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#30: Sparrow the Ripper
The RAZOR dances whatever he wants. 03
しおりを挟む荒菱館高校・三階。
一年生の教室が並ぶ廊下の突き当たりには、数畳程度の空間がある。何が入っているか分からないロッカーと木製の長椅子が置かれている。照明はなく窓からの採光のみだからいつも比較的薄暗くひんやりしている。
禮と杏は柵に背中から凭りかかってアイスクリームを食べていた。前の授業は体育。かなり暖かい気候となってきた時分、運動のあとのアイスクリームは一際美味だ。
「スズメさんは何で近江さんのオンナとるんやろ」
杏がそのようなことを言い出した。雀麒一郎という人物について鶴榮から説明を聞いて事情や人間関係はおおまかに理解したが、腑に落ちない部分も大きい。
「毎回ハッちゃんと同じ女のコ好きになるから……はちゃうよね」
「ちゃうやろ。ちゅうか、話聞いたかんじ近江さんも本気で好きちゃうやろ。間に合わせで付き合うてるかんじ」
「間に合わせ……で女のコと付き合うことあるんや」
「禮はちゃうでッ」
杏は慌ててフォローした。まずい言い方をしたと杏の顔に書いてあり、禮は「うん」と頷いて微笑んだ。
「オンナとっても近江さんが怒らへんて思うとるとしても、そんなん近江さんの気分次第やし紙一重やん。今回なんか近江さんハッキリと手を出すな言わはってるのにガンガン来るやん。表面上仲間のフリしてるだけで、腹の中じゃ近江さんのこと嫌いなんちゃう?」
「せやけど鶴ちゃん、スズメ先輩はハッちゃんのこと好き言うてた。鶴ちゃんが言うならたぶんほんまにそうやよ」
「ん~~。分からへんなあ」
杏はカップアイスの縁を口に咥え、腕組みをして悩ましげに唸った。
「あ。禮が言うてる変な感じって、本気ちゃうのに好き言うてるからちゃう?」
「そうなんかなー」
ふと杏は雀と専が此方に向かって廊下を歩いてくるのを見つけた。最上級生がこの階にいるということは、もしかしなくても用向きは禮だろう。
専から手を振られ、杏は素直に「ゲッ」と小声で漏らした。鶴榮に雀の話を聞いて雀が禮を狙っていることが確定した以上、その仲間の専も忌々しい。雀が禮に純粋に好意を抱いているというならまだ同情の余地がある。しかし、渋撥の恋人だからという理由ならば女を舐めるのも大概にしろと言いたい。
専は禮と杏の前にやってくるなりハハッと破顔した。
「キミら無防備やな~。こんだけ男だらけの環境やのに」
禮と杏はキョトンとした。専は二人の下半身あたりを指差した。
「柵にそんなくっついてたら中身見えるで。スカートのな・か・み」
「ッ⁉」
禮と杏は凭りかかっていた柵からパッと飛び退くように離れた。
入れ替わりに専は階下を覗き込んだ。一階には則平と順平の姿があった。彼等があわよくばスカートの中を覗こうとしているのが廊下を歩いてくるときから見えていた。
「オイッタクメ! 余計なことすなー! そこは放置プレイやろッ」
「なに人の楽しみ邪魔してくれとんねんコラァッ」
雀も柵に近づいて階下を覗き込んだ。則平と順平に笑顔で手を振った。専相手ならやんややんやと騒ぐ則平と順平も、最上級生の雀が出てきては黙るしかなかった。
「ノーパンやのォて良かったな」
(ノーパンなワケあるか!💢)
専の冗談は杏の癇に障った。小馬鹿にしているのだろう。専は先輩だ。新入生の女子など取るに足らないはずだ。
「あの二人、スズメ君にシバいてもろてもええけどどーする?」
禮は専からの提案にぶんぶんっと首を左右に振った。
専は少し意外そうに「そお?」と聞き返した。暴君の恋人になるくらいだから鉄拳制裁を好むと考えていたのかもしれない。事実、暴君に寄り添う女はその手の部類が珍しくはなかった。
「ちょっと、いま時間いいかな」
雀から話しかけられた禮は「いや、それは……」と目線を逸らした。鶴榮に気をつけろと釘を刺された直後で顔を合わせるのはかなり気まずい。
「え~~」と専が不満げに口を尖らせた。
「パンチラ教えたったんやからちょっと話するくらいえーやん。一緒に買い物行った仲やんか。それに、スズメ君はキミの為に近江さんに睨まれてんねんで。その分くらいお話に付き合うてくれんと割に合わへんで」
