12 / 92
第一章 長い長いプロローグ(だって二回も転生しますよね)
第11話 遺言
しおりを挟む
まさか、こんなことになろうとは……。
俺は腹に突き刺さった短剣を茫然と見つめていた。
「あなた!!」
「陛下! しっかりしてください!」
「扉を閉じよ! 何人たりともここから出すな!」
「殿下! なんということを!」
突然の流血劇に王の間は騒然となった。腹の傷口からは次々と血が溢れ出してくる。この短剣には魔法が掛けられているらしく、触れようとすると見えない風の刃によって手を切りつけられてしまう。
さらにエルヴァスが【ポーション】を使っても、マリーネが【治癒】を掛けても短剣はその効果を打ち消してしまう。
「短剣に呪いが掛かっています! 術者が近くにいるはず! 絶対に逃すな!」
マリーネが叫ぶと、その場にいた宮廷魔術師たちが【魔力探知】で術者の捜索を始める。氷のマリーネがあんなに焦る顔を見るのは久方振りだ。
【魔力探知】に反応して体に淡い光を帯びた人間が王の間に二人いた。一人は恐らく術者だろう。その男は一瞬にして懐から取り出した短剣で自らの喉を裂き自害したが、もう一人は……
「ワ、ワシが……父上を……」
第二王子のホノイスがその場に膝を付き、震える自分の両手を見つめていた。呪われた短剣を包む淡い光がホノイスと呼吸を合わせるようにして明滅する。その場にいる全員の視線がホノイスに集中した。
この状況を外から見れば、有能な第三王子に王位継承権が渡るのを恐れた凡庸な第二王子がクーデターを起こしたという筋書きにでもなるのだろうか。
だがそれはありえない。亡くなった長子を含め、三人の兄弟は仲が良かったし、長子の死は残された二人の絆をより一層強いものとしていた。
そもそも第二王子には王位への執着が全く無い。普段からさっさと王位を第三王子のヴァルクに譲れと口うるさいほどだった。
「兄上! しっかりしてください! どうしてこのようなことになったのです!? あの短剣は誰に持たされたのですか!」
ヴァルクは次兄が王位を狙って俺を暗殺したなどとは露とも疑っていないのだろう。俺だってそうだ。
もし第二王子に野望があるのだとすれば、第三王子に王位を継がせた後、俺を護衛に立てて大陸全土のグルメ旅を本気で画策していたことくらいだろう。
ホノイスは陰に日向にヴァルクが王となれるよう支えていたし、ヴァルクもそんな兄に苦笑いしながらも、王たるに相応しい者となれるよう精進を続けていた。
俺はそんな二人の関係をずっと見ていた。すくなくとも俺と二人との間では王位をどちらに譲るかは既に決まっていたことであり、二人ともそのことに納得していた。
もちろん王妃や俺と付き合いが長い連中も薄々は察していたはずだった。
「誰の陰謀か……」
俺の言葉にその場にいた全員がハッとして凍り付いた。エルヴァスとマリーネだけが、俺の血を止めようとなりふり構わず必死で手を尽くしている。
おそらく術者によって短剣の魔力はホノイスとリンクさせられているのだろう。ホノイスが死ねば呪いを回避することができるのかもしれないが、そんな選択肢はこの場にいる誰もが選ばないし、俺も選ばせない。
「誰の陰謀かわからぬが、こうなってはホノイス、お前が王位を継ぐのだ」
俺自身の推測と過去のウルス王の記憶から、この暗殺を実行したのが第三王子擁立派だろうと推測していた。
大人しくしていれば自然とヴァルクが王位を継承していたものを――何か急ぐ事情でもあったのだろうか。あったのかもしれない。
いずれにせよこのままではホノイスは王殺し・親殺しの汚名を着せられて誅殺されてしまうだろう。もしくは傀儡として生かされていいように使われてしまうかもしれない。
第二王子はポカンとした表情で俺の顔を見つめる。第三王子は静かに俺の言葉に耳を傾けていた。
俺の単なる思い込みかもしれないが、ヴァルクの眼に王位に対する執着はなく、ただ自分の成すべきことを果たそうとする強い意志だけが見てとれる。
「エルヴァス……もうよい。時間が惜しい。我が遺言を聞き届けよ」
俺の言葉が届いていないのか、短剣の魔力で自らの手を切り裂かれながらエルヴァスはなおも俺の止血を試み続ける。
俺がマリーネに眼をやると、彼女はエルヴァスの両手を取って俺の言葉を聞くように説き伏せた。
間もなく俺は死ぬだろう。何せ二回も経験しているので、その辺の感覚がよくわかる。時間がない、話せるうちに必要なことは全て伝えておかなくては。
「ヴァルク、お前の兄はグルメ旅行のことばかり考えて、こうも簡単に暗殺者に利用されてしまう。お前が新しい王を支え、連合王国の基盤を盤石なものとせよ」
