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<9・Effort>
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「ぐむむむむむむむむ!」
唸る。
「ぐむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ!」
唸るったら唸る。
「ぐむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!」
唸るったら唸るったら唸るったら唸る。
「と、トーリスさん、無理しないで!?」
あわわわわ、とレナが慌てたように言う。しかし、こっちにも男のプライドというものはあるのだ。レナがベンチプレスで三百五十キロを上げられるのだ。ならば自分はその半分ちょい、二百キロくらい上げられてもいいはずである!
はい、わかってます、ただの意地です、ハイ。
「むうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!うごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!び、びくともせんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!な、何故だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そして数十分汗びっしょりで頑張ったものの、撃沈するまでがお約束。二百キロの錘は、ぴくりとも動いてはくれないのだった。
まあ、自分の記録がマックス百キロであることを考えてみると、最初から無謀なのはわかりきっていたことではあるが。
「む、無茶しないで!血管切れちゃうわ!わ、私はちょっと練習したから上げられるようになっただけだし、トーリスさんだって地道に練習すればきっと上げられるようになるし!」
「うう、慰めてくれてありがと、レナ……」
気配りのできる女性っていいよね、なんてついつい思ってしまう。わたわたとこちらを覗きこんでくるレナは、よく見るとなかなかの美人である。少々マッチョ感とノッポ感が強いが、それもそれ彼女の美を損なうものではない。
なお、自分を案内してくれたあのポーラも美人だったが、彼女はどっちかというと可愛い系美人であり、かっこいい系美人のレナとはだいぶ方向性が違う。
「……レナは、本当にすごいな。あんた、よっぽど練習したんだな……」
つい、分析、のスキルを再び使ってしまう。レナは元々筋肉の密度が濃いタイプではあったのだろう。しかし、彼女のみっちりと鍛え上げられた肉体はただ素質があっただけでは足らない。紛れもない、努力の証が伺える。彼女は一体どれほど一人で黙々と、地道な訓練を続けたのだろう?
「そんな、私なんて。……インドア派のぼっちだったから、一人で体鍛えるのが好きだっただけで。そ、それでスキルもあって軍隊にスカウトされたけど……結局臆病だから、いつも逃げてしまうし。誰の役にも立てていないわ」
「そんなことねえよ」
思わずトーリスは即答していた。
「俺から言わせれば、“努力できる”ってのも才能だと思うぜ。場合によってはどんな天才にも勝る価値があると思う。あんたの体と結果見てればわかる。人の百倍は練習した、そのために地道に努力して汗を流した。それは他の人には真似できねえ、立派なことだ。もっと自分を誇っていいと思うぜ」
「そうかしら……」
「それに、五年前逃げたことを相当悔やんでるようだが。俺はやっぱり、地雷で味方ともども吹っ飛ばすってやり方をした奴らを肯定はしたくない。あんたはそれを早い段階で察知して撤退した、それだけのことだろ。……生きてなきゃ、そのあと人の役に立つこともできないんだぜ?」
それは、心からの言葉だった。彼女は何も、誰かを突き落として自分だけ助かったわけではない。彼女が生きようが死のうが、仲間たちの結果はきっと変わらなかったことだろう。上の無茶な命令も、きっと止めることはできなかった、なら。
生き残って、今も軍にいて誰かの役に立とうと足掻いている。この時間は、きっと無意味などではないはずだ。
「それにな。臆病っていうのは、言い換えれば慎重ってことだ。俺は、無謀と勇気は違うと思ってる」
ついつい、かっこつけたことを言うトーリス。
「あんたのその慎重さはきっと、この部隊じゃ自分と味方の命を守ることに繋がるんじゃないだろうか。クリスさんもそれをわかってたから、俺にあんたを引き合わせたんじゃないかなって思うし」
「トーリス、さん……」
その言葉に、レナは少し泣きだしそうに顔をゆがめた。多分五年間、ずっとずっと苦しんできたのだろう。
