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雪の行軍
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アンナとハルナが目覚め、そのままイチャイチャ、ニャンニャンした。
ハルナとアンナはツヤツヤで、マサトはゲッソリしている。
ただ後悔はしていない。
「さぁご主人様、今日も狩りを頑張ろう!」
なんでそんなに元気なのかと言いたかったがゲッソリしながらも一緒に裏異空間から外に出る。
今日は久しぶりにゴブリンと遭遇した。
冬の間はめっきり見なかったが住処の食料がヤバくなって狩りにでも来たのだろうか。
数は4匹なのでアンナと半分づつ分ける。
マサトのレベルは相変わらず停滞したままだが、剣の腕が上がったためかゴブリンの攻撃が子供の遊戯のように見えるようになってきた。
「ご主人様も腕を上げたな。」
「ゴブリンだと余程の事がない限り岩に頼る事はなくなったよ。
最初は魔力を上げるためのレベルアップを目指していたけど、最近は強くなるのが楽しくなってきた感じがする。」
「私はご主人様を守るために強くなるのは楽しいぞ。」
「アンナにはいつも助けられているよ。
もちろんハルナにもな。」
「それはハルナに直接言ってやれ。
私達が毎日頑張れるんだからな。」
「そうだな。
ただ昨日のすき焼きと、どぶろくのコラボはヤバかったな」
「そういえばこっちには牛のモンスターっているのか?」
「私は見たことはないけど、ミノタウルスってのが居るぞ。
こういったフィールドには居ないけど、ダンジョンに居るそうだ。」
「やっぱりミノタウルス居るのか…。
そいつはやっぱり強いのか?」
「さぁ私には分からないよ。
ニュークに着いたら冒険者ギルドで聞いてみるしかないな。」
「ミノタウルスが継続的に狩れるようになったら昨日のすき焼きも沢山食べれそうだな。
ただミノタウルス自体が食えるのかは分からないが…。」
「これでニュークに行く楽しみが増えたじゃないかご主人様。」
「毎日この雪にもウンザリだから早くダンジョンに行きたいよなぁ。
ダンジョンの中なら雪も関係ないのかもな。」
「ご主人様そうやって考えるのは案外危険かもきれないぞ。
雪のフィールドなんてあるかもしれないぞ。」
「真夏に行ければ…。
いや、10分で帰りたくなりそうだな」
二人は雪の中、笑いながら行軍していく。
ハルナとアンナはツヤツヤで、マサトはゲッソリしている。
ただ後悔はしていない。
「さぁご主人様、今日も狩りを頑張ろう!」
なんでそんなに元気なのかと言いたかったがゲッソリしながらも一緒に裏異空間から外に出る。
今日は久しぶりにゴブリンと遭遇した。
冬の間はめっきり見なかったが住処の食料がヤバくなって狩りにでも来たのだろうか。
数は4匹なのでアンナと半分づつ分ける。
マサトのレベルは相変わらず停滞したままだが、剣の腕が上がったためかゴブリンの攻撃が子供の遊戯のように見えるようになってきた。
「ご主人様も腕を上げたな。」
「ゴブリンだと余程の事がない限り岩に頼る事はなくなったよ。
最初は魔力を上げるためのレベルアップを目指していたけど、最近は強くなるのが楽しくなってきた感じがする。」
「私はご主人様を守るために強くなるのは楽しいぞ。」
「アンナにはいつも助けられているよ。
もちろんハルナにもな。」
「それはハルナに直接言ってやれ。
私達が毎日頑張れるんだからな。」
「そうだな。
ただ昨日のすき焼きと、どぶろくのコラボはヤバかったな」
「そういえばこっちには牛のモンスターっているのか?」
「私は見たことはないけど、ミノタウルスってのが居るぞ。
こういったフィールドには居ないけど、ダンジョンに居るそうだ。」
「やっぱりミノタウルス居るのか…。
そいつはやっぱり強いのか?」
「さぁ私には分からないよ。
ニュークに着いたら冒険者ギルドで聞いてみるしかないな。」
「ミノタウルスが継続的に狩れるようになったら昨日のすき焼きも沢山食べれそうだな。
ただミノタウルス自体が食えるのかは分からないが…。」
「これでニュークに行く楽しみが増えたじゃないかご主人様。」
「毎日この雪にもウンザリだから早くダンジョンに行きたいよなぁ。
ダンジョンの中なら雪も関係ないのかもな。」
「ご主人様そうやって考えるのは案外危険かもきれないぞ。
雪のフィールドなんてあるかもしれないぞ。」
「真夏に行ければ…。
いや、10分で帰りたくなりそうだな」
二人は雪の中、笑いながら行軍していく。
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