マインハール ――屈強男×しっかり者JCの歳の差ファンタジー恋愛物語

花閂

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Kapitel 13:雷鎚

神鎚 01

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天哥々ティエンガコが……」

 耀龍ヤオロン天尊ティエンゾンの悲鳴のような咆哮など初めて耳にした。耀龍の知る限り、強さと鋭さと賢さと雄々しさの象徴であり理想の体現が、崩れんばかりに身を震わせて咆哮を上げている。
 アキラは変えてしまうのかもしれない。天尊を丸っきり別の物へと。
 白がそう望んだわけではなく、そうあらましと行動したわけでもなく、ふたりが共にいることによる化学反応であり、不可避の帰趨だ。
 では、天尊自身は変わることを望んでいるのだろうか。変わった末に成るものが、獣のように泣き叫ぶものであったとしても。

 ズダァアンッ! ――天尊が地面に拳を叩きつけて電撃が弾けた。
 ルフトは咄嗟にその場から飛び退き、天尊から距離を取った。
 天尊は仰向けの白の両脇に手を突き、覆い被さるように覗きこんだ。

「アキラ、死ぬなよ。こんなことで死ぬな。こんなことでッ……お前が死ぬな」

 天尊の顔面は蒼白だった。大量の血を失っていることよりも何よりも、絶望感が一気に体温を奪った。これほどの負傷してもまだ敗北する気など微塵も無かったが、今や生きている心地がしない。死の予感が近づいただけで吐き気が上ってくる。
 ――俺の罪の肩代わりをしてお前が傷つくなんて耐えられない。俺の宿業に巻きこまれてお前が命を落とすなんて耐えられない。近くにいたいのに、もっと近くにずっと近くにいたいのに、俺の車輪は容赦なくお前を轢き殺す。

 ボトボトッ、と天尊の血が雨のように白の顔に降りかかった。

「う……」と白は身動ぎして目を開けた。

「大丈夫……そんな顔……しないで」

 白は額に脂汗を浮かべて掠れ声を絞り出した。
 ナイフの刺突は、天尊とは比べものにならないほど痛みに慣れていない白にとっては、とんでもない苦痛。しかし、天尊を安心させたくて痛いと叫びたいのを堪えた。
 天尊はギリッと奥歯を噛んだ。力を御せず地面の上で結んだ拳が震える。

「悪い、アキラ……俺は許せん。アイツらを、許せるわけがない……ッ」

 白は彼らを殺すなと言った。虚仮にされ悪罵されこれほどの傷を負わされはらわたは煮えくり返るが、白の望みならば叶えてやろうと思った。その時点で天尊にとっては充分すぎるほど自制した。
 しかしながら、彼らは救おうとした白を傷つけた。この薄く脆い体を打ち砕いてしまおうとした。今度こそは度し難い憤怒を身の内に抑圧することなどできない。天尊は満身創痍のこの体で何をすべきか、すでに答えを出していた。

「痛むぞ。歯を食い縛れ」

「?」

 天尊は白に理解する猶予も与えなかった。腕の付け根に突き立てられたナイフの柄を掴んでゆっくりと引き抜く。
 じっとしているだけでも限界が近いのに少しでも動かせば激痛だ。白は苦痛に顔を歪めた。

「いぃった……ッ」

「悪いが耐えろ」

 白は言われるがままに歯を食い縛った。身悶えたいほどの激痛に必死に耐え忍んだ。
 天尊の顔半分にベットリと付着した血はすでに赤黒い変色を始め、真っ白の装束は土埃や血痕で汚れきっている。そのような傷だらけの姿を目の前にしてこの程度の苦痛で、嫌だやめてくれ、など白の性格では言えるはずがなかった。
 天尊は引き抜いたナイフをその辺に放った。
 白は自分の肩を握ってハッハッハッと短い呼吸をした。瞳にはうっすらと涙が浮かんだ。それを見た天尊は「痛い思いをさせたな」と言って白の汗ばんだ額に口づけた。
 それから、白の肩から手を退かし、真新しい傷口にかぶりついた。

「うぅっ……くっ」

 天尊は白の片方の手首と肩を固定して傷口から血液を吸い上げる。
 その度に白は激痛が走った。自由なほうの手で天尊の衣服を握り締めた。
 ごくんっ。――血液を嚥下する度に喉が鳴った。
 鉄の香りがする液体が喉を下っていって目を眩ませる。これは多量の血を失っているからではない。感覚的には恍惚に近い。あとを引く馨しさが鼻腔を抜けて脳に到達して微酔する。血の臭いであるはずなのにちっとも生臭くなく、いつまでもいつまでも味わいたい。

