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第112話 魔女との対決! キモヲタついに沈む!?
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「ひぃいいいいい!」
ボルギナンドがその場に腰を抜かして、床に倒れ込みます。
「お、お前を殺したのは、俺じゃない! お前を拷問して楽しんだのはニックだ! お、俺はお前に何もしていない! だろ!? お前を犯したのは、腹を引き裂いて殺したのはニックとサイラスだ! 俺は関係ない!」
ボルギナンドが狂乱しているのを横目に、セリアはユリアスとエルミアナ、そしてキーラに声をかけました。
「今から、私が良いっていうまで、一切喋らないで! 頷くのもだめよ。彫像のように動かないで! わかったら目を閉じて、私が合図するまで目を開かない。怖いなら耳を塞いでいてもいい」
セリアの言葉を聞いて、他の三人が目を閉じましたが、耳を塞ぎはしませんでした。
「足りない……もっと、もっと寄こせ……」
相変わらず化け物の恐ろしい声でしたが、先ほどまでの獣のような唸り声とは違い、やや人間の女性に近いものになっていました。
セリアが化け物に向って叫びます。
「なら、その男ボルギナンドの【声】をくれてやるわ! 対価はいらない。それをお前のものにするがいい!」
「その男の【声】をもらう」
「!?」
ボルギナンドが大きく目を見開きます。その口はパクパクと何かをしゃべっているようでしたが、声は一切出ませんでした。
「足りない……まだ足りない……もっと寄こせ……その男の【生きる】を寄こせ」
そう言ってボルギナンドの方を指差す化け物の姿は、いつの間にか真っ暗な影から、人間の女性の姿に変わっていました。
ただその肌は死人のように青白く、その目には青く小さな炎が揺らめいています。
ボルギナンドが恐怖に駆られて化け物から離れようとしていましたが、全身が震えて思うように動くことができないようでした。
いまにもボルギナンドを襲おうとする化け物に向って、セリアが鋭い声をかけます。
「駄目よ! 代わりにその男、ボルギナンドの【歩く】をあげる!」
「その男の【歩く】をもらう」
「!?」
ボルギナンドが立ち上がろうとしますが、足にまったく力が入らなくなり、その場に倒れ込んでしまいました。
その様子を見ていたキーラが悲鳴を上げそうになったのを、エルミアナがその口を手で押さえます。
「キーラ、隊長もエルミアナも、まだ動かないで。頷くのも喋るのも駄目。これはストリゴイカじゃない。女だって襲われるから気をつけて」
男に恨みをもって死んだ吸血鬼ストリゴイカには、女性は襲わないという伝承がありました。しかしこの化け物が、セリアの言う通りストリゴイカでないのであれば、女であっても襲われるかもしれません。
ボルギナンドの【歩く】を奪ったこの化け物は、いまや完全に人間の女性の姿になっていました。青白い肌はそのままでしたが、その声は普通の女性のものとなっています。
「こ、ここ、この男たちに……私は殺された……許さない……絶対に……許さない許さない許さない許さないぃぃぃ!」
その殺意と狂気にまみれた声は、姿が人間に近づいた分だけ、より恐ろしいものに感じられました。
「魔女よ聞きなさい! その男を殺すのは駄目よ! あなたの復讐のためにも、そいつは生かしておく必要があるの!」
魔女はセリアの必死の呼び掛けを無視して、ボルギナンドに向って手を伸ばそうとします。
「なら、《《その男、ボルギナンド》の【見る】をあげる! だから、その男を殺すのはやめなさい!」
「その男の【見る】をもらう。だが、それだけでは足りない……もっとよこせせ……」
魔女の瞳の青い炎が、より強く輝きました。
「そう……」
セリアは深いため息を、ひとつ吐きました。その眼に宿る青い焔が、激しく揺らめき立ちます。
「なら、戦うしかないわね……」
エルミアナの肩を借りて立ち上がったセリアは、魔女に向って手を伸ばしました。その指先には魔法印が結ばれています。
「今はアルスナードしか使えない。エルミアナ……あなたは風の精霊を呼んで。キーラとユリアスは、私たちが魔女を牽制している間に武器の回収を!」
魔女は、ボルギナンドに襲い掛かるのをやめて、セリアたちに向きなおりました。その表情は悪鬼のごとく怒りに歪んでいます。
セリアの瞳の青い焔と、魔女の瞳の青い炎が交差して戦いの火ぶたが降りようとしたそのとき――
ドォオオオン!
