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Kapitel 05
17:北国の饗宴 03
しおりを挟む軽快だった音楽はいつの間にか穏やかに奏で、まろやかな歌声と溶け合って空間に満ちる。明るく酒を酌み交わす笑い声も耳に優しい。
パーティも中盤に差し掛かった頃、トラジロとズィルベルナーが上座へやって来た。トラジロは天尊に向かって頭を下げた後、ヘルヴィンの前へ移動した。そして深々と頭を垂れた。
「御挨拶が遅くなりました。グローセノルデン大公」
「おお、騎兵長と二位官」
「今宵はこんなにも盛大なパーティにお招きいただき誠に有り難う御座います。三本爪飛竜騎兵大隊を代表して御礼を申し上げます」
と、トラジロが恭しく謝辞を述べている隣で、ズィルベルナーは早くも天尊のほうに体を向けた。
「大隊長ぉ~~」
「何だよ鬱陶しいな」
天尊はズィルベルナーをシッシッと邪険にした。トラジロはズィルベルナーの足をゴスッと蹴った。
「大隊長に懐くのは挨拶を済ませてからになさい、ズィルベルナー💢」
「いい、いい、気にするな。コイツにそんなモン期待するだけ無駄だろ。図体だけデカくなって頭の中はガキのまんまなんだからよ」
天尊やズィルベルナーの性格、三本爪飛竜騎兵大隊の事情まで理解してくれており、協力的で寛大なヘルヴィンには心から感謝する。貴族とはプライドの高い生き物だから、不敬な態度を取られたら大いに機嫌を損ねたって不思議ではないのだ。
「大隊長~、緋姐見てない? さっきから探してるけど見当たらねーんだよなあ」
「緋ならさっき騎士団の若いのとテラスに出て行くのを見掛けたぞ。今頃どっちかの部屋にでも潜り込んでるだろ」
「ええー! 今夜こそ俺が緋姐と❤って思ってたのにぃ!」
悔しがるズィルベルナー。その横でトラジロは冷静に溜息を吐いた。
「諦めなさい、ズィルベルナー。貴男は緋姐ではなくメイドか侍女に御相手願いなさい。今時分から口説いて間に合うかは知りませんが」
「俺は緋姐がいいの!」
ズィルベルナーは白い歯列を剥き出しにしてトラジロにイーッして見せた。トラジロにはハッと一笑されたが。それからズィルベルナーはアキラの前に移動し片膝を突いた。手を取ってスリスリと擦り合わせる。
「アキラちゃん~~」
「あ、ハ、ハイ」
「俺を癒やして~~。今夜はアキラちゃんもめかし込んでてか~わいい~~❤ お姫様みたいだね」
莫迦みたいに正直な賛辞をペラペラと。トラジロはズィルベルナーを横目に見て呆れ顔。
「緋姐がいいと言ったすぐ後によくもそんなことをサラサラと言えますね」
「だって緋姐もビシュラちゃんもいねーんだもん。アキラちゃんに癒やしてもらうしかねーじゃん。あ~、やっぱ女の子はイイなあ。キラキラだしいい匂いするし柔らかいし。存在そのものがヒーリング❤」
バキバキッ。
天尊は指の骨を鳴らしズィルベルナーを威嚇した。
「テメエには俺が見えてねェのか?」
「大公の前で恥を晒すんじゃありませんよ、ズィルベルナー」
天尊はアキラをズィルベルナーから引き剥がすように自分のほうへ抱き寄せた。
「アキラの手を離せ。莫迦がうつる」
「大隊長ヒドイッ」
「心なしか顔色が優れませんねお嬢さん。ズィルベルナーのレベルに合わせて話をするのは貴女もお疲れですか」
トラジロにそう言われ、天尊はアキラの顔を覗き込んだ。先程も汗が浮いていたし、顔色も少々白く見えた。
「本当にあんまり顔色が良くないみたいだな。大丈夫か、アキラ」
「うん、ちょっとだけ……」
「ちょっとだけ何だ」
天尊は急に真剣なトーンになって真顔。天尊は自分の体のこととなると事を重大にしすぎるから、なるべく心配をかけないようにアキラは困ったような表情で笑顔を作った。
「コルセットするのなんて初めてだから苦しくなってきちゃって」
ばさっ。
天尊は突然アキラを抱えて立ち上がった。アキラは天尊からずり落ちないように慌ててしがみつく。