「……ありがと。本当の本当に、ありがとうございます」
それでも彼女は、臆病と言いながら軍をやめなかった。この場所から逃げることはしなかったのだ。
それは本当に大事な時、立ち向かえる人間だからこそではないだろうか。
「あ、ちょっとトーリスさん、レナさん!何いちゃいちゃしてるんですかあ!?」
「!?」
その時、底抜けに明るい声がした。はっとして振り向けば、ポーラがその童顔をぷくーっと膨らませて立っているではないか。
「自主練しようと思ってきたら、まさかこんなところでデートなんて!まったく、隅に置けませんねえ!」
「ででででで、デート!?ち、ちちち、違うって!な、なあレナ!?」
「そそそそそ、そうよポーラ!わ、わ、私はただ、その、トーリスさんがベンチプレスやるっていうから!そ、そういうポーラだって、今日はバランの飲み会に参加しなかったの!?」
かなり強引な話題転換だった。しかし、顔を真っ赤にしてパニクっているであろうレナからすれば頑張った方だろう。
するとポーラもそれを知ってか知らずか、つーんとそっぽを向いて答えるのだった。
「今日は自主練日にしました。明日からトーリスさんと一緒に初めての訓練するのに、みっともないところ見せるわけにはいきませんからね。それに、今日は7並べをやる日にするってあの人達言ってたんですもん」
「7並べ?」
「知りませんか?ファンタンを元にしたトランプゲームなんです。ケンスケさんが教えてくれて、結構うちの軍では流行ってるんですよ。ルールはファンタンとそっくりなんですけど、最初に7を持っている人は強制的に出さなくちゃいけなくて、場に四枚の7が揃ったところからゲームスタートになるって違いがあるんです。それ以外のルールはほぼ一緒ですね」
「へえ」
ファンタンならやったことがある。まあ、あのへんのゲームは、町によってかなりハウスルールが付加される傾向にあるので、自分が知っているファンタンと7並べは全く異なるゲームである可能性もあるが。
「ああいうゲームだと、ケンスケさんやったら強いんですよねえ。引きが良いといいますか。ついでに、すっごくイジワルなところで止めてくるので、私はちっとも勝てる気がしません。手元にAや2ばっかり残って惨めにパスを続ける羽目になるののです。しくしくです。必勝法ないものかと探してるんですけどねえ」
「はは……」
本当に、彼らは階級も年齢も問わず交流しているらしい。なんだか羨ましいと思ってしまった。本当に、トーリスが今までいたところでは、ここまでみんなで遊ぶような機会はなかったからだ。自由時間が少なかったというのもあるが、あったところでみんな一人で鍛えるか、部屋でゆっくりゲームでもするのが関の山だったのである。
なんとなく、周囲の人間は仲間というより、ライバルみたいな印象があったのは否めない。同時に、いつ無茶な命令が飛んでくるか、パワハラかまされるかとびくびくしていたのも事実だ。――実際、トーリスの部隊は無茶な任務を言い渡されて、壊滅状態に陥ったわけなのだから。
「ここだと、みんな仲が良いんだな。軍とは思えないくらい」
上下関係にガチガチに縛られているわけでもない。なんとも新鮮で、不思議な基地だと思った。そんな場所に、自分がいることも。
「そうですよ!そして、今日からトーリスさん達も私たちの仲間なわけです!」
そして、ポーラはぐい、とトーリスの腕を掴んで言ったのだった。
「というわけでトーリスさん!私と一緒にルームランナーで爽やかな汗を流しましょう、そうしましょう!」
「あ、あ、ちょっとポーラ!?ま、まだトーリスさんは私とっ……」
「トーリスさんもベンチプレスばっかりじゃ飽きちゃいますよね、ね?さあさあ遠慮なくこっち来てくださいーい!」
「もう、ポーラってばあああああ!」
「え、ええええええ!?」
女性二人に両側から腕を引っ張られ取り合われるという、ハーレムさながらの事案。まさか、こんなところで経験することになるとは思わなかった。
いや、嬉しいのは確かだ。二人とも美人だし。でも。
「ままままままって二人とも力つよっ……いだだだだだだだ!ちぎれる、俺ちぎれちゃううううううううう!」
結構本気で、命の危機は感じたわけだが。
唸る。
「ぐむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ!」
唸るったら唸る。
「ぐむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!」
唸るったら唸るったら唸るったら唸る。
「と、トーリスさん、無理しないで!?」
あわわわわ、とレナが慌てたように言う。しかし、こっちにも男のプライドというものはあるのだ。レナがベンチプレスで三百五十キロを上げられるのだ。ならば自分はその半分ちょい、二百キロくらい上げられてもいいはずである!
