競り市で落とされて

設楽大介

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その⑰尽くす

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そんなある日、いつものようにベッドに入った二人だったが、どうしても池谷が途中で萎えてしまう日があった。
その日は顔を合わせた時からいつもの池谷らしくなくいらだち、物にあたるようなそぶりを見せていた。「何かあったの?」と問う愛海に
「ごめん」とだけ言って帰り支度を始めてしまった。
愛海はその悲し気な姿にいたたまれなくなり、
「ねえ、気分を変えてみましょう」と言って、池谷をもう一度ベッドに座らせ、自分は池谷の前のカーペットに座り込んだ。
「何をするの?」そう問いかける池谷には答えず、池谷の腰に優しく手を回すと、顔を池谷の腿の上に乗せ、彼の物を口に含み、なめあげ、しごき、そして口に含んだ。
愛海の口は、池谷のものに喉の奥の奥まで占領された。
考えてみれば今までいつも奉仕するのは池谷の方で愛海は彼に身を任せているばかりだった。
ベッドに腰を掛けた池谷は愛海の頭を両手で挟み、自分の好きな位置に誘導するようにし固定した。強い力で押さえつけられ、逃れることができない愛海は奉仕を続けた。
「う、あ」
そう呻きながらも片手を愛海の頭から外し、愛海の頬を優しくなでる池谷に、愛海は切ない思いを禁じえなかった。
「できるよ」池谷の物はいまやそそり立ち、力がみなぎっていた。池谷に自信を取り戻させたかった。
池谷はもう一度ベッドに横たわると愛海を腕の中に迎え入れた。
だが、ふと何かに気付いたように
「あ、だめ」と言った。
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