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第三章 勇者支援学校編 ー 基礎課程 ー
第34話 海岸で素っ裸
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ゴンドワルナ大陸の東南にあるアンゴール帝国。大陸最古のこの国は、長く峻険な山脈と暗く深い森林が国土の大半を占めているため、人の居住に適した土地はあまり多くない。
魔物の種類や数も多いこの地域では、古い時代から魔物と人間の共存が奇妙なバランスの上に成立していた。
その帝国の最南端にある海岸の波打ち際で、ひとりの少女が立ち上がった。身体には何一つ身に着けておらず、銀色の髪と白い身体が太陽の光を受けて輝いている。
「第六観測宙域観測官 第八号核体 起動」
少女が独り言をつぶやく。傍から見れば、ただ立ち尽くしているだけのように見えるが、状況を理解しているものであれば、その瞳の奥に点滅する光を見て、いま彼女が膨大な情報の通信と処理を行っていることがわかる。
「本観測域における観測中心点を現惑星に確定」
「観測権限申請……取得確認」
「これより当惑星の支配種との交渉に入ります」
「支配種特定開始……終了」
少女の姿をした第八号核体は、彼女をここへ送り込んだものたちによって第六観測宙域と呼ばれている宇宙の領域を観測している存在だ。
彼女の観測情報を元に、次元浸食者たちがこの宙域に襲来する時期と場所を推測し、状況に応じて母船から艦隊が派遣されることになる。
第八号核体は観測だけでなく、次元浸食者の襲来に対しては可能な限り排除等の対策を取ることが許されている。
次元浸食者という存在は、ただ通り過ぎるだけでもやっかいな影響を回りに与えてしまう。彼らが移動するなかで産み落としていった眷属が世界を滅ぼしたなんて話はそう珍しくもない。
「当該惑星の支配種を|穀物種・・・と認定。総体意志集計演算開始」
「穀物種による惑星名確認……決定されました。惑星名ドラヴィルダ」
観測中心点となる惑星の自主的な意志はなるべく尊重することが、観測局によって通達が出されている。第八号核体は、惑星ドラヴィルダの支配種族である穀物種と交渉を始めた。
惑星ドラヴィルダの支配種である穀物種は、大きくイネ族とムギ族に分かれており、両者の統合意識は第八号核体の当惑星での活動について許可を出すかどうか意見を戦わせていた。
どうやら第八号核体の存在が、彼らの奴隷として使役しているヒト種に影響を与えることにより、お互いの勢力圏に大きな差ができてしまうのではないかと懸念を抱いているようだった。第八号核体は彼らの懸念を払しょくしようと発言する。
「わたくしが皆様の奴隷種族に対して革新技術を伝えるようなことはございません。ヒト種の文明の発達段階に合わせ、その範囲内での行動を取ることをお約束いたします」
第八号核体の話を聞いて、またイネ族と麦族はしばらく話し合いを続けた後、惑星ドラヴィルダでの活動許可を出すことに決定し、結論を第八号核体に告げた。
「(人間は、我々を大切に育み、我々の生存域を広め、我々を愛さずにはいらない大事な奴隷だ。あなたが奴隷たちと共に行動するというのなら、どうか出来る限り彼らを守ってやって欲しい。それが約束できるのであれば滞在を許可しよう)」
「了解しました。それではこれより惑星ドラヴィルダでの活動を開始します」
交渉が成立した第八号核体は瞳を閉じて、彼らとの通信を終了した。
数秒後、彼女は再び目を開き、海岸から近くの森の中へと歩みを進め始めた。観測船から送られてきた情報から、現在の人類の状態について凡その状況を把握することができている。
「ふふ。|あなたらしい世界・・・・・・・・ですね」
第八号核体から初めて感情の込もった言葉が口から出された。
「待て! そこの妖異!」
突然、第八号核体の目の前に男が立ち塞がる。ヒト種らしきその男は、耳は長く尖っている。その特徴を見て、彼女は衛星軌道上の本船とリンクし過去のアーカイブと照合する。
「エルフ族? なのかしら……」
第八号核体が言葉を発したことに男は一瞬たじろいだ様子を見せたが、すぐに気を取り直して大声で叫び始めた。
「大森林の守護者たるエルフ族の勇者エリソン・クーリアが、創生の女神ラヴェンナの神託を受け、お前の邪悪な命をここで断つ! 滅びよ悪魔め!」
瞬きする間もなく、男は矢をつがえて第八号核体に狙いを定めていた。男との距離はまだあるが、その姿勢と動きからおそらく矢を命中させる自身があるのだろう。
男の言葉によって事態を把握した第八号核体は、くるりと身を翻して森の中に逃げ込む。しかし、森の中を白い裸体で走っていては目立って仕方がない。このまま男の追跡を振り切るのは困難だろう。
シュッ!
