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第156話 予想外の食料危機
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ソーシャさんたちがグレイベア村に到着してから一カ月。
俺は各村の統括責任者が集まる皇帝会議に出席していた。
各村の統括責任者として、コボルト村からロコ、グレイベア村からフワデラさん、ミチノエキ村からステファン、地下帝国から青さんとグリッち。ネフューネ村は、ちと遠すぎるので、村に滞在中のシルフェンに代表代理として出席してもらっている。
ちなみに青さんというのは、元々ここの地下ダンジョン最下層の守護をしていた青銅のゴーレム。グリッちは、その相棒のグリフォンだ。
そして今回の会議で一番重要な議題を持ってきたのが、このコンビである。
青銅のゴーレムこと青さんが、ホワイトボードに大きな文字で「食糧危機について」と書き込んだ。
このホワイトボードは、100均で購入した沢山のミニホワイトボードのボード部分をはがして丁寧に張り合わせたものだ。五階層のドワーフ職人の手によるもので、まるでつなぎ目など存在しないかのように、ホワイトボードマーカーでスムーズに書き込める。
そんな余計なことを考えていた俺に、コホンッとグリッちが咳払いをして注意を促す。
「ご、ごめん。ちょっと他の事考えてた。えっと、なんだっけ?」
「地下帝国の食糧が、もうすぐ底をつきます」
「えっ?」
「地下帝国の食糧が、まもなく底をつきます」
「先月の会議では、半年分の備蓄があるとか言ってなかったっけ!?」
グリッちがグリフォンの頭を縦に振りながら、
「確かにそう言いました」
と答える。青さんがホワイトボードに何やら書き込み始めたので、俺はそれを口に出して読み上げる。
「えっと、じ、人口……の、きゅ、急激な、ぞ、増加。人口の急激な増加か! そんなに増えてたっけ!?」
「増えてますよ。先月から地下帝国で30名、それと……」
グリっちがフワデラさんの方に視線を向ける。
「グレイベア村で15名ですね。全員がドルネア公国から逃れて来た難民です」
「45人かぁ……」
確かに多いけど、それで半年分の備蓄が底をつくのはどうなんだろう?と思っていると、グリっちが、
「その45名の中には、ミノタウロスとラミアという大食漢がいるんですよ。特にラミア六名は、他の者たちの三人前を平らげます。ちなみにそれが彼女たちの最低ラインの食事量です」
「おうふ……」
ソーシャさんたちの後から、難民として新たにやってきた三人のラミアのことは良く知っている。
ラモーネ(黒髪青眼黒体。Fカップ)
ミケーネ(金髪碧眼青体。Dカップ)
トリフィン(青髪金眼青体。Dカップ)
それぞれ見事にご立派なおバストだったので、よく覚えている。あの巨乳は大食によって支えられていたのか。
グリッちが、ラミアの食事量について説明を続ける。
「ラミアというのは基本的に縄張りを持って、その中で一人で住む魔族です。その大きな理由のひとつが、彼女たちの大食にあります。複数のラミアが固まって住んでしまうと、その地域の生態系が変ってしまうと言われているくらいです」
「そういやトルネラも大概大食いだったな」
トルネアは、俺やライラと一緒に食事をするときには、量を加減して俺たちに合わせてくれている。なので普段はあまり意識しなかったが、彼女もラミア族だ。
一度、トルネアの本気の食事を見てみたいと思って、冗談半分でフードファイトしたことがある。ネットスーパーで、モノノフバーガーを5つのカゴ一杯に注文して勝負を開始。
俺は頑張って6つ食べたところでギブアップして、しばらく動けなくなってしまった。残りの4カゴ半以上のモノノフバーガーは、トルネアがあっさりと平らげてしまった。そういや、それで腹半分とか言ってたな。
アレが6人も増えているわけか……。
「食糧問題……これは緊急を要するな。とは言ってもどうやって食糧を増やすか……」
そう言いながら、俺はステファンに顔を向けた。
「ミチノエキ村でもある程度は対応させていただきますが、正直、あまり食糧関係の取引を増やすのは難しいとお考えください」
ルカ資金にものを言わせれば、近隣の食料を買いまくって、ミチノエキ村からグレイベア村に持ち込むことは可能だ。
だが現状、グレイベア村の存在は表向きには王国から隠されている。いずれはその存在が王国に知られることになるだろうが、そのための工作はまだまだ時間がかかるだろう。
戦争の波が王国にも迫っている現在、食糧の価格は高騰している。それだけ不足しているということだ。そんな中で食糧を大量に買い込みしたとして、それが王国にバレたときにどれだけの悪印象を与えてしまうか。あまり考えたくない。
「それについては、私に考えがあります」
不安になるような発言をしたのは、フワデラさんだった。
「グレイベア村から北西に進んで海に突き当たる辺りに、白狼族の隠れ里があるのですが、彼らを通して、ドラン公国や北方諸国連合から来る商人たちと取引してもらうというのはどうでしょう」
「それって隠れ里なんでしょ? 商人と取引なんかして大丈夫なの?」
「ええ。隠れ里といっても、単に人があまり立ち寄らないというだけのことで、彼らの存在自体は王国は認知していますし、街道を行く商人たちとの取引もあるようですから、おそらく問題はないでしょう」
「じゃぁ、白狼族の村との交渉はフワデラさんにお願いしていい?」
フワデラさんが頷くのを見て、それを待っていたとばかりに、青さんがホワイトボードにまた何か書き出した。
『今月を乗り切るための秘策』
青さんが書き終えると、グリッちがそれを読み上げる。
「ミチノエキ村の取引量の増加と、白狼族の村との交渉が成功すれば、当面の食糧問題は乗り切れるかもしれません。しかし、問題はあと2つ。長期的な視点とそして……」
グリッちがその場にいる全員ひとり一人の目を見つめてから、重々しく言った。
「今月中に尽きてしまう食糧をどう調達するかです」
会議室に沈黙が広がるのを待って、グリッちが続ける。
「わたしに腹案があります」
そう言うグリッちの顔はちょっとドヤッていた。
これはもう不安しかない。
俺は各村の統括責任者が集まる皇帝会議に出席していた。
各村の統括責任者として、コボルト村からロコ、グレイベア村からフワデラさん、ミチノエキ村からステファン、地下帝国から青さんとグリッち。ネフューネ村は、ちと遠すぎるので、村に滞在中のシルフェンに代表代理として出席してもらっている。
ちなみに青さんというのは、元々ここの地下ダンジョン最下層の守護をしていた青銅のゴーレム。グリッちは、その相棒のグリフォンだ。
そして今回の会議で一番重要な議題を持ってきたのが、このコンビである。
青銅のゴーレムこと青さんが、ホワイトボードに大きな文字で「食糧危機について」と書き込んだ。
このホワイトボードは、100均で購入した沢山のミニホワイトボードのボード部分をはがして丁寧に張り合わせたものだ。五階層のドワーフ職人の手によるもので、まるでつなぎ目など存在しないかのように、ホワイトボードマーカーでスムーズに書き込める。
そんな余計なことを考えていた俺に、コホンッとグリッちが咳払いをして注意を促す。
「ご、ごめん。ちょっと他の事考えてた。えっと、なんだっけ?」
「地下帝国の食糧が、もうすぐ底をつきます」
「えっ?」
「地下帝国の食糧が、まもなく底をつきます」
「先月の会議では、半年分の備蓄があるとか言ってなかったっけ!?」
グリッちがグリフォンの頭を縦に振りながら、
「確かにそう言いました」
と答える。青さんがホワイトボードに何やら書き込み始めたので、俺はそれを口に出して読み上げる。
「えっと、じ、人口……の、きゅ、急激な、ぞ、増加。人口の急激な増加か! そんなに増えてたっけ!?」
「増えてますよ。先月から地下帝国で30名、それと……」
グリっちがフワデラさんの方に視線を向ける。
「グレイベア村で15名ですね。全員がドルネア公国から逃れて来た難民です」
「45人かぁ……」
確かに多いけど、それで半年分の備蓄が底をつくのはどうなんだろう?と思っていると、グリっちが、
