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#04: The flawless guy

Real tastes bitter and spicy. 01✤

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 すべてを話し終わって、大志朗タイシローはゴクッと生唾を嚥下した。喉がカラカラに渇いており、虎宗タケムネに黙って独断で真相を告白してしまったことに対する罪悪と、レイの反応に対する臆病な緊張が入り混じった嫌な味。

「せやさかい……トラは何も悪うあれへんねん。トラがしとうてしとるわけちゃうんや」

 嗚呼、覚悟を決めきれぬ自分は何処まで情けなくみっともなく糸に縋ろうとするのか。虎宗の為とは言いながら、本当は自分の為だ。虎宗に代わって禮に許しを乞うているのではなくて、禮の許しを得たいのは自分も同じだ。否、それも少し違う。許されたいのは紛れもなく自分自身だ。虎宗は自分のように往生際悪く禮に対して謝罪することも救済を求めることもしなかった。

「何も悪うないわけあれへんやん」

 禮はハッキリと言い放った。大志朗の鼓膜にはプツッと糸の途切れる音が聞こえた。それは紛れもなく、彼が縋った細い糸。

「不本意かもしれへんけど、やらされてんのかもしれへんけど、人殴って傷付けて、何も悪ないわけあれへんやん」

 禮は俯き加減だったけれど大志朗には禮が唇を噛んでいるのが見えた。年下の少女でさえも覚悟を決めて、何かを犠牲にして、敵対しているというのに、それに比べて自分がとても情けなく思えた。

「禮ちゃんだけや……」

 大志朗は自分の爪先を見詰めて零した。

「トラをどうにかでけるんは禮ちゃんだけなんや。禮ちゃんが一言、お前は悪うないて言うてくれたらトラは…………」

 その一言は免罪符だ。その一言で背負い込んだ罪はすべて洗い流される。禮への罪悪感も、倒してきた人間からの恨みも、無かったことにできる魔法の言葉。
 憎くもない人間を攻撃し傷付けることが真実罪悪であるかなどどうでもよい。禮と敵対するというそれだけが、禮と対岸に立たなければならないというそれだけが、虎宗を地獄の底に引き摺り込んで苦しめることを大志朗はよく知っている。

「ハッちゃんあんなにされて、〝ええよ〟やなんて言えるワケないやん」

「トラかて好きでこんなことやってへん! 分かってくれ! 許したってくれや!」

 大志朗は禮の肩を捕まえて必死に縋り付くような目を向けるが、禮はフルフルと首を横に振った。

「何言われても何聞いても……今のウチにはハッちゃんが一番大事。せやから許すなんて言えへん」

 禮の頑なな態度を見ていると、大志朗の脳裏には不整合な歯列の菊池と、諦めたような虎宗の姿が浮かんできた。

 ――――「お前等も敵殴っとるんやろ、人殴ればどっかで恨み買うとる。恨み買うたら立派な悪人やんけ」

「俺もお前ももう恨み買うとる。今更善人面もでけへんやろ」――――

 何でどいつもこいつも分かった風な口きくんや。ほんま解っとんかいな。それとも、俺だけが解ってへんのか。俺だけが腹括れんと、いつまでも子どもみたいにグズグズと駄々捏ねとるんか。


「トラのこと許してへんのに、会ってどうするつもりや。禮ちゃんはトラに何言うつもりで来たんや」

「それは…………」




能登ノトさん」

 西ノ宮ニシノミヤに呼びかけられた虎宗は、顔を向けず「何や」とだけ短く答えた。相変わらず機嫌は良くないから、西ノ宮も本音では話しかけたくはないのだが、話さないわけにもいかなかった。

「俺、今そこのコンビニから戻ってきたんスけど、大志朗さんが外で女と話してはって」

「またか。こんなとこまで来ても忙しいヤツや」

「いや、それが……大志朗さんとやり合うた女に似てたんスけど。中学くらいの女だったんで」

 それを聞いた瞬間、虎宗はカッと目を見開いた。西ノ宮に対して顔を上げもしないまるで関心のない態度をしていたくせに、突然店の入り口のほうにバッと目を向けた。
 すぐ近くに禮がいると聞いたら居ても立ってもいられなかった。破かれても破かれても胸が疼く。砕かれても砕かれても胸が弾む。終止符が打たれたはずなのに、鼓動が早くなる心臓が痛い。
 ガッシャン。
 虎宗は半ば無意識で立ち上がっていた。荒々しい音を立てて店のドアを押し開いていた。西ノ宮や仲間たちがとめるのも聞かず、店の外へ飛び出していった。


「大志朗!」

 珍しく焦った声だった。大志朗と禮は同時に声のほうを振り返った。
 禮と目が合った瞬間、虎宗は心臓がキュウと締め上げられた気がした。
 嗚呼、やはりキミを見れば愛しさが止め処なく湧いてくる。一度は背を向け道を別たれたキミが、夢幻ゆめまぼろしではなく其処にいる。キミを目の前にしてしまえば、敵対されても拒絶されても、自制しようとしても愛しいと思ってしまう。