矢が耳元を掠めて飛んでいく。身を低くしてジグザグに走ってみるが、耳の良さそうなあの男には通じないことは分かっていた。
シュッ!
矢が第八号核体の右肩に命中する。コアに損傷情報が伝わってくるが、走るスピードはゆるめない。
しかしその数秒後、第八号核体は足を止めて立ち尽くすことになる。森が途切れ、高い崖の上に出てしまったからだ。足元を見れば、荒い波が打ち付けらる磯があった。
シュッ!
「あ……」
第八号核体が男の方へ振り返った瞬間、その額に矢が深く突き刺さり、彼女はそのまま磯へと転落していった。
男は崖の上から磯を見下ろし、自分が仕留めた獲物の死体が岩の上に打ち付けられ倒れているのを確認する。
次の瞬間、磯波が岩を覆い、その引き波によって第八号核体は海の中へと消えていった。
【妖異体の駆除が完了しました】
男の頭の中に神の言葉が流れ込んできた。神から与えられた使命を無事に果たすことができた満足感で、男の心は満たされていた。
――――――
―――
―
海中で目を開いたまま第八号核体は身体の修復を行っていた。おおよその状況は理解できている。おそらくこの惑星の次元管理者――汎神のような存在が、自分を世界の異物として検知し排除に動いたのだろう。
初期起動時には擬態コードに既存のテンプレートを使用せざる得ないため、この世界の原住生物とは多少の違和感が生じるのは仕方のないことだ。
しかし、今ではもう十分に情報が集まったので、この世界に最適化された擬態コードの組み込みを完了させることができている。今後、この世界の異物として認識されることはないだろう。
修復が終わった第八号核体はそのまま海の中を歩き始めた。それから20660年後、ここより遥か遠い西方の国で、ある奴隷の少年が銀髪の亜人少女を魔物から守ろうとしてその命を落とした。
魔物の種類や数も多いこの地域では、古い時代から魔物と人間の共存が奇妙なバランスの上に成立していた。
その帝国の最南端にある海岸の波打ち際で、ひとりの少女が立ち上がった。身体には何一つ身に着けておらず、銀色の髪と白い身体が太陽の光を受けて輝いている。
「第六観測宙域観測官 第八号核体 起動」
少女が独り言をつぶやく。傍から見れば、ただ立ち尽くしているだけのように見えるが、状況を理解しているものであれば、その瞳の奥に点滅する光を見て、いま彼女が膨大な情報の通信と処理を行っていることがわかる。
「本観測域における観測中心点を現惑星に確定」
「観測権限申請……取得確認」
「これより当惑星の支配種との交渉に入ります」
「支配種特定開始……終了」
少女の姿をした第八号核体は、彼女をここへ送り込んだものたちによって第六観測宙域と呼ばれている宇宙の領域を観測している存在だ。
彼女の観測情報を元に、次元浸食者たちがこの宙域に襲来する時期と場所を推測し、状況に応じて母船から艦隊が派遣されることになる。
第八号核体は観測だけでなく、次元浸食者の襲来に対しては可能な限り排除等の対策を取ることが許されている。
次元浸食者という存在は、ただ通り過ぎるだけでもやっかいな影響を回りに与えてしまう。彼らが移動するなかで産み落としていった眷属が世界を滅ぼしたなんて話はそう珍しくもない。
「当該惑星の支配種を|穀物種・・・と認定。総体意志集計演算開始」
「穀物種による惑星名確認……決定されました。惑星名ドラヴィルダ」
観測中心点となる惑星の自主的な意志はなるべく尊重することが、観測局によって通達が出されている。第八号核体は、惑星ドラヴィルダの支配種族である穀物種と交渉を始めた。
惑星ドラヴィルダの支配種である穀物種は、大きくイネ族とムギ族に分かれており、両者の統合意識は第八号核体の当惑星での活動について許可を出すかどうか意見を戦わせていた。
どうやら第八号核体の存在が、彼らの奴隷として使役しているヒト種に影響を与えることにより、お互いの勢力圏に大きな差ができてしまうのではないかと懸念を抱いているようだった。第八号核体は彼らの懸念を払しょくしようと発言する。
