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第六章 リーコス村開拓
第139話 墜ちた者たち
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「おはよう! タカツ艦長!」
マーカスの店でどんちゃん騒ぎをした翌日。
グレイべア村の村長宅(兼旅館)で朝食を終えた私のところへマーカスがニコニコ笑顔を浮かべながらやって来た。
「おはようマーカス子爵。昨日はうちの乗組員ともども世話になったな」
アーシェの生乳搾りラッシーをストローでチューチュー飲みながら、私はマーカスに挨拶を返す。
正直、昨日のことはあまり覚えていない。甘酒ソーダ8杯目を越えたあたりから、完全に記憶が飛んでいる。
「……その、あまり昨晩のことを覚えていないのだが、何か迷惑を掛けたりしなかっただろうか?」
マーカスにはあまり借りを作りたくないので、もし酔いにまかせて何かをやらかしていたのなら、早いうちに消火しておきたい。そんな思いから出た問いかけだった。
「迷惑だなんてとんでもない! むしろお礼を言いに来たんだよ!」
「お礼?」
「あぁ、この出店許可証にタカツのサインをもらったからな!」
「許可証?」
マーカスが何を言っているのかわからなかったが、禄でもないことだけは嗅ぎ取ることができたので、私は眉根を寄せる。
そんな私の様子を見てマーカスが目の前に証文をかざす。
「マーカスのラミアパブ リーコス村出店……許可証……だと!?」
昨晩の甘酒ソーダで残っていた酔いが一気に消し飛んだ。
「なんだこれは!? 私はこんなの知らないぞ!」
幼女の柳眉を立てて怒鳴る私を見て、マーカスがニヤニヤ顔で証文のサイン欄を指差した。
「た……高津裕司……確かに私の書いた字に見えるが……」
「見えるも何も、タカツが自分で書いたんだよ。なんなら動画みるか? ちゃんとスマホで撮影してるからな」
そう言ってマーカスが差し出したスマホに映っていたのは……
「ぐへへ、ラーナちゃんのおっぱい100点満点! 揉み心地Sクラス、重さSクラス、全部Sクラスぅぅ! いやいやユリアたんのおっぱいも100点まんてーん! ぐへへ、キアラさんのパフパフなんてもう天国ですなぁぁ! 」
「あーん! 艦長! 当店は御触り厳禁なのにぃ!」
「ぐへへ、よいではないか、よいではないか!」
と巨乳ラミアの谷間に顔を突っ込んでいるハレンチ幼女の姿が映っていた。その数秒後、マーカスに何か言われて紙にサインする私の姿が……。
「こ、これは……」
「このときにサインしたのがこの証文ってわけだ」
ここで私はマーカス子爵によるハニートラップにまんまとハメられてしまったことに気が付いた。
だがそんなことより、私の全身を覆い尽くしていたのは恐怖だった。
この映像が見られてしまったら……
「こ、ここここ殺される!? い、いや! 間違いなく殺られる!」
私が真っ青になって怯える様を見て、さすがにマーカスもやり過ぎたかなと慌て始めた。
「お、おい、 落ち着けよ! いくらなんでも何もそこまでしねえよ!? まぁ、本来の相談に入る前に問題点を実感して欲しかっただけで、どうしても無理ってのをゴリ押してまで出店する気はねぇよ」
「こここここんな姿を妻に見られたら、一瞬で消し炭にされりゅ! いや平野にバレた時点でも私の人生が終わる……ごめんなさい! ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「お、おい! タカツ! 大丈夫か!? しっかりしろ!」
私の頭の中は、スマホ動画を観て怒りに震える妻の帝国陸軍ビンタを受けて蒸発する自分自身の消し炭の姿で満たされていた。
「そ、そうだ! こうなったら全てのミサイルを使ってこの国ごと消してなかったことにしよう! そうだ! 核! 核弾頭は手に入らないか? この世界ごと焼き払ってしまえば何もかもなかったことにできる……」
「 怖えよ! 何言ってるのか全くわからんが超怖えから! ほらみろ、動画はもう削除した! もう昨日の証拠はどこにもないから! 落ち着け! とりあえず落ち着け!」
ピタッ!
艦長の震えが止まった。
バシッ!
艦長、マーカスの持っていたスマホを奪って素早く操作する!
ピコッ! ピコッ! ピッ! ピッ!
艦長、『すべてのデータを消去(出荷時リセット)』を実行した!