「禮ちゃん……何でここに……」

「トラちゃん、一生で一度のお願いやよ」

 虎宗は、雰囲気、視線、声色、緊張で禮が何を言おうとしているのか悟った。だから、肩から力を抜いてトドメを刺されるを待つように禮から視線を逸らした。否、トドメはとっくに刺されているから、こんなにも落ち着いて耳を傾けることができるのだ。

「ハッちゃんとケンカすんのやめて」

 だから、悲痛さがシンシンと伝わってくる禮の頼みを聞いても、こんなにも落ち着いて口を開くことができるのだ。

「すまん……それはでけへんわ」

 禮は虎宗の簡潔な拒否の言葉を聞いても大してショックを受けた様子は見せなかった。心構えをしていたというよりは完全に予見していた様子で、静まり返った瞳で虎宗を見てくる。その純真な瞳が自分を責めているようで、虎宗はそれとは気付かれないように禮から目を逸らした。

「ちゅうか、もう終わった話や。あれだけええの喰らわしたんや。しばらくはよう動かれへんやろ」

「そうやったらわざわざお願いしになんかこおへんよ」

「アイツあれだけ食らって……」

「せやけど次も大丈夫やとは限らへん。今度こそ……今度こそ、取り返しのつかんことになってしまうかもしれへん」

「怪我すんのが嫌やったら引き下がったらええねん。看板なんかさっさと降ろして大人しゅうしとけばええねん」

「それがでけへんからトラちゃんに頼んでるの」

 禮が渋撥に怪我をしてほしくないと願うのは本心だが、真に重要なのは肉体のダメージではないことも知っている。禮は渋撥がどういう男であるのかとうに見抜いている。渋撥は怪我や苦痛などものともしない、プライドに命を懸ける男だ。虎宗の絶対的な強さはきっと渋撥のプライドを粉砕してしまう。虎宗への敗北を認めてしまったら、魂が死んでしまう。
 ふーー、と虎宗の深い呼吸の音が聞こえた。

「なんぼ頼まれても、俺も引くわけにはいかん」

 禮の願いを断ち切ることは、虎宗にも簡単なことではない。自分にできることなら何でも叶えてやりたい。薄情者と罵られても武雄を見捨てて、疎ましいしがらみを脱ぎ捨てて、自由に願いを叶えてやることができたならどれほど満足か。
 禮はきつく眉を寄せて固く瞼を閉じた。虎宗は一度決めたことを曲げない人だから、こうなる予感はしていた。「そう」と零し、静かに呼吸をし、最後の決意を自分の中で縒り合わせる。

「仕方ないんやね……」

 禮は目を開くと虎宗を真っ直ぐに見据えた。息を吸いながら両足を開き、ゆっくりと深く腰を下ろした。低い位置で腰を落ち着けると、長くゆっくりと息を吐いた。
 虎宗が覗き込んだ禮の檳榔子黒びんろうじぐろの瞳は、外観通りの可憐な少女のものではなく、武人のそれだった。

「どうしてもやるんか……俺と」

「トラちゃんゴメンやよ……。仕方あれへんのよ。ウチは、ハッちゃんが傷付くトコは見たないから」


 そこまであの男に惚れとるんか。何であの男なんや。何で俺ちゃうんや。
 ほんまは俺とやりたないんやろ。ツライの我慢して泣きそうなん我慢して、あの男の為に必死に拳握ってんねやろ。俺やったら禮ちゃんにそんなツライ思いさせへんさかい、禮ちゃんの為なら何でもしたるさかい、今からでもええから俺を好きやと言うてくれ――――。

 ザザッ。
 禮が動き、虎宗はハッと我に返った。情けないことを星に願っている場合では、未練がましく恋心を振り返っている場合ではない。
 禮の右足が地を離れ、次の瞬間フッと消えた。

「くっ!」

 虎宗は本能的に腕でガードを造った。感傷に浸っていても哀しいかな鍛え上げられた肉体は条件反射で動く。
 ゴキィッ!

「が……っ、かはっ!」

 虎宗は、蹴りは側頭部に飛んでくると直感していたのに、予想に反して脇腹にめり込んだ。



(動いたと思った瞬間に足が消えて視界の外から蹴りが来る! ここ二年、見てへん間にキレも速さも信じられへんくらいに増しとる。勘が鈍るなんか何の話や。格段に強うなっとる!)

 禮の手の腹が眼前に迫ってきて、虎宗はカッと目を見開いた。
 ガキャァンッ!

「ぐはっ!」

 禮の掌打が虎宗の鼻に直撃した。ダメージというより鼻っ面の一撃は流石に痛くて、虎宗は蹌踉めきながら半歩下がった。
 禮はその間に上半身を捻って半回転させた。虎宗が気付いた頃には禮の背中が見えた。肩越しに禮と目が合い、虎宗は「マズイ」と直感した。
 ガキィンッ!