はい、わかってます、ただの意地です、ハイ。
「むうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!うごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!び、びくともせんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!な、何故だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そして数十分汗びっしょりで頑張ったものの、撃沈するまでがお約束。二百キロの錘は、ぴくりとも動いてはくれないのだった。
まあ、自分の記録がマックス百キロであることを考えてみると、最初から無謀なのはわかりきっていたことではあるが。
「む、無茶しないで!血管切れちゃうわ!わ、私はちょっと練習したから上げられるようになっただけだし、トーリスさんだって地道に練習すればきっと上げられるようになるし!」
「うう、慰めてくれてありがと、レナ……」
気配りのできる女性っていいよね、なんてついつい思ってしまう。わたわたとこちらを覗きこんでくるレナは、よく見るとなかなかの美人である。少々マッチョ感とノッポ感が強いが、それもそれ彼女の美を損なうものではない。
なお、自分を案内してくれたあのポーラも美人だったが、彼女はどっちかというと可愛い系美人であり、かっこいい系美人のレナとはだいぶ方向性が違う。
「……レナは、本当にすごいな。あんた、よっぽど練習したんだな……」
つい、分析、のスキルを再び使ってしまう。レナは元々筋肉の密度が濃いタイプではあったのだろう。しかし、彼女のみっちりと鍛え上げられた肉体はただ素質があっただけでは足らない。紛れもない、努力の証が伺える。彼女は一体どれほど一人で黙々と、地道な訓練を続けたのだろう?
「そんな、私なんて。……インドア派のぼっちだったから、一人で体鍛えるのが好きだっただけで。そ、それでスキルもあって軍隊にスカウトされたけど……結局臆病だから、いつも逃げてしまうし。誰の役にも立てていないわ」
「そんなことねえよ」
思わずトーリスは即答していた。
「俺から言わせれば、“努力できる”ってのも才能だと思うぜ。場合によってはどんな天才にも勝る価値があると思う。あんたの体と結果見てればわかる。人の百倍は練習した、そのために地道に努力して汗を流した。それは他の人には真似できねえ、立派なことだ。もっと自分を誇っていいと思うぜ」
「そうかしら……」
「それに、五年前逃げたことを相当悔やんでるようだが。俺はやっぱり、地雷で味方ともども吹っ飛ばすってやり方をした奴らを肯定はしたくない。あんたはそれを早い段階で察知して撤退した、それだけのことだろ。……生きてなきゃ、そのあと人の役に立つこともできないんだぜ?」
それは、心からの言葉だった。彼女は何も、誰かを突き落として自分だけ助かったわけではない。彼女が生きようが死のうが、仲間たちの結果はきっと変わらなかったことだろう。上の無茶な命令も、きっと止めることはできなかった、なら。
生き残って、今も軍にいて誰かの役に立とうと足掻いている。この時間は、きっと無意味などではないはずだ。
「それにな。臆病っていうのは、言い換えれば慎重ってことだ。俺は、無謀と勇気は違うと思ってる」
ついつい、かっこつけたことを言うトーリス。
「あんたのその慎重さはきっと、この部隊じゃ自分と味方の命を守ることに繋がるんじゃないだろうか。クリスさんもそれをわかってたから、俺にあんたを引き合わせたんじゃないかなって思うし」
「トーリス、さん……」
その言葉に、レナは少し泣きだしそうに顔をゆがめた。多分五年間、ずっとずっと苦しんできたのだろう。
「……ありがと。本当の本当に、ありがとうございます」
それでも彼女は、臆病と言いながら軍をやめなかった。この場所から逃げることはしなかったのだ。
それは本当に大事な時、立ち向かえる人間だからこそではないだろうか。