「ティエンっ?」
天尊はヘルヴィンの前へ行き、小さく会釈した。天尊が言い出しそうなことを既に察しているヘルヴィンはフラッと手を振る。
「俺たちは今夜はもう引ける。美味い酒の歓待に感謝する、ヘルヴィン」
アキラは天尊に抱えられたままどうにか体を捻り、ヘルヴィンのほうへ顔を向けた。
「あ、あの、ごめんなさい。本当は途中で抜けたりしたくないんですけど気分があんまり良くなくて――」
「いいんだ、アキラ。謝るようなことじゃない」
「でも」
「大丈夫だ、ヘルヴィンもユリイーシャも分かっている」
アキラがそちらに顔を引き戻すと、ヘルヴィンはグラスを左右に揺らして笑った。
「何も気にするこたァねェ。体を大事にな、嬢ちゃん」
天尊はアキラを抱えて大広間から出て行った。
ヘルヴィンはテーブルの上に肘を突き、はあ、と溜息を吐いた。
「あのティエンゾンに大事大事にされてるにしちゃひねくれてない、素直そうな嬢ちゃんだ。だからこそティエンゾンには似合わねェが」
「そのようなことを仰有らないで、御父様。アキラ様は本当に良い御嬢様なのよ」
「お前がそういうならそうなんだろうが……ティエンゾンもまた面倒臭いのを選んだな」
天尊がアキラを連れて大広間から退出してから暫く経った頃、夜も更けて宴もたけなわ。笑い声や歌声混じりに酒を傾け、やや照明が落ちて薄暗くなった大広間のなかを光の玉がキラキラと動き回る。その光を浴びながらお気に入りの踊り子と踊る。
それもすべてガラスの向こうの世界のこと。賑やかな空間とガラス一枚隔てられたテラスには、頬を赤くしたビシュラがいた。
テラスは静かだった。まるでガラス一枚向こうの宴の光景とは別世界。城の周辺には無人の広野が広がっているのだから当然だ。雪は降っていないが流石に気温が低い。吐く息が微かに白くなるが火照った頬を冷ますには丁度よい。
(少し飲み過ぎました。普段飲まないのにここのお酒美味しいです)
ビシュラは欄干に両手を突いて「ふう」と息を吐いた。その直後だった、背後から声を掛けられたのは。
「こんなところで何してる」
振り返ってみると、想像通りの声の主。肘まで軍服を捲り上げ、片手には酒瓶。長い赤毛を揺らしてゆっくりと此方へ近付いてきた。酒に酔っているのか、足取りはふらついていないが所作がとても大仰だ。目の前で立ち止まった重たい靴音。見上げるとフッとアルコールのにおいが漂った。
「歩兵長は、ダンスされないのですか?」
ヴァルトラムはクッと笑った。
「ンなモン俺ができると思うか?」
それを聞いてビシュラはニコッと笑った。
「わたしもダンスはあまり得意ではないのです」
「学院じゃダンスは教えてくれなかったか」
「そのような授業はありませんよ。歩兵長は学院をどのようなところだとお考えですか」
ヴァルトラムに揶揄われ、ビシュラはぷうと頬を膨らませた。
「それに、もしあったとしてもやっぱりわたしはダンスの成績は芳しくなかったと思います。体を動かすことはあまり得意ではないので……。テラスに出てきたのはダンスに誘われない為、というのもあるのです。折角のお誘いをあまりお断りするのも悪いですから」
「へえ。気の毒になるほど誘われたか」
「パーティで女性をダンスに誘うのは礼儀のようなものなのでしょう?」
「さァな。品のイイ連中のやることなんざ知らねェな」
ヴァルトラムは瓶に口を付けグイッと酒を呷った。
「で、俺よりイイ男はいたか?」
「歩兵長までそんなこと仰有って💧 あれはフェイさんの冗談ですよ」
「冗談じゃねェ。フェイなら男と消えてもうここにゃあいねェぞ」
「えー!?」
「だからオメエもそうするつもりだったんだろ?」
「そのようなことはしません!」
ビシュラは一歩前進してヴァルトラムとの距離を詰めた。人一倍遠慮がちなビシュラが今日に限って妙に強気なのは、上等な酒に酔っている所為なのかも知れない。