「他にスマホは?」
スマホをマーカスに返しながら、私は問い質した。
「ねぇよ。昨日のメンツでスマホを持っていたのは、タカツとフワデラの乗員を除けば俺だけだ。安心しな、フワデラの乗員たちも撮影はしてなかったよ。って、データが全部消えてるじゃねーか! それで……」
マーカスが真面目な顔で私に向き直る。
「俺の話を聞いてくれるよな?」
私は静かに頷いた。
――――――
―――
―
マーカスの話というのは、最初に言っていた通りラミアパブをリーコス村に出店したいというものだった。
ただその動機は、単に店舗を拡大して利益を得ようというものではないらしい。
「そもそも金なら山ほど持ってるからな」
とマーカスはうそぶいていたが、たぶんそれは本当だ。以前、シンイチから話を聞いたことがある。
ドラゴンが持っていた宝の山をシンイチが譲り受けた際、彼はそれをマーカスと何人の仲間で山分けしたというのだ。
山分けされた一山でも、小さな国なら買えてしまえるほどの財産だったらしい。
マーカスと白狼族の少年ヴィルフォランドールは、そのお金を使って大きな船を買って古大陸へ出向いた。
さらにそこで知り合った大商人に大金を渡し、古大陸にあるボルヤーグ連合王国に新たな商会と大陸一豪華なホテルを建てさせている。
私たちがマーカスを連れて、このフィルモサーナ大陸に戻ることになった際、彼らは自分の姪や姉にそれらの財産を全て譲り渡していた。
そこまでしてなお、マーカスの財産はまだ半分も減っていないという。
「マジか……マーカス、超大金持ちだったんだな」
「まぁな。全部シンイチのおかげなんだが……」
なんだか急にマーカスが死に別れたパパに見えて来たぞ。
いや、うちの親父はピンピンしてるけどな。
「パパ……マーカスパパ」
とりあえずマーカスをパパ呼びしてみた。
「はぁ!? 何を言い出すんだ? 頭大丈夫か?」
私は目をうるうるさせてスキル【幼女の願い】を発動させる。
「パパ……私ね、家の住宅ローンがまだ12年残ってるの……。娘は私立の高校でまだまだお金がかかるし、息子が大学で一人暮らし初めちゃって仕送りとか色々大変なの……」
「くっ!? な、なんだこの精神攻撃は……言ってることはさっぱりわかんねーが、す……凄い圧を感じる……」
今だ! 私は目の前のうるおい成分を一気に増量してマーカスを下から見上げた。
「パパ……お金ちょーだい!」
「くっ……わ……わかっ……た……」
こうして、私は家のローンと娘の高校・大学の学費と結婚式費用と、息子の学費と仕送り費用をマーカスが支払うという証文にサインさせることに成功した。
やったぜ!
と喜んだのも束の間、こちらのお金を帝国に送ることはできないことを思い出して艦長、ガックリする。
それでも何とかできないか!?と粘り腰の私は、後日、神ネコ配送の佐藤さんに相談してみたが、
「あっ、それ無理っすね!」
とあっさりと駄目出しされてしまった。
マーカスの店でどんちゃん騒ぎをした翌日。
グレイべア村の村長宅(兼旅館)で朝食を終えた私のところへマーカスがニコニコ笑顔を浮かべながらやって来た。
「おはようマーカス子爵。昨日はうちの乗組員ともども世話になったな」
アーシェの生乳搾りラッシーをストローでチューチュー飲みながら、私はマーカスに挨拶を返す。
正直、昨日のことはあまり覚えていない。甘酒ソーダ8杯目を越えたあたりから、完全に記憶が飛んでいる。
「……その、あまり昨晩のことを覚えていないのだが、何か迷惑を掛けたりしなかっただろうか?」
マーカスにはあまり借りを作りたくないので、もし酔いにまかせて何かをやらかしていたのなら、早いうちに消火しておきたい。そんな思いから出た問いかけだった。
「迷惑だなんてとんでもない! むしろお礼を言いに来たんだよ!」
「お礼?」
「あぁ、この出店許可証にタカツのサインをもらったからな!」
「許可証?」
マーカスが何を言っているのかわからなかったが、禄でもないことだけは嗅ぎ取ることができたので、私は眉根を寄せる。
そんな私の様子を見てマーカスが目の前に証文をかざす。
「マーカスのラミアパブ リーコス村出店……許可証……だと!?」
昨晩の甘酒ソーダで残っていた酔いが一気に消し飛んだ。
「なんだこれは!? 私はこんなの知らないぞ!」
幼女の柳眉を立てて怒鳴る私を見て、マーカスがニヤニヤ顔で証文のサイン欄を指差した。
「た……高津裕司……確かに私の書いた字に見えるが……」
「見えるも何も、タカツが自分で書いたんだよ。なんなら動画みるか? ちゃんとスマホで撮影してるからな」
そう言ってマーカスが差し出したスマホに映っていたのは……
「ぐへへ、ラーナちゃんのおっぱい100点満点! 揉み心地Sクラス、重さSクラス、全部Sクラスぅぅ! いやいやユリアたんのおっぱいも100点まんてーん! ぐへへ、キアラさんのパフパフなんてもう天国ですなぁぁ! 」
「あーん! 艦長! 当店は御触り厳禁なのにぃ!」
「ぐへへ、よいではないか、よいではないか!」
