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その⑥お試し
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周りを見るとそのころにはもう会場のあちこちで絡み合った男女の姿が見えた。
――――もっと乳首をなめてほしい。
愛海は男に身を任せながらもそう思っていた。
孝史と別れてから1カ月。あれ以来のセックス。
どちらかというと、愛海は中より外で感じる女なのだ。
男はやがて、愛海をうながして体位を変えさせ、愛海に手と膝をつかせるとバックで侵入してきた。また、ぬるりと快感が走った。
この瞬間は好きだ、そう愛海は思った。
男は愛海の乳房を後ろから手を伸ばして、まるで柔らかい果物を扱うようにさすり、その先端を転がした。愛海の背中に口づけてから、腰を使った。
愛海も、この体勢ならば顔を見ないで済むことで、初めて会ったばかりの相手と体を合わせているという罪悪感をごまかすことができ、行為に集中することが出来た。
「あ、あ、あ!」
愛海も答えるように男の腰の動きに合わせて声を上げた。
男は愛海の腰を片手で抱え込みながらもう一方の手で乳首をつまみ、押し、転がしていたが、やがてその手を腹から下に滑らせ、茂みの下の敏感なところを刺激した。
―――あ、これ好きだ、一番好きな……。
まるで愛し合っている恋人同士のようだ、と愛海は思った。
―――本当に紳士なのだ。
とも愛海は思った。安心、健全な乱交パーティー、そういっていた雅美の顔が浮かんだ。
――――きっと雅美も来たのだここに。
雅美が今のパートナーと出会ったのがここなのかもしれないと愛海は思った。
――――もっと乳首をなめてほしい。
愛海は男に身を任せながらもそう思っていた。
孝史と別れてから1カ月。あれ以来のセックス。
どちらかというと、愛海は中より外で感じる女なのだ。
男はやがて、愛海をうながして体位を変えさせ、愛海に手と膝をつかせるとバックで侵入してきた。また、ぬるりと快感が走った。
この瞬間は好きだ、そう愛海は思った。
男は愛海の乳房を後ろから手を伸ばして、まるで柔らかい果物を扱うようにさすり、その先端を転がした。愛海の背中に口づけてから、腰を使った。
愛海も、この体勢ならば顔を見ないで済むことで、初めて会ったばかりの相手と体を合わせているという罪悪感をごまかすことができ、行為に集中することが出来た。
「あ、あ、あ!」
愛海も答えるように男の腰の動きに合わせて声を上げた。
男は愛海の腰を片手で抱え込みながらもう一方の手で乳首をつまみ、押し、転がしていたが、やがてその手を腹から下に滑らせ、茂みの下の敏感なところを刺激した。
―――あ、これ好きだ、一番好きな……。
まるで愛し合っている恋人同士のようだ、と愛海は思った。
―――本当に紳士なのだ。
とも愛海は思った。安心、健全な乱交パーティー、そういっていた雅美の顔が浮かんだ。
――――きっと雅美も来たのだここに。
雅美が今のパートナーと出会ったのがここなのかもしれないと愛海は思った。
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