「あ、ちょっとトーリスさん、レナさん!何いちゃいちゃしてるんですかあ!?」
「!?」
その時、底抜けに明るい声がした。はっとして振り向けば、ポーラがその童顔をぷくーっと膨らませて立っているではないか。
「自主練しようと思ってきたら、まさかこんなところでデートなんて!まったく、隅に置けませんねえ!」
「ででででで、デート!?ち、ちちち、違うって!な、なあレナ!?」
「そそそそそ、そうよポーラ!わ、わ、私はただ、その、トーリスさんがベンチプレスやるっていうから!そ、そういうポーラだって、今日はバランの飲み会に参加しなかったの!?」
かなり強引な話題転換だった。しかし、顔を真っ赤にしてパニクっているであろうレナからすれば頑張った方だろう。
するとポーラもそれを知ってか知らずか、つーんとそっぽを向いて答えるのだった。
「今日は自主練日にしました。明日からトーリスさんと一緒に初めての訓練するのに、みっともないところ見せるわけにはいきませんからね。それに、今日は7並べをやる日にするってあの人達言ってたんですもん」
「7並べ?」
「知りませんか?ファンタンを元にしたトランプゲームなんです。ケンスケさんが教えてくれて、結構うちの軍では流行ってるんですよ。ルールはファンタンとそっくりなんですけど、最初に7を持っている人は強制的に出さなくちゃいけなくて、場に四枚の7が揃ったところからゲームスタートになるって違いがあるんです。それ以外のルールはほぼ一緒ですね」
「へえ」
ファンタンならやったことがある。まあ、あのへんのゲームは、町によってかなりハウスルールが付加される傾向にあるので、自分が知っているファンタンと7並べは全く異なるゲームである可能性もあるが。
「ああいうゲームだと、ケンスケさんやったら強いんですよねえ。引きが良いといいますか。ついでに、すっごくイジワルなところで止めてくるので、私はちっとも勝てる気がしません。手元にAや2ばっかり残って惨めにパスを続ける羽目になるののです。しくしくです。必勝法ないものかと探してるんですけどねえ」
「はは……」
本当に、彼らは階級も年齢も問わず交流しているらしい。なんだか羨ましいと思ってしまった。本当に、トーリスが今までいたところでは、ここまでみんなで遊ぶような機会はなかったからだ。自由時間が少なかったというのもあるが、あったところでみんな一人で鍛えるか、部屋でゆっくりゲームでもするのが関の山だったのである。
なんとなく、周囲の人間は仲間というより、ライバルみたいな印象があったのは否めない。同時に、いつ無茶な命令が飛んでくるか、パワハラかまされるかとびくびくしていたのも事実だ。――実際、トーリスの部隊は無茶な任務を言い渡されて、壊滅状態に陥ったわけなのだから。
「ここだと、みんな仲が良いんだな。軍とは思えないくらい」
上下関係にガチガチに縛られているわけでもない。なんとも新鮮で、不思議な基地だと思った。そんな場所に、自分がいることも。
「そうですよ!そして、今日からトーリスさん達も私たちの仲間なわけです!」
そして、ポーラはぐい、とトーリスの腕を掴んで言ったのだった。
「というわけでトーリスさん!私と一緒にルームランナーで爽やかな汗を流しましょう、そうしましょう!」
「あ、あ、ちょっとポーラ!?ま、まだトーリスさんは私とっ……」
「トーリスさんもベンチプレスばっかりじゃ飽きちゃいますよね、ね?さあさあ遠慮なくこっち来てくださいーい!」
「もう、ポーラってばあああああ!」
「え、ええええええ!?」
女性二人に両側から腕を引っ張られ取り合われるという、ハーレムさながらの事案。まさか、こんなところで経験することになるとは思わなかった。
いや、嬉しいのは確かだ。二人とも美人だし。でも。
「ままままままって二人とも力つよっ……いだだだだだだだ!ちぎれる、俺ちぎれちゃううううううううう!」
結構本気で、命の危機は感じたわけだが。
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