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第三章 勇者支援学校編 ー 基礎課程 ー
第48話 密集陣形!
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基礎課程の中で全生徒が一同に会して行う授業がアランゴア先生によるパーティ行動の訓練だ。この訓練では普段あまり接することが少ない成人クラスの人たちと一緒になる。
授業は8名1組でパーティを組み陣形訓練を行うもの。パーティ単位での行動を学習するのと同時に体力訓練も兼ねている。
「基本八陣形から行くぞ、ブロォォエ!」
現役の軍属でもあるアランゴア先生が野太い声を張り上げると、それぞれの組が陣形を整えていく。リーダーとなった貴族を前衛と後衛が2名ずつで囲み、その最前衛に3~4名が並ぶ。
「次、トゥハァー!」
リーダーを最後方に全員が前方の敵に集中する陣形に変わる。移動の際、持っている武器や鞘が他人のものとぶつかって音を立てしまうと、アランゴア先生の叱咤が飛んだ後、また最初の陣形からやり直しになる。
入学してから最初の一か月は、第三陣形を超えるのもやっとだったけど、三か月を超える頃になると最後まで音一つ立てずにスムーズに陣形を変更することができるようになっていた。
「よし、それでは次だ」
アランゴア先生が後ろを向いて僕らに背を向けると、全生徒の視線が先生に向けられた。先生はひとさし指を伸ばした状態で右手を頭上まで上げる。続いて指を二本立てた状態にして、腕を前方に二度振った。
各組から前衛2名が剣を抜き、そのまま音を立てずに前に進み出た。アランゴア先生は振り向いて、全てのパーティーがハンドサインを正しく理解していることを確認する。
ハンドサインも最初は大変だったけど、今ではみんな完璧にマスターしている。
「それでは、前衛入れ替え! 右!」
続いて前衛の生徒が、それぞれ右の組へと移動する。最右翼の前衛は最も左にいるパーティに駆け足で移動していく。
「よし! 基本八陣形から行くぞ、ブロォォエ!」
ここからがやっかいだ。同じクラスの生徒であれば、普段のクラス訓練でお互いの癖を掴んでおり、呼吸もぴったりと合っている。しかし、よそのクラスとなると微妙な感覚のズレのせいで、まごついたり武器をぶつけて音が出てしまうのだ。
「どうした! いきなりへっぴり腰になっているものがいるぞ! 最初からやり直し!」
この入れ替えによる陣形行動がやっかいで、今だに最終陣形まで辿り着いたことがない。
「よし、それでは右から一組ずつ前に出ろ。第八陣形まで出来た組から順次授業は終了だ」
でた。これが嫌なんだ。組み合わせがいいとすぐに終わるんだけど、そうでない場合は昼休みがまるまるつぶれてしまうことがある。
いやね。勇者を支援するという目的から見れば、ここのみんなは仲間みたいなもの。なので、この陣形行動が不得手な生徒が頑張るのであれば、付き合うことに何の問題もない。昼食くらい抜いてもいいよ。
でも、生徒の中にぼくのパーティーに来たときに意図的に足を引っ張る奴らがいる。陣形を変更する際に、わざと他のメンバーの移動を邪魔する。
前回は、うちのクラスの後衛にタックルをした奴まで出た。思わず背中にドロップキックで応酬したら、そのまま乱闘に発展してしまった。
その後、アランゴア先生から大説教と懲罰をくらったこともあって、さすがにタックルまではしてこなくなったものの、地味な嫌がらせは今も続いている。先生も、乱闘にまで発展しない限り何もいわないようだ。
「またボルグルクラスの連中ですね。ぼくたちはグルーバフとクーカビチキに敵視されているようです」
後衛のクラウスくんがぼくにだけ聞こえるようにささやく。グルーバフは伯爵家の、クーカビチキは子爵家の子息で、以前からぼくたちアンリクラスに何かにつけて当たりのキツい連中だ。
といっても、うちの実質的なボスであるレイチェル嬢と対立するつもりはないらしく、ぼくやクラウスくん、アンリクラスの男組生徒に対してつまらない嫌がらせを仕掛けてくる。
