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「我」貫き通せー3
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そしてあと少しの移動で人陰に触れられるところまでリナルドが来た、その時だった。
「お前……! 原始大気がどれだけの高温か知ってるのか……!」
「……? 暑いからなんだって」
次の瞬間、厨房から爆発が起こり、2人をレストランの外へと吹き飛ばす。原始大気の高温が何かを発火させ、ガス爆発を起こしたのだ。
原始大気の空間から放り出されたことでまともに呼吸ができるようになった人陰。ラストバトルを呼び出し、全身に纏う。
「このチンカス野郎がぁぁぁぁぁ!」
より爆破地点に近かったリナルドは全身火だるまになっており、その表情すら確認することができなかった。
「怒られても困るな。今のはお前の自爆だったわけだし」
人陰はギリギリの身体状況で構える。仮にこのまま突っ込まれるとして、炎は遮断できても熱はそうはいかないことは、先ほどの原始大気で学んでいた。
そして案の定、リナルドは燃え盛っている状態で突っ込んでくる。弱った人陰に先ほどのようなパワーは出せない。
戦いは両者ほぼ互角の殴り合いに発展した。人陰はリナルドの衝撃と熱を受けきれず、リナルドもジリジリと燃やされ、人陰の攻撃にあえいでいる。
「なんでそんなに必死なんだよ! バカなのか! ええ!?」
殴り合い、蹴り合いの最中、リナルドが問い詰める。それに対して人陰はこう答えた。
「遊大への反逆は! 自分で決めたことだから! 初めて周りに流されずに自分で決めたことだから! やり通したいんだ!」
そこで人陰が発想の転換をする。全身に纏っていたラストバトルを自身の右の拳にのみ集め、リナルドのみぞおちめがけて突き出した。彼女の蹴りに脇腹をさらしながら。
拳はリナルドのみぞおちを貫いた。意識が飛ぼうという中、彼女の脳裏を知らない記憶が流れる。
「お前……! 原始大気がどれだけの高温か知ってるのか……!」
「……? 暑いからなんだって」
次の瞬間、厨房から爆発が起こり、2人をレストランの外へと吹き飛ばす。原始大気の高温が何かを発火させ、ガス爆発を起こしたのだ。
原始大気の空間から放り出されたことでまともに呼吸ができるようになった人陰。ラストバトルを呼び出し、全身に纏う。
「このチンカス野郎がぁぁぁぁぁ!」
より爆破地点に近かったリナルドは全身火だるまになっており、その表情すら確認することができなかった。
「怒られても困るな。今のはお前の自爆だったわけだし」
人陰はギリギリの身体状況で構える。仮にこのまま突っ込まれるとして、炎は遮断できても熱はそうはいかないことは、先ほどの原始大気で学んでいた。
そして案の定、リナルドは燃え盛っている状態で突っ込んでくる。弱った人陰に先ほどのようなパワーは出せない。
戦いは両者ほぼ互角の殴り合いに発展した。人陰はリナルドの衝撃と熱を受けきれず、リナルドもジリジリと燃やされ、人陰の攻撃にあえいでいる。
「なんでそんなに必死なんだよ! バカなのか! ええ!?」
殴り合い、蹴り合いの最中、リナルドが問い詰める。それに対して人陰はこう答えた。
「遊大への反逆は! 自分で決めたことだから! 初めて周りに流されずに自分で決めたことだから! やり通したいんだ!」
そこで人陰が発想の転換をする。全身に纏っていたラストバトルを自身の右の拳にのみ集め、リナルドのみぞおちめがけて突き出した。彼女の蹴りに脇腹をさらしながら。
拳はリナルドのみぞおちを貫いた。意識が飛ぼうという中、彼女の脳裏を知らない記憶が流れる。
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