはペンギン全体にも言えるらしいですが、ペンギンって空を飛ぶのではなく“水の中を飛ぶ”ための翼と身体構造をしているのだそうです。だから体はするっとした流線型だし、シッポは泳ぎを邪魔しないように真後ろについてるし。生き物の進化って面白いですよねえ」
「確かに」

 なるほど。ペンギンの体重は七キロとか八キロにもなるらしいし、その重量を支えるにはそもそもあの翼では力不足だろうが(それこそ、鳥が空を飛べるのは体重を充分支えられる大きな羽根、強靭な胸筋が必要不可欠だと聞いたことがある)水の中を“飛ぶ”という考え方ならば納得というものである。
 もっとも、水族館でまったりしているジェンツーペンギンが、そんな早く歩いたり走ったりする場面もないだろうが。

「……あ」

 と、思った矢先。飼育員のお姉さんが登場した途端、ペンギンたちの動きが変わった。我先に、とお姉さんの元へ走り出していくペンギンたち。さっきまでのまったりした空気はどこへやら、どどどどどどど!という漫画ばりの効果音がつきそうなほどの速さで疾走していくではないか。一部のペンギンが突き飛ばされてプールに落下していたり、あるいはぼけーっとしていてお姉さんが来たことにすぐ気づかない奴もいるのがなんともシュールである。

「……水族館のペンギンも、それはそれで苦労が絶えないみたいね。ある意味別の生存競争があるというか」
「水族館のペンギンも群れですしね。順位はあるらしいですし、喧嘩もするようですよ」
「ど、どこも弱肉強食やね……」

 奥の方で少し見えづらいが、ふわふわの毛を纏った赤ちゃんもいて可愛らしい。なんとも微笑ましい光景だった。実際現場で争奪戦を繰り広げているペンギンたちにとっては、それどころじゃないのかもしれないが。



 ***



 水族館の中の空気というのは、動物園とはまた違ったものであると千愛は思う。
 動物園にも屋内施設はあるが、それでも屋外で見る動物の方が基本的には多いし、だからこそ冬場よりもそこそこ晴れた春の日などに行きたいイメージがあるだろう。なんとなく、全体的に明るくて開放的な印象がある。一方、水族館は屋内であり、水槽を見やすくするために全体の照明をやや落とし気味にしている箇所が多いのが特徴だ。屋外プールでイルカショーなどを見ることもあるが、動物園と比べれば室内が多いのはほぼ間違いないだろう。
 だからこそ、ミステリアスな印象を受けると言えばいいだろうか。閉鎖的な分、特別な場所に来たという感覚が強く出る。異空間に迷い込んだとでも言えばいいのか。硝子ごしに、たくさんの魚に囲まれた水槽などは、なんだか自分が魚になって一緒に泳いでいるような不思議な錯覚も与えてくれる場所である。

「すっご……キラキラしてるう」

 ぐるり、と水槽の中を歩いているような青い通路。優雅に真上を泳ぐ魚の群れを見て、思わず千愛は声を上げていた。

「マサバらしいですね、あれ。本当にみんなで並んで泳ぐんだなあ」
「ぶつからないのかな?あんな密集して泳いでて。なんていうか、スイミーっぽい」
「わかります。なんか、ソナーでもつけてそう。ぴこーんぴこーんてかんじで」
「あ、わかる。全員でぶつからないように、リーダーが指令出してるみたいな?まあリーダーは誰?ってかんじだけど」
「……群れの先頭が誰なのか既に俺達にはわかりませんねえ」
「ふふ、そうだねえ」

 少々間抜けな会話をしているような気もするがそれはそれ。下手な知識をひらけかすタイプではない(話しても、テレビでちょっと見た程度の話だ)成都といるのは、正直非常に居心地が良かった。自分があまり賢くないタイプで、興味を持った一部のことしか覚えない人間だという自負があるから尚更である。出来る限り、知らないことは知らないで盛り上がりたいし、新しく知った知識は新鮮な気持ちで二人一緒に楽しみたい。そんな感覚を共有できる成都との時間は気楽で、気を遣わなくて済むのが実にありがたかった。まあ、向こうが気遣い上手というのもあるのはわかっているが。