「‼」

 今度は禮が驚いて目を見開いた。禮の裏拳は虎宗の顔面を捉える直前で、虎宗の甲にぶち当たって防がれた。今のは絶妙のタイミングだった。最高のスピードだった。完全に決まると確信していた一撃が防がれるなんて夢にも思っていなかったから、禮は一瞬困惑の色を見せた。

「あーぶなー……」

 禮は虎宗の声で困惑から我に戻された。拳を引き戻そうとしたが、ガッと虎宗に手首を掴まれた。ギョッとしているとそのままグイッと引っ張られ、踏み留まることはできなかった。

「うっ……!」

 虎宗はやや身を屈めて素早く半回転して背中に禮を乗せたかと思うと、禮の両足は音もなく地面から浮いてしまった。虎宗の体格で、虎宗の腕力で、担ぎ上げられてしまえば禮のウエイトではどうやっても抗うことができない。
 地面に叩き落とされることを覚悟し、禮は歯を食い縛って息を止めた。
 ドサン。
 虎宗は禮をアスファルトに落とすのとほぼ同時に、身動きと抵抗を封じる為にドンッと胸倉を押さえ付けた。禮は衝撃もダメージもほぼ無かったと言ってよい。本来なら固いアスファルトの上に叩き付けられるところ、虎宗はわざわざ禮の体重を支えて柔らかく降ろしてくれたのだ。

「…………」

 禮は黙って虎宗の顔を仰ぎ見た。虎宗の目は穏やかであり、いくら覗き込んでも敵意も悪意も憎悪も見えない。ただほんの少し、悔恨が降ってくる。禮の瞳に注ぎ込むようにサラサラと悔恨が降り掛かる。
 覚悟を決めたはずの虎宗すら悔恨や心残りが微塵もないというわけではなく、それが解ると禮は虎宗を許してしまいたくなった。虎宗が進んで自分の敵に回ったわけではなく運命がそうしたのだと、不都合を何もかも自分たち以外の誰かの所為にしてしまいたかった。そう例えば神様の所為にしてしまえばこんな悔しさやもどかしさを感じずに済むのに。

「何の……つもり?」

 禮が口を開いたのは、胸倉を押さえ付ける虎宗の手が弛み、離れていきそうなのを引き留める為だった。

「これでもウチ、今は師範代やよ。あんま舐めんといてよ」

 それを聞くと虎宗はやや眉を下げ、一層優しげな目を見せる。

「そうか……禮ちゃんが師範代か」

「ウチはトラちゃんの代わりやよ。ほんまやったらトラちゃんがなるべきモンやもん」

 虎宗は禮から手を放してフッと笑みを零した。禮にはそれが、とても敵に見せるような笑みには見えなかった。その穏やかで優しい笑みはまさに兄のものだと思った。成長を喜んでくれているとさえ感じた。虎宗は禮にとってはいつでも優しく、際限なく甘えさせてくれる存在だった。

「謙遜やな。禮ちゃんは強いで。師範代に充分……」

「ウチ、師範代なんて要れへんからっ……トラちゃんに返すから、こんなことやめてうちに帰ってきて!」

 禮は虎宗が助け起こそうと差し伸べた手を捕まえ、虎宗の腕にしがみついた。

「やめてっ……ハッちゃんとケンカせんといて……っ」

 虎宗に縋り付いて哀願する禮は、武人ではなく女だった。愛する男の為ならば何をしても厭わない只の女。愛の為なら何でもできる、まさに女のさが
 虎宗は禮の女の貌を初めて見た。純真無垢な少女であり清廉な武人である禮しか知らない。父である攘之内ジョーノウチを除けば誰よりも長く傍にいたはずなのに、自分に対してこのような顔を見せたのは初めてだ。女が女として在るのは男がいるからだ。虎宗がそう振る舞ってきた通り、禮にとって虎宗は幼い頃のまま兄でしかないのだから、女の禮を知らないのも当然だ。
 何年経っても互いにいくら成長しても兄の枠から出ることができないのは、好きだと伝えそびれたからだろうか。

 俺があの時行くなて言うたら、禮ちゃんはあそこで止まってくれたやろか。
 アイツを捨てて、俺の味方になってくれたんやろか。

 禮に投げられ踵を返され、後ろ髪の一筋も引かず立ち去られた時のことを思い出す。あの時、答を聞くのが恐くて胸の叫びを押し殺した。
 虎宗は禮の腕を掴み返し、ヒョイッと体を引き上げて立たせた。禮が自分の足で立っても虎宗は手を放さず、禮は訝しげな表情で虎宗の顔を見上げた。

「行くな」

 虎宗は禮の瞳を真っ直ぐに見詰めてハッキリと口にした。
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