ゾルダーテン ――美女と野獣な上下関係ファンタジー物語

花閂

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Kapitel 05

急襲 01

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 壮行パーティ翌日。三本爪飛竜リントヴルム騎兵大隊リッター・グローセノルデン騎士団ヴィンテリヒブルク城防備作戦要項最終確認会議――――。
 飛竜の大隊の長たる天尊ティエンゾンは、開始直前になってようやく場に姿を現した。
 会議の進行を務めるトラジロは無論、大隊の主要人員たる面々と騎士団、グローセノルデン大公すらもすでに着席しているなか、申し訳なさそうな表情は一切見せなかった。
 ただひとつだけの空席、それが天尊のためのものであり、そこへ向かって真っ直ぐに部屋を突っ切った。席に着くのとほぼ同時に会議開始時刻になるほどギリギリの登場ではあったが、定刻には間に合っているのだから何か文句でもあるのか、と言わんばかりに堂々と椅子に腰かけた。

「時間キッカリか。流石だな」

「遅れなければ問題はない」

 天尊の隣の席はグローセノルデン大公。天尊が厚顔に言い放ち、大公は俯いてクックッと肩を揺らした。霜髪の大隊長とは随分と長い付き合いになるが、この男が悪びれる様など見たことがなかった。

 天尊の隣の席はグローセノルデン大公と述べたが、ふたりの位置はU字型の長机の頂点。ふたりを起点にそれぞれの隊の兵士たちがズラリと並ぶ。つまり、必ず隣人は己の部隊の者、正面には仕事相手が座る。
 長机の先にはトラジロと、騎士団の副団長。互いに会議の進行役を務める。
 大隊側の席順は必ずしも序列順というわけではなかった。序列通りならば大隊長である天尊の次は、歩兵長のヴァルトラムということになる。しかし、天尊の隣にはズィルベルナーが座っており、その隣にはフェイ、そしてヴァルトラムと続く。要は、到着した順に好きなところに座ったのだ。
 ズィルベルナーは天尊へズイッと身体を近づけて小声で話しかける。

「大隊長が会議開始ギリギリになるなんて珍しいじゃん」

「そういうときもある」

「寂しいから行かないで~って、アキラちゃんが離してくれなかったとか?」

 ズィルベルナーはニヤニヤと笑うが、天尊は表情を変えなかった。ただふう、と息を吐いただけ。

「それぐらいしてくれればさらに可愛らしいがな。アキラはまだ眠っている」

「どーせ昨夜頑張らせ過ぎたとかだろ。いーよなー、大隊長は相手がいて。俺なんてひとりだよォ。緋姐フェイチェはいつの間にかいなくなるし、好みのメイドは見つからないし、昨日は誰とも……イテェッ」

 ズィルベルナーは足の甲に鋭い痛みを感じた。足許に目を落とすと、足の甲を緋から踏みつけられていた。
 緋はズィルベルナーが気づいたと分かっても、さらに鋼鉄製の硬い踵をグリグリとめりこませた。
 真っ直ぐにトラジロのほうへ固定された緋の横顔を、ズィルベルナーは涙目になって見詰めた。

「大公出立前の最終確認だ。最後くらい真面目にしろ、ズィルビー」

「痛い痛い痛い! 緋姐フェイチェゴメンッ」

 ズィルベルナーが涙を浮かべてピンッと背筋を伸ばし、緋は彼の脚の上から踵を退かした。

 ズィルベルナーは緋に注意されたその時は真っ直ぐ向き直ったものの、またすぐに天尊のほうに肘を寄せた。ねえねえ大隊長、と再び小声で話しかけた。

(莫迦は懲りないな)

 天尊は嘆息を漏らした。

「大隊長はさー、アキラちゃんのどこが好きなの?」

「すべてだ」

 天尊は視線も動かさず即答した。

「えええ~?」

「莫迦には解らん」

「バカじゃねーしッ! アキラちゃんがイイ子だってことくらい分かってるっつーの」

 ズィルベルナーの声がやや大きくなり、緋が気づかないわけが無い。また足の甲を踏んづけてやろうかとも思ったが、ズィルベルナーはマズイと思ったかすぐにボリュームを元に戻した。騎士団の手前、何度も同じ注意をするのも恰好が付かない。会議進行の邪魔にならない程度なら看過することにした。

