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高校時代
非日常的な日常
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僕らは別々の高校へ進学した。
それでも家が隣なので、頻繁に会うし、やはり春樹は僕の部屋に抜きに来る。
もう、慣れた。
そして、春樹の好みも熟知してしまった。
色白でかわいい系の女優。
乳首はピンクで小さい方がいい。
騎乗位で揺れる巨乳。
上目遣いでフェラする子。
大体、こんなところかな。
春樹の興奮ポイントは。
そして、その興奮している春樹を覗き見して、僕は興奮する。
本当、どうかしてる。
でももう、慣れた。
というか、受け入れた。
僕は、オスの姿をした春樹が好きだ。
―――
『今から行っていい?』
春樹からメールが届く。
『いいよ』
家に親がいなければ、断る理由は無い。
大抵仕事で不在のため、お互い帰宅部の僕らは頻繁に会っていた。
「よっ!差し入れでーす」
手に持っているのはボックスティッシュ。
ただの生活用品だが、春樹が持って来ると妙に生々しさが出る。
「ヤル気満々じゃん」
「まぁ、そのために来てるようなもんだし?」
「ラブホみたいな使い方しないでよ」
さすがに高校生にもなると、僕も色々と知識が付く。
多分、春樹は中学の頃から色々知ってたんだろうな。
だから、こんなことになってるんだろうと思う。
中学時代の僕って、ウブだったんだな、って。
汚れてから気付くよね。
そして昔と変わったことがもうひとつ。
それは…普通に横並びで、AVを見ながら抜くようになったこと。
最初は背中合わせで、見えないように、照れながら抜いていた僕たちは、どんどん遠慮が無くなっていった。
少し距離を置いて、ベットに持たれて座り、それぞれティッシュを傍らに置いてAV再生。
好きな時、好きなように、硬く反り返ったモノを取り出して、気持ちよくなるまで弄り倒す。
…だから僕は、春樹の好みを熟知してしまったんだ。
抜く時は大抵いつも同じシチュエーションだからね。
―――
カチャカチャとベルトを外す音がすると、横目で春樹の表情を確認する。
おーおー、画面を凝視しているね。
ブルンッ!と元気よく飛び出したモノを、優しく握って、必ず親指で先走りを先端に塗りたくるんだ。
そんな様子を見ながら、僕もパンパンに腫れ上がったモノを取り出して、同じように握り、塗りたくる。
春樹が前のめりになって一心不乱に擦り上げてる時、時折目を閉じたり、口が色っぽく半開きになったりしてる。
気持ちよさそうに感じている顔を横目でしっかり眺めていると、僕の手も止まらなくなる。
「あっ、はっ、あー…」
春樹の達した声が聞こえると背中がゾクゾクしてたまらない。
そしてその声に呼応するように、僕の汚い欲望も吐き出される。
―――
「俺、尚也と性癖似てるんかな?」
「…なんでそう思うの?」
「だって、イク時大体一緒じゃん。おっぱい揺れてんの好きでしょ!?」
「…まぁね」
「出た、むっつり~。いつも俺のが早くて、早漏みたいではずいわ!」
春樹は何も知らないでゲラゲラ笑っている。
性癖が似てるだって?
僕は春樹の興奮した顔や呼吸、感じている声に興奮するんだ。
だから春樹よりイクのが少し遅れるだけ。
それだけだよ。
キモイ、でしょ…?
これは絶対にバレてはいけない。
このオイシイ環境を死守するためには、僕は絶対に気付かれてはいけないんだ。
そのスリルがまた、僕の興奮を煽る材料となっていることに気付いていなかった。
それでも家が隣なので、頻繁に会うし、やはり春樹は僕の部屋に抜きに来る。
もう、慣れた。
そして、春樹の好みも熟知してしまった。
色白でかわいい系の女優。
乳首はピンクで小さい方がいい。
騎乗位で揺れる巨乳。
上目遣いでフェラする子。
大体、こんなところかな。
春樹の興奮ポイントは。
そして、その興奮している春樹を覗き見して、僕は興奮する。
本当、どうかしてる。
でももう、慣れた。
というか、受け入れた。
僕は、オスの姿をした春樹が好きだ。
―――
『今から行っていい?』
春樹からメールが届く。
『いいよ』
家に親がいなければ、断る理由は無い。
大抵仕事で不在のため、お互い帰宅部の僕らは頻繁に会っていた。
「よっ!差し入れでーす」
手に持っているのはボックスティッシュ。
ただの生活用品だが、春樹が持って来ると妙に生々しさが出る。
「ヤル気満々じゃん」
「まぁ、そのために来てるようなもんだし?」
「ラブホみたいな使い方しないでよ」
さすがに高校生にもなると、僕も色々と知識が付く。
多分、春樹は中学の頃から色々知ってたんだろうな。
だから、こんなことになってるんだろうと思う。
中学時代の僕って、ウブだったんだな、って。
汚れてから気付くよね。
そして昔と変わったことがもうひとつ。
それは…普通に横並びで、AVを見ながら抜くようになったこと。
最初は背中合わせで、見えないように、照れながら抜いていた僕たちは、どんどん遠慮が無くなっていった。
少し距離を置いて、ベットに持たれて座り、それぞれティッシュを傍らに置いてAV再生。
好きな時、好きなように、硬く反り返ったモノを取り出して、気持ちよくなるまで弄り倒す。
…だから僕は、春樹の好みを熟知してしまったんだ。
抜く時は大抵いつも同じシチュエーションだからね。
―――
カチャカチャとベルトを外す音がすると、横目で春樹の表情を確認する。
おーおー、画面を凝視しているね。
ブルンッ!と元気よく飛び出したモノを、優しく握って、必ず親指で先走りを先端に塗りたくるんだ。
そんな様子を見ながら、僕もパンパンに腫れ上がったモノを取り出して、同じように握り、塗りたくる。
春樹が前のめりになって一心不乱に擦り上げてる時、時折目を閉じたり、口が色っぽく半開きになったりしてる。
気持ちよさそうに感じている顔を横目でしっかり眺めていると、僕の手も止まらなくなる。
「あっ、はっ、あー…」
春樹の達した声が聞こえると背中がゾクゾクしてたまらない。
そしてその声に呼応するように、僕の汚い欲望も吐き出される。
―――
「俺、尚也と性癖似てるんかな?」
「…なんでそう思うの?」
「だって、イク時大体一緒じゃん。おっぱい揺れてんの好きでしょ!?」
「…まぁね」
「出た、むっつり~。いつも俺のが早くて、早漏みたいではずいわ!」
春樹は何も知らないでゲラゲラ笑っている。
性癖が似てるだって?
僕は春樹の興奮した顔や呼吸、感じている声に興奮するんだ。
だから春樹よりイクのが少し遅れるだけ。
それだけだよ。
キモイ、でしょ…?
これは絶対にバレてはいけない。
このオイシイ環境を死守するためには、僕は絶対に気付かれてはいけないんだ。
そのスリルがまた、僕の興奮を煽る材料となっていることに気付いていなかった。
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