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ハルナ
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私の名前はハルナ。
日本で病気で死んだ後、神様の好意で異世界に来たんだけど、そこは思っていたのとは全く違う現実でした。
大好きな料理作りも病院では出来ないので、友達がお見舞いで持ってきてくれたラノベにハマったんだけど、王宮に移転してメイドをして、たまたま作った料理を王子様が食べて、そこから愛が芽生え結婚するって流れに凄く憧れていたの。
だけど現実は違ったわ。
神様がくれた料理チートはあっても戦う術がないんだもの。
私が降り立った場所はモンスターがひしめく森の中。
戦えない私はボロボロになりながら、飲まず食わずで必死に何日もモンスターから逃げたの。
やっとの事で街道に出たんだけど、そこで行き倒れてしまったの。
気がつくとハゲたオジサンがパンと水を差し出しながらこう聞くの…。
「奴隷商品となって生きるか、このまま野垂れ死ぬか好きな方を選べ」と…。
この言葉はとても残酷なものだったわ。
私は奴隷となり生きる事を選んだの。
奴隷商人の商品となった私は黒髪黒目が理由で全く売れなかったの。
なんでも東の方の国では人気はあるけど、この国では不人気みたい。
食事は薄い塩と屑野菜のスープと屑パンを1日1食で辛かったけど毎日辛かったわ。
買われた奴隷には人権など無く、毎日暴力を振るわれたり性行為を強要されたりする事も普通にあると聞いて震えあがったわ。
どうかこのまま誰にも買われないようにと願っていたら奴隷商人から今月中に売れなかったら鉱山奴隷として出すと言われた。
鉱山奴隷は買われて1年持たずに大半の奴隷が命落とすと奴隷仲間が言っていた。
楽しいはずの異世界ライフがどうしてこうなったんだろうとまいばん泣いたわ。
そんな時に黒目黒髪の人が奴隷商人と喋っていたのだけだど、よく見るとその人が着ている服はユニ●ロのジャージじない!
私も同じの持っていたから見間違うはずないわ。
私は必死に助けてほしいと嘆願したわ。
思った通りその人も日本から来た人で私の今のご主人様。
ご主人様も私と同じくチートを持ってたのだけど最初はただのアイテムボックスだと思い苦労したそうだ。
ご主人様はのチートは戦闘向けではないので、いつも奴隷仲間のアンナを連れてゴブリンや猪を狩っている。
ちょっ羨ましいくもありジェラシーだわ。
ご主人様はハッキリ言ってオジサン。
ダンディーでもないし最近は老眼で近くの物が見えないと嘆いていたわ。
でもそこがとても可愛く見えるの。
そしてなにより優しく私とアンナによくしてくれる。
奴隷という立場から救ってくれてとても感謝している。
でも最近は感謝以上の何かが、何か分からないけど胸の奥でざわつくの。
もしかしてこれって恋なのかも…。
まさかと私自身思っていたけど、オーガに襲われた時にご主人様が死にかけたときに分かったわ。
この人は私の全て。
この人無しでは私は生きていけないと。
ご主人様をなんとしても助けなくてはと。
お母さんが昔言ってたわ。
全然イケメンでもないお父さんを見たときに全身がビビッと電気が走ったようになったと。
まさにそんな感じだったわ。
お風呂では、あーとか、うー、とか変な声を出していかにもオジサンだけど恋に年齢なんて関係ないよね。
さて、今日はアンナとご主人様が狩ってきてくれたオークでしょうが焼き作らなきゃ。
お肉もいっぱいだし残りはチャーシューにしようかな。
私の大好きな料理が毎日作れて私は幸せ。
そして二人が美味しいって言ってくれるのが凄く嬉しい。
日本で病気で死んだ後、神様の好意で異世界に来たんだけど、そこは思っていたのとは全く違う現実でした。
大好きな料理作りも病院では出来ないので、友達がお見舞いで持ってきてくれたラノベにハマったんだけど、王宮に移転してメイドをして、たまたま作った料理を王子様が食べて、そこから愛が芽生え結婚するって流れに凄く憧れていたの。
だけど現実は違ったわ。
神様がくれた料理チートはあっても戦う術がないんだもの。
私が降り立った場所はモンスターがひしめく森の中。
戦えない私はボロボロになりながら、飲まず食わずで必死に何日もモンスターから逃げたの。
やっとの事で街道に出たんだけど、そこで行き倒れてしまったの。
気がつくとハゲたオジサンがパンと水を差し出しながらこう聞くの…。
「奴隷商品となって生きるか、このまま野垂れ死ぬか好きな方を選べ」と…。
この言葉はとても残酷なものだったわ。
私は奴隷となり生きる事を選んだの。
奴隷商人の商品となった私は黒髪黒目が理由で全く売れなかったの。
なんでも東の方の国では人気はあるけど、この国では不人気みたい。
食事は薄い塩と屑野菜のスープと屑パンを1日1食で辛かったけど毎日辛かったわ。
買われた奴隷には人権など無く、毎日暴力を振るわれたり性行為を強要されたりする事も普通にあると聞いて震えあがったわ。
どうかこのまま誰にも買われないようにと願っていたら奴隷商人から今月中に売れなかったら鉱山奴隷として出すと言われた。
鉱山奴隷は買われて1年持たずに大半の奴隷が命落とすと奴隷仲間が言っていた。
楽しいはずの異世界ライフがどうしてこうなったんだろうとまいばん泣いたわ。
そんな時に黒目黒髪の人が奴隷商人と喋っていたのだけだど、よく見るとその人が着ている服はユニ●ロのジャージじない!
私も同じの持っていたから見間違うはずないわ。
私は必死に助けてほしいと嘆願したわ。
思った通りその人も日本から来た人で私の今のご主人様。
ご主人様も私と同じくチートを持ってたのだけど最初はただのアイテムボックスだと思い苦労したそうだ。
ご主人様はのチートは戦闘向けではないので、いつも奴隷仲間のアンナを連れてゴブリンや猪を狩っている。
ちょっ羨ましいくもありジェラシーだわ。
ご主人様はハッキリ言ってオジサン。
ダンディーでもないし最近は老眼で近くの物が見えないと嘆いていたわ。
でもそこがとても可愛く見えるの。
そしてなにより優しく私とアンナによくしてくれる。
奴隷という立場から救ってくれてとても感謝している。
でも最近は感謝以上の何かが、何か分からないけど胸の奥でざわつくの。
もしかしてこれって恋なのかも…。
まさかと私自身思っていたけど、オーガに襲われた時にご主人様が死にかけたときに分かったわ。
この人は私の全て。
この人無しでは私は生きていけないと。
ご主人様をなんとしても助けなくてはと。
お母さんが昔言ってたわ。
全然イケメンでもないお父さんを見たときに全身がビビッと電気が走ったようになったと。
まさにそんな感じだったわ。
お風呂では、あーとか、うー、とか変な声を出していかにもオジサンだけど恋に年齢なんて関係ないよね。
さて、今日はアンナとご主人様が狩ってきてくれたオークでしょうが焼き作らなきゃ。
お肉もいっぱいだし残りはチャーシューにしようかな。
私の大好きな料理が毎日作れて私は幸せ。
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