「ったい! 痛い、ティエン……ッ、あぁあ……!」

 これまでは血を与えるといっても数滴舐める程度だった。しかし、天尊は今に限っては飲んでも飲んでも白を離さなかった。
 じゅるっ、じゅる、じゅる、じゅる。
 乙女の柔肌から血を啜る様は鬼か魔か。それは人ならざる所業であり、目を背けたくなるほどに禍々しい。天尊自身すらその姿、その性、その業を厭う。
 それでも止まらない。苦痛に悶える白の声を聞いても止められない。恍惚に頭が浮かされて自制が効かない。これこそが己の意思では抗えぬ宿業だ。飲んでも飲んでもかぶりつく。飲んでも飲んでも飢え渇く。飲んでも飲んでも満たされない。
 お前の血がこんなにも甘美なのは《オプファル》だからか。愛してしまった、《オプファル》を、喰らい尽くす運命のものを。運命の車輪で轢き殺してしまうとしても、愛したからには手放せない。

 有翼の三名は、天尊の行動を見て眉を顰めた。

「彼奴は何をしている。まさか、喰っているのか」

「喰ったところで人間エンブラ如きでは大した滋養にはなるまい」

「ああまでして守ろうとしたのに、今さら喰らうなど何を考えて……」

 白は手が震えるほど天尊の衣服を力いっぱい握り締めていた。

「ティエッ……ま、まだ……?」

 白が熱い吐息を漏らすと共にそう言うと、天尊はようやく白の傷口から離れた。

「よく我慢したな。とっとと終わらせて、帰ろう」

 天尊は白の額に浮かぶ脂汗を拭ってやった。
 白は安堵して全身から力を抜いた。傷口は痛むが、吸われている間よりは随分マシだ。
 地面に横たわったまま目をうっすらと開けて天尊を見上げた。天尊は真っ赤な口許を服の袖でグイッと拭い、スッと立ち上がった。

(あれ……? 今、ティエンの目……)

 いつもと何かが異なる気がした。しかし、苦痛と疲労とで、それを確かめる余裕はなかった。
 天尊は背筋をピンと伸ばして自分の両足で地面を踏み締めた。
 ドクドクと脈打つ心臓。全身の毛細血管にまで激流のような血流が及び、爪の先、髪の先に至るまで力が漲ってゆくのが分かる。新たな滋養が全身を巡り、まるで自分ではない別物に転化してゆくかのように、たちまち英気が充ち満ちる。驚異的な速度で欠損した血管や断裂した筋肉が再生され、出血は止まり傷は塞がり、蓄積したダメージは払拭された。
 バチンッ! バチバチバチッ。――天尊の周囲に電流が迸った。
 これは愉快。ダメージが帳消しになるどころか、力が収まりきれず溢れ出る始末だ。

「いつも以上に気をつけんとな。アキラに当てるわけんにはいかん」

 天尊は片腕を持ち上げ、有翼の三名のほうへ向けてヒュッと振り下ろした。
 ズガガガガガァンッ!
 天尊の腕から放たれた落雷のような電撃が地面を駆け抜けた。
 天尊にとっては軽い傘を振るうのと変わらない。傘にしたたる水滴を振り払うのと同じくらいに造作ない。
 天尊のダメージが魔法のように消え失せた、どころか此処に現れたときよりを遙かに上回るパワーを手にしたことはルフトたちにも分かった。何がどうなってこうなったのか、彼らは知る由もなかった。理屈云々よりも野生の勘、本能が告げる危機察知に近い。

「何だッ、何が起こった! 何故、彼奴は立ち上がれるのだッ」

「あの娘、何をした⁉」


「これが、〝制約〟を無効化した天哥々ティエンガコ……」

 耀龍の目は天尊に釘づけだった。
 彼が物心ついた頃には上の兄たちはすでに制約の破棄を完了していた。制約の無効化そのものも、それによる劇的な変化を実際に目にするのは初めてだった。

縁花ユェンファはああなった天哥々ティエンガコを知ってる? 〝制約〟を無効化している間は回復力も増すの? とても負傷してるように見えない」

「私もこの現象を目にするのは初めてです……。しかし、負傷がもう再生したのだとしたら、いくら大隊長の回復力でも尋常ではありません。そもそも〝制約〟自体がファ一族の特異体質のようなものです。私の理解の範疇ではございません」

 耀龍も縁花も、たったいま天尊の身に起きたことを知識としては知っている。しかし、事実それが何を意味するのか、これから何が起こるのかは分からない。
 神のみぞ知る――――。《雷鎚》と、《神の鎚》と称された男は、今まさに神と紛おう如き力を手にしたのかもしれない。