「フェイさんのプライベートを批難する気は毛頭ございませんが、わたしは異性と一晩だけ共にする関係は好みません。楽しい会話をし、お互いへの理解を深め、二人の時間を過ごして関係性を築いてからそういう行為に及ぶべきだと思います。そのほうがきっと有意義ですとも」
「そうしろと学院で教わったか」
「歩兵長~~」
鼻先で嘲笑しながら揶揄われたことが分かり、ビシュラはややむうっと頬を膨らませた。
「オメエのやり方はまどろっこしいな。俺たちゃオメエほど時間がねェ」
「時間……?」
「誰がいつおっ死ぬか、分かンねェからよ」
ヴァルトラムが冗談のように言ったそれは、真実だった。一度戦場に立てば、二度戻る保証はない。歴戦の勇士、三本爪飛竜騎兵大隊であっても、魔物と畏怖されるヴァルトラムであっても。酒を酌み交わし語り合い、信頼や心を預けた相手さえ、必ず引き裂いてしまう事象、死。それに抗い否定する術など誰も持ってはいない。その絶対性と普遍性の前には弱者も強者も関係なく、均しく受け容れるしかないのだ。
「死ぬなんて、仰有らないでください。歩兵長が死ぬなんて、有り得ません……」
「なんだそのツラ。死んだってオメエにゃ関係ねェだろ。恋人でもねェ男だもんなァ」
「それとこれとは話が別です」
ビシュラは俯き、ふるふるっと頭を左右に振った。
「目の前で死ぬと言われて見過ごすことなんてできません。わっ、わたしが……っ、わたしが死なせません!」
「ンなに気張ンな。弱っちいンだからよ」
「弱いと……死なないでと言うことも許されないのですか」
ふと見るとビシュラの肩にはぎゅうぎゅうに力が入っていた。
「わたしではお役に立てないかも知れませんが、それでも……皆さんの誰かが死んでしまうのは嫌です……」
この身は懦弱にして貧弱、誇れるものの少ない身。周りを見渡しては己を恥じてばかりいる。しかしながら与えられた役割を全身全霊で全うしたいと願っている。役割を果たすことで誰かが生き存えるなら、やっと自身を誇れる気がする。
「そうでもねェ」
「歩兵長?」
「俺から見りゃオメエも他の野郎共も変わりねェ。すぐにおっ死ぬクソ弱ェヤツだらけだ」
ヴァルトラムは巨きく硬く迅く強い。実戦部隊・三本爪飛竜騎兵大隊においてもその実力は天尊以外には肩を並べようがないほど突出している。彼等から《魔物》と怖れられながらカリスマ性を持ち崇められるヴァルトラム程の男にしてみればビシュラもそれ以外も大差ないということだ。
そうは言ってもビシュラが笑顔満面になることはなかった。
――「大隊長に張り合うぐらいだったら一言必要だって言ってやれ」
晴れないビシュラの顔を眺めていると緋の言葉を思い出した。ヴァルトラムには到底理解できない小心者の心根。嗚呼、何とも面倒臭いことだ。他者と比べて自分には何ができて何ができないなどと逐一分析して挙げ句、己を卑下して遮二無二働いていないと不安になるなど。余計なことは考えずに自分のしたいことだけをやればいいのに。
「必要ねェんだったら傍に置かねェ。オメエはこの俺が連れてきたんだ。余計なこたァ考えずにここにいろ。その内オメエのお陰で助かるヤツもいんだろ」
「本当に、そう思いますか?」
ビシュラはまた一歩ヴァルトラムに近付いた。もう体と体がぶつかりそうなほど近いのに、距離感が可笑しくなっていることにまだ気付いていない。
「俺が嘘を言うと思うのか?」
確かに、ビシュラが知る範囲ではこの男が嘘や世辞を口にしたことはない。時と場合、相手に関わらず過ぎるほどに正直者なのだから、たかだかビシュラ相手に気を遣うなどして己を偽り嘘を吐くはずがない。
ヴァルトラムはビシュラに一歩近付いた。
「ピアスは気に入ったか?」
ヴァルトラムはビシュラの耳、深緑の宝石に指で触れた。触れられるとツキン、と鋭い痛みが走るのだがビシュラはそれに耐えた。
「えっ、ええ、とても。わたしのような者が本当にこのような高価な物をいただいてよいのですか……?」