「なんかヤダな、その言い方。足元見てるみたいだ」
「ドツかれかけたのはほんまやん。近江さんにガチでドツかれたらただじゃ済めへんで実際。キミもそう思てるさかい近江さんを停めに入ったんやろ」
禮は咄嗟に反論の仕方が分からず、口を半開きにして困ってしまった。
渋撥のパンチが直撃したらただでは済まないのは事実。思わず停めに入ったのも事実。渋撥が雀を殴ろうとしたのは自分が理由だとは分かっている。しかし、譬え実際に雀が殴られたとして自分の為と言えるだろうか。それだけの危険を冒させたのは自分なのか。
……などと禮がグルグル考えている内に、杏がズイッと前に出た。
「ちょっと。この子嫌がってるんで。これ以上しつこォせんといてもらえますか」
専はニイッと白い歯を見せて杏の手首を捕まえた。
「キミは俺とお話ししよか。杏」
「はあ~~⁉」
専は杏の手を引いて歩き出した。杏は、話とは何だとか、アンタと話はないとか文句を言ったが、訳が分からないまま連れて行かれてしまった。
禮はポカンとして階段を下りてゆく杏と専を見送った。
杏はギャアギャア騒いでいたから助けたほうがよかっただろうか。しかし、禮が助けるとなると実力行使しかない。危害を加えてこない先輩にいきなり手を出すというのはかなり気が引ける。日中だし校内だし、そもそも専から害意は感じ取れなかったから身の危険はないはずだ。
「大丈夫だよ。タクメは変なことしないから」
雀から話しかけられ、禮はハッとした。そうだ、杏は専に連れて行かれたが、自分はこの人物と二人きりなのだ。
専は杏を三階から一階――購買部まで連れてきて手を離した。杏はすぐさま踵を返して元いた場所に引き返そうとしたが、専に肩に手を置かれてクルッと方向転換させられた。
杏はキッと専を睨みつけた。専は「まーまーまー」と宥め、購買部に陳列された袋菓子を指差した。
「何食う? 何でもええで。オゴったる。女のコは甘いのスキやろ」
杏は肩に置かれた手を払い除けた。
「話て何なんスかッ。大した話ちゃうんやったらあとにしてもォてええですか」
「話なー。あるある。胡蝶から族抜けした一年て、杏やろ?」
「!」
杏にとってそれはなんとなく突かれたくない話題だった。たかだか数ヶ月前のこととはいえ過去のことだ。制裁は受けた。精算したはずだ。少なくとも同じ学校の先輩という関係性に過ぎない男に何を言われる筋合いはない。そう思ってはいてもよい気持ちはしなかった。
専は特に食べたいわけではなかったが目に付いた菓子を手に取った。手の平大の小さな菓子を一人でレジまで持ってゆき、会計を済ませて杏のところへ戻ってきた。
性懲りもなく再び杏の肩を抱いた。杏が何も言わないのをいいことに、そのまま学生食堂のテーブルまでエスコートした。椅子を引き、どうぞと促したが杏は腰をかけなかった。まあいいか、と杏の手を持ち上げて手の平の上に袋菓子を置いた。
高校生にもなってお菓子で懐柔されるはずがない。分かった上での行動だと考えると専は充分に杏を苛つかせた。
「あんなバリッバリのレディースからたった一人で抜けるなんか大したモンやで。ようそんなカワエエ顔のまんま無事やったなー。見かけ通り根性あるわ」
専は腰を折って杏に顔を近づけた。
「何で知ってるか不思議~? 言うとくけど俺ストーカーちゃうで」
「分かってます。荒菱館の二年が、一年のウチをストーカーする意味なんかあれへん」
「そうでもあれへんかもやで。ウチじゃあ女は貴重やから、よう話題に上んねん。俺、割りかし耳早いほうなんや」
「で、ウチが胡蝶抜けた一年やったら何なんスか」
「別に何もあれへんで。ただ、そうなんやろっちゅう話」
イラァ。――専の話し方は杏の神経を刺激する。杏の眉間がピクピクと痙攣した。
「カワエエ言うたら近江さんの今カノちゃんは美少女オーラがハンパないよなー。あんだけのオーラやったら近江さんがグラッと来てまうのも分からんでもない」
専は腕組みをしてウンウンと頷いた。
「せやけど《荒菱館の近江》のオンナともなるとまァ、見栄えがええだけで務まるワケでもない。今カノちゃんは見栄えだけやのォて中身もええみたいやけど、《荒菱館の近江》と付き合うとなると難儀や。ええ子なだけに余計にカワイソーやな」