ロン! 来いッ!」

 天尊から呼びつけられた耀龍は、急いで天尊の許へ走り寄った。
 天尊は地面に横たわっている白を顎で指して見せた。

「アキラを治せ。毛ほどの傷跡も残すな。分かったか」

 耀龍は白の傍に両膝を突いた。白の手をゆっくりと傷口から退けさせてまじまじと観察した。

人間エンブラも基本的に構造は同じはずだから、たぶんできると思う。実際に修復したことはないけど……」

 天尊は、耀龍たちに背中を向けてスッと片手を天に翳した。

「――――竅せデムロッホロヒェン

天哥々ティエンガコ⁉」

 天尊が唱えた言葉を耳にした途端、耀龍は顔色をギョッと変えて天尊を見上げた。
 天尊が手を翳した空中、空間が突如としてぐにんと撓んだ。空間の面は引き延ばされて波打ってカーテンやベールのようであり、その向こうに何か巨大なものが蠢いている。ぐにょんぐにょんと不定形に伸縮し、蠢くものを形作った。
 白は地面に後頭部を置いたまま頭上を凝視して、声を失した。
 夜空のベールを裂いて現れたのは、光沢のある黒い鱗を纏った巨大な爬虫類のような生物――――ドラゴンの頭部だった。

「何考えてるの! 無断で召喚プログラムを実行するなんてッ」

 耀龍は天尊を批難した。
 一方、縁花にはそのような猶予はなかった。素早く耀龍と白の前に立って背中に庇った。天尊が何を意図しているか彼には想定できた。
 ギィイヤァァアアアアッッ‼
 ドラゴンが耳障りな咆哮を上げた。
 大地に轟き木々が軋んだ。野生動物や虫たちは逃げ出し、山林すべてが響めいた。
 耀龍は思わず顔を顰めて両耳を塞いだ。頭部を殴られたかのような衝撃の大音響だ。
 ドラゴンは大顎をあんぐりと開けた。鋭い歯列が並ぶ口の前に光球が出現し、急激に圧力が収斂する。
 カッ!
 光球が弾けた瞬間、同時に目映い一閃が放たれた。
 驚愕と恐怖で射竦められたルフトは、それに反応できなかった。
 防護殻が攻撃を感知して彼女の前に透明の盾を形成した。それは持ち主が意識せずともオートマティックに作動する。
 閃光が防護殻に接触した瞬間、パキンッと乾いた音が聞こえた。

「離れろルフト!」

 ヒンメルは叫ぶと同時にルフト目掛けて飛びこんだ。腹部を肩に担ぎ上げてその場から退避した。
 防護殻は閃光に呑まれて粉々に砕け散った。鏡のように薄い破片と成り果ててキラキラと宙を舞った。

「《雷鎚ミョルニル》の稲妻すら防ぎきった防護殻が砕けッ……!」

 ドラゴンが吐き出した閃光は、レーザービームのように直進した。木々を呑みこみ、掠めた岩を砕き、向かいの山肌を大きく穿った。
 年若い有翼の姉弟は、愕然としてカタカタと震える。
 あのようなものが直撃すれば人ひとりなど簡単に消し飛ぶ。そうだ、白髪の悪魔と罵ったあの男にとって、敵を消し去ることなど露を払うほどに簡単なことなのだ。塵を掃く程度のことなのだ。
 かつて《雷鎚ミョルニル》と恐れられた――――。漆黒の飛竜に跨がり白髪を靡かせ、暴風と稲妻を伴い、戦場に降臨しては数多の敵を葬った。アスガルトを守護する軍勢がひとつ、最も名高く最も恐れられた騎竜の大隊、それを率いる将。飛竜を使役し神の怒りを降らす者。戦好きの隻眼の神に言祝がれし戦士。神々が鍛えし武器の権現。
 彼の前に、人は人であって人でない。すべての敵は灰塵と化す。

 じきに夜空に生じた巨大な〝裂け目〟にドラゴンの頭が収納され、裂け目そのものが消失した。何事もなかったかのように、夜空に星が瞬いた。
 いま見たものは何だったのだろうか。白の心臓はバクッバクッバクッと大きく鐘を打った。

天哥々ティエンガコ! こんな高出力をミズガルズで使用するなんて懲罰モノだよッ?」

 耀龍は天尊の後ろ姿に批難をぶつけた。
 ハハハハッ、と天尊は高笑いをした。

「いいんだロン。何もかも構わん。俺はいま最高に気分がイイ」

 天尊は肩越しに耀龍のほうを見てニヤリと笑った。
 耀龍は天尊の好戦的なギラギラした眼光とかち合ってギクッとした。
 トンッ。――天尊は地を蹴って耀龍の視界から消えた。

「い……今の、見た? 縁花ユェンファ

 耀龍の声は微かに震えていた。

天哥々ティエンガコの眼、白くなかった……! もしかしてこれは〝制約〟の無効化じゃなくて……ま、まさか《邪視ブゼルブリク》――……!」
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