「だけどさ、子どもじゃん。マジで成人してないんだもんなー。見た目が大人同然ってならアリだけど。アキラちゃんは清純派っつーか、年相応の見た目じゃん。俺はキレイでオトナなお姉さんが好きだな~、色気ムンムンの。腰がキュッとくびれてて、おっぱいもふかふかでさあ❤」

「お前の好みなぞ知ったことか」

「え~。大隊長だってグラマータイプが好みだったじゃん~~。大隊長いつから趣味変えたの? 歩兵長もここ最近はビシュラちゃんがお気に入りだしさー。なに? 俺の知らないところでスレてないシロートモノでも流行ってんの? ふたりとも何でそんなに流行に敏感なの? ていうかさあ、子どもどーのこーのの前に、エンブラってスゲー手間かかるよね。体弱ェーし、食うものも食えないし。俺なら絶対ムリ。見た目俺らと全然変わんねェのに何であんなに不便な生き物なの?」

 おしゃべりに夢中のズィルベルナーは、天尊の手がヒュッと素早く動いたことにまったく気づかなかった。
 ズダァアンッ!
 天尊は、ズィルベルナーと自分の間に立て掛けてあった剣をテーブルの天板に垂直に突き立てた。
 剣を手に取った瞬間、鞘を抜き捨てた瞬間、すべての動作をズィルベルナーは視野に捉えられなかった。椅子の背もたれに体重を委ねて両手を上げて頭の後ろで組み、完全に油断しきっていた。
 シン、と静まり返る会議室。すべての視線が天尊に集まった。

「殺すぞ」

 天尊は低い声でズィルベルナーに突きつけた。
 ズィルベルナーは口を横一文字に噤んで額からダラダラと汗を流した。

(やっぱり莫迦だな)

 緋は頭を小さく左右に振りながら深い溜息を吐いた。一応、二位官の立場にあるのだから、大隊長の逆鱗に触れるものが何であるかくらい、早々に察知する能力を身に付けてほしいものだ。

「私語は慎みなさいズィルベルナー!」

「何で俺だけぇぇええ⁉」

 トラジロに怒鳴られ、ズィルベルナーは弾かれたように立ち上がって抗議した。
 剣を突き立てた天尊には注意はなし。自分は殺すと脅迫までされたのに対応に差がありすぎる。天尊本人は不貞不貞しくも何事も無かったような顔をしており、トラジロもズィルベルナーを無視して会議進行に戻った。
 文句を言う矛先を失ってしまったズィルベルナーは、渋々椅子に腰かけた。
 すぐに足をコツン、と蹴られた。緋のほうへ顔を向けると腕組みをして横目で此方を見ていた。

「本当に、いい加減にしろよ。身構えられないばかりか自分の得物を取られるなんて油断しすぎだ。それでも三本爪飛竜リントヴルム騎兵大隊リッターか」

「だってこんなとこで警戒なんてしないよ。ココ会議室だよッ?」

「そういうところが油断してるって言うんだ。大隊長がお前の剣を取った瞬間、居眠りしてた歩兵長だって目を覚ました」

 ズィルベルナーがチラッとヴァルトラムを見ると、先ほどまで腕組みをして眠りこけていたくせに確かに目を覚まして欠伸をしていた。

「だって歩兵長は異常じゃん~……」

「口答えできるザマか。会議が終わるまでもう一言も喋るな、ガキ」

 ズィルベルナーは緋に叱られてしゅんと悄れた。天尊は勿論緋も口を利いてくれず両隣が話し相手をしてくれないので、本当に会議終了まで口を開くことはなかった。


 ヘルヴィン・グローセノルデン大公とグローセノルデン騎士団出立後――――。
 天尊はひとり、テラスにいた。灰色の空から雪がハラハラと舞い落ちるなか、グローセノルデン一行が進んでいった足跡を眺める。真っ白な雪原に何処までも続く一本の線。今夜も雪が降り続けるだろうから、メタルメイルの一団が踏み締めた足跡も程なく消えることだろう。

(今回のグローセノルデン領の催事は公式発表されている。城外警備の連中を見れば城にいるのが常備の騎士団ではないことは分かるだろう。狙うとすれば警備が手薄になってる今が最適だ。飛竜を飛ばしていれば虚仮威しにはなるだろうが、どこまで効くか。ヘルヴィンが戻ってくるまで何も無ければサイコーだが……)

 コツコツコツ、と背後からふたり分の足音が聞こえた。気配を隠す素振りも無い。天尊はそちらをゆっくりと振り向いた。
 そこにいたのは緋とビシュラ。緋はいつもと変わりなく、ビシュラは何故か申し訳なさそうな顔をする。
 天尊がどうしたと尋ね、ビシュラは胸の前で両手の指を結んで緊張した面持ちで口を開いた。

「大隊長。ズィルベルナーさんのこと、まだお怒りでしょうか?」

「随分痺れていたぞ。許してやれよ、悪気は無い」

 天尊はそのような話題を持ち出されるのは少々意外だった。

「ふたり揃ってそんなことをお願いに来たのか? ズィルビーのヤツは存外好かれている」

「大隊長はよく御存知かと思いますが、ズィルベルナーさんは裏表なくお考えを率直に口にされる、とても実直な性格をしておいでです。決してアキラさんに悪意があるとか、故意に貶めようとしたとかいう意図があったわけではなく、その……」

「悪気が無ければ何をしてもいいと? 莫迦は得か、素直なヤツは善か」

「そ、そのようなことは……! 大隊長のお怒りもご尤もですが、ズィルベルナーさんは本当に――」

「怒ってはいない。アイツが厭味を言えるほど賢くないことは分かっている」

「ありがとうございます」

 ビシュラは両眉から力を抜いて安堵した表情を見せた。彼女は本気でズィルベルナーを案じていた。緋は彼女に絆されてついてきたのだろうが。
 天尊にとってはズィルベルナーの軽口など最早どうでもよいことだ。早々にこの話題を切り上げた。

「やっぱり莫迦は得だな」と緋は笑った。

「フェイさん💦 大隊長がせっかくお許しくださったのですから」

 緋にとってもズィルベルナーが大隊長の機嫌を損ねようとぶん殴られようとどうでもよい。そういった場合、大抵はズィルベルナーのほうが悪い。
 緋は腰に手を当てて「……で」と本題を切り出す体制となった

「大隊長は何でアキラなんだ?」

 緋から飛んできた質問に、天尊は片眉を引き上げた。

「お前もズィルビーみたいなことを言うのか」

「最初からいずれ訊こうとは思っていたさ」

 緋はハンッと鼻で笑った。

「大隊長みたいな男があんな子どもに首ったけ。それも相手はエンブラだ。エンブラを嫁にするなんて体質云々以前に面倒だらけなのに。現状、絶世の美女ってわけでもない。育ったらどうなるかまでは知らないけどな」

「オイ💢 アキラは今でもムチャクチャ可愛いぞ」

「正直、歩兵長より意外なんだよ。歩兵長は欲しがったら最後、ほかのことを考える頭なんかない。何で欲しいかなんてロクに考えもしないだろう。だが、大隊長は違う。面倒は御免だろ」

 ビシュラは、せっかくズィルベルナーの許しを得たのに、今度は緋が天尊の機嫌を損ねやしないかとハラハラしながら天尊の顔色を窺う。
 しかしながら、その心配を余所に天尊は肩を揺すって笑った。

「面倒などない。アキラと一緒にいるためなら、何だってやってやる」

 緋とビシュラは、天尊の表情を注意深く観察した。
 天尊は顔色に出にくい男だが、今このときばかりは、諦念や義務感ではなく幸福感が滲み出ていた。
 緋は、あのような少女がこの男からそのような表情を引き出すなど俄には信じがたかったが、目の前でそうあるなら否定はできない。緋の知る限り、天尊はアキラに対して常に真摯に接しており、懐疑を抱いたことはなかった。 おそらく、そうなのだ。天尊の本心から出た言葉なのだ。

「アキラを選んだ理由は?」

「フェイさん。あまり強引に伺うのも……」

「アキラは、俺みたいな役立たずのために何もかもを捧げてくれる女だ」

 ビシュラはキョトンとして天尊の顔を見た。

「大隊長が役立たず、ですか?」

 それは予想外すぎる返答だった。天尊は大貴族・ファ=ニーズヘクルメギルの系譜にして、高名な飛竜の大隊を率いる大隊長。飛竜の大隊が高名なのは名ばかりではない。大貴族への追従でもない。大戦中に活躍し、いくつもの任務を完遂した実績があり、エインヘリヤル中から厚く信頼されるからだ。陰口にしたってその大隊長を役立たずと罵倒するのは上手くない。

「ミズガルズで生きてゆくには、俺の力など必要ない。むしろ邪魔なくらいだ。その上、素性は隠さなくてはいけないのに俺の見てくれは悪目立ちする。だからアキラに嘘を吐かせることになる。アキラのために何かしてやりたいと思っても、俺がしてやれることなどたかが知れている」

「だからといって畏れ多くも大隊長を役立たずと考えたりは……」

「アキラはな、毎日決まった時間に起きて三人分のメシを作る。俺のためにコーヒーを入れて弟を起こして三人揃って同じメシを食って、朝家から出て行って日暮れ前に帰ってくる。そしたらまた、三人分の晩メシを作って三人で食う。弟が寝て随分経ってから俺に笑顔でおやすみと言う。何があったとしても、何もなかったかのようにそれを繰り返す。毎日だ。……おそらく、俺がいてもいなくても毎日毎日同じように繰り返す。アキラの生活にも幸福にも、俺なんか始めから必要はない」

 平和で平穏で単調なアキラの生活に突然割りこんだのは自分のほうなのに、いつからかそれが口惜しく感じるようになった。自分は、完璧で平坦なアキラの世界を少しでも動揺させられるのだろうかと。アキラの世界から自分が欠けてしまったとして、果たしてアキラは悲しんでくれるだろうか。悔やんでくれるだろうか。泣いてくれるだろうか。絶望を感じてくれるだろうか。
 逆の立場ならば天尊はきっと、世界を呪う。すべてを打ち壊してしまいそうなほどに。
 しかしながらきっと、アキラは天尊のようにはならない。己の力ではどうにもならないことが降りかかっても誰かを恨んだりはしない。何かに当たり散らして壊したりしない。
 愚直なまでに慈悲深い。故に、すべてを懸けて守りたいほど愛している。

「あの子は見た目通り、至極マトモな娘ってことか」

 緋の言葉に、天尊は微笑みを零して、ああ、と返した。

「にも拘わらず、アキラは俺のために必死になってくれる。俺など必要ないはずなのに。俺のために泣いて、俺みたいな男を正して、身体を張って助けて、俺のために何でもしてくれる。命を懸けてまでな」

「エンブラが大隊長を助ける、ねえ」

 緋は天尊から目線を外して独り言を零した。

「俺が何もできなくても何でも与える女だ。そんな、優しい女だ」

 天尊への陳情を終えたビシュラと緋は、城内へ戻った。
 その道すがら、緋はようやく解放されたとばかりに肩をぐるりと回した。初めからズィルベルナーのことなど然程重要ではなかった。
 ビシュラは緋の隣を歩きながら何やら物思いに耽った。しばらくして歩みを進めながら口を開く。

「……今の大隊長のお話、どう思われましたか?」

「大隊長もつまらないことを言うようになったなと思った」

「フェイさん💧」

「大隊長はその手の男じゃないと思ってたよ」

 緋は冗談じみてアハハハと笑った。

「お前はどう思ったんだ?」

「わたしはフェイさんほど大隊長を存じ上げませんので……アキラさんを率直に尊敬いたします」

 ビシュラは緋の横顔に目線を向けた。

「エンブラであるアキラさんが大隊長を助けようとなさるなんて……。そのようなことが本当に可能なのでしょうか。エンブラの肉体は決して強くありませんし、プログラムを扱うこともできないはずです」

「まあ、実際には無理だろうな」

 緋は足を停めた。ビシュラのほうへと顔を向けてやや首を傾げる動作をして見せた。

「できるかできないかなんて一々考えちゃいないのさ。その時になったら惚れた男のために命を捨てられる女だってことだ、アキラは。あんな子どものナリしてよくやる」

「その時?」

「イザってときだよ。自分も男も生きるか死ぬかってときさ」

 ビシュラは一瞬、言葉を失った。
 そのようなことを発想したことはなかった。ビシュラにとっては大隊の者でなくとも大抵の男性は自分よりも強者だ。自分より強い者を、身体を張って守るなど想像できなかった。

「それは…………すごいですね」

 純粋に感嘆が漏れた。自分が考えたこともなかったことを、まだ成人もしていない無力な娘がやるというのだから。

「見習おうなんて思うなよ」

「え」

「能力に見合わない行動をするヤツは厄介だ。たとえ誰かのためだとしてもな。弱いヤツ、戦えないヤツは初めから戦線に立つべきじゃない。……目の前で死なれたら、寝覚めが悪いだろう」

 緋はそう言い置いて再び歩き出した。
 ピンと伸びた緋の背筋を眺めてビシュラはフフッと笑みを零した。

「フェイさんは優しいですね。心配ございません。わたしは自分の命を懸けられるほど強くはないですから」
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