「……言うとくけど、あの子ナメんほうがええで。禮怒らしたら、ウチなんかよりも何倍も恐いよ」
杏はジリッと爪先を専のほうへ向けた。専はようやく杏と目線を合わせることができた。
鼻先、唇の皮、睫毛の先、空気に触れる先端に僅かにピリピリと電気が走る。細い金糸のカーテンの隙間から凛とした眼が覗き、其処から放たれる清々しいくらいの敵意。アイスピックを柔らかく肌に突き立てるように、眉間目掛けて真っ向から向かってくる。
「うわー、恐い顔。せっかくのカワエエ顔が台無しやで。せやけど、嫌いやないで。ピリッピリしとるのにキレエな目ぇして。まだまだスレてへんてカンジや。こっちまで若返った気分になれるさかい、たまに後輩と絡むのも悪ないで」
「アンタ、フザケてんの」
「先輩に向かってアンタはないやろ。専君って呼んでくれて構へんで」
「呼べへんわッ」
パァンッ、と杏は専の胸に袋菓子を叩きつけた。専ののらりくらしとした態度にはには苛々させられるし禮の陰口は聞かされるし、序列を軽視しない杏も堪忍袋の緒が切れた。
「俺だけ名前で呼んでたらバランス悪いやん」
「せやったら呼ぶなッ」
「〝杏〟って名前カワエエよなァ。俺の〝専〟って由来知りたい?」
「アンタ、ウチの話ゼンゼン聞いてへんな💢 日本語通じんヤツとは話せえへんッ」
「アッハハ。コレ日本語、ジャパニーズ。俺も英語苦手やもん」
杏は相手にしていられないと、専からフイッと顔を背けた。立ち去ろうとした杏の手首を、専がすかさず捕まえた。
「まあまあまあ。もう少し俺の相手してぇな」
「アンタ、スズメさんに協力してるんやろ。どーせ、禮とスズメさんを二人にだけにする為にウチを足止めしてるんやろ」
「まー、目付きがええだけやのォて気まで回るんやね。杏はよう気のつく子やな」
(くあ~~💢💢 笑顔もムカツク。全部ムカツク!)
「またそんな恐いカオして。ほな、杏にお得な話するさかい俺の相手して♪」
「はあッ⁉💢」
専は杏からギリギリときつい目で睨みつけられても物ともしなかった。涼しい表情で杏の肩に手を置いた。秘密の話をするように杏の耳許に口を近づけた。
「一年にさァ、大鰐平っていてるやろ?」
当然、杏の脳裏に憎らしい吊り目の男が浮かび上がった。
「何でへーの話なんか……」
「アイツ〝へー〟て呼ばれとるんや。ちゅうことはトモダチかあ」
「アンタに関係あれへんやろ」
「そーかなー。関係あれへんこともないかもやで。杏はアイツのことどんだけ知っとる? ガッコで毎日顔を合わす人間のことほんまに知ってるか? 荒菱館のことどんだけ把握しとる? 序列、力関係、人間関係、昔あったこと、今のこと」
荒菱館高校も暴君もその上位にいる人間も、杏は入学する前から知っている。校内・校外を問わず彼等は名前が知られている。しかし、それは噂程度、事実・事柄であっても表層に過ぎない。
杏も自覚があるからその点について反論しなかった。自分が知っている真実など一握り。わくわくしながら噂話を拾い集めた《荒菱館の暴君》さえ思い描いた像と実態は異なっていた。
「胡蝶を一人で抜けて根性あるのは認めたる。せやけど、杏もここじゃあ自分が弱いモンやっちゅうことは分かってるやろ。杏みたいな弱いモンはようよう周りを観察して、なるべくぎょーさん物事を把握しとかなあかん。せやないと、思わぬところで裏切られてボロボロになって泣く羽目になるで」
専がフッと零した笑みが吐息となって杏の耳に吹きかかった。
「なあ、トモダチいうて信用でけるほど大鰐平のこと知ってるか?」
「余計なお世話や!」
ドンッ! ――杏は専の身体を突き飛ばした。先輩だからと配慮してやる心の余裕はもうなかった。
フン、と鼻息荒く専に背を向けた。やや肩を怒らせ金髪を左右に揺らして早足で歩き出した。
専は杏を追いかけて「ねーねー、待って」と甘えたよな声を出して引き留めようとした。それがまた杏の苛立ちを煽った。今度はもう手を捕まえられそうになっても肩を抱かれそうになっても遠慮なく思いっきり振り払って足を進めた。杏の忍耐はもうリミットに近い。これ以上余計なことを言われたらパンチをお見舞いしてしまいそうだった。
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