――相手が何をしてほしいのか、どういうものを望んでるのかっていうのがすぐわかっちゃうし、その通りに動いちゃうところがあるんだろうな。

 真上を灰色っぽい大きなものが通過していく。長いシッポが見えるあたり、あれはエイだろうか。

――私だけ、楽しかったりしないかな。大丈夫かな。

 成都の過去を思えば、空気を読みすぎてしまうのも仕方ないと言えば仕方ないとは思う。でも今日は、今日のデートは少しでも成都に楽しんで欲しくて提案したものなのだ。千愛だけ楽しいのでは意味がない。もっと、自分がやりたいことや欲しいものを積極的に主張して欲しいのだけれど。

「あのさ、橘君」
「なんですか、先輩?」
「あの、さ……」

 こんなことを言ったら、逆に気を遣わせてしまうかもしれない。少しだけ心配になったが、千愛は思い切って言ってみることにした。
 言葉にしないでも伝わるなんて、そんな期待はするべきじゃないのだ。自分にとっても、相手にとっても。

「私、今日すっごく楽しいんだけど。……大丈夫?私だけ楽しいってこと、ない?」

 自分には、彼の苦しみの全てが分かるだなんて言えない。いじめられていた子を助けられなかった経験もないし、誰にも言えない秘密を抱えて何年も苦しんだこともない。LGBTにしかわからない苦労の全てを理解しているとは言い切れず、そういう意味ではきっとあの蓮見惣介に勝てないところがたくさんあるだろうなとは思っている。
 それでも、出来る限り分かりたいとは思っているし、心を可能な限り近くに寄せたいと願ってはいるのだ。だからこそ。

「私、空気読める方じゃないしさ。なんかこう、失敗とかあったらちゃんと言って欲しいし……そうしたら、直す努力はするし。橘君の全部がわかるなんて言えないけど、でも出来る限り分かりたいって思うから。つまんなかったら、それははっきり言って欲しいな、というか」

 ああ、強気な態度を取っておきながら、リードするみたいな物言いをしておきながら。結局自分は、不安だったのだ。成都を傷つけていないか、かえってストレスになっていないか。そして、無様に自分だけがはしゃいでいるのだったらどうしよう、と。

「……じゃあ」

 少しの沈黙の後、彼は少しだけ恥ずかしそうに言った。

「お願いが一つあるんですけど、いいですか」
「なあに?」
「……手、繋いで貰っても、いいですか。……まだ、早かったら、その……早いって言って欲しいんです、けど」

 どんどん自信なさげに小さくなっていく声。真っ赤になる顔の初々しさに、千愛は――こっちこそ頬が熱くなるのを感じていた。もっと恥ずかしいことを先にしたはずなのに、何でそんな、手を繋ぐなんてこと照れてしまうのだろう。というか、なんで千愛の方まで顔が熱くなるのか。
 本当の本当に、初めて恋をした中学生のような。

「……!」

 答えの代わりに、千愛は彼の手をぎゅっと握った。はっとしたように顔を上げる成都に、私でいいの?と言う。

「こんなことしたら、本当に恋人っぽくなっちゃうけど。……私で、本当にいいの?」

 まだ、お互いの中で完全な恋にはなっていないのかもしれない。でも、既にどこかで確信している自分がいる。千愛は思うのだ。
 自分はもっと。もっとこの人のことを、好きになれる。好きになりたいと。

「……貴女が、いいです」

 成都は少し泣き出しそうな顔で、笑った。

「別の人間である以上、完全に互いの気持ちを分かるなんて不可能で。それでも……それでも、一生懸命俺のことを分かってくれようとしている、貴女がいいです。俺ももっと、貴女を知りたい。梅澤さんと一緒にいると、どんどん新しい世界が広がって……俺は今、すごっく楽しいですよ。嘘なんかじゃないです」

 同じ気持ちでいるとは、こういうことなのか。もしここが人前でなかったら、この場で抱きしめに行っていたかもしれなかった。
 その代り、千愛は彼の手をさらに強く握ることで答えたのである。
 どうかこの時間が、少しでも長く続きますように――そう祈りながら。
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