「いいに決まってんだろ。オメエが要らなきゃ捨ててる」
心の中で「やっぱり」と思いながらビシュラはそろりと目線を上げてみた。気付かれないようにしたはずなのにヴァルトラムと目が合ってしまった。超近距離で真っ直ぐに見詰められているのだと自覚してしまうと再び恥ずかしさが舞い戻ってきた。突然我に返って顔が熱い。ビシュラは頬を両手で押さえた。
俯くとヴァルトラムのズボンが視界に入った。厚手の漆黒の生地に鮮やかな縦ライン。ズボンと同じ色、漆黒の詰め襟に今紫の飾緒、瑠璃色のマント。胸には数多の勲章。――――それが軍服姿のヴァルトラム。
自身の鼓動に嘘は吐けない。胸がこれほど高鳴っているのは、頬が熱いのは、軍服に身を包んだヴァルトラムが目の前にいるからだ。ビシュラにとってこの姿のヴァルトラムは特別だった。ビシュラを迎えに来た日、ビシュラの世界を一変させた日、あの日もこの装いだったから。
「歩兵長は……」
ビシュラが何かを言い掛けるとヴァルトラムが腰を折って顔を近付けてきた。目がとても近くにあるだろうから顔を上げられない。目が合ったら余計に顔が赤くなってしまうだろう。
「オメエは仕事中に酒を飲むのか? 今は〝歩兵長〟じゃねェだろうが」
「ヴァ、ヴァリイさま……です」
素直なビシュラはヴァルトラムの機嫌を良くさせる。ビシュラの顔を隠す手首を握り、今度は自分のほうから距離を詰めた。ビシュラは先程までとは反対に上半身を反って後退る。数歩もいかない内に背中に欄干が当たって行き止まってしまった。
「ここはよォ、ダンスには誘われなくても別のことに誘うには丁度いいな」
「どういうことですか?」
「いい具合に人目がねェからよ」
腰に腕を回され急にグイッと引き付けられた。その腕力には抗えず、顎を固定されて動けない。為す術もないままに唇に吸い付かれた。
途端に強くなるアルコールの匂い。自分も酒を飲んでいるのにヴァルトラムの匂いの所為で更に酔ってしまいそう。頭がくらくらして目が眩む。このままではダメだと意思を強く保とうとするが酔いがそれの邪魔をする。このまま身を委ねてしまいたい思いが半分と、誰がいつやってくるかも知れないこのような場で好きにされたくないという思いが半分。
一瞬唇が離れた隙を突き、ビシュラは素早く顔を背けた。
「ヴァリイさま、もうこれでやめッ……」
「黙れ」
阻もうとした手を掴み取られ、腰に回された腕に力が入ったのを感じ取った。腰を強く抱き締められると厭が応にも胸が高鳴る。この強い男に求められていると思うと心臓が応じてしまうのは本能だろうか。
「もうダメなんですってばぁ……っ」
ピンッ、と黒い耳が立ち上がった。
ビシュラは顔をかあっと赤くして下を向いた。耳を見て「クカカッ」とヴァルトラムの笑い声。それに反応して長い耳がピクピクと機敏に動いた。
「オメエもその気なんじゃねェか」
「これはそういう合図ではありません! 気が緩んでしまうと出やすくなってしまうんです! 特に今はお酒も飲んでいますしっ……。このようなところで耳を出して誰かに見られたらっ……」
「構うかよ。可愛いじゃねェか」
「か! かわっ!?」
いつものあなたからは想像できないような台詞を、いつもと同じ顔でいつもと同じ調子で、サラリと言ってのけるのはやめてほしい。不意打ちで心臓が飛び出してしまいそうになる。
真っ赤になって絶句したビシュラの顔を見て、ヴァルトラムはクックッと笑みを漏らした。それからヴァルトラムはビシュラの黒い耳にカプッと噛み付いた。甘噛みされると何かが背筋を駆け上がってきて、ビシュラの口からは甘い声が漏れた。
「俺が言うんだから黙って信じとけ、ビシュラ」
あなたは強くて酷い男だと誰もが言う……。
だけどわたしは、だからわたしは、こんな弱い自分よりもあなたのほうが信じられると思った。
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