「わたくしが皆様の奴隷種族に対して革新技術を伝えるようなことはございません。ヒト種の文明の発達段階に合わせ、その範囲内での行動を取ることをお約束いたします」
第八号核体の話を聞いて、またイネ族と麦族はしばらく話し合いを続けた後、惑星ドラヴィルダでの活動許可を出すことに決定し、結論を第八号核体に告げた。
「(人間は、我々を大切に育み、我々の生存域を広め、我々を愛さずにはいらない大事な奴隷だ。あなたが奴隷たちと共に行動するというのなら、どうか出来る限り彼らを守ってやって欲しい。それが約束できるのであれば滞在を許可しよう)」
「了解しました。それではこれより惑星ドラヴィルダでの活動を開始します」
交渉が成立した第八号核体は瞳を閉じて、彼らとの通信を終了した。
数秒後、彼女は再び目を開き、海岸から近くの森の中へと歩みを進め始めた。観測船から送られてきた情報から、現在の人類の状態について凡その状況を把握することができている。
「ふふ。|あなたらしい世界・・・・・・・・ですね」
第八号核体から初めて感情の込もった言葉が口から出された。
「待て! そこの妖異!」
突然、第八号核体の目の前に男が立ち塞がる。ヒト種らしきその男は、耳は長く尖っている。その特徴を見て、彼女は衛星軌道上の本船とリンクし過去のアーカイブと照合する。
「エルフ族? なのかしら……」
第八号核体が言葉を発したことに男は一瞬たじろいだ様子を見せたが、すぐに気を取り直して大声で叫び始めた。
「大森林の守護者たるエルフ族の勇者エリソン・クーリアが、創生の女神ラヴェンナの神託を受け、お前の邪悪な命をここで断つ! 滅びよ悪魔め!」
瞬きする間もなく、男は矢をつがえて第八号核体に狙いを定めていた。男との距離はまだあるが、その姿勢と動きからおそらく矢を命中させる自身があるのだろう。
男の言葉によって事態を把握した第八号核体は、くるりと身を翻して森の中に逃げ込む。しかし、森の中を白い裸体で走っていては目立って仕方がない。このまま男の追跡を振り切るのは困難だろう。
シュッ!
矢が耳元を掠めて飛んでいく。身を低くしてジグザグに走ってみるが、耳の良さそうなあの男には通じないことは分かっていた。
シュッ!
矢が第八号核体の右肩に命中する。コアに損傷情報が伝わってくるが、走るスピードはゆるめない。
しかしその数秒後、第八号核体は足を止めて立ち尽くすことになる。森が途切れ、高い崖の上に出てしまったからだ。足元を見れば、荒い波が打ち付けらる磯があった。
シュッ!
「あ……」
第八号核体が男の方へ振り返った瞬間、その額に矢が深く突き刺さり、彼女はそのまま磯へと転落していった。
男は崖の上から磯を見下ろし、自分が仕留めた獲物の死体が岩の上に打ち付けられ倒れているのを確認する。
次の瞬間、磯波が岩を覆い、その引き波によって第八号核体は海の中へと消えていった。
【妖異体の駆除が完了しました】
男の頭の中に神の言葉が流れ込んできた。神から与えられた使命を無事に果たすことができた満足感で、男の心は満たされていた。
――――――
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海中で目を開いたまま第八号核体は身体の修復を行っていた。おおよその状況は理解できている。おそらくこの惑星の次元管理者――汎神のような存在が、自分を世界の異物として検知し排除に動いたのだろう。
初期起動時には擬態コードに既存のテンプレートを使用せざる得ないため、この世界の原住生物とは多少の違和感が生じるのは仕方のないことだ。
しかし、今ではもう十分に情報が集まったので、この世界に最適化された擬態コードの組み込みを完了させることができている。今後、この世界の異物として認識されることはないだろう。
修復が終わった第八号核体はそのまま海の中を歩き始めた。それから20660年後、ここより遥か遠い西方の国で、ある奴隷の少年が銀髪の亜人少女を魔物から守ろうとしてその命を落とした。
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