突然、入り口の扉が音を立てて全開しました。大きな影が広間の床に伸びていきます。
「我輩登場! でござるよぉおお!!」
それはキモヲタでした。ロバのキンタに乗ったキモヲタは、そのまま広間のなかに入ってきました。
「メェエエエエエッ!」
キモヲタの声に応えるかのように、ロバのキンタが鳴き声をあげます。
「「「うぼぼぼぼぼおおぉぉ❤」」」
さらにその後ろからは、ロープに縛られた見知らぬ男が三人、キンタに引きずりられて広間に入ってきました。三人は、それぞれお尻を地面につけたまま引きずられています。
キンタが動きを止めるやいなや、三人の男は必死になって地面にお尻を擦りつけはじめました。
スリスリッ! スリスリッ! スリスリッ!
「うほぉおおお❤」
「かいぃぃぃのぉおお❤」
「ふぅぅぅぅぅ❤」
お尻が痒くてたまらないこの三人を除いて、他の誰もがこの状況を理解することができず、脳がフリーズしていしまいました。
恐ろしい魔女でさえ、ボルギナンドから目を離して、目の前で繰り広げられる奇妙な光景をなんとか理解しようとしているかのようでした。
「……」
「……」
「……」
全員が呆気にとられているなか、最初に声を発したのはキモヲタでした。
「えっと……それで? 我輩は誰のお尻を責めればいいでござるか?」
セリアとエルミアナが魔女を、キーラとユリアスがボルギナンドを指差しました。
「了解でござる! ハァッ! トゥッ!」
数秒後、魔女とボルギナンドが必死でお尻を床に擦り付けはじめました。それから、遅れて到着したエレナが広間に入ってきて、ユリアスたちの拘束を解いていくのでした。
緊迫した空気が消えつつあるなか、キーラの無事を確認しようと近づくキモヲタ。
「ふぅ。みんな無事でなにより……ブハッ!?」
キーラとエルミアナが素っ裸であることに、今さらながら気がついたキモヲタ。
「キーラタソ! エルミアナタソ! ご褒美ありがとうございま……ぐはぁっ!」
「見ちゃ駄目ぇぇぇ!」
キーラの頭突きをお腹にくらって、床に崩れ落ちるキモヲタなのでした。
ボルギナンドがその場に腰を抜かして、床に倒れ込みます。
「お、お前を殺したのは、俺じゃない! お前を拷問して楽しんだのはニックだ! お、俺はお前に何もしていない! だろ!? お前を犯したのは、腹を引き裂いて殺したのはニックとサイラスだ! 俺は関係ない!」
ボルギナンドが狂乱しているのを横目に、セリアはユリアスとエルミアナ、そしてキーラに声をかけました。
「今から、私が良いっていうまで、一切喋らないで! 頷くのもだめよ。彫像のように動かないで! わかったら目を閉じて、私が合図するまで目を開かない。怖いなら耳を塞いでいてもいい」
セリアの言葉を聞いて、他の三人が目を閉じましたが、耳を塞ぎはしませんでした。
「足りない……もっと、もっと寄こせ……」
相変わらず化け物の恐ろしい声でしたが、先ほどまでの獣のような唸り声とは違い、やや人間の女性に近いものになっていました。
セリアが化け物に向って叫びます。
「なら、その男ボルギナンドの【声】をくれてやるわ! 対価はいらない。それをお前のものにするがいい!」
「その男の【声】をもらう」
「!?」
ボルギナンドが大きく目を見開きます。その口はパクパクと何かをしゃべっているようでしたが、声は一切出ませんでした。
「足りない……まだ足りない……もっと寄こせ……その男の【生きる】を寄こせ」
そう言ってボルギナンドの方を指差す化け物の姿は、いつの間にか真っ暗な影から、人間の女性の姿に変わっていました。
ただその肌は死人のように青白く、その目には青く小さな炎が揺らめいています。
ボルギナンドが恐怖に駆られて化け物から離れようとしていましたが、全身が震えて思うように動くことができないようでした。
いまにもボルギナンドを襲おうとする化け物に向って、セリアが鋭い声をかけます。
「駄目よ! 代わりにその男、ボルギナンドの【歩く】をあげる!」
「その男の【歩く】をもらう」
「!?」
ボルギナンドが立ち上がろうとしますが、足にまったく力が入らなくなり、その場に倒れ込んでしまいました。
その様子を見ていたキーラが悲鳴を上げそうになったのを、エルミアナがその口を手で押さえます。
「キーラ、隊長もエルミアナも、まだ動かないで。頷くのも喋るのも駄目。これはストリゴイカじゃない。女だって襲われるから気をつけて」
男に恨みをもって死んだ吸血鬼ストリゴイカには、女性は襲わないという伝承がありました。しかしこの化け物が、セリアの言う通りストリゴイカでないのであれば、女であっても襲われるかもしれません。
ボルギナンドの【歩く】を奪ったこの化け物は、いまや完全に人間の女性の姿になっていました。青白い肌はそのままでしたが、その声は普通の女性のものとなっています。
「こ、ここ、この男たちに……私は殺された……許さない……絶対に……許さない許さない許さない許さないぃぃぃ!」
その殺意と狂気にまみれた声は、姿が人間に近づいた分だけ、より恐ろしいものに感じられました。
「魔女よ聞きなさい! その男を殺すのは駄目よ! あなたの復讐のためにも、そいつは生かしておく必要があるの!」
魔女はセリアの必死の呼び掛けを無視して、ボルギナンドに向って手を伸ばそうとします。
「なら、《《その男、ボルギナンド》の【見る】をあげる! だから、その男を殺すのはやめなさい!」
「その男の【見る】をもらう。だが、それだけでは足りない……もっとよこせせ……」
魔女の瞳の青い炎が、より強く輝きました。
「そう……」
セリアは深いため息を、ひとつ吐きました。その眼に宿る青い焔が、激しく揺らめき立ちます。
「なら、戦うしかないわね……」
エルミアナの肩を借りて立ち上がったセリアは、魔女に向って手を伸ばしました。その指先には魔法印が結ばれています。
「今はアルスナードしか使えない。エルミアナ……あなたは風の精霊を呼んで。キーラとユリアスは、私たちが魔女を牽制している間に武器の回収を!」
魔女は、ボルギナンドに襲い掛かるのをやめて、セリアたちに向きなおりました。その表情は悪鬼のごとく怒りに歪んでいます。
セリアの瞳の青い焔と、魔女の瞳の青い炎が交差して戦いの火ぶたが降りようとしたそのとき――
ドォオオオン!
突然、入り口の扉が音を立てて全開しました。大きな影が広間の床に伸びていきます。
「我輩登場! でござるよぉおお!!」
それはキモヲタでした。ロバのキンタに乗ったキモヲタは、そのまま広間のなかに入ってきました。
「メェエエエエエッ!」
キモヲタの声に応えるかのように、ロバのキンタが鳴き声をあげます。
「「「うぼぼぼぼぼおおぉぉ❤」」」
さらにその後ろからは、ロープに縛られた見知らぬ男が三人、キンタに引きずりられて広間に入ってきました。三人は、それぞれお尻を地面につけたまま引きずられています。
キンタが動きを止めるやいなや、三人の男は必死になって地面にお尻を擦りつけはじめました。
スリスリッ! スリスリッ! スリスリッ!
「うほぉおおお❤」
「かいぃぃぃのぉおお❤」
「ふぅぅぅぅぅ❤」
お尻が痒くてたまらないこの三人を除いて、他の誰もがこの状況を理解することができず、脳がフリーズしていしまいました。
恐ろしい魔女でさえ、ボルギナンドから目を離して、目の前で繰り広げられる奇妙な光景をなんとか理解しようとしているかのようでした。
「……」
「……」
「……」
全員が呆気にとられているなか、最初に声を発したのはキモヲタでした。
「えっと……それで? 我輩は誰のお尻を責めればいいでござるか?」
セリアとエルミアナが魔女を、キーラとユリアスがボルギナンドを指差しました。
「了解でござる! ハァッ! トゥッ!」
数秒後、魔女とボルギナンドが必死でお尻を床に擦り付けはじめました。それから、遅れて到着したエレナが広間に入ってきて、ユリアスたちの拘束を解いていくのでした。
緊迫した空気が消えつつあるなか、キーラの無事を確認しようと近づくキモヲタ。
「ふぅ。みんな無事でなにより……ブハッ!?」
キーラとエルミアナが素っ裸であることに、今さらながら気がついたキモヲタ。
「キーラタソ! エルミアナタソ! ご褒美ありがとうございま……ぐはぁっ!」
「見ちゃ駄目ぇぇぇ!」
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