と巨乳ラミアの谷間に顔を突っ込んでいるハレンチ幼女の姿が映っていた。その数秒後、マーカスに何か言われて紙にサインする私の姿が……。
「こ、これは……」
「このときにサインしたのがこの証文ってわけだ」
ここで私はマーカス子爵によるハニートラップにまんまとハメられてしまったことに気が付いた。
だがそんなことより、私の全身を覆い尽くしていたのは恐怖だった。
この映像が見られてしまったら……
「こ、ここここ殺される!? い、いや! 間違いなく殺られる!」
私が真っ青になって怯える様を見て、さすがにマーカスもやり過ぎたかなと慌て始めた。
「お、おい、 落ち着けよ! いくらなんでも何もそこまでしねえよ!? まぁ、本来の相談に入る前に問題点を実感して欲しかっただけで、どうしても無理ってのをゴリ押してまで出店する気はねぇよ」
「こここここんな姿を妻に見られたら、一瞬で消し炭にされりゅ! いや平野にバレた時点でも私の人生が終わる……ごめんなさい! ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「お、おい! タカツ! 大丈夫か!? しっかりしろ!」
私の頭の中は、スマホ動画を観て怒りに震える妻の帝国陸軍ビンタを受けて蒸発する自分自身の消し炭の姿で満たされていた。
「そ、そうだ! こうなったら全てのミサイルを使ってこの国ごと消してなかったことにしよう! そうだ! 核! 核弾頭は手に入らないか? この世界ごと焼き払ってしまえば何もかもなかったことにできる……」
「 怖えよ! 何言ってるのか全くわからんが超怖えから! ほらみろ、動画はもう削除した! もう昨日の証拠はどこにもないから! 落ち着け! とりあえず落ち着け!」
ピタッ!
艦長の震えが止まった。
バシッ!
艦長、マーカスの持っていたスマホを奪って素早く操作する!
ピコッ! ピコッ! ピッ! ピッ!
艦長、『すべてのデータを消去(出荷時リセット)』を実行した!
「他にスマホは?」
スマホをマーカスに返しながら、私は問い質した。
「ねぇよ。昨日のメンツでスマホを持っていたのは、タカツとフワデラの乗員を除けば俺だけだ。安心しな、フワデラの乗員たちも撮影はしてなかったよ。って、データが全部消えてるじゃねーか! それで……」
マーカスが真面目な顔で私に向き直る。
「俺の話を聞いてくれるよな?」
私は静かに頷いた。
――――――
―――
―
マーカスの話というのは、最初に言っていた通りラミアパブをリーコス村に出店したいというものだった。
ただその動機は、単に店舗を拡大して利益を得ようというものではないらしい。
「そもそも金なら山ほど持ってるからな」
とマーカスはうそぶいていたが、たぶんそれは本当だ。以前、シンイチから話を聞いたことがある。
ドラゴンが持っていた宝の山をシンイチが譲り受けた際、彼はそれをマーカスと何人の仲間で山分けしたというのだ。
山分けされた一山でも、小さな国なら買えてしまえるほどの財産だったらしい。
マーカスと白狼族の少年ヴィルフォランドールは、そのお金を使って大きな船を買って古大陸へ出向いた。
さらにそこで知り合った大商人に大金を渡し、古大陸にあるボルヤーグ連合王国に新たな商会と大陸一豪華なホテルを建てさせている。
私たちがマーカスを連れて、このフィルモサーナ大陸に戻ることになった際、彼らは自分の姪や姉にそれらの財産を全て譲り渡していた。
そこまでしてなお、マーカスの財産はまだ半分も減っていないという。
「マジか……マーカス、超大金持ちだったんだな」
「まぁな。全部シンイチのおかげなんだが……」
なんだか急にマーカスが死に別れたパパに見えて来たぞ。
いや、うちの親父はピンピンしてるけどな。
「パパ……マーカスパパ」
とりあえずマーカスをパパ呼びしてみた。
「はぁ!? 何を言い出すんだ? 頭大丈夫か?」
私は目をうるうるさせてスキル【幼女の願い】を発動させる。
「パパ……私ね、家の住宅ローンがまだ12年残ってるの……。娘は私立の高校でまだまだお金がかかるし、息子が大学で一人暮らし初めちゃって仕送りとか色々大変なの……」
「くっ!? な、なんだこの精神攻撃は……言ってることはさっぱりわかんねーが、す……凄い圧を感じる……」
今だ! 私は目の前のうるおい成分を一気に増量してマーカスを下から見上げた。
「パパ……お金ちょーだい!」
「くっ……わ……わかっ……た……」
こうして、私は家のローンと娘の高校・大学の学費と結婚式費用と、息子の学費と仕送り費用をマーカスが支払うという証文にサインさせることに成功した。
やったぜ!
と喜んだのも束の間、こちらのお金を帝国に送ることはできないことを思い出して艦長、ガックリする。
それでも何とかできないか!?と粘り腰の私は、後日、神ネコ配送の佐藤さんに相談してみたが、
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