「はい。必ず兄を支え、王国をより栄えさせてみせます」
「ホノイス……」
第二王子はまだ動揺から抜け出せておらず、俺の言葉がまったく届いてないようだった。
「兄上! 父上の最後の言葉です! しっかりしてください!」
第三王子が兄の肩を強く揺さぶる。その声はしゃがれ、両目からはとめどなく涙が溢れ始めた。
「ちち……うえ……」
ヴァルクに支えられ、うなだれたままホノイスは俺の傍らで跪く。
「馬鹿息子よ。お前は優し過ぎるから、どうせうじうじと悩み続けるのだろう。言っておくがお前に罪はない。これは俺の失態だ」
「父上……」
「この失態の返上はお前にまかせる。お前を罠にハメた連中に見せてやれ、この王国がより一層栄えていく様を」
「ワシにはできません。きっとまた失敗してしまう……」
俺はホノイスの手を取る。ヴァルクに眼を向けると、その上に自らの手を重ねてきた。俺はその上にもう片方の手を重ねる。
「大丈夫だ。迷ったときにはヴァルクに相談するといい。俺もそうしてきたからな……」
冗談めかして笑おうとしたら、血で喉が詰まりそうになったので途中で辞めた。今はなるべく多くの言葉を残したい。
「王妃よ。お前にまた辛い思いをさせてしまってすまぬ。これが最後のワガママだ。二人の行く末をしっかり見届けてから来るのだぞ」
「あなた……」
青ざめた王妃の姿を見ると、俺が死んだら後を追いかねないかと心配でならなかった。
「必ずアルテシアの花嫁姿をその目に焼き付けて俺に報告せよ。先祖たちに自慢してやりたいのだ」
王妃は俺の額に口づけをした後、俺と息子たちの手を両手で包み込む。
「必ず。必ずそうするわ」
これで王妃は大丈夫だろう。俺はエルヴァスとマリーネに最後の命令を伝える。その場にいる全員が俺の一言一句も聞き逃すまいと耳を傾けていた。
「マリーネ、俺が死んで呪いが解けたら傷を塞ぎ、俺が老衰で死んだものとせよ。ここにいる皆もそのように心得よ」
「御心のままに……」
マリーネが頭を垂れると、その場にいた全員が同じように頭を下げた。
俺は腹に突き刺さった短剣を茫然と見つめていた。
「あなた!!」
「陛下! しっかりしてください!」
「扉を閉じよ! 何人たりともここから出すな!」
「殿下! なんということを!」
突然の流血劇に王の間は騒然となった。腹の傷口からは次々と血が溢れ出してくる。この短剣には魔法が掛けられているらしく、触れようとすると見えない風の刃によって手を切りつけられてしまう。
さらにエルヴァスが【ポーション】を使っても、マリーネが【治癒】を掛けても短剣はその効果を打ち消してしまう。
「短剣に呪いが掛かっています! 術者が近くにいるはず! 絶対に逃すな!」
マリーネが叫ぶと、その場にいた宮廷魔術師たちが【魔力探知】で術者の捜索を始める。氷のマリーネがあんなに焦る顔を見るのは久方振りだ。
【魔力探知】に反応して体に淡い光を帯びた人間が王の間に二人いた。一人は恐らく術者だろう。その男は一瞬にして懐から取り出した短剣で自らの喉を裂き自害したが、もう一人は……
「ワ、ワシが……父上を……」
第二王子のホノイスがその場に膝を付き、震える自分の両手を見つめていた。呪われた短剣を包む淡い光がホノイスと呼吸を合わせるようにして明滅する。その場にいる全員の視線がホノイスに集中した。
この状況を外から見れば、有能な第三王子に王位継承権が渡るのを恐れた凡庸な第二王子がクーデターを起こしたという筋書きにでもなるのだろうか。
だがそれはありえない。亡くなった長子を含め、三人の兄弟は仲が良かったし、長子の死は残された二人の絆をより一層強いものとしていた。
そもそも第二王子には王位への執着が全く無い。普段からさっさと王位を第三王子のヴァルクに譲れと口うるさいほどだった。
「兄上! しっかりしてください! どうしてこのようなことになったのです!? あの短剣は誰に持たされたのですか!」
ヴァルクは次兄が王位を狙って俺を暗殺したなどとは露とも疑っていないのだろう。俺だってそうだ。
もし第二王子に野望があるのだとすれば、第三王子に王位を継がせた後、俺を護衛に立てて大陸全土のグルメ旅を本気で画策していたことくらいだろう。
ホノイスは陰に日向にヴァルクが王となれるよう支えていたし、ヴァルクもそんな兄に苦笑いしながらも、王たるに相応しい者となれるよう精進を続けていた。
俺はそんな二人の関係をずっと見ていた。すくなくとも俺と二人との間では王位をどちらに譲るかは既に決まっていたことであり、二人ともそのことに納得していた。