どうしてそうなったのかについてぼくに心当たりはない。まぁ、何かソリが合わないところでもあるのだろう。そういえばウルス王時代にグルーバフ侯爵と会ったことがあるが、まるで融通の利かないお堅い軍人だった。
もし子息がその性質を受け継いでいるとすると、彼の独自ルールに大きく外れた部分がぼくにあったのかもしれない。
「いいぞ! 次、セドゥン!」
他のパーティー組は、早々に授業を終えて昼休みに入っていた。ぼくのパーティに入ってきたボルグルクラスの前衛たちも、そろそろ昼食を取りたいらしく、もう邪魔をしてこなかった。
「よし! 次でラストだオースン!」
全員が最後の陣形移動をスムーズに行いビシッと決まった……と思った瞬間、
「おっとぉ! つまずいてしまったぁ!」
リーダーのぼくはほとんど移動していないにも関わらず、足を蹴り上げて派手に転ぶ。
「なっ、なにやってんだよ!」
ボルグルクラスの連中が飽きれて声を上げる。ぼくは謝りながら立ち上がる。当然、最初からやり直しだ。
そして……
「次こそ終わらせろよ! オースン!」
「おっとぅ! またつまずいてしまったぁ!」
「おいぃ!」
ちなみにアンリクラスのパーティ全員にはあらかじめこうすることを話し、今朝の朝食はぼくのおごりで好きなものをたらふく食べてもらっていた。夜食もご馳走する約束だ。なので、みんなお昼の一食を抜く腹は括っていたのだ。
そして……
「今度こそ終わらせろよ! オースン!」
「おっと……」
「「「「待ったぁ!」」」」
ふっ。庶民である男組のなかには、無料で支給される昼食を当てにしているものも多い。昼のカロリー摂取が、午後の厳しい訓練を耐えるための命綱になっているものだっているだろう。
「いや、次の授業が始まるまでお昼抜きでこのままがんばろうよ」
ぼくは足を高く上げる。
「わ、悪かった! 今後はもうこんな邪魔はしない。だからその足を下ろせ、静かに、静かにな!」
先程までニヤニヤしながら嫌がらせを続けていた連中が昼食ごときでこの様だ。と嘲笑いたい気持ちもあるけれど、男組の訓練の厳しさを見ているだけに、ぼくとしてもこれ以上引っ張るつもりもない。
「ぼくたちをコケにしたいなら嫌がらせではなく正々堂々と実力でどうぞ!……とぼくは独り言をつぶやく」
そのまま静かに足を下ろして、ぼくは授業を終わらせた。
授業は8名1組でパーティを組み陣形訓練を行うもの。パーティ単位での行動を学習するのと同時に体力訓練も兼ねている。
「基本八陣形から行くぞ、ブロォォエ!」
現役の軍属でもあるアランゴア先生が野太い声を張り上げると、それぞれの組が陣形を整えていく。リーダーとなった貴族を前衛と後衛が2名ずつで囲み、その最前衛に3~4名が並ぶ。
「次、トゥハァー!」
リーダーを最後方に全員が前方の敵に集中する陣形に変わる。移動の際、持っている武器や鞘が他人のものとぶつかって音を立てしまうと、アランゴア先生の叱咤が飛んだ後、また最初の陣形からやり直しになる。
入学してから最初の一か月は、第三陣形を超えるのもやっとだったけど、三か月を超える頃になると最後まで音一つ立てずにスムーズに陣形を変更することができるようになっていた。
「よし、それでは次だ」
アランゴア先生が後ろを向いて僕らに背を向けると、全生徒の視線が先生に向けられた。先生はひとさし指を伸ばした状態で右手を頭上まで上げる。続いて指を二本立てた状態にして、腕を前方に二度振った。
各組から前衛2名が剣を抜き、そのまま音を立てずに前に進み出た。アランゴア先生は振り向いて、全てのパーティーがハンドサインを正しく理解していることを確認する。
ハンドサインも最初は大変だったけど、今ではみんな完璧にマスターしている。
「それでは、前衛入れ替え! 右!」
続いて前衛の生徒が、それぞれ右の組へと移動する。最右翼の前衛は最も左にいるパーティに駆け足で移動していく。
「よし! 基本八陣形から行くぞ、ブロォォエ!」
ここからがやっかいだ。同じクラスの生徒であれば、普段のクラス訓練でお互いの癖を掴んでおり、呼吸もぴったりと合っている。しかし、よそのクラスとなると微妙な感覚のズレのせいで、まごついたり武器をぶつけて音が出てしまうのだ。
「どうした! いきなりへっぴり腰になっているものがいるぞ! 最初からやり直し!」
この入れ替えによる陣形行動がやっかいで、今だに最終陣形まで辿り着いたことがない。
「よし、それでは右から一組ずつ前に出ろ。第八陣形まで出来た組から順次授業は終了だ」
でた。これが嫌なんだ。組み合わせがいいとすぐに終わるんだけど、そうでない場合は昼休みがまるまるつぶれてしまうことがある。
いやね。勇者を支援するという目的から見れば、ここのみんなは仲間みたいなもの。なので、この陣形行動が不得手な生徒が頑張るのであれば、付き合うことに何の問題もない。昼食くらい抜いてもいいよ。
でも、生徒の中にぼくのパーティーに来たときに意図的に足を引っ張る奴らがいる。陣形を変更する際に、わざと他のメンバーの移動を邪魔する。
前回は、うちのクラスの後衛にタックルをした奴まで出た。思わず背中にドロップキックで応酬したら、そのまま乱闘に発展してしまった。
その後、アランゴア先生から大説教と懲罰をくらったこともあって、さすがにタックルまではしてこなくなったものの、地味な嫌がらせは今も続いている。先生も、乱闘にまで発展しない限り何もいわないようだ。
「またボルグルクラスの連中ですね。ぼくたちはグルーバフとクーカビチキに敵視されているようです」
後衛のクラウスくんがぼくにだけ聞こえるようにささやく。グルーバフは伯爵家の、クーカビチキは子爵家の子息で、以前からぼくたちアンリクラスに何かにつけて当たりのキツい連中だ。
といっても、うちの実質的なボスであるレイチェル嬢と対立するつもりはないらしく、ぼくやクラウスくん、アンリクラスの男組生徒に対してつまらない嫌がらせを仕掛けてくる。
どうしてそうなったのかについてぼくに心当たりはない。まぁ、何かソリが合わないところでもあるのだろう。そういえばウルス王時代にグルーバフ侯爵と会ったことがあるが、まるで融通の利かないお堅い軍人だった。
もし子息がその性質を受け継いでいるとすると、彼の独自ルールに大きく外れた部分がぼくにあったのかもしれない。
「いいぞ! 次、セドゥン!」
他のパーティー組は、早々に授業を終えて昼休みに入っていた。ぼくのパーティに入ってきたボルグルクラスの前衛たちも、そろそろ昼食を取りたいらしく、もう邪魔をしてこなかった。
「よし! 次でラストだオースン!」
全員が最後の陣形移動をスムーズに行いビシッと決まった……と思った瞬間、
「おっとぉ! つまずいてしまったぁ!」
リーダーのぼくはほとんど移動していないにも関わらず、足を蹴り上げて派手に転ぶ。
「なっ、なにやってんだよ!」
ボルグルクラスの連中が飽きれて声を上げる。ぼくは謝りながら立ち上がる。当然、最初からやり直しだ。
そして……
「次こそ終わらせろよ! オースン!」
「おっとぅ! またつまずいてしまったぁ!」
「おいぃ!」
ちなみにアンリクラスのパーティ全員にはあらかじめこうすることを話し、今朝の朝食はぼくのおごりで好きなものをたらふく食べてもらっていた。夜食もご馳走する約束だ。なので、みんなお昼の一食を抜く腹は括っていたのだ。
そして……
「今度こそ終わらせろよ! オースン!」
「おっと……」
「「「「待ったぁ!」」」」
ふっ。庶民である男組のなかには、無料で支給される昼食を当てにしているものも多い。昼のカロリー摂取が、午後の厳しい訓練を耐えるための命綱になっているものだっているだろう。
「いや、次の授業が始まるまでお昼抜きでこのままがんばろうよ」
ぼくは足を高く上げる。
「わ、悪かった! 今後はもうこんな邪魔はしない。だからその足を下ろせ、静かに、静かにな!」
先程までニヤニヤしながら嫌がらせを続けていた連中が昼食ごときでこの様だ。と嘲笑いたい気持ちもあるけれど、男組の訓練の厳しさを見ているだけに、ぼくとしてもこれ以上引っ張るつもりもない。
「ぼくたちをコケにしたいなら嫌がらせではなく正々堂々と実力でどうぞ!……とぼくは独り言をつぶやく」
そのまま静かに足を下ろして、ぼくは授業を終わらせた。
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