「その45名の中には、ミノタウロスとラミアという大食漢がいるんですよ。特にラミア六名は、他の者たちの三人前を平らげます。ちなみにそれが彼女たちの最低ラインの食事量です」
「おうふ……」
ソーシャさんたちの後から、難民として新たにやってきた三人のラミアのことは良く知っている。
ラモーネ(黒髪青眼黒体。Fカップ)
ミケーネ(金髪碧眼青体。Dカップ)
トリフィン(青髪金眼青体。Dカップ)
それぞれ見事にご立派なおバストだったので、よく覚えている。あの巨乳は大食によって支えられていたのか。
グリッちが、ラミアの食事量について説明を続ける。
「ラミアというのは基本的に縄張りを持って、その中で一人で住む魔族です。その大きな理由のひとつが、彼女たちの大食にあります。複数のラミアが固まって住んでしまうと、その地域の生態系が変ってしまうと言われているくらいです」
「そういやトルネラも大概大食いだったな」
トルネアは、俺やライラと一緒に食事をするときには、量を加減して俺たちに合わせてくれている。なので普段はあまり意識しなかったが、彼女もラミア族だ。
一度、トルネアの本気の食事を見てみたいと思って、冗談半分でフードファイトしたことがある。ネットスーパーで、モノノフバーガーを5つのカゴ一杯に注文して勝負を開始。
俺は頑張って6つ食べたところでギブアップして、しばらく動けなくなってしまった。残りの4カゴ半以上のモノノフバーガーは、トルネアがあっさりと平らげてしまった。そういや、それで腹半分とか言ってたな。
アレが6人も増えているわけか……。
「食糧問題……これは緊急を要するな。とは言ってもどうやって食糧を増やすか……」
そう言いながら、俺はステファンに顔を向けた。
「ミチノエキ村でもある程度は対応させていただきますが、正直、あまり食糧関係の取引を増やすのは難しいとお考えください」
ルカ資金にものを言わせれば、近隣の食料を買いまくって、ミチノエキ村からグレイベア村に持ち込むことは可能だ。
だが現状、グレイベア村の存在は表向きには王国から隠されている。いずれはその存在が王国に知られることになるだろうが、そのための工作はまだまだ時間がかかるだろう。
戦争の波が王国にも迫っている現在、食糧の価格は高騰している。それだけ不足しているということだ。そんな中で食糧を大量に買い込みしたとして、それが王国にバレたときにどれだけの悪印象を与えてしまうか。あまり考えたくない。
「それについては、私に考えがあります」
不安になるような発言をしたのは、フワデラさんだった。
「グレイベア村から北西に進んで海に突き当たる辺りに、白狼族の隠れ里があるのですが、彼らを通して、ドラン公国や北方諸国連合から来る商人たちと取引してもらうというのはどうでしょう」
「それって隠れ里なんでしょ? 商人と取引なんかして大丈夫なの?」
「ええ。隠れ里といっても、単に人があまり立ち寄らないというだけのことで、彼らの存在自体は王国は認知していますし、街道を行く商人たちとの取引もあるようですから、おそらく問題はないでしょう」
「じゃぁ、白狼族の村との交渉はフワデラさんにお願いしていい?」
フワデラさんが頷くのを見て、それを待っていたとばかりに、青さんがホワイトボードにまた何か書き出した。
『今月を乗り切るための秘策』
青さんが書き終えると、グリッちがそれを読み上げる。
「ミチノエキ村の取引量の増加と、白狼族の村との交渉が成功すれば、当面の食糧問題は乗り切れるかもしれません。しかし、問題はあと2つ。長期的な視点とそして……」
グリッちがその場にいる全員ひとり一人の目を見つめてから、重々しく言った。
「今月中に尽きてしまう食糧をどう調達するかです」
会議室に沈黙が広がるのを待って、グリッちが続ける。
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そう言うグリッちの顔はちょっとドヤッていた。
これはもう不安しかない。
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