もちろん王妃や俺と付き合いが長い連中も薄々は察していたはずだった。
「誰の陰謀か……」
俺の言葉にその場にいた全員がハッとして凍り付いた。エルヴァスとマリーネだけが、俺の血を止めようとなりふり構わず必死で手を尽くしている。
おそらく術者によって短剣の魔力はホノイスとリンクさせられているのだろう。ホノイスが死ねば呪いを回避することができるのかもしれないが、そんな選択肢はこの場にいる誰もが選ばないし、俺も選ばせない。
「誰の陰謀かわからぬが、こうなってはホノイス、お前が王位を継ぐのだ」
俺自身の推測と過去のウルス王の記憶から、この暗殺を実行したのが第三王子擁立派だろうと推測していた。
大人しくしていれば自然とヴァルクが王位を継承していたものを――何か急ぐ事情でもあったのだろうか。あったのかもしれない。
いずれにせよこのままではホノイスは王殺し・親殺しの汚名を着せられて誅殺されてしまうだろう。もしくは傀儡として生かされていいように使われてしまうかもしれない。
第二王子はポカンとした表情で俺の顔を見つめる。第三王子は静かに俺の言葉に耳を傾けていた。
俺の単なる思い込みかもしれないが、ヴァルクの眼に王位に対する執着はなく、ただ自分の成すべきことを果たそうとする強い意志だけが見てとれる。
「エルヴァス……もうよい。時間が惜しい。我が遺言を聞き届けよ」
俺の言葉が届いていないのか、短剣の魔力で自らの手を切り裂かれながらエルヴァスはなおも俺の止血を試み続ける。
俺がマリーネに眼をやると、彼女はエルヴァスの両手を取って俺の言葉を聞くように説き伏せた。
間もなく俺は死ぬだろう。何せ二回も経験しているので、その辺の感覚がよくわかる。時間がない、話せるうちに必要なことは全て伝えておかなくては。
「ヴァルク、お前の兄はグルメ旅行のことばかり考えて、こうも簡単に暗殺者に利用されてしまう。お前が新しい王を支え、連合王国の基盤を盤石なものとせよ」
「はい。必ず兄を支え、王国をより栄えさせてみせます」
「ホノイス……」
第二王子はまだ動揺から抜け出せておらず、俺の言葉がまったく届いてないようだった。
「兄上! 父上の最後の言葉です! しっかりしてください!」
第三王子が兄の肩を強く揺さぶる。その声はしゃがれ、両目からはとめどなく涙が溢れ始めた。
「ちち……うえ……」
ヴァルクに支えられ、うなだれたままホノイスは俺の傍らで跪く。
「馬鹿息子よ。お前は優し過ぎるから、どうせうじうじと悩み続けるのだろう。言っておくがお前に罪はない。これは俺の失態だ」
「父上……」
「この失態の返上はお前にまかせる。お前を罠にハメた連中に見せてやれ、この王国がより一層栄えていく様を」
「ワシにはできません。きっとまた失敗してしまう……」
俺はホノイスの手を取る。ヴァルクに眼を向けると、その上に自らの手を重ねてきた。俺はその上にもう片方の手を重ねる。
「大丈夫だ。迷ったときにはヴァルクに相談するといい。俺もそうしてきたからな……」
冗談めかして笑おうとしたら、血で喉が詰まりそうになったので途中で辞めた。今はなるべく多くの言葉を残したい。
「王妃よ。お前にまた辛い思いをさせてしまってすまぬ。これが最後のワガママだ。二人の行く末をしっかり見届けてから来るのだぞ」
「あなた……」
青ざめた王妃の姿を見ると、俺が死んだら後を追いかねないかと心配でならなかった。
「必ずアルテシアの花嫁姿をその目に焼き付けて俺に報告せよ。先祖たちに自慢してやりたいのだ」
王妃は俺の額に口づけをした後、俺と息子たちの手を両手で包み込む。
「必ず。必ずそうするわ」
これで王妃は大丈夫だろう。俺はエルヴァスとマリーネに最後の命令を伝える。その場にいる全員が俺の一言一句も聞き逃すまいと耳を傾けていた。
「マリーネ、俺が死んで呪いが解けたら傷を塞ぎ、俺が老衰で死んだものとせよ。ここにいる皆もそのように心得よ」
「御心のままに……」
マリーネが頭を垂れると、その場にいた全員が同じように頭を下げた。
0
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆*:.。. o(≧▽≦)o
【 関連話 】
異世界転生ハーレムプラン ~ 最強のスキルが【幼女化】ってマジですか?~
うっかり女神の転生ミス……って今度は護衛艦ですか? しかも艦長が幼女とか、もういい加減にしろ!
終わりの国のコメディアン
お